異世界に転移したのは日本だけではなかった~SCP財団日本支部召喚~   作:M6A1(晴嵐)

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どうも、M6A1 晴嵐です。

ようやくムー国後編ですね。
いつも2000字くらいなんですが、収まりきらずめっちゃ長くなりました…申し訳ありません。

そして財団日本支部召喚がお気に入り 50件を超えました!
いつも読んでくださっている皆さん、ありがとうございます!
こんなに読んで頂けるとは…
本当にありがとうございます!
読みにくい事もただあると思いますが、是非ともよろしくお願いします。

それでは…うん?下の表記…まさか…

「SCP-2000 機械仕掛けの神」は`HammerMaiden`作、「SCP-2000」に基づきます。
http://scp-wiki.wikidot.com/scp-2000
訳者:Porsche466;JP版 http://scp-jp.wikidot.com/scp-2000
ライセンス CC BY-SA 3.0


閑話 ムー国~後編~

海軍基地につくと、ムー国の誇る最新鋭の戦艦 ラ・カサミが停泊していた。

 

「こちらがムー国の誇る最新鋭の戦艦 ラ・カサミです」

「御園さん、戦艦ですよ戦艦!現役の戦艦を生きている間に見れると思わなかったな~」

 

佐伯がはしゃぎ始める。

二ホン国にも分かるか、戦艦のロマンが…ん?戦艦を知っているだと?

 

「佐伯さん、はしゃぎすぎですよ。まぁ、分からないこともないですが。それにしても記念艦 三笠にそっくりですね」

 

御園が何かにそっくりと言った。

まさか二ホン国にも戦艦があるのか!?

 

「二ホン国にも戦艦があるのですか?」

「ええ、79年前までは我々も戦艦を持っていましたよ。敗戦後は時代の流れもあり、建造されませんでしたが」

 

戦争が終わった後は、戦艦の必要がない程平和だったのだろうか?

管理、保持のために多くのお金がかかる戦艦がないのはいいことだ。

マイラスは尋ねる。

 

「この世界には覇権国家が多いですが、戦艦は作らないのですか?」

「戦艦ですか?今のところ配備する予定はありませんよ。防衛省ではないので、具体的なことは答えられませんが」

 

そう御園が答える。

 

「そうですか…先ほどラ・カサミに似ている船があると言っていましたが、ニホンにもあるですか?」

「ええ、120年前に日本が大日本帝国と呼ばれていたころの戦艦 三笠にそっくりなんですよ

「120年前ですか…」

 

120年もあれば、劇的に技術は向上しているだろう。

やはり日本はムーよりも技術は遥かに上らしい。

ただ、今の日本の軍艦は砲が1門しかない。

脅威があるのかないのか、よく分からない国だな、そう思うマイラスだった。

 

 

海軍基地を紹介した次の日、マイラスはとある博物館に2人を連れてきていた。

 

「マイラスさん、こちらの博物館は…?」

「ここはムー国と神聖ミリシアル帝国が共同管理している博物館で、異常物品博物館と言います」

「「異常物品博物館?」」

 

御園と佐伯が頭をかしげる。

 

「はい、この博物館は主に魔法文明の国で見つかった異常物品を収集して展示しています。こちらをご覧ください」

 

マイラスが指差した先には一見すると普通のエンジンの様な物が置かれていた。

 

「これは神聖ミリシアル帝国で作られた魔導エンジンです。このエンジンはパッと見た感じ普通の魔導エンジンなのですが、これを回路に組み込み稼働させると、なんと負のエネルギーを発生させるのです。本来流れないエネルギーが回路に流れるため、車や船などありとあらゆるものが一瞬にして大破、状態によっては爆発してしまいます」

「「え!?」」

 

驚く2人を見ながら、マイラスは説明を続ける。

 

「様々な処置が行われましたが、神聖ミリシアル帝国でもどうにもすることが出来ず困っていたところ、ムー国が研究のために譲ってくれないかと持ち掛けたのです。本来であればミリシアル帝国も渋ったのでしょうが、誰にも手に負えないゴミ…いえエンジンということで格安で譲ってもらいました。その後ムー国も解析するも原因が分からず、ミリシアル帝国に許可を取った後、これをこの世界に非ざる珍しい異常物品と認定し、保存されることになりました。このエンジンが異常物品第1号です。その後第1文明圏から第3文明圏、はたまた文明圏外国家から様々な異常物品を集め、保存し展示することがミリシアル帝国とムー国との間で決定したんです。また、異常物品を2ヵ国で解析することも決定されました。この異常物品を集めるという行為は最初あまりにも危険だ、と反対意見もあり、実際被害が出てしまったこともありましたが、異常物品から新たな技術を生み出したこともあり、現在では反対する人はほぼいなくなりました」

 

御園と佐伯は驚きのあまり暫く黙っていたが、ふと御園が我に返り、マイラスに質問する。

 

「現在保管されている異常物品はどれくらいあるんですか?」

「そうですね…実際集まった物の中で本当に異常物品と認定されているのはおよそ150程でしょうか。集まった物の中には珍しい現象や偶然の産物など、理由が解明された物も多く、それ以外の理解不能な物を写真と解説をつけて展示しています」

「なるほど…」

「では、他の物も紹介しましょう」

 

マイラスが2人を連れて歩き始める。

入れるだけで水がスープに変わる水筒、たまに目を開く石像、斬撃を遠くまで飛ばせる鉄剣など様々な物が展示されていた。

一通り見終わった後、マイラスが2人に尋ねる。

 

「お2人は古の魔法帝国、ラヴァーナル帝国を知っていますか?」

「はい、恐るべき帝国だと聞いています」

 

古の魔法帝国:ラヴァーナル帝国…およそ1万2千年前にこの世界にあった帝国。当時圧倒的魔力と技術力によって、世界を支配したと言われている。光翼人という非常に傲慢で倫理観が終わっている人種のみで構成されていた。その傲慢さは凄まじく、竜人の国(インフィドラグーン、後のエモール王国)に対して「お前たちの革で作られた鞄は高く売れるから竜人の奴隷を献上しろ(意訳)」と言い、拒否したかの国と大戦争を起こし「コア魔法」と呼ばれる究極兵器を使い滅亡させるなど。その傲慢さ故に最後神に弓を引いたと言われ、怒った神々により隕石を落とされるが、国全体に結界を張り未来に転移したと言われる。その跡地には、「復活の刻来たりし時、世界は再び我らにひれ伏す」と書かれた破壊不能の石板を残した。現在でも世界中に語り継がれ恐れられている。

 

「そのラヴァーナル帝国が目を付けたものの解析出来ず、複製を作る事すら不可能、破壊すら出来なかったと言われている異常物品があります。普段は公開してないのですが、今回は特別ということでお2人にお見せしたいものが。こちらへ」

 

博物館の奥にある「関係者以外立ち入り禁止」という扉を通り、階段を下っていく。

階段を下りた先には通路が伸びており、その先には扉と見知らぬ男が立っていた。

マイラスが紹介する。

 

「こちらは神聖ミリシアル帝国の研究者、ワイプさんです」

「どうも、二ホン国の方々ですね。お待ちしておりました」

 

ワイプは2人の服を見ると、顔には出さなかったが驚いた。

(ムー国からは文明圏外国家と聞いていたが、2人の服はとても綺麗な仕上がりだ。二ホン国、もしかしたら唯の国ではないかもしれない)

ミリシアル帝国には他国の技術を若干下に見てしまう人が多いが、研究者である彼は常に平等に見るようにしていた。

 

「お2人には今からとある物を見て頂きます。この存在は政府にお伝えして頂いても構いません。ただ、あまり公にしないで下さると有難いです」

「分かりました」

 

御園が答える。

 

「ではご案内します」

 

ワイプが扉の鍵を開け、中に招き入れる。

2人とマイラスが入ると、明かりがついた。

部屋の真ん中に何か大きな機械がある。

ワイプが説明を始める。

 

「これは我が国神聖ミリシアル帝国の地下で見つかった機械です。これはレプリカで本物は発見場所にあります。この機械は全然理解出来ておらず、分かっていることがたった1つだけ、それは人を作れるということです」

「「え!?」」

 

御園と佐伯は驚愕する。

 

「人を作れる、ですか?」

「はい、未だ原理は不明ですが…またこの機械が設置されていた部屋も機械とほぼ同時期に作られたようです。いや、部屋というより一つの施設ですね。この施設はこの機械が設置されている部屋を含めて、居住区画、浄水施設、大気再利用システム、更に水耕栽培システムもあり、広さはおよそ50万m2程です。」

「50万m2!?広いですね…。ちなみに機械を動かしたことは…?」

「研究のために短時間動かしたそうで、その際5人ほど誕生しました。それ以上は機械に限界があったら困るということで、非常時以外の仕様が禁止されています」

「そうなんですね」

「説明書の様な物も見つかり、今では使われていない文字だったので解読は多少時間がかかっていますが、ある程度は分かっています。人を任意に誕生させられること、誕生させる人間の年齢も操作できることなどが分かっています。それ以上は…」

「なるほど」

「そういえばこの機械の名称をお伝えしてませんでしたね。この機械の名は…``機械仕掛けの神``」

 

その後様々な問答があった後、2人はホテルに戻り、政府に即座に報告した。

この報告に驚いた政府は直ちに財団へ連絡、報告を聞いた財団はムー国との結びつきを強化することを決定した。

 

余談(?)だが、マイラスの報告を聞いたムー政府は、「敵対することなく、高技術が手に入る可能性が高い」と判断し、グラ・バルカスの脅威が存在することもあり、日本と国交を樹立することを決定した。

 




ということで、閑話 ムー国終了です!
閑話ってこんなに長いものでしたっけ…?

そしてこの世界にも彼女は居ました…
登場予定は全く無かったんですが、気づいたら何故か書いてありましたね、不思議だ…
解析は出来ていないそうですが、財団はどうするんでしょう?

さて次話から本格的にパーパルディア編です。
閑話は書かないつもりなので、もし閑話を書くとしたらパーパルディアを消し炭にした後ですねw
パーパルディアの運命は…!?

改めてお気に入り登録50件越えありがとうございます!
今後も今作品をよろしくお願いします!

今後のパーパルディアは?

  • 原作通りに敗北
  • 更に大敗北を喫す
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