一応ここでの帝の扱いは『月夜見の名を冠する者』ということにしておきます。
あんまり物語に関わらせる気がないので、割と何でも良いです。
宿儺にとって、この世の全ては対戦相手。
強者が居て、弱者が居る。
だがその強者達はあくまで、「自分といい勝負が出来る」程度の存在だった。
だが眼前の強者は、それとは一線を画す強者。
自身と対等に戦える強者は久方振り。
__自分の心臓を射抜くほどの強者は久々だったが。
「これが、祇園様の怒りか。」
「ええ。そんな状態でまだ喋れるのね。驚きだわ。」
依姫の驚きも無理はない。
どこからか現れた剣は宿儺の頭や腕、足と全身に刺さっている。
目を貫いているものや、心臓があるであろう場所にも刺されている。
しかし宿儺はうめき声一つ挙げずに、依姫を見ていた。
「中々面倒くさい刺され方をしたな。剣が抜けん。」
「貴方は何者なの?そんな状態で生きているなんて・・・」
「俺は神だ。」
「刺さりどころが悪かったのかしら。」
「頭のおかしいやつではない。」
「冗談よ。でも剣が刺さって何ともない頭はある意味おかしいわ。」
「神だからな。それはそうと娘、名は?」
「依姫。綿月依姫よ。」
「依姫、か...。して、どうする?侵入者として俺を排除するか?」
「悪いけど、そうさせてもらうわね。」
「良い答えだ。面白味には欠けるがな。」
そう言って彼女は右手を掲げた。
「火雷神よ!七柱の兄弟を従え、この地に来たことを後悔させよ!」
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「そして、今に至ると。」
「はい。勝手な行動をお許し下さい。」
「姉妹揃って、同じことを言うな。」
「姉妹という繋がりはそう簡単には切れぬものだぞ、都久親王。」
そう言って苦笑いするのは細愛親王だ。
爆発のあった方向へ向かうところで依姫と合流し、事の顛末聞いた結果、この反応である。
「して、宿儺はどうなった?」
「今は黒焦げになっています・・・って、宿儺!?様!?」
「そうか、お前はまだ会ったことがないんだったな。」
「月夜見様の弟様であり、地下に結界の核として幽閉されている、とは伺っていました。」
「その宿儺様である可能性が高い。」
「ならば恐らく、復活もして来るだろうな。」
相手はあの宿儺だったのだ。
黒焦げ程度は1分で治してくるだろう。
「取り敢えず、宿儺様のところまで案内してくれ。」
「はい、都久親__「その必要はないな」」
細愛親王が低い声でそう言い放った。
一瞬、何故と思った。
しかしそれを声に出す前に、細愛親王が依姫と都久親王を掴み、横へ飛び退いた。
「解」
次の瞬間、3人がいた空間に斬撃が走った。
戦闘短いですね。作者は何やってるんだか(スミマセン)。
呪術廻戦要素は月の都編が終わったらやります。