異世界に転移したのは日本だけではなかった~SCP財団日本支部召喚~   作:M6A1(晴嵐)

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M6A1 晴嵐です。

最近急に気温が下がって体調を崩したのか数年ぶり熱を出しました…
皆さんも気を付けてください

それでは本編をどうぞ。


準備

「B-029、112機全機到着しました」

「直ちに爆装を開始せよ」

 

職員が爆撃機 B-029にMk.106無誘導爆弾を搭載していく。

 

B-029…財団の超大型爆撃機。その姿は第二次世界大戦で用いられた「超空の要塞 B-29」に似ている。もちろんスペックはバケモノである。

 

「何度見てもほんとばっかでかいですね」

「爆弾を50t搭載できるうえ、亜音速で飛べるんだぞ。流石地球上最大の爆撃機と言われるだけあるな」

「この爆撃機に攻撃されるなんて敵が可哀想ですね」

「そうだな…全機爆装完了までどれくらい掛かる?」

「本来なら6時間掛かりますが、向こう(航空機動部隊基地)で第一爆弾倉は積んでるので、3時間で完了します」

「そうか、なら作戦に間に合うな」

 

空港にB-029が到着した頃、護衛艦隊18隻はアルタラスからパーパルディアのエストシラント港に向かって出撃した。

潜水艦8隻は速度の関係上、護衛艦隊より早めに出撃していた。

 

 

ー護衛艦隊旗艦 空母じゅんよう

戦闘指揮所にてエストシラント港攻撃作戦の詳細を詰めていた。

 

「改めて作戦を説明する。まずエストシラント沖合250kmの位置に到着後、早期警戒機を出し皇都上空の航空戦力を捕捉する。航空戦力を確認しだい、B-029の編隊を先導するF-056 10機、対空部隊が対空ミサイルを放ちこれを叩く。相手の対空兵器は可能な限り使えないようにするため、対地ミサイルを搭載したF-056 30機、対地部隊が敵の滑走路と対空陣地を破壊。敵のワイバーンが上がってきた時は、機銃にて撃墜せよ。対空部隊は攻撃後、空母に帰還し海戦に備えて爆装。対空部隊は追って司令を伝える。その後B-029による敵基地の破壊を確認したら、エストシラント港にいる艦隊を全て撃沈する。港、海軍本部への攻撃は潜水艦隊が行う。何か質問は?」

「敵艦隊には竜母という空母もどきがいるそうですが、これも砲撃で撃沈するのでしょうか」

「いや相手が鈍重なワイバーンといえ航空戦力は厄介だ。そのため、14式艦対艦誘導弾にて最初に叩く。上がってこれたワイバーンはF-056が迎撃する」

「分かりました」

「他に質問は」

「他の軍港から援軍が来る可能性があると思いますが、その際包囲される危険性があるかと」

「確かに考えられるが、その際は空母艦載機にて対応する。また今回クワトイネ公国との共同開発で試験型だが魔信ジャミングシステムを搭載している。心配しなくて大丈夫だ」

「分かりました」

「他には…なさそうだな。それでは軍事行動破壊作戦、subversive campaign protocol を発動する」

 

作戦司令 石井はそう宣言した。

 

 

―3時間後 エストシラント沖合南方250km

「艦隊展開完了」

「潜水艦隊、第1作戦ポイント通過」

「早期警戒機(AWACS)発艦完了。レーダーリンクします」

「アルタラス空港より入電。B-029全機発進準備完了」

 

石井は少し目をつむった後、指示を出した。

 

「B-029発進開始。敵地を爆撃せよ」

 

 

ーエストシラント陸軍基地

パーパルディア皇国皇都エストシラント、ここの防衛の要となるエストシラント陸軍基地。

ムーの兵器を使っているとされる日本国、かの国を強敵と認め、皇都侵攻が行われた時に備えて基地を強化していた。

基地内には地竜が牽引する魔導砲が整然と並び、歩兵の銃を跳ね返すため地竜に鎧を着せた装甲地竜が多数訓練を行っている。

基地内の兵は慌ただしく動き回っており、訓練中の兵の様子を見る限り非常に高い練度を持っていることが伺える。

皇都防衛軍陸将 メイガは基地にそびえたつ塔の上から、眼下の光景を見て満足そうにうなずき、傍に立っている

竜騎士隊長に話しかけた。

 

「いや、素晴らしい戦力だな。これほどの戦力がこれほどの密度で存在している。たとえ敵が神聖ミリシアル帝国であっても簡単には落ちないだろう」

「そうですな。ですがメイガ将軍!我が竜騎士団にも新鋭機が配備されますぞ。あの騎をご覧ください」

 

竜騎士隊長が指差した先には、皇都防衛隊のワイバーンロードが編隊を組んで飛行している。

その姿は力強く、優雅である。文明圏外国家が見たら恐怖の対象だろう。

その後方から一回り大きな竜が飛んでくる。

その速度は速く、編隊を組んでいるワイバーンロードに一気に追いつく。

 

「あれが新型のワイバーン、その名もワイバーンオーバーロードです!」

「あれが噂の!何という速度だ!完全にワイバーンロードの速度を凌駕しているではないか!」

 

ワイバーンオーバーロードは長らく皇国主力として君臨していた空の覇者、ワイバーンロードをあっさりと抜き去った。

 

「皇都防衛隊は間もなく全ての騎がワイバーンオーバーロードになります!」

「凄まじいな!これほどの量をあっさりと揃えるとは、皇帝陛下も本気になられたようだ。これほどの戦力ならばムーの最新戦闘機マリンの編隊が攻撃しに来ても恐れるに足りんな。ハッハッハッハッ!」

 

陸軍基地は戦いの準備を進め、基地能力は強化され続ける。

敵が想像を遥かに超えるバケモノとも知らずに…

 

 

―護衛艦隊旗艦 空母じゅんよう

「B-029間もなく艦隊上空に到着します」

「F-056発艦開始。対空部隊は早期警戒機とリンクせよ」

 

着々と準備を進める財団、迎撃しようと(無駄な努力を)するパーパルディア。

火蓋は切られようとしていた。

 




今回短くてすいません…
次回は崩壊その1ですね(笑)

今後のパーパルディアは?

  • 原作通りに敗北
  • 更に大敗北を喫す
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