DAL Wボイルダー外伝 デート・ア・ストライク 鳶一エターナル・美紀恵スターライト   作:天音/IA

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この作品の投稿スピードは2、3週間ぐらいに一度のペースで書いていきたいと考えています
外伝の投稿告知は本編で行う予定です〜


Eの脈動/折紙と新人隊員

ここは、日本のとあるDEM社の工場……そこには、CRユニットの研究施設があり、たくさんの人が魔力活性化のための手術を受け、その人々をこき使ってCRユニットの研究を進めていた工場だった

 

しかし、もうそれは過去の話……周りのCRユニットの兵士は全員倒れ、息を引き取っている

 

その中央に立っていたのはその軍の隊長、ネイ・M・メイザースだった そして、後ろに立つのはたった一人の男性……いや、白き悪魔だった

 

「……この……DEM社製のガイアメモリのテストタイプだけで、なぜこの男は……!」

 

ネイは、自分に失望した……世界最強の魔導師の妹だというのに目の前のたった一人の……仮面ライダーとなのる男にネイが誇っていた自分の軍隊を消されたのだ

「はっ……世界最強さんの妹だから、少しはてこずるかと思えば……大したことはなかったなぁ?隊長さんよぉ……」

 

目の前の悪魔はたった一本のナイフと体術だけで何人ものの命を奪っていった挙げ句、ネイの武装をここまで破壊したある意味精霊より酷い化け物……

 

「……仲間を呼ぶまでもなかったな……俺だけここに来て正解だった」

 

すると、白いライダーは自分の白いメモリを引き抜き、ナイフにスロットを差す

 

Eternal MAXIMUM DRIVE

 

「うらぁ!」

 

「ぐは…………!」

 

白いライダーは、マキシマムドライブである、青い炎を足に纏わせながら横に飛んで体を回転させてネイの体に蹴りを入れるネイは、そのまま吹き飛ぶと脳内出血が始まり、CRユニットを保てずに自身の体を崩壊させていき、口から血を大量に吐き出す

 

電気が彼女の体を走るとそのまま、バタリと倒れて血の海となった

そして、生前、ネイが最後に聞いた白いライダーは、このような言葉をネイに対して捨てた

 

「さあ、地獄を楽しみな」

 

CRユニットから限界を示したアイコンをチラリと見ると……ネイは急に眠くなってしまった……ネイは、このとき、憎しみを抱いて一度、永遠の眠りに誘ったのであった

 

白き悪魔は変身を解除するとオカマと3人の女性が近づいてきた

 

「やったわね!克己ちゃん!」

 

オカマは「克己」と呼ばれた男に話しかけるが、彼はオカマの隣にいるCRユニットを着けた女性に話しかけた

「おい、例の武装の情報は手に入れたのか?」

 

その女性は、片手にトップシークレットと書かれた数々の資料を持ってその男に渡す

 

「……なるほどな、四機まとめて輸送して来るというわけか。しまったな……コイツじゃなくてレイカでも連れていけば良かったか……?」

 

男は、チラリとオカマのほうに目先を向けるとオカマは体を何故かくねくねさせる

 

「やーね……克己ちゃん、CRユニットを操れるのは女性だけじゃないのよ?それに他の3人はイギリスのほうで別任務じゃないの」

 

まあ、精神は女性ゆえになんの問題はないが……問題はあの女性向きの服の武装をあのオカマが着るということだ……ここを去る前に男性用の基本顕現装置を奪っていこうと少し考えると男は、黒いジャケットをきなおすと後ろを向いて出口へと歩いた

「お前ら、一旦退くぞ。「世界一」が来たら目をつけられるからな」

 

「おい!お前が命令するんじゃねぇよ!」

 

「まあまあ……彼は今の私達が束になっても敵わない……実際、ネイを倒した姿を見たでしょ?」

 

女性3人組の中でも一番短気な金髪の少女が男に命令されるのを嫌っていたが、それを3人組の最年長者がなだめながら出口に向かう

それを、もう一人と先ほどのオカマがついていった……男はガイアメモリの状態を見て呟いた

ガイアメモリはすでに電気が少し走っており、すでに壊れかかっていることを感じた

 

「……所詮は、コピーか……こいつがぶっ壊れる前に「本物」を探さねぇとな」

 

 

デート・ア・ライブ

ダブルボイルダー外伝

 

デート・ア・ストライク

 

鳶一エターナル・美紀恵スターライト

------------------------------Area AST本部

 

「本日付けでここ、陸上自衛隊天宮駐屯地に配属になりました!岡峰美紀恵二等陸上です!よろしくお願いします!」

 

少女……美紀恵は隊長である日下部燎子に敬礼をする

服装は、近くの高校、来蝉高校の制服である ちなみに飛び級により、2年3組に所属している

 

「あはは、そう硬くならずに楽にしていいわよ、入隊テストですごい結果出したって聞いたわ、期待してるわよ?岡峰さん」

 

「ご期待に添えるよう頑張ります!」

 

そういいつつ、燎子は美紀恵と共に更衣室のほうへと向かった

彼女曰く、実力を見るために模擬戦をしてもらうらしい……そのための相手を探すようだ

------------------------------

 

Area 更衣室

 

私……鳶一折紙は、少し動揺しつつも目の前の女性に警戒していた

 

肌は白い包帯がミイラのように巻かれて隠されており、春なのにもかかわらず、厚手のコートを着たサングラスの女性が警報もなしに侵入してきたのだ

 

 

「鳶一折紙……貴女は、精霊が憎いの?」

 

「……っ!」

 

ミイラの女性は、自分のことを知っていた……というより、彼女とは一度だけ、探偵事務所で見たことがあった気がするが……いつ会ったのか忘れてしまった

 

 

「私は……シュラウド……復讐の怨念を持つ者に力を貸すもの……もし、貴女が精霊を倒せる力がてに入るなら……どうするの?」

 

「精霊を皆殺しにする……叔父さんと、父と母を殺した精霊を……!」

 

シュラウドと名乗る女性は、サングラスの下で微笑みの表示を浮かべたような気がした……すると、彼女はとある物を二つ、私に投げつける

それは、二つとも見覚えのあるものだった

 

「……これは、ダブルドライバーと……ガイアメモリ……!」

 

ただ、ダブルドライバーとはかなり形が異なっている

一つは、ガイアメモリのスロットが一つしかないこと……そして、ダブルドライバーのスロットの色が赤に対し、こっちは白いスロットだった

 

「これは、改良型ロストドライバーと……とある所に放置された壊れたメモリを回収し、私が復元、改良させたメモリ……エターナルメモリよ」

 

「エターナル……」

 

私は、そのメモリから発する力を微かに感じていた

まるで、なにかを支配するような……そんな感覚が目に焼き付いたのだ

 

「そのメモリには、「復讐の心」が燃えていればいるほど更なる力がてに入る……実際、それを使っていた人は、ドーパントに圧倒的な力で捩じ伏せることができた」

 

「……」

 

私は、目の前にある白いメモリとドライバーを見つめる……本当に精霊を倒せるかもしれない力が備わっていると感じたのだ

しかも、ドーパントを倒したということは、少なくとも精霊と互角以上に戦える「W」以上の力が出ているはずだ……

 

「そして……これは忠告……貴女の仲間にガイアメモリを使っていることを悟らせないこと……DEMに嗅ぎつかれて違法実験の的にされるわ」

 

DEM……確か、非人道的な行為を続けているらしい、ブラック企業だと聞いている……しかも、世界一の軍事会社でもあるため、実質、世界の中心を裏で回す企業の一つだといえる

確かに……精霊を狙っているのを邪魔されるかもしれない

 

「分かった、留意しておく……でも、どうして私を?」

 

私は、とりあえず鞄のなかにロストドライバーとエターナルメモリを中に入れながらシュラウドに質問する

 

「……私は、荘吉の幼なじみ……荘吉に面倒を見るように言われた……それだけよ」

 

「!?おじさんを知ってるの!」

 

タイミングが悪いことに、更衣室のドアノブが捻られた音がすると、シュラウドはさっと後ろを向くとカツカツと歩きはじめた

 

「また、会いましょう。鳶一折紙」

 

すると、シュラウドという女性は一瞬にして幻覚のように消えてしまった……

ただ、鞄の中には確かにロストドライバーが存在する……あれは幻ではないことを強く感じていた

 

「ごめーん、入るわよ」

 

ガチャリ

 

扉を開けたのは、隊長だった 私の目の前には、私と同じ高校の制服を着た少女と隊長が入ってきたのだった

彼女は確か……

 

「ほら、昨日話した新人の子。年も一つ違いだし、よろしくしてあげて」

 

「岡峰美紀恵二士です。よろしくお願いします!」

 

……彼女達はシュラウドという女性を見ていないようだ

ガイアメモリ……以前、隊員の一人がその誘惑に魅せられ、ドーパントとなり、一撃で精霊を瀕死までいかせたほどの強力な力を持っている

最も、精霊の防衛本能と、外部からのガイアメモリの介入により、精霊は狂暴化しそのドーパントは殺されてしまった

ドーパントの力のデメリットとして、人間の「欲望」を増幅させ、麻薬のような作用を及ぼすとされている

しかし、それを打ち消すためのツールが私の「恋人」やその人の相棒が持つダブルドライバーと、私の育ての親である鳴海荘吉が所持していたロストドライバーである

 

……つまり、あれさえあれば、精霊とまともに戦える……ただ、前述のせいで違法こそはなっていないが、ガイアメモリはあまりにも危険で未知のツールなので見られてしまえば没収、メモリはそのまま実験材料になって二度と戻ってこないだろう

 

それだけは、何がなんでも避けたい……シュラウドという訳のわからない女性に貰ったといえど、せっかく貰ったCRユニットよりも可能性のある力だから

「折紙?この子の訓練相手を頼めないかしら?」

 

私は、そこで考えるのをやめて、隊長の言葉に返答した

 

「問題ない」

 

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Area 訓練スペース

 

「……」

 

シュラウドは見ていた……目下には、二人が模擬戦で戦っている姿が見える

だが、茶色い髪型の人はCRユニットで戦ってもあがり症なのか、攻撃をしても当たらない

 

「……今度はスターライトのメモリ……確かに、CRユニットは脳の演算処理によって戦う機械……彼女にはCRユニットには無理……でも、彼女には憎しみを感じられない……」

すると、シュラウドは、ふと「あること」を思い出したのだった……憎しみ以外の信念で動いていた男の姿を思い出したのだ

 

「荘吉…………確かに彼は憎しみの信念という概念はなかった……

あの世界の「原初の闇」、「箱庭の支配者」、「無限の欲望」を倒すにはあらゆるデータが足りないわ……憎しみを持つ人間だけをかき集めても自分の欲に負けてミイラ堀りがミイラになるのは目に見えている……ならば……」

 

シュラウドは、青い色のメモリを握りしめ、新しいロストドライバーをそれを取り出すとシュラウドは、茶色い髪の人物に目を向けていた

 

「……岡峰美紀恵……貴女は「永遠の憎しみ」の暴走を止めることができるのなら……」

シュラウドは、そのまま体を後ろに向けるとステルスを装備させ、その場所を離れる その姿は、誰にも見られなかったのである

 

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Area 折紙自宅

 

私はシャワーを浴びながら、ぼんやりと今日の訓練を振り返っていた

今日の訓練の相手……美紀恵と言ったか……正直言って……「甘かった」

 

彼女は、確かに理論上ではとても性格な動きをしている……ただ、それは私が感情を出していなかったときだけ

 

私が睨んだ瞬間、彼女は動揺し、動きが雑になってしまった

 

やはり、彼女にはASTには向いていない……というよりむしろ精霊を殺すときに彼女の場合、躊躇してしまうかもしれない

そのような意味では、「彼」ととても似ていた

 

彼女は、どんな教育や、人生を歩んでいたのか分からないが、「完全に自分の実力を低評価しすぎて逆に実力を発揮できないでいる」

 

……私が「彼」ならば、多分励ましたのだろうが、戦場はそういう一瞬が命取りになる

 

「勝つためには今日強くなくては駄目。「いずれ」などこないかもしれない」

 

それは、一年前、あの事件、あの精霊と対峙したときに物凄く自分に響いた言葉で学んだことだった

それを彼女に伝えるとショックを受けたのかどうか分からないが、私をポカンと見つめていた

 

 

「私、ASTに入るのずっと憧れだったんです!世界の脅威、「精霊」から守る特殊部隊に入れたことに……」

訓練の後も何回も私に訓練の再開を要求していた

 

「いつかきっと、人の役に立てるように頑張りたいんですっ!もう一度訓練お願いします!」

 

私は、シャワーのノブを捻り独り言を呟いた

 

「人の役に立つ……か」

 

私は、今日貰ったロストドライバーとガイアメモリ……そして、私ととても深い繋がりのある「二人組」を思い浮かべる

 

「彼女は、やはり向いていない……「仮面ライダー」のほうが天職……」

 

仮面ライダー……町の人々の涙を拭うハンカチという異名があり、そのハンカチは以前、精霊の涙でさえ拭き取った

 

「……やはり、あのドライバーは使えない」

……あれを使うのは「彼ら」と同じ道を辿るということ……私は、強くても、「彼ら」にはなれない

どう考えても私の考えはあまりにも自己中心的な考えだからだ

 

あれを使えば、確かに精霊を倒せる……でもなぜだろう、あれを精霊殺しに使えば、「彼」が泣いてしまう……私を毛嫌いしてしまう……そんな気がしてならないのだ

 

シャワーから出た私はタオルを巻いてリビングに出ると二枚の写真が迎えてくれた

 

「お父さん……お母さん……おじさん……私はどうすれば……」

 

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Area 折紙のマンション

 

私はいつものように学校へ向かう準備をしていた

通学用の鞄を持ち、念のため、その中にロストドライバーとメモリを中に入れる

リアライザが壊れた時に緊急で使えるかも知れないと考えたからである

 

ドアを開けると目の前に、見覚えある少女……美紀恵がいた

 

「おはようございます、折紙さん!」

 

「なぜあなたがここに……」

 

「隊長さんに教えてもらったんです」

 

私は、無言でさっさとエレベーターへと歩き出す……時間の無駄だと感じたからだ

それでも彼女はめげずに私に話しかけてくれた

 

「学校も同じなんてびっくりです!これならもっといろいろ教えて貰えますね!

私も早く折紙さんのような一人前の隊員になって人の役に……って!待ってください折紙さん!」

 

……やはり、まだこのようなことにこだわっていたのか……私は我慢できずに美紀恵にこう伝えた

 

「人の役に立ちたいなら、他の仕事もある……ASTにこだわる必要はない……仮面ライダーはASTに入らなくても人の役に立っている」

 

 

仮面ライダーという言葉に美紀恵は反応した

 

「えっ!?……折紙さん……どうしてそんな言葉を……」

 

彼女は、必要以上に驚きを隠せていなかった……確か、仮面ライダーというのは都市伝説レベルにとどまっていると耳にしたことがある

 

「……」

 

私は無言を貫くと、美紀恵から言葉を話してくる

 

「私……小さいのころに黒の仮面ライダーに助けてもらったんです」

 

黒の……仮面ライダー!?私は後ろを振り向くと珍しく、動揺した顔を美紀恵に見せてしまう……

恐らく、仮面ライダースカルのことを言っているのだろうか……

 

「……本当に真っ黒で最初はなんなんだか分からなかったですけどね……五年前の大火災の時に助けてくれたんです……ASTも合わせて二回も救ってもらったんです……仮面ライダーにもお礼をいいたいんですけど、なかなか会えなくて……」

 

「……そう……」

 

私は、先ほどの動揺した顔を彼女に悟らせないためにさらに歩くスピードを上げていく

 

「……あっちょっと待ってくださいよ!折紙さんっ!!」

 

 

ドカアアアアン!

 

そこに、近くのビルで火薬の爆発が起こったのだった何かしらのテロだろうか

……でも、これが短いようで長い戦いの引き金にしか過ぎないことは、私もそのときは考えてもいなかった

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