ACの技術を背負ってゲヘナで風紀委員のサポートする   作:ファーロン信者

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お待たせしました、アビドス編更新でございます!
展開を決めるのがとても難しかったです……


ヘルメット団鎮圧/緊急出撃

連邦生徒会長失踪からしばらく経った。治安はかなり回復したものの、やはりゲヘナはゲヘナ、今日も今日とてそこかしこで銃声と爆発が聞こえ、そして大量のミサイルが飛び交っている*1。ヒナも今の治安にまで回復してからはちゃんと睡眠もとれているようで一安心だ。また、あの騒動が終息した後に、特兵部の支援兵器も増産しておいたので、また治安が悪化しても問題ないだろう。一方で先生が来た以上、いつアビドス編が始まってもおかしくはない。と言ってもしばらくはこっちから動くことはないだろう。恐らく原作通りに進めばアコがやらかすはず。ストーリーに介入するとなればそこが最初になるだろう。

だが原作通りに進む保証などどこにもないし、それ以前に支援兵器も持ち出してストーリーにガッツリ参加することになるのはまだまだ先だろう。正直、今すぐにでもアイスワーム辺りをカイザーコーポレーションの本社と関係会社の関係施設に向かわせて再起不能になるまで叩いてやりたいのだが、それをしたら不確定要素が増えそうな気がするので自粛しておく。

 

さて、今はヒナと一緒に執務室で仕事をしている。最近は仕事を取りに行く以外はずっとグリッドに引きこもりっぱなしだったので、執務室に行って手伝おうかな、と思ったのだ。

と言ってもいつもグリッドに籠ってやってることと変わっているわけでもない。俺にも出来そうな仕事を貰ってこなしている。

「レイヴン」

「どうした?」

「特兵部の方は大丈夫なの?」

「ああ……特兵部の方は別に問題ねェ。支援兵器の管理に関しては助手がやってるからな」

「そう……」

「ここ最近はグリッドに籠りっぱなしだったからな。特兵部も助手が居れば問題はねェだろうから、ここで仕事してる」

そう言いながら目の前の仕事を捌く。この前まではかなり多くて休む暇もなかったものだが、今ではかなり余裕が持てるようになった。

ところで、こうして仕事してる合間にも、ゴーストからの情報は舞い込んでくる。特に最近は、シャーレの先生関連でゴーストには色々探ってもらっている。チナツの話を聞いた感じでは俺の知る原作通りの戦術指揮能力を持っていると見たが、それを自分の目で確かめるため、またメインストーリーのどこらへんかを把握するためだ。

「何見てるの?」

「ゴーストからの偵察情報だな。最近はシャーレの先生関連で色々見に行ってもらってる」

「……気になるの?そのシャーレの『先生』が」

「まァね。チナツの話を聞いてちょっと興味が出た」

そう言いながら俺の持つ端末に映る、ゴーストからの情報を眺める。ここ最近はアビドスの方に居るらしい。アビドス編の1章が既に始まっているということか*2。そんなことを考えていると助手から通信が掛かった。

「助手か、特兵部のことはお前に任せていたと思うんだが」

「ボス、その付近でヘルメット団の対処をしている風紀委員から応援要請を受け取った。支援兵器を向かわせようと考えたのだが、もしかしたらボスが行く方が早いかもしれないと思ってな」

「ああ……確かに本部へはパワードスーツ着て行ったが……ヘルメット団が暴れているのはどこだ?」

「風紀委員会本部から約700mの地点と言ったところだ」

「めちゃくちゃ近いやんけ……OK、とりあえず俺が出る」

「了解した」

そう返事したのを聞いてから通信を切った。

「私も行く?」

「良いのか、ヒナ?」

「うん、レイヴンが手伝ってくれたし、他の子たちにも仕事お願いしてあるから、大丈夫」

「そう言うことなら……助手経由で現場の子にも伝えておくか」

俺は助手へ現場に居る子たちに俺とヒナで対処することを伝えるように言う。ヒナは愛銃……終幕:デストロイヤーを持ち、準備万端のようだ。俺も執務室の外に置いてあるパワードスーツを着て、出発する。

「久しぶりの協働だな……行くぞ、ヒナ」

「ええ」

俺はヒナと一緒に風紀委員本部を出た後、通常ブーストを吹かし、鎮圧に向かった。

 

しばらくして、現場が見えてくる。ヘルメット団の数がかなり多く、苦戦しているようだ。

「いつものように前で撹乱……いや、今回はそのままアサルトアーマーで吹っ飛ばすか」

「あなたがいつも使っている、あの爆発のこと?」

「ああ、AA(アサルトアーマー)使用後、離脱するからそこにヒナが一掃、あとは残ったやつを片づけるだけ。……それで良いか?」

「ええ、大丈夫」

「OK、なら先行ってるぞ!!」

そうヒナに言うと、俺はアサルトブーストを吹かしてヘルメット団に向かって突撃する。

「メインシステム、戦闘モード起動ッ!!!」

いつも通りコーラルアーマーを展開し、耳鳴りがするが直ぐに落ち着く。そして前線の風紀委員の子たちに通信を入れる。

「こちらレイヴン、突撃する!!巻き込まれたくなければ下がりな!!!」

「了解しました委員長補佐!!!部隊を下げます!!!」

風紀委員の子たちの頭上を猛スピードで飛び越し、そのままガトリング、ミサイルを撒きながらヘルメット団に飛び込む。この際ヘルメット団からの攻撃はコーラルアーマーで防げるので無視して突っ込む。

「何だコイツ!?」

「風紀委員のカラスだ!!」

そしてヘルメット団の軍勢のど真ん中でアサルトアーマーを使用、逃げようとしたものも居たが俺の周りに居たヘルメット団はパルス爆発で吹っ飛び無力化される。その後メインブースタを吹かし上昇して離脱、直ぐにヒナのマシンガンによる弾幕が飛んできて大半が制圧される。

「風紀委員長まで居るのかよ……!」

「風紀委員長にカラスまで居るなんて、ツイてないぜ……!」

ヘルメット団がわーわー喚いているが残りは残党掃除だけだ。ヒナがマシンガンで無力化していき、俺もガトリングを撃ち込みながらミサイルをマルチロックで撒きどんどん無力化する。鎮圧まで1分もかからなかった。

 

その後、捕縛をヒナと手伝ったあと、風紀委員会本部に帰り、仕事を再開した。とはいえど問題は特になく、日が沈むまでには片付いた。

「お疲れ、ヒナ」

「そっちこそお疲れ様、レイヴン」

俺は椅子の背もたれに寄りかかって一息つく。

「レイヴン」

「んあ?」

「そう言えば話しておきたいことがあったんだけど」

「話しておきたいこと?」

ヒナは頷くと、話を続けた。

「……カイザーがアビドスの砂漠で何か企んでいるらしいのだけれど、レイヴンは何か掴んでる?」

「……ああ、アビドス砂漠にカイザーPMCの拠点が建っている。ゴーストの偵察映像で確認した」

「本当?」

「ああ、なーにするつもりなのかさっぱり分からんが」

アビドスにカイザーが駐屯するのは知っていたが、一応ゴーストに偵察に向かわせていた。一応はそのまま偵察のみで済ませ、恐らく来るであろう先生からの応援要請まで待つつもりだが、カイザーと某先生大好きクラブ(ゲマトリア)まっくろくろすけ(黒服)が何しでかすが知っている以上早く消し飛ばしたい。ていうか先生からの応援要請まで待てるか分からん。

「まぁ、アイツ等がロクでもないことをするのなら潰すけど」

「本当に出来そうだよね、レイヴン」

「何も考えずにやるなら危険過ぎて封印してる支援兵器使うさ、アイスワームとか」

「……あんなの、よく作ったよね」

「作ったは良いけどデカすぎてな、全然出番無い」

出番があるとしたらデカグラマトンとかが相手かな。言わないけど。そんなことを考えているといつの間にかヒナが抱きついていた。

「どうした?」

「……こうしたかっただけ」

俺はそういって抱きつくヒナの頭を撫でた。最初こそちょっとびっくりしたが、こうされるのは悪くない*3

この後は15分くらいヒナに抱きつかれてからグリッドに帰った。

 

1週間後、俺は何時ものようにグリッドの自室で自分の仕事をしていた。今日はヒナが出張中。俺はヒナが居ない分の仕事を引き受けてやっていたのだが……

「ボス」

「助手、何かあったのか?」

「ゴーストがアビドスで風紀委員会の部隊を確認した」

「……アビドスで?」

「ああ」

俺は端末でアビドスに居るゴーストの偵察映像を確認した。さっきも言った通り、ヒナが出張中、そのタイミングでアビドスに風紀委員会の部隊が居るという報告。

「こりゃァ大部隊だな……やっぱりやらかしたか、あの横乳(アコ)が」

俺はゴーストから送られた映像を見てそう言いながら、ヒナに電話を掛ける。見当は付いているが、一応確認のためだ。

「レイヴン?何があったの?」

「アビドスに風紀委員会の部隊が居たってゴーストから連絡が来たんだが……」

「アビドス?そんなところに部隊を送る許可をした覚えはないのだけど」

「やっぱりそうか、俺もそんな指示はしてない。やったのは……」

「……多分アコね。すぐにアビドスに向かうけど、レイヴンは?」

「行く。多分真っ先に着くはずだ」

「分かった。先に行って撤収の指示を出しておいて」

「OK、それじゃ行ってるぞ」

俺は通話を切り、助手に指示する。

「助手!!アビドス方面へのカタパルトの電源入れろ!!それとV.A.Bを用意してくれ!!」

「了解した、ボス」

俺はパワードスーツを装着し、グリッド内をABで飛んでカタパルトに向かう。そして素早く俺の足を射出機構に固定し、V.A.Bを装着する。

「ボス、準備完了だ」

「射出してくれ!!!時間が無い!!!」

「了解した。カタパルト射出、V.A.B点火」

助手がそう言った瞬間、カタパルトで撃ち出され、そこからV.A.Bで更に加速し、猛スピードでアビドスへと飛ぶ。

さぁ、初めての原作への介入だ。

 

グリッドを発ってから5分も経たないうちに、アビドス自治区に突入した。俺は風紀委員会の通信を傍受する。聞いた感じではちょうど対策委員会と便利屋68が対風紀委員会で同盟を組んだところだろうか。少し早いがまァ良い、このまま突っ込むとしよう。割り込むようにして通信を繋ぐ。

「風紀委員会、攻撃を開始……」

「おい、アコ」

「え……?れ、レイヴン委員長補佐!?」

「お前今何やってる?」

俺は驚くアコにそう問いかけた。

「わ、私ですか?わ……私は、その……えっと……げ、ゲヘナ郊外の市内の辺り……」

「分かった、質問を変えよう。どうしてゲヘナの風紀委員会の部隊がアビドスに居る?」

「ゑ?」

「ボス、VABパージする」

VABがパージされたタイミングで、アサルトブーストを吹かして例の現場に飛び込む。ある程度接近したら脚部ブースタを吹かして制動、風紀委員会の部隊と対策委員会の間に割って入るように着地する。

 

「この状況、どういうことか、説明してもらおうか……アコ行政官」

*1
大量のミサイルについては9割くらいバルテウスのせいなのだが

*2
ちなみに先生は若い男の人だった

*3
ただし理性がガンガン犠牲になっているものとする。

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