提督と新たな艦娘   作:論理コーン

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受験勉強は、思ったよりらくです。このまま一日8時間勉強を続ければ第一志望は固そうです。



鎮守府二日目

昨日の建造で資材が尽きました。兄さん、姉さん、弟は先に逝きます。どうか達「大丈夫⁈司令官!」

「うわああああ‼︎なんだ、こんごうか」

・・・うなされていたみたいだ。こんごうがドン引きしている。

「えっと、その、さっきお偉いさんから資材を分けてやろうという連絡があって、昼までには届くって」

 

どういうことだ?なにか思惑があるに違いないが、いったいなんだ?ただの中佐に何を要求する気だ?

「それと、司令官宛てにメッセージが届いてるからここに置いとくよ。」

そう言って置かれたディスクには、㊙といういかにも怪しい印があった。

 

 

 

 

「私は山本中将だ。実は中佐が建造したこんごうについて話がある。

彼女はこれまで確認されてない艦種である。『金剛』という名の戦艦はすでに幾つかの鎮守府にいるが、駆逐艦のこんごうというのは未だ前例がない。君の鎮守府の資料を見たところ、資材が枯渇寸前のようだ。弱味につけ込むようだが、援助の交換条件としてこんごうの調査を頼みたい。引き受けるのなら0830に私の鎮守府に連絡をしてくれ。いい返事を期待している」

 

かなりの好条件での交渉もとい命令だが、これで資源不足は解決できる。だが、あのこんごうが第二次世界大戦で運用された金剛でないのなら、いったいなんなんだ。イージス艦のこんごうなのか?未確認というのはイージス艦をもとにした艦娘だからか?ーーー

 

電に資源が手に入ったことを伝えると怪しい目で見られた。とりあえず、こんごうの戦闘記録を細かく送れと命令された。

資源も手に入ったので、今度はきちんと駆逐艦が出やすいと言われた資源量をつぎ込んだ。妖精さんが黒い笑顔を浮かべていたが、きっと大丈夫だろうとかんがえた。建造時間が8時間というのはいい駆逐艦が出てくるんだろう。悪い予感はするけれど。

 

 

 

とりあえずやることもなかったので海を眺めていた。電との会話で闘いの記憶がないのは私だけだと知った。ほぼ全ての艦娘に戦争の時の記憶が残っているらしい。では、その記憶がない私はいったいなんなのか。ーーー

南西の方角に何かいる。それに気づいたこんごうは、鎮守府へと急いだ。 始めて感じる、敵の存在…私の初陣を飾る相手…胸の鼓動が高まるのを感じる。初陣を前にしたこんごうは、気づいていなかった。並の艦娘では敵の気配を察知し得ない距離に敵がいることを。

 

時を同じくして二郎も、自分に対する悪意のようなモヤモヤとした感情を持ったものが南西から来ると直感的に気づいた。それが深海棲艦だとまでは気づかなかったが。




駄文AND亀更新です。受験おわったらトランザムします。

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