遂にSwitch2が届き遊び呆けていました。 やったぜ。 10月はゲームラッシュ過ぎて楽しくなり過ぎちゃいました。
V「ポケモン、デジモン、ダイイングライトビースト、ジュラシックワールドエボリューション3、ゴーストオブヨウテイ、本当に色々来てるな・・・・・・何が一番面白かった?」
作者「バナンザ」
ワカモ「そこは嘘でもサイバーパンク2077Switch2エディションって言いましょうよ」
「いやー、よかったっすねリーダー! こんな早く調達できて!」
ブラックマーケットにてヘルメットを被った四人組がジャンクヤード通りを散策していた。 ここには流れ着いた中古品、曰く付きの代物、廃品などなど雑多な商品が幅広く販売されていた。
「ああ! こんな状態のいい奴が安く手に入って、逆に申し訳ない気分になっちまうぜ!」
「リーダーそれ本気で言ってます?」
「な訳ねーだろ。 ジョークだよ、ジョーク。 ようやく神様は私たちに幸運の鳥を飛ばしてくれたらしい」
ヘルメット団の手にはいくつかの工具類、そして改造用のマフラーパーツ、そして何より目を引くのが所々汚れたり傷ついているバイクだろう。
本来は赤く炎を模した柄のバイクだったのだろうが、今ではすっかり茶色くなっている。
「ここ最近いいところなかったっすからね・・・・・・アタシら」
「うん・・・・・・ホシノを完璧なプランで襲撃しようとしたら、アレに邪魔されてバイク全部お釈迦にされちゃうし」
「新しく拠点にしようとした隣にレストランのある廃ビルはスケバン共に追い出されるし」
「しまいには隠しアジトの工場跡だってマーケットガードに占拠されちまう」
だが!と拳を強く握り締め、空へと突き出した。
「アンラッキータイムはここまでだ! 新しいバイクから私達、イケイケヘルメット団の再スタートだ!!」
「「「おーー!! 私たちイケイケェーー!!」」」
リーダーの声に合わせて一斉に拳を突き出して叫ぶヘルメット団員。 だがそれがいけなかった。 具体的に言うとバイクを引いてる奴がハンドルから手を離したのが運の尽きだった。
「おう借りてくぞお前ら」
「ごめんなさい! 絶対返すから!」
その一瞬の隙をついて二つの影が飛び乗るようにバイクに跨った。
「「「「え??」」」」
前に座った奴がキーを回し、エンジンが唸りを上げ2本のマフラーから黒い煙が吹き始めた。 そしてそのままアクセルを回し、ウィリーになりながら急発進。
浮いた前輪が地面に叩きつけられた音に漸く現状を理解したヘルメット団は慌てて追いかけたのだった。
「ば、バイクドロボー!! 返せコラーー!!」
バイクに乗ったVとユウカはジャンクヤードに通じる路地裏を何度も曲がりショートカット、そして車道に飛び出した。
あらかじめタグ付けしていたタイヤ痕を追跡してしばらく、遂にその姿を捉えた。
「見つけたわ! アレよV!」
「わかってる! 目標は積荷と取引目録の入ったPC、トラックごと吹き飛ばすのはなしだ! 間違って燃料タンクを撃ち抜くなよ!」
工場跡のあったアビドス方面から打って変わり、ブラックマーケットの中心でカーチェイスが勃発した。
「振り切ったと思ったのに、しつこいですねぇ!」
「ええい、何故あの傭兵まで追ってくるのだ!?」
前方を駆けるのは輸送トラック、運転手はミライ、助手席にマーケットガードの隊長。 路地裏から飛び出し追いかけるのはバイク、運転手はV、後部座席にユウカという形だ。
「助手! 荷台の扉を開けて迎撃しなさい!」
「うぇ!? ウチ戦闘はからっきしで、当てれる自信ありませんよ!?」
「いいから! 銃弾でも爆弾でもなんでもいいからばら撒いて時間を稼いで!!」
「りょ、了解部長!!」
輸送トラックの後部が片方だけ開くと、眼鏡をかけたミレニアム生が発砲を開始した。
「しっかり捕まってろ!」
ハンドルを右へ寄せアサルトライフルの射撃を回避し、逆にハンドルを左に倒す。 するとバイクは思いっきり傾きアスファルトに膝を擦り付けそうになるほど低姿勢になった。 コレならタイヤを狙いやすいのだが・・・・・・
「ちょちょちょちょちょちょ!!?」
「慌ててないでタイヤ撃て!!」
「しっかり掴まれ言ったのは貴方でしょ!?」
まあ当然の話だが・・・・・・片やテロリスト傭兵、片やセミナー会計、急造タッグでそんな上手く行くはずもない。 Vの突飛な行動に事務仕事がメインのユウカではついていけるはずがなかった。
「やるならやるってあらかじめ言いなさいよ!?」
「おいおい台本ないと舞台の上にも上がれないかよセミナー? アドリブとか苦手か?」
これ以上低姿勢を維持したらクラッシュしてしまうのでサンディヴィスタンを使用、体勢を立て直しながら投げ込まれたグレネードを回避する。
「あーユウカちゃん、ついてこれないなら降りてくれ。 ぶっちゃけこのバイク性能が低過ぎて二人乗りだと追い切れない」
「嫌よ! それは絶対ダメ!!」
背中から伝わる切迫したような気迫、決して回避したグレネードの爆発とは違う熱量に目を細めてしまう。
「・・・・・・・・・・・・どうしてそんな必死なんだ?」
Vは不思議に思っていた。 なぜセミナーの会計という生徒がこんなブラックマーケットに単身乗り込んできたのか。
「そもそもミレニアムってキヴォトスでも大きい方の学区だろ? だったら戦闘に秀でた部隊とか委員会、部活動とかあるはずだ。 わざわざセミナーという事務職の生徒が来る必要はない」
「それは・・・・・・」
ユウカの言葉が紡がれる前にアサルトライフルを構えられた。 ハンドルを捌きながら銃弾を避け、お返しにマロリアンアームズをタイヤに向けて放つ。 だが成果は芳しくない。弾丸はタイヤ周りに取り付けられた装甲に弾かれあらぬ方向へと跳んで行った。
「ちっ、トラックに戦車の履帯カバーなんてつけてんじゃねぇよ」
どうにかして真横につけなければパンクさせるのは不可能だ。 弾道コンプレッサによる跳弾も運転しながらでは厳しい。
「・・・・・・退学させられるかもしれないのよ」
ポツリと、絞り出すように呟かれたユウカの言葉は何処か弱々しかった。 だがその目はVを責めるように突き刺していた。
「退学って、ユウカちゃんが?」
「私じゃないわ、大切な後輩なの」
「・・・・・・その子の為にここまで来たのか? でもどうして一人で、頼りの先生はどうしたんだよ」
「貴方たちの襲撃を撃退したとしてシャーレは今注目を浴びてるわ。 シャーレの動向は各自地区勢力達がその目を光らせてる状態なの。 先生を動かしたら今回の騒動は表沙汰になっちゃう」
「・・・・・・先生は動けず、表沙汰にできない事情、そして・・・・・・・・・・・・ああそうか、合理的な生徒会長か」
「っ」
「調月リオ、だったか? アナウンスで流された言葉通りなら超合理主義者なんだろうな。 そして俺を責めるような視線ってことは俺が、いや俺達が何かしらの形で関わっている相手がその大切な後輩ってわけだ」
となれば、その大切な後輩というのはきっと古塗マキの事だろう。 V達がトリニティ襲撃の際使用したハッキングツールの開発者だった彼女だ。
ここまで来れば大方の想像が付く。 表沙汰になってミレニアムとトリニティの間に亀裂が生じれば、その状態を看過出来ないとミレニアムの生徒会長である調月リオが行動を起こさないわけがない。
「ミレニアムとトリニティの軋轢を放置するか、原因の一つである小塗マキを退学させるか、合理主義者なら間違いなく後者を選ぶだろうな。 生徒一人の首を斬れば他が助かる。 簡単な計算だな」
「っ」
「でもユウカちゃんはそれが嫌だった。 だから誰にも黙って一人で来たと・・・・・・そりゃ戦闘部隊も動かせないよな、動かしたら生徒会長の耳に入って全部パーだ」
見透かされている。 自分の考えをそのまま口に出されてしまったユウカは下唇を噛んでしまう。
どう言われるのだろう。 やはり無茶が過ぎるとかだろうか? それともたった一人のために身を投げるようなことをして、と呆れられるだろうか? それとも付き合っていられないと投げ出されてしまうのか?
Vがいなくなるのはかなりの痛手だ。 そうなったら正直もう追跡する手立てはない。 ユウカのバイク操縦技術では追いつけるはずがないのだから。 そしてここで取り逃せばおそらく擬似科学部とやらはブラックマーケットから足を洗ってしまうだろう。 そうなったら手掛かりを追うのは不可能だ。
もうここまでなのか、マキの退学を阻止できないのだろうか?
マキのいないミレニアム、それはユウカの知るミレニアムではない。 ユウカの記憶にある愛すべき学校にはあちこちロックを解除する手間のかかる後輩がいて、合理的過ぎるのが少し苦手だけど頼りになる先輩がいて、迷惑のかかる部活動があって、被害がやたら大きくなる特殊部隊がいて・・・・・・
「ねえユウカ! このグラフィティどう? 綺麗にかけてるでしょ!! え、この場所使うから直ぐに消して? えー、こんなにいい出来なのに・・・・・・ねえ本当にダメ?」
「ユウカちゃん降りよう」
追跡していた筈のバイクはゆっくりと停車し、前を向いていたVはユウカに振り返っていた。
やっぱりこうなったか。 コレはミレニアムとトリニティの問題でVが発端とはいえ解決する理由なんてないのだから。
「ほいコレ、連絡先」
Vから桜色のガラパゴスケータイを突き出された。 というかVもバイクから降りていた。
「え?」
ユウカの想像とはかけ離れた行動に思わず硬直してしまう。 てっきりこのまま何処かへ走り去られると思っていたから。
「だから連絡先だって。 二人乗りじゃ出力不足で追いつけない。 ならユウカちゃんと二手に分かれて追いかけるのが得策だろ」
状況に追いつけず、頭の中を疑問符まみれのままユウカもスマートフォンを取り出すが・・・・・・その手を引っ込めてしまう。
「どうして、協力してくれるの?」
聞いてしまった。 聞かなければこのまま手伝ってくれたかもしれないのに、打算込みとはいえ手を貸してくれたかもしれないのに、ユウカは薮を突いてしまった。
「共通の目的があるとはいえ、貴方テロリストでしょう? 無理矢理手伝わせたのは私だけど、貴方がここまで積極的に協力する理由なんてないはずよ。 それに私達と敵対もした。 なのにどうして」
「・・・・・・そうだなぁ、うーん」
顎に手を当てて考え込むように空を見上げる。 綺麗な青空に純白の雲が僅かに映る景色はブラックマーケットだろうが、アビドスの砂漠だろうが、DU地区だろうが同じ光景だった。 視線を下げて今度はユウカを上から下へなぞる様に観察した。
「協力するにしたってタケムラよりかはマシだしな」
ユウカと比較するは『元』アラサカのボディガードゴロウ・タケムラ、髭を生やした屈強な男と青い髪の綺麗な肌が煌めくフトモモ美人生徒ならVは間違いなく後者を選ぶ。
「急に知らない名前出さないでよ」
「説得するっつったのに大企業のお姫様を攫ったクソ野郎。 お陰で死にかけたあいつマジ許さん」
向こうも急に手を切った俺の事を許してないのだろう。 コレでおあいこである。
「本当に何の話よ!?」
え?現実の話じゃないわよね? と戸惑うユウカを尻目に脱線しかけた話を咳払いする事で仕切り直す。
「まあ要するに前に敵だった奴とも肩を並べて戦った事があるって事。 それにユウカちゃん美人だしムサ苦しいタケムラよかよっぽどマシさ」
そんなVの主張に対してユウカは更に胡乱気な視線を強めていく。
「私初めてよ。 理解しようとすればするほど疑問符が増える生徒って」
もういいわ、と諦めた様に息を吐くとVのケータイを覗き込みながらスマートフォンを操作を始めた。 そして連絡先を登録して通話を繋げようとしたその時だ。
「?」
唐突に、ユウカのスマートフォンが震え出したのだ。 Vを見るが首を横に振っている。
その画面には『羽川ハスミ』の文字が表示されていた。
「ハスミ?」
疑問に浮かばせながらも緑色のマークをタップして応答する。 Vは気を利かせて数歩下がりバイクのアクセルの調子を伺い始めた。
「どうしたのハスミ? そっちで何か新しい発見でも」
『ユウカ、大変です!!』
スマートフォンから飛び出した鼓膜を貫く様な大きな声がユウカの耳を襲った。 珍しい、あの由緒正しいトリニティ総合学院の風紀委員会副委員長であるハスミが声を荒げて口火を切っていた。
『古塗マキの情報がティーパーティーに拡散されてます!!』
「・・・・・・え?」
あの報告、小塗マキが開発したハッキングツールがトリニティ襲撃事件で使用されていた件はハスミが見送り続けてなんとか時間稼ぎをしていたはずだった。 それが何者かによってリークされたのだ。
「な、なんで!? 一体誰が!!?」
『原因は究明したいのですが・・・・・・もはやソレどころではありません。 ティーパーティーのほとんどがミレニアムに説明を求めるべきだと声を上げていて、どうにかホスト代理達が宥めていますが・・・・・・それもそう持ちません』
『ユウカ、もう時間はありません。 今すぐ決定的な証拠が必要です!!』
タイムリミットはすぐそこまで迫っていた。
ラブちゃん実装!! そしてスズミの新衣装!! レイサ可愛い!!
V「これスズミのサイドジョブどうすんだ? 掘り下げもあったしやっぱり変えるのか?」
ど、どうしましょう・・・・・・
貴方だったら、どっちのルート? 対策委員会編
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アロナの依頼ルート
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ヘルメット団依頼ルート
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どちらも選ばない、便利屋ルート