サイバーパンクと青春記録   作:水面どり

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今回、長めです。 見ずらかったらごめんなさい。

バージョンアップ内容 5/23
後半の内容を少しだけ改良してみました。


45話 蒼森ミネの焦燥 ver1.1(5/23更新)

「セイアさん、お加減はいかがでしょうか」

 

ベッドで横たわるセイアにいつも通りに声をかける。 だがそれでも彼女は目覚める事は愚か、身じろぎもせず、まるで息を引き取ったかのように眠りについていた。

 

点滴を変え、水を少しずつ飲ませ、足や肩、手を持ち上げ運動させる。

 

体温を測り、汗を拭き、着替えさせ、容体や状況、状態についてノートにまとめる。

 

蒼森ミネが百合園セイアを匿ってから数ヶ月の月日が経過した。 セイアの体は至って正常であり、目を覚ませばそのまま退院しても問題ない状態だ。

 

だがそれでも目を開かない。 体温は平熱、体重の著しい低下も増加もなし、点滴で栄養は摂らせているし、水分だって摂取させている。

 

それでもセイアは目覚めない。

 

「どうして・・・・・・」

 

セイアの説明のつかない長い眠りに、何か間違えてしまったのではないかと考えてしまう。

 

あの日、爆発のあった部屋へ行き、意識不明のセイアを救出し、こうして匿っている。

 

全てセイアの指示に従い、己の救護の意思に則って起こした行動である。

 

だがそれでも、セイアが目覚めないというイレギュラーが発生している。

 

「もしかしてあの時、あの爆発で、何か不慮の事態が起こったのでしょうか?」

 

ぐるぐると回る思考、根拠のない仮説が次から次へと躍り出て一人歩きを始めてしまう。

 

実はティーパーティーが?

 

それとも正義実現委員会が?

 

まさかシスターフッドが?

 

取り止めのない思考を頭を振る事で払いのけ、頬を叩いて自身の心に喝を入れる。

 

「いえ、私は私のなすべき事をするだけです。 救護が必要な場所に救護を、今はセイアさんのそばにいましょう」

 

だがいくら言葉や行動で冷静になっても、焦りは日に日に募る。 眠ったままのセイアをこのままにしていいはずがないのだから。

 

気づけば日は落ち、夜の静けさがミネの隠れ家を包んでいた。 最後に容体を軽く観察する。

 

「変化なし。 それではセイアさん、おやすみなさい」

 

そうして電気を消し、ミネの一日が終わる・・・・・・はずだった。

 

 

 

ビー!! ビー!! ビー!!

 

 

 

床についていたミネの鼓膜を機械的な音が突き抜ける事で平穏は崩れ去った。

 

それがセイアの容体が急変した事を知らせる警報だと気づいたミネは慌てて起き上がり、バタバタとセイアの寝室へと向かう。

 

「セイアさん!!」

 

勢いよくドアを開けるとそこには、白い蒸気を放ち身を丸くするように苦しむセイアの姿があった。

 

「こ、コレはいったい!? 熱っ!!?」

 

セイアの容体を観ようと近づいたミネを熱気が襲いかかった。 近づいただけで思わず手を引っ込めてしまうほどの熱量、尋常じゃないセイアの異変にミネは行動を起こした。

 

ダメ元で薬棚に置いてあった冷却シートを貼り付けてみるが、まるで意味をなさない。 寧ろ冷却シートが熱せられ火がつきそうな勢いだ。

 

ベッドの下に仕込んでおいた救護道具の中から水色のアイスバッグを取り出し厨房へと駆け出す。 冷蔵庫の前に立ち、アイスバッグへと大量の氷を敷き詰め再びセイアの寝室へと向かう。 冷蔵庫が開けっぱなしなのも気にせず、そのままセイアの頭へアイスバッグを乗せるが・・・・・・

 

「ぜんぜんですか!?」

 

あっという間もなくアイスバッグの中身は溶け、水へと変貌をしてしまった。

 

コレほど膨大な熱量を放つ状態に流石のミネも狼狽えた。 いくらなんでも想定外の事態の上、前例がない病状だ、無理もないだろう。

 

それでも流石は救護騎士団の団長、即座に思考を切り替え、前例のない病状に対して即座にベストアンサーを導き出した。

 

「コレは・・・・・・病人にする行為ではありませんが、非常事態です!」

 

熱を放つセイアの体を抱え、自信の腕が焼けるのも厭わずバスルームへと走り出す。

 

バスルームに到着したミネは、セイアを溺れないように浴槽に寝かせ蛇口を捻った。 水で満たされていくバスタブを尻目にバケツを引ったくるように持っていき、冷蔵庫の氷をバケツ一杯にして帰ってきた。

 

「セイアさん、ごめんなさい!!」

 

とても病人にする仕打ちではないと理解しながらも、氷を水で満たされたバスタブへと流していく。

 

するとどうだろう、セイアの呼吸が安定してきたのだ。

 

苦しんでいた様子は和らぎ、少しずつだが呼吸のリズムが静まっていく。

 

ホッと一息を入れて、落ち着きながらバケツ一杯にした氷を再び流していく。 コレが最後の氷だ。

 

本来ならこのまま診察したいが、今は氷の補充が先決だと判断し、開けっぱなしで放置された冷蔵庫に水を補充して氷を作りにいった。

 

 

 

ミネがセイアの元に戻ると浴槽で眠る彼女は落ち着きを取り戻し、先ほどまでの熱気は完全に沈静化されていた。

 

「一先ず、安心でしょうか」

 

だがそれでも氷の消耗は激しい、もう既に溶け始めている氷がある程だ。

どうやら熱気は収まったが、熱自体はセイアの体から発生し続けているようだ。

 

「ですが何故・・・・・・?」

 

原因不明の発熱、もしかしたらコレも長期間に及ぶ意識不明の症状と同じルーツなのだろうか?

 

「だとしたら、このまま唯観ているだけでは不味いですね」

 

急いで解決策を見つけなければセイアの身が持たないだろう。 いくらキヴォトス人の頑丈な体とはいえ、セイアはその中でも脆い方だ。 その上この発熱現象がセイアの体から生じているなら凄まじい勢いでエネルギーを消耗している筈だ。

 

「点滴だけでカバーし切れるとは言い切れません」

 

とは言えだ。

 

なんの手掛かりもなしで動くのは論外だろう。 下手に動いてセイアの命を狙う連中に目をつけられたら、それこそアウトである。

 

「セイアさんが会っていた彼女とコンタクトを取ってみる? いえダメです。 なんの確証も無しに接近すれば彼女も狙われてしまいます」

 

であれば・・・・・・地道かもしれないが水面下で情報収集するしかあるまい。 情報を少しずつ仕入れて、セイアの病状を回復する手段を模索する他ないだろう。

 

「かなり遠い道のりですが、私が何もしなかった結果セイアさんが苦しむことになったのです。 動くしかないでしょう」

 

ああ、なんてもどかしい。 救護騎士団の団長ともあろう物が一人の生徒を救うのにこんなに遠い回り道をしなければならないなんて。

 

ミネは流行る気持ちを押し殺して、急造された氷をバスタブに流し込み、先ずはセイアの容体を観察するのだった。

 

 

 

 

 

時刻は、深夜に飛び起きてから・・・・・・昼などとっくに過ぎてしまっていた。

 

朝食は食べ損ね、昼飯は栄養ゼリーで簡単に済ませながらスマートフォンで発熱現象の調べ物をしつつセイアの容体をノートに纏める。

 

「どうやら巷ではVと呼ばれるテロリストが暴れているようですね」

 

そして冷蔵庫で作った氷だけでは心許ないと判断して、変装して買い物に出かけたのだ。 ついでに新聞なども買い漁り、他にも似た症状の生徒がいないかと探していたのだが・・・・・・どの新聞もVと呼ばれるテロリストの話題で持ちきりだった。

 

「オススメ検索にVと出た時は気にも止めませんでしたが・・・・・・一体何をしたのでしょうか」

 

隠れ家に帰宅した後、『超強力!!レッドウィンター冷氷!』と書かれた赤い袋を冷凍庫にしまい、買い物籠から新聞を取り出してペラリとめくり詳細を読んでみる。

 

「・・・・・・孤坂ワカモと結託、連邦生徒会を襲撃、突如創設された組織連邦捜査部シャーレによって撃退」

 

試しにテレビを付けてみると、ニュースでも似たような情報が飛び交っていた。

 

「異常な戦闘能力の高さ、凄まじい早撃ち、圧倒的なまでの腕力、回避の独特な動き」

 

「容姿は金色の混じった白髪、銀色の拳銃、夕陽のようなオレンジ色の瞳・・・・・・」

 

ニュースでは“監視カメラに映った”Vの姿が映し出され、自称専門家と名乗るロボットがいろんな見解を述べていたが、どれも憶測の域をでない物ばかりだ。

 

「こんな生徒がいたのですか・・・・・・」

 

よく今まで注目されずにいたものだと関心を寄せていると、アラームが鳴り出した。

 

「氷を張り替えなくてはいけませんね」

 

そうして意識のないセイアの浸かるバスタブに氷を流し込む。 未だに熱は止まず、意識も戻らない。 そんなセイアの姿を見ると焦りがドンドンと募っていく。

 

「ですが、どうすれば・・・・・・え?」

 

その時だ。 何かが聞こえた。 掠れるような音だ。 いやコレは音ではない。 コレは

 

「ヴ・・・・・・ィ・・・・・・」

 

セイアの声だ。

 

「セイアさん!? 意識が戻ったのですか!!」

 

思わず声を荒げてしまう。 手をセイアの肩に寄せて軽く揺すると、同じ言葉を繰り返した。

 

「V・・・・・・」

 

「ヴィー? Vですか?」

 

だが目は覚めない。 まるで悪夢にうなされるように放たれたその言葉はもう、繰り返されることはなかった。 再び彼女は、眠り姫に戻ってしまった。

 

だがそれでも、セイアから齎された福音は、ミネにある行動へと走らせた。

 

募り続けた焦りが燃料となり、セイアの急変が『患者の安全を守る為に行動を起こさない』という足枷を破壊し、セイアの言葉が進むべき道を指し示した。

 

セイアの浸かるバスタブの氷をレッドウィンター冷氷に張り替え、盾を左手に持ち、愛銃を右手で回す。

 

「V・・・・・・それが関係しているのですね」

 

付けっぱなしのテレビは電波ジャックされた光景を映し出し、そこには銀髪で狼の耳をした生徒と正義実現委員会の委員長であるツルギが向かい合っていた。

 

『V』

 

『へぇ、名推理か、当てずっぽうか、勘かな?』

 

どうやら都合よくトリニティに現れてくれたらしい。

 

「セイアさんの発熱現象、並びに意識不明の症状の究明のため」

 

「蒼森ミネ、出撃します」

 

そうして蒼森ミネは戦場へと、トリニティショッピングモールへと突撃したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「だと・・・・・・いうのに・・・・・・」

 

ミネが盾を杖代わりに立ち上がる姿を確認した俺は内心舌打ちしながら、サーマルカタナ『エラッタ』を構える。

 

「仕留めきれなかったか、ならもう一撃・・・・・・」

 

カタナを構えた俺の前に剣先ツルギが立ちはだかった。 既に赤黒いオーラを放っており、こちらにショットガンを向けている。 いや、ショットガンだけでない、狂気じみた目が更に吊り上がり、その双眸がこちらを射抜いていた。

 

「きひひひひひ、ぬふふふふふはぁ・・・・・・」

 

「そうもいかないか」

 

ショットガンの射線や射程距離など気にもせず、エラッタをぶら下げるようにして構え駆ける。

ツルギは奇声を上げながら強力な神秘を帯びた赤黒い散弾を放つ。 衝撃波だけで窓ガラスを粉々に砕く破壊の嵐はあたり一面にぶち撒かれ、真っ直ぐ向かってくる俺のキチン皮膚を容易く食い破る・・・・・・そのはずだった。

 

「っ!!?」

 

ツルギは目を見開いた。 その衝撃的すぎる光景に思わず呆けてしまった。

監視カメラ越しに覗いてる連中からは何が起きたか把握することは難しいだろう。 それどころか、現に目の前で目撃したツルギ自身すら何かの見間違いじゃないかと現実逃避じみた思考に陥ってしまったのだ。

 

「バレットブロック」

 

散弾、バックショット弾、鉛玉、それが赤い剣筋に阻まれ、火花を散らして溶ける。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・切り落とした、だと?」

 

散弾を防いだ俺は軽くエラッタを振るい、溶けた鉛を落とす。 そして想定していたモノとは異なる結果に頭を傾げた。

 

「鈍ったか? いやどちらかというと神秘の問題か?」

 

『弾丸を防いだ』という望まない結果に対し、何度もエラッタを振るい赤い軌跡を残しながら感触を確かめる。

 

いつも通りのグリップの感覚、滑り止めに摩耗無し、熱の出力良好、切れ味最高、問題無し、キロシの検出内容にも異常無し。 サイバーウェアオールグリーン。

 

「・・・・・・神秘でエラッタを取り出した身で言うのはなんだが、神秘ってズルくないか?」

 

どうやら強力な神秘を込めた銃弾は『バレットブロック』するのが限界らしい。

 

「んじゃ、仕切り直していきますか」

 

ツルギを中心にするように走り出す。 時折ダッシュを混ぜて撃ちづらくする工夫*1も入れる。

 

当然ツルギも俺の動きに合わせようと偏差射撃を敢行するが、その全てが避けられ、弾かれ、そしてショットガンの適性のある近距離すら通り越して、拳の届く距離、超至近距離まで接近を許してしまう。

 

「この距離ならよ、ショットガンの拡散性も意味無えよなあ!!」

 

接近した俺にショットガンを銃器としてではなく、鈍器として振り落としてきた。 神秘を纏った叩きつけをカタナを斜めに構え床へと受け流し、カウンターで切り払う。

続いて2回切りつけ、左ストレートをサンデヴィスタンで後ろに回り込みながら回避して背中に火傷傷を叩き込む。 タタラを踏んで仰反るツルギにジャンプして上を取り強攻撃を振り落とすが、それは体をずらす事でかすり傷で済まされてしまう。

だが無茶な体勢変更が祟り、ずらしてる方向からカタナを切り込まれてしまう。

 

この数瞬の攻防で5回もエラッタの紅刃に焼かれたツルギはその表情に陰りを見せたが、すぐに攻撃的な獰猛な笑みを浮かべた。 何か企んでるな。

 

「そらそらそらそらどうしたあ!!」

 

「きひひ・・・・・・ぎゃははははーーーー!!」

 

正義実現委員会の黒い制服はエラッタのカウンターを受けたことにより焼き焦げ、ツルギもこのままでは不味いと判断したのかショットガンを地面に向け、発砲しようとする。

 

「地面を割る使い方はもう見たんだよ!!」

 

下に向けられたツルギの愛銃を逆にエラッタによって拾い上げられるように絡め取り、そのまま切り上げる。 照明に照らされたショットガンが不気味に光を反射して空中を舞った。

 

「にへぇ」

 

しかし、ツルギの表情は変わらなかった。 切り飛ばされた愛銃に目を奪われることなく、懐に手を伸ばし・・・・・・

 

キン!

 

金属が擦れ合うような音と共に、ゴトリと血の滴るようなスカートから黒い球体が転がり落ちた。 グレネードだ。 おそらく俺がミリタリーショップに殴り飛ばした時に拝借したのだろう。

 

「またかよ」

 

飽きたように呟く俺、回復力とタフネスに身を任せたグレネードによる自爆を行ったツルギ、両者共に赤い爆炎に飲み込まれたかのように見えた。

 

「サンデヴィスタン」

 

だが上手くはいかない。 ワカモ先輩のC4爆弾の経験から予測していた俺はサンデヴィスタンで高速化しながら爆発から脱出。 そしてサンデヴィスタンを切って、続け様に不意を打とうとする跳躍した蒼森ミネに向けてダブルジャンプした。

 

「なっ!?」

 

「お前のその動きも見たぞ」

 

再び神秘を使った謎衝撃波で俺の動きを拘束しようとしたミネをエラッタで叩き落とし、神秘の発動を不発で終わらせる。

 

「なるほど。 ツルギでなんとか隙を作って、そこをミネの神秘で捉える作戦だったのか」

 

作戦は悪くない。 だが根本的に両者共に遅すぎる。 ツルギはなんとか俺のサンデヴィスタンを目で追えてるようだが、ミネは全くついてこれてない。 更にツルギが手札を切りすぎたせいでやることなすこと全てが俺の想定を上回っておらず簡単に対処されている。

 

「端的に言えばリソース切れ、手札不足だな」

 

ツルギは愛銃を使って立ち上がるが神秘による回復が間に合っていないのだろう、額から血が流れていた。 ミネは雷鳴一閃によって致命傷、立つのがやっとだ。

 

「ようやくツルギにも明確なダメージが入ったな。 神秘任せの回復が追いつけてない」

 

本当にようやくである。 武器ワープリロードにも神秘を、自己回復も神秘を、キャニスター弾級の射撃にも神秘を、散々神秘を使わせて遂にガス欠。

 

「お見事です後輩。 私の出る幕が完全にありませんでしたね」

 

ツルギのタフネスに辟易していると、パチパチと拍手しながら二階から降りてくるワカモ先輩に手を振って余裕を示す。 というか手に何か持ってる。 もしかしてジュースか?

 

「おいおい、今まで何してたんだ? もう終わっちまうぞ」

 

するとワカモ先輩が手で電話のジェスチャーを送ってきた。 更に続けて背中に手を回しジェスチャーを幾つか送ってくる。

 

「あら、手助けが必要そうにはもう見えなかったのでテラス席から覗いていました。 折角の入学式なのに新入生のステージで目立つのもどうかと思いましたし」

 

「だからってジュース飲むか普通? 何味?」

 

ヘルメット団が、準備を終えた、いつでも呼べる、ね。

 

「ポップコーンも食べてました。 ノンカロリーコーラ」

 

「映画感覚かよ。 つかなんでノンカロリー、レストランで飲んだが砂糖ありの方が美味いだろ?」

 

もうちょい待て、裏で大人数が何か動いてる、キロシが反応した、と送る。

 

「ええ、映画みたいなアクションもしてましたし丁度いいかと。 あとあまり甘いもの食うのは乙女としてちょっと・・・・・・」

 

バレットブロックの事だろうか、と糖分にまつわる健康云々をガン無視して、ツルギとミネにトドメを刺そうとエラッタが紅い輝きを増し始めた。

 

 

 

「動くな」

 

 

 

拡声器でノイズの混じった声がショッピングモール中に響いた。 

 

周りには黒い制服に身を包んだ前髪で目の隠れた生徒達が俺たちを取り囲んでおり、二階、一階、ミネの破壊した天井からも物々しい銃口を向けていた。

 

「お昼ぶりっすね」

 

二階から聞き覚えのある声が聞こえた。 この声は・・・・・・

 

「カーチェイスの糸目女か?」

 

「あの時は世話になったっすね。 仲正イチカっす、どうぞよろしく」

 

数に物を言わせた戦術を取る生徒が普段は閉じられた水色の瞳を少し覗かせ、俺たちの前に多くの正義実現委員会と共に立ちはだかった。

*1
反応パーク『スリッパリー』 移動速度が速いほど敵に撃たれなくなる ダッシュ、回避、スライディング、スプリント、乗り越え時に効果が増加




初めて使った脚注システム、何か間違えてたら教えていただけると幸いです。

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  • サイバーパンクは動画勢
  • サイバーパンクは雰囲気でプレイ済み
  • サイバーパンクはガチでやった
  • サイバーパンクで知らないことなど何もない
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