異世界に転移したのは日本だけではなかった~SCP財団日本支部召喚~ 作:M6A1(晴嵐)
メリークリスマス!
ってノリで書きました。
財団世界のクリスマスは、どんちゃん騒ぎor恐怖の2種類ですね。
皆さんはどのクリスマスSCPが好きですか?
それではどうぞ。
「「メリークリスマス!」」
日本全国でその一言が挨拶として使われる日、異世界に転移してもそれは変わらなかった。
そして財団もそれは同じである。
「いやー、今年も開催出来ましたね。クリスマスパーティー」
「この日の為に頑張っている職員もいるからな。絶対にやると決めていたよ」
そう話すのは最高管理官 新藤と総合管制室長 田島である。
サイト-8100では、毎年クリスマスパーティーを開催している。
家で家族と過ごす者も少なくないが、仕事の関係上帰れない者や独身だって少なくない。
せっかくのクリスマスなのに寂しくいつも通りの生活なんて…と考えた前管理官が始めたのがこのクリスマスパーティーである。
最初は小さいパーティーだったのだが次第に規模が大きくなっていき、今ではサイトの一大イベントになっている。
パーティーはカフェテリアで行われ参加自由。
カフェテリアの中央には大きなクリスマスツリーが設置され、電飾やオーナメントボール、サンタクロース人形、頂点にはトップスターが輝いている。
また、カフェテリアの壁や天井には万国旗やパーティーモールが飾り付けられ、普段の単調な雰囲気とは全く違う装いである。
食事はバイキング形式であり、テーブルにはサンドウィッチやおにぎり等研究室に持ち帰りやすい物、卵焼きやフライドポテト、ピザ等人気メニュー、クリスマスということでフライドチキンやローストチキンも並び、もちろんケーキやゼリー等のデザートまで用意されている。
ジュースやワイン等の飲み物もちゃんと準備されており、誰もが満足できるようなものとなっている。
バイキングだけにとどまらず、他の大部屋ではカラオケ大会やビンゴ大会等様々な催し物が開かれ盛り上がっている。
これらの大会には毎年豪華賞品が用意されるため、かなりガチ度が高くなっている。
歌が得意な者はカラオケ大会、運を信じる者はビンゴ大会やじゃんけん大会、射撃能力を見せたい者は射撃大会、知識の高さを試したい者は早押しクイズetc…各々が自分の全力を発揮する。
上記のように毎年常設される大会もあれば、毎年は開催されない特別大会も存在する。
卓球、競技かるた、腕相撲、ス○ブラ、ゲームRTA…その年流行ったものや数年に一度、周期的に開催されたりするものもある。
これら大会はイベント主催者が発表するまで秘密であり、一部の職員の間では「今年のイベントは何だ?」と予想が飛び交っている。
大会の豪華賞品とは何が貰えるのかって?
(財団内で)最新のパソコン、大型テレビ、ゲーム機や[編集済み]円のQUOカード等である。
話しを戻そう。
「そういえばこっちの世界にはサンタクロースとかの概念あるんですかね?」
「もともとクリスマス自体キリスト教が元だろう。ならこっちの世界にはないだろうな」
「確かに…ということは、こっちにはクリスマス系SCPはいないんですね」
「…そう考えたら地球戻りたくないな」
新藤と田島がそう話していると、遠くからわぁーっと歓声が聞こえた。
「みんな楽しんでますね」
「なかなか楽しめる立場ではないからな…大晦日や正月も仕事があるんだぞ」
「現実を突きつけないでください管理官…気が滅入りそうです」
「ははは、すまんな」
「全くです…今年の特別大会は何でしたっけ?」
「えっと、何だったかな…あ、松本。今年の特別大会って何だったっけ?」
新藤は丁度ローストチキンにかぶりつこうとしている軍事部門長 松本に聞く。
「え、特別大会ですか?確か料理対決だったと思いますよ」
「料理対決か…見てるだけでお腹が空きそうだな」
「対決には料亭の娘だったり、老舗旅館の元板前とか参加するそうで、かなり白熱するんじゃないですか?」
「そうなのか。見に行ってみるかな。田島はどうする?」
「いえ、他に部下が出る大会があるのでそちらに行こうかと」
「分かった。折角年に1度のパーティーだ。楽しむんだぞ」
新藤はそう言うと立ち上がり、カフェテリアを出ていった。
「一番パーティーを楽しみにしてたの管理官かもな…」
その姿を見ながら田島はそう呟いた。
クリスマスはまだ始まったばかりだ。
※パーパルディアとの戦闘中ではありません。
今後のパーパルディアは?
-
原作通りに敗北
-
更に大敗北を喫す
-
地図から消す