幽霊達のヒーローアカデミア   作:雑歌

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最近どハマりしてるゲームで創作してみました!
設定?そんなもん自分好みさ!( ´_>` )ハッハッハッ


いざ受験へ

午前3時。まだ多くの人が寝静まっている夜に、彼女は目覚めた

 

 「…今日か、入試」

 『早い目覚めね『ミミック』。私に模倣し(化け)てるのかしら?』

 「…朝から楽しそうだね、『メアー』。僕は緊張しているというのに。」

 『あら、暗い所なら私の専売特許よ?』

 「そういう事じゃなくてね」

 

朝から頭の中で会話する『ミミック』と『メアー』。彼女はただ目覚めてしまっただけだが、メアーは暗闇の中で活発になる為基本的に夜起きている。

今日はかの有名な高校、『雄英高校』の受験日であり、緊張で早く目覚めてしまった

 

 『どうするのミミック。私はそろそろ朝になるから眠るけれど』

 「どうせ早起きしたんだ。ゆっくり復習でもしてるよ」

 『そう。あ、勉強のことならジンに聞いてね。私勉強はからっきしなの』

 「もう13年の付き合いだから分かるよ。おやすみメアー」

 『おやすみ。そろそろみんな起きてくるわ』

 

そう言うとメアーは寝てしまった。実際はミミックの中で沈静化しているだけだが、ここでは敢えて寝てるという表現を使っている。

 

 「さて…少しだけ基礎の復習をしようかな」

 『ふぁ…あ!おはよー!ミミちゃん!何してるのー?』

 「おはよう。朝から元気ね『ポルターガイスト』。いやポルターって呼んだ方が楽かしら」

 『んー?ポルはそんなの気にしないよ!もしかして今からお勉強?ポル邪魔だった?』

 「見るだけなら構わないよポルター。物を飛ばして遊ぶのはまた今度になるけれど」

 『んーんいいの!ポルえらい子だから我慢出来る!』

 

子供っぽい口調で話すのは『ポルターガイスト』。物を飛ばすのが好きで良くミミックにイタズラしている。ただ最近受験勉強で忙しかったのもあり、ポルターガイストは少し暇を持て余していた

 

 『ねね、お勉強って何が楽しいの?』

 「楽し…くはないかな。でもやらなきゃいけないから」

 『そーなんだ。ミミちゃんもたいへんだね』

 

 うんうんとポルターガイストが頷いていると、1人のゴーストが目を覚ました

 

 『…朝から騒がしいぞポルター。吾輩は寝ていたいのだが』

 『あ!鬼ちゃんおはよ!ねね起きてくれたってことは遊んでくれるんでしょ!?』

 『……あぁ、少しだけな』

 『わぁーい!』

 

『鬼』が目を覚ますが、なんやかんや子供が好きなためポルターガイストには甘い部分がある。正直ポルターガイストにとって鬼は良い遊び相手であり、実質的な兄である。2人が遊んでいる間に基礎の復習を終わらせ、準備に取り掛かる

 

 『大丈夫ミミック。忘れ物はない?アタシが確認しよっか?』

 『心配しなくても大丈夫よ『スピリット』。何かあったら私がワープするわ』

 『さすが『レイス』。頼りになるなぁ』

 

 『ワシの出番はないと良いのぉ…』

 『大丈夫だよ『御霊(ごりょう)』。自分だって今日は暖かいし出番ないよ』

 『そうかのぉ…『ハントゥ』はそこそこ出番ありそうでなかろうか』

 『ないない笑』

 

 『おねーちゃんあたいの靴下どこー!?』

 『はぁ!?知らないよ妖ちゃんに聞いてー!』

 『妖ちゃーん靴下ってどこー!』

 『某は分からぬ。自分で探した方が早いだろう。『サブ』、某は洗濯物を畳むのに忙しいのだ』

 『えー!じゃああたいも畳むから手伝ってー!』

 『…分かったよ』

 

朝から騒々しい彼女の家は、現在ミミックを含めて24人で生活しているが、実際家は広いので、そこまで苦ではなかった

 

 「みんなー。そろそろ私出かけるよー。実体化解除してー」

 

ミミックがそう問いかけると、実体化して家事や遊んでいたゴーストたちは一斉に消え、彼女の中に入っていく。

 

 「…よし、全員いるね。行くよ。」

 『『『おー!!』』』

 『ポルターとツインズは相変わらずだな…』

 

変わらぬ全員を内に秘め、ミミックは雄英へと赴いた。

 

 

 

1時間後、ミミックは雄英高校の門の前にいた。大きく聳え立つ校門を前にして彼女は緊張度が増していた

 

 (うー…緊張する)

 

ゆっくり校門を潜り、案内された試験会場に赴く。場所は大きな講堂?のような場所で筆記試験が行われ、ミミックは『ジン』から勉強を教わり続けたおかげでつまづく事無く解けた。その代わり国語の読みのケアレスミスがあったのは、後の祭りである。

 

 

 

午後は実技試験、この場所で試験の説明がされるとの事で昼ごはんを軽く食べ、試験に備えていた。時間になりベルが鳴ると、1人の男性が壇上に上がり、スゥッと大きく息を吸った。

 

 「エヴィバディハンズアップ!!イェェェェア!!!」

 

もちろん、誰も反応することなく教室は静まり返った。彼女はその時に男性が『プレゼントマイク』というプロヒーローだったことを思い出した。

 

 「こいつァシヴィー!今から受験生のリスナー達に実技試験の概要をプレゼンするぜぇ!」

 

概要を要約するとこうだ。

 

・1〜3ポイントの仮想(ヴィラン)を各演習場に配置している

・ポイントが多ければ多いほど合格に近付く

・途中0ポイントの(仮想敵 おじゃま虫)が居る

 

正直ミミックにとって肉弾戦は大の苦手であり、どちらかと言うと対人戦の方が強いまである。しかし与えられたルールは平等。不公平だろうが関係ないのである。

 

 (うーん…活躍出来そう?ポルター)

 『重さによるかな!あんまり重かったらしんどいよー』

 (まぁだよねぇ…力だったら鬼かな?どうだろ)

 『明らかに吾輩より力持ちなのはポルターだが』

 

やはり物持ちに関してはポルターガイストが1番で、鬼も確かに力持ちではあるがポルターガイストには到底及ばない。案内のままバスに乗り込み、受験会場Bに移動する。道中のバスでは空気がピリついており、緊張も相まって彼女は果てしなく帰りたかった

 

演習場に着くと、各々準備を始める。ある者はストレッチをして、ある者はサポートアイテムの準備。そしてミミックは最終確認を取っていた

 

 (みんないい?実体化して一体一体倒すよ。無理だと思ったら絶対撤退。わかった?)

 『『『あぁ(りょうかい!)((はーい!))』』』

 

しかし3分経っても合図が無く、みんな気を抜き始めた頃、突然プレゼントマイクの声で『始めェ!!』と声が高々と響く。

 

 「…ぇっ?反射的に飛び出ちゃったけど…」

 『いいだろうミミック。好都合だ。余に任せるがいい』

 「う、うん。分かった『雷獣』。がんばれ」

 「ギャォォォォォン!!!!」

 

電気を纏った虎が出現し、雄叫びを上げる。雷獣がロボット達のそばを通るとロボットは高圧電流の電磁波によってショートし無力化していく。

 

 「ふん…余の電圧で沈黙するとは。耐電性が無いのか」

 「ま、まぁまぁ…とりあえずありがとね。一旦戻って」

 「必要なら言うが良い」

 

そう言うと雷獣は消え、周りを見渡すと他の受験生も戦闘を始めていた。

 

 『ねーミミちゃん。あそこ!』

 

ポルターガイストが指差した先には瓦礫に足を潰され、動けない受験生が居た。

 

 「だ、誰か…」

 [目標発見…ブッ殺ス!]

 「ひっ!?」

 

 「『セーイ』!!」

 『あい』

 「着いたあとはセーイと雷獣でロボットの足止め!ポルターと鬼で要救助者の救助!急いで!」

 

 2ポイント敵が受験生に拳を振り上げた途端にセーイが間に入り拳を受け止め、雷獣がショートさせ無力化する。

 その間にポルターガイストと鬼で協力して瓦礫を持ち上げ、ミミックが受験生を救出する。

 

 「はい!お嬢さん一瞬応急処置するからしっかりね!」

 「え、あ、はい…」

 (外傷は脚部の腫れと内出血…無闇に触るべきじゃない、折れてる可能性が高いな。それなら…)

 「君はトリアージグリーンね!終わったら治療してもらって!ポルター!その人入口付近まで運んで!安全にね!」

 「はぁーい!おねーさんきをつけてねー!」

 「ど、どういうっ!?」

 「安全かつ迅速に走るんだよー!」

 「わああああ──」

 

ミミックは迅速に手当をし、ポルターガイストが受験生を持ち上げ揺らさぬように入口付近へと運ぶ。無意識に行った救助活動だが、後に功を奏することはまだ誰も知らなかった。

 

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