剣咬の虎に入った青年   作:氷結界の龍トリシューラ

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ミストガン(ジェラール)「…。」
フリス「…。」

ミストガン(ジェラール)「俺は妖精の尻尾の為に勝たねばならん。」
フリス「……。」

ジェラール「と言うわけで勝たせてくれ。」
フリス「え、無理。俺目をつけられてるもん。」
ジェラール「そこを何とか。」
フリス「無理だって。」
ジェラール「(涙目)」
フリス「すまん、(…星崩し撃ったら大会潰れるだろ。)」

ジェラールを勝たせたかったけど多分大会が潰れるので原作通りギャグで退場して貰いました。

妖精の尻尾Aが勝ってるから原作より辛そう。






1日目終了

 

その後の試合は順調?に進んだ。

 

2試合目は青い天馬(ブルーペガサス)のレン・アカツキvs人魚の踵(マーメイドヒール)アラーニャ

アラーニャの蜘蛛糸のような魔法にレンは苦戦するも風属性の魔法で吹き飛ばし勝利した。

 

3試合目…四つ首の番犬(クワトロケルベロス)のウォークライvs剣咬の虎(セイバートゥース)のオルガ

試合は…オルガの雷一撃で勝負が決まってしまう程実力差があった。

 

最終試合は妖精の尻尾B(フェアリーテイル)のS級魔導士ミストガン(覆面したジェラール)vs蛇姫の鱗(ラミアスケイル)の聖十大魔導士ジュラ・ネエキス

この日で一番激しい戦いとなった。

共に大会最高クラスの実力を持っており、序盤は本気で戦わないジェラールをジュラが少し圧していたが、ジェラールの方も徐々に実力を解放していき、魔法攻撃が激しくなる。空に魔方陣を描き七星剣(グランシャリオ)を放つも巖山(がんざん)で防がれる。衝撃で会場全体に衝撃による暴風が発生し、観客の荷物が吹き飛んだ。

決着がつきそうに無い。

 

遂にジェラールは彼の最大の魔法、《真・天体魔法・星崩し(セーマ)》を放とうとする。空が暗くなり、天候が変わる程の魔法にジュラも戦慄する。闘技場どころかクロッカス街一帯が更地と化する威力と規模の魔法。流石に防げ無いかと思いきや、急にジェラールが魔法を止める。

そして、()()()()()()()()

 

観客も実況も対戦相手のジュラも困惑する中、今度は急に笑い出した。そして、笑い転げ、息が続かず…()()()()()()()()

 

よく分からないがミストガン(ジェラール)ダウン。勝者聖十のジュラとなり、1日目の試合は終了した。

 

 

総合順位は

 

1位 剣咬の虎(セイバートゥース) 20pt

2位 蛇姫の鱗(ラミアスケイル) 16pt

3位 青い天馬(ブルーペガサス) 14pt

4位 妖精の尻尾A(フェアリーテイル) 10pt

5位 大鴉の尻尾(レイヴンテイル) 8pt

6位 人魚の踵(マーメイドヒール) 3pt

7位 四つ首の番犬(クワトロケルベロス) 2pt

8位 妖精の尻尾B (フェアリーテイル) 1pt

 

となった。

 

 

(大鴉(レイヴンテイル)、…何も無かった…)

 

無事1日目が終わった事にフリスは安堵する。

 

剣咬の虎(セイバートゥース)の試合を大鴉の尻尾(レイヴンテイル)に妨害、或いは応援席に干渉してくると思ったが特に何も無かった。

 

マスタージエンマの機嫌も良く、宿で集合しそのまま解散となった。

 

((一応、スティング達にも言っておくか…競技パートは全ギルドが出るし…)

 

彼らを巻き込みたくないがやむを得ない。

剣咬の虎セイバートゥースの宿《クロッカス・ガーデン》の宿に戻ってからフリスは大会メンバーを集めた。

 

「よう、フリス。どうだ、俺の強さを見たか。」

「僕の実力は君の記憶に残ったかな。」

「ああ、凄えよ。圧巻だ。」

 

当然1日目1位を取り、ご機嫌なメンバー。確かに今日の彼らは圧倒的だった。組み合わせは置いといて。

 

「それで、急にどうした?」

 

ローグがフリスに集まった訳を聞く。

 

「ああ、実はな…。」

 

フリスは今日起きた事、大鴉の尻尾レイヴンテイルの件を共有し、謝罪した。

 

"妖精の尻尾(フェアリーテイル)大鴉の尻尾(レイヴンテイル)の争いに介入し、剣咬の虎(セイバートゥース)のギルド自体が目をつけられてしまった。

勝手だが、皆を巻き込んでしまうかもしれない。

可能な限り妨害は防ぐが、接触の可能性が高い競技パートでは特に気をつけて欲しい''

と、頭を下げた。

それを聞いた彼らの反応はと言うと、

 

「成る程、あの試合は妙だったが、そんな事が起きてたのか。」

「て言うか、何だフリス、俺達がそんなギルドにやられると思っているのか?」

「俺達は最強のギルド剣咬の虎(セイバートゥース)だぞっ!反則使っても勝てねえ奴らなんか一瞬で吹き飛ばしてやるっ!」

「あの程度の試合は殆ど記憶に無いよ。」

「フリス様は悪くありません、脅迫をするギルドを勝たせては駄目です。」

「フリス君以外ならスティング君達は最強なんですからっ!」

「フローもそう思ーう」

 

彼は全くフリスを咎める事無く、寧ろそんなギルドに負ける気は無いと言い退けた。

 

(…根は良い奴らだな…)

 

寝室でフリスは今日の事を振り返っていた。彼らの為にも明日以降も警戒を怠ってはならないと自覚した。

 

 

剣咬の虎(セイバートゥース)の1日目は終了した。

 

 

 

 

 

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)の面々がいる酒場ー

 

 

「ルーシィの勝利を祝って乾パーイっ!!」

「「「「乾杯っ!!!!」」」」

 

マカロフの声と共に乾杯する妖精の面々。その中心にいるのは唯一勝利を収めたルーシィ。

 

「だッハッハ!凄かったなルーシィっ」

「見事だったぞ、」

「凄いよルーシィ。」

「ルーシィさん、格好良かったです。」

「漢だっ!」

「あんなの見せられちゃ落ち込んでられねえな。」

「あははははっ、皆ありがとう。」

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)Aチームからの祝福を受けるルーシィ。試合中に色々合ったが無事大鴉の尻尾(レイヴンテイル)に勝利した。

 

一方で、

 

「ギヒッやってくれるじゃねえか。」

「おめでとうと言いたい所だけど、参ったわね。私達は最下位だなんて。」

「だせえな。」

「このままだと1日こき使われるぞ。」

「ジュビア困ります。」

 

Bチームは何とも言えない雰囲気だった。何せ彼らはAチームとも賭け事をしており競い合っていたのだ。

 

「ウェンディ、大丈夫みたいね。」

「はい、全然平気です。」

「だから言ったでしょ、平気だって。」

 

今日出られなかったウェンディにリサーナが声をかける。本当に大丈夫なようだ。

 

剣咬の虎(セイバートゥース)にも良い奴はいるのかな…」

「人が倒れてたら助けるのは普通よ。何かあったみたいだけど、どうせナツとオスネコが喧嘩吹っ掛けたんでしょ。」

「シャルルっ!違うよーっ!」

 

ルーシィの問いにシャルルがつっけんどんに返す。ハッピーが泣きそうだった。

 

「心配しすぎたな。ま、出られるに越したことねえ。」

「そうだな、事故で俺達の誰かが出られなくなるかもしれないからな。」

 

グレイと()()()()()はウェンディが元気な事に安心していた。

 

「それにしても妙な試合だったな。」

「そうだね、本当に何が起きたんだろう。」

「そうなの、急に、あいつ投げ出されて…」

 

エルザ、レビイの言う通り、当のルーシィから見ても今日の試合はおかしかった。試合中にアスカを脅迫され、攻撃出来ないルーシィだったが、急にフレアが髪の毛が地面から出る程に投げ飛ばされた様に見えた。一応ナツもルーシィの声を聞いて観客席まで走っていたのだが…ナツが来たときには髪は無くルーシィは反撃を開始していた。

明らかに妖精の尻尾(フェアリーテイル)以外の何者かの攻撃だった。

 

「うむ、もしかしたら、我々以外にも大鴉(レイヴン)に恨みを持つものがいるのかもしれない。」

「マスター、そうだなそう考えるのが妥当だ。」

 

マカロフの考えにフリードも同意する。

 

「まあまあ、良いじゃねえかっ、よく分からねえけど勝ったんだー」

「そうだよ、これからも勝っていこうよ。」

「ああ、そうだな。」

 

ナツ、ハッピーの言葉にエルザを始めとした皆が気持ちを切り替える。

 

「宴の再開じゃーっ!!」

「「「「おおーっ!!」」」」

 

再び盛り上がる妖精の尻尾。彼らは今日も賑やかだ。

 





新人を責めない剣咬の虎の面々。
彼らの明日は果たしてどうなる?

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