Blue Skies give me so much hope. 作:あーねむ 草の民
「おはよう嬢ちゃん、元気か?ここは安心できるような場所じゃないだろうが、まぁゆっくりして行ってくれ」
「おはようございます、エマニュエルさん」
朝、基地の清掃を行っている職員のおじさんに声をかけられ、灰色の廊下を歩いて行く。救助された翌日に、自由に基地内を移動する事が許された。もちろん入れないところもあるけど。基地のみんなは優しい。この国の正規軍みたいに市民を抑圧することもなければ、食料を奪うようなこともしていない。この基地の人しか知らないけれど、USMIという会社はいい人たちのように思えた。
廊下の突き当たりにある、『食堂』と書かれた扉を押し開けると、席に座り、朝食を摂っていた数人の迷彩服をきた人が話しかけてくる。
「おっと、話に聞いてるよお嬢さん。そっちの席が空いてるから座るいい。あと、この基地だと食事はビュッフェ形式…えぇと、自由にとっていって良い形式だから、好きな物を食べな」
そう言って1人の壮年の職員が指し示したのは、テレビと窓が一番近い、いかにも人気そうな席だった。空けておいてくれたのかはわからないが、厚意に甘えて座らせていただく。
「ありがとうございま…わぁ、凄いですねこれ…」
灰色の壁と床に似ても似つかないような、色とりどりの料理が並ぶ。白い服を着たシェフが、バランスの良い食事を教えてくれたので、その通りに皿に盛り付け、席に着く。
『続いてのニュースです。ーーーーーー国内では現在、USMIと国軍の連合部隊のより、FOCの掃討作戦が行われています。国連では4度目の国連平和維持軍派遣の決議が行われていますが、先行きは変わらず不透明です。また…』
「国連は存在価値が無くなっちまった。必要な場所に適宜戦力を送れないような腰抜けどもが、現場について語ったって意味ねぇんだよ」
ニュースをみていた、先程の職員の一人が言った。眉間に皺を寄せ、不機嫌そうにしている。本当はこんな事やりたくないのかな。
「やっぱり、皆さんが活動するしか、この国を救う方法は無いんでしょうか?」
すると、壁際の席に座っている神経質そうな職員が、左手で自らの右肩を強く掴むようにしながら言う。
「そもそも俺たちがこの国を救うわけじゃない。結局のところFOCを駆逐したって、住民の大半に疎まれてる俺たちじゃ何も変えられないんだよ」
「その言い方はないだろう、確かには俺たちじゃ変えられん。だが変えるんじゃなくて“変えられるようにする”ことはできるだろう?」
別の職員がすかさず言うが、私は一理あると思った。そもそものところ私はあまり政治などに関する知識がない。が、テロ組織につけ込まれるくらいにはこの国は弱いということは、まだ理解する事ができた。
「私は、この国を構成する人々、その一人一人に変わってもらう必要がある…と思います」
先ほどの神経質そうな職員は少し口角をあげ、目を細くしている。
「強いんだな、君は。さっきは悪かった。それと、俺みたいになるんじゃないぞ」
そう言い残して席を立ち、食堂を出て行った。穏やかそうだった。
「ごめんな、お嬢さん。あいつも悪いやつじゃないんだけどよ、少し前に友達が死んじまってから、ずっとあんななんだよ」
友人の死。彼は私と同じような経験をしたのだろうか。いや、私の両親の死はまだ確定していない。恐らく彼は、見てしまったんだろう。
「ごちそうさまでした。美味しかったです」
「おうよ、ありがとなぁ嬢ちゃん」
食器を指定の場所へ戻し、食堂を出る。確か、この建物の屋上は許可されていた。風も浴びたいし、行ってみるのもいいかもしれない。
廊下には靴の音と談笑する男たちの声、私の鼻歌が響いていた。
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『なぁ、結果はまだわからないか?』
『あと少しでわかりそうだ。多分、悪い知らせになる』
『社内の奴らか?』
『多分な。相当上の奴らが関わってるらしい。ガードも強いが、やりようはある』
『その感じだと、普通の部隊じゃないんだな』
『正解。普通は残ってるはずの部隊展開データが、あの日お嬢さんの村に展開中の部隊はなかったとか抜かしてやがる』
『あの何度も治安維持活動に行った村が?FOCかもしれんぞ?』
『あいつらは頻繁に俺らが行くような場所に来たりしねぇよ』
『うちお抱えの特殊部隊…か』
『面倒だな』
『面倒だとも。お嬢さんは?』
『元気に屋上ではしゃいでた』
『やさしいせかい』
平和ですね(白目)
多分次は銃撃戦やりますかね。もしかしたらCASになるかもしれませんが…ナインラインとか書くの超めんどそうですね()