Blue Skies give me so much hope. 作:あーねむ 草の民
古風なラジオからノイズ混じりに音楽が流れる。80年代の洋楽的な雰囲気がある。暗く、壁や床は木で作られたその部屋は、基地職員の間では「酒場」として親しまれていた。もっとも、夕方である今は2人しかいなかったが。
「それで、お前が彼を見出したと」
「何も俺だけじゃ無い。前の基地の奴ら皆んながそう言ったんだ。それを俺が継いで、実行しただけさ」
「彼もついてないんだな」
男たちはそういうと、ジョッキに入っていた酒を一気に煽り、飲み干した。片方の男がすっかり西陽で赤く染まった窓の外を指差し、
「ほら、外を見てみろ」
「やめろ、あの日を思い出すと気分が悪い」
「そっちじゃねぇよ。F-16の着陸シーンだ」
「俺はイーグルの方が好きだがな」
2機のF-16が着陸し、滑走路には黒い跡が重ねられる。
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走る、走る。死なないために、疲れた、もう、寝ていいかな。
落ちる。深く、暗闇へ。雨に濡れた砂は冷たい。
ふと、目が覚める。体に力が入らない。白い天井、薬品のにおい。話に聞いていた「病院」と言う奴だろうか。横にいる人は砂色の迷彩服を着ている。
「おはよう、あぁ、動かなくて大丈夫。ここは安全だからね」
「あなたは?」
「私はUSMIという会社の職員、ヘンリー・ムーアだ。昨日この基地に帰る途中の車で、君が倒れているのを見つけた」
ヘンリーと名乗った人は、ジェスチャーを交えて話を進める。
「君がなぜ倒れていたのか、良ければ説明できるかな?」
「はい、えぇと…私は近くの村に住んでいたのですが、銃を持った人が沢山来て、急に人を撃ち始めて…」
「辛かったらいつでもやめていいからね」
「大丈夫です。確か、両親は私と逆方向に逃げていって、それを追いかけるように銃を持った人たちが村を出ていったので…多分2人は…でも私は助かりました。疲労と空腹で倒れただけの私は…運が良かったんだと思います。」
「わかった。もう大丈夫だ、私達はヨーロッパの国との協定に基づき君を守る。安心して欲しい」
「…ありがとうございます」
「そうだ、今日の夕食はうちのシェフが作るカレーだ。美味しいから、楽しみにしていてね」
それを言うと、彼は部屋を出て行った。部屋には静寂が戻る。窓からさす光と、その窓の向こうに見える戦闘車両だけが、白では無い景色だった。
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「なぁ、なんて言ってた?」
「村が襲撃にあって、逃げ出したらしい」
「それで?」
「両親と逸れて、武装集団は親たちの方に行って、逆方向に逃げた彼女は無事だった。まだ18にもなってないだろうに、かわいそうだな」
「問題はその『武装集団』だろう?」
「あぁ、FOCの可能性もあるが、」
「最近じゃUSMIでもやらかすやつがいるらしい」
「USMIじゃ無いことを祈るばかりだな。」
「所詮ただの会社だ。やらかしたら首切りだ」
「嫌な世界だな」
「まぁ、調べておくよ。ヘンリー」
「感謝するよ、ヘンダーソン」
今日だけでキャラが鬼のように増えた気がします。最後のところだけ
アーマードコアのあるセリフを思い出しました。
「感謝するよ、王大人」