異世界に転移したのは日本だけではなかった~SCP財団日本支部召喚~ 作:M6A1(晴嵐)
M6A1晴嵐と申します。
小説を書くのは初めてなので見苦しいかと思いますが、温かい目で見た頂けると幸いです。
この小説を読むのは原作を知っているからだと思いますが、一応事細かく書こうと思います。
では、本編へどうぞ。
追記
「トップ」呼びを「管理官」へ変更しました。詳しくは第2話の後書きにて。
転移
某月某日 サイト-8100
「とりあえずこれで今日の仕事は終わりか…」
「お疲れ様です、新藤管理官」
SCP財団日本支部最高管理官の新藤は、目の前に積まれた書類の山を見ながら伸びをする。
1日中実験や新しいサイトの建設、増築などの案に目を通しつつ、各国の首相や財団支部最高管理官とのリモート会談。
いくら財団の技術によって作られた「あなたの腰にフィットする!疲れ知らずの最高の椅子!」に座っていても流石に腰が痛い。
ふと時計をみるともうすぐ23時になるところだった。
「管理官、いつも言ってますが別に秘書である私に書類仕事は任せて頂いてもよろしいのですよ?」
「いや、自分の仕事を例え秘書といえど任せていい理由にはならない。君にも色々仕事があるしな」
(この人は生真面目すぎる…そこが慕われている理由なんだけど)
第1秘書である有田はそう思う。
「もうこんな時間だから上がりなさい。今日もお疲れさま」
「お疲れ様でした管理官。ではまた明日」
「ああ、また明日」
扉の前で一礼して有田が出ていく。
「じゃあ私も上がるとするか。今日も平和だったな。明日もこう平和だといいが…」
SCP*1 という存在を管理している以上、突然世界が終わっても驚きはしない。とはいえ、それを防ぐのが我々SCP財団の仕事だ。
SCP財団…異常な存在や物品、現象を抑え込む事を目標として動いている組織であり、世界規模で秘密裏に行動している。各国政府より活動を委任されており、管轄権を超える権限を持っている。
そのため、突出した科学力、技術力、軍事力を持っており、これらを用いて異常存在を確保(Secure)、収容(Contain)、保護(Protect)している。
明日も平穏に過ぎ去っていく保証はない。今の時間を存分に楽しまなければ。
そんな事を思っているとき…
―それは突然だった
ピーピーピー
急にけたたましく警報が鳴りだし、赤色灯が点滅しだす。
「!?この警報は…Aクラス警報!一体何が!?」
確認のために、急いでサイト-8100の総合管制室へ電話をかける。
「もしもし管制室。一体何が起こっている!」
「新藤管理官大変です!全ての人工衛星との通信が途絶しました!」
「な、なんだって!?」
「すぐに管制室へ来ていただけませんか?」
「もちろんだ、すぐ行く!」
人工衛星との通信途絶!?これがSCPの異常性によるものだったら国民に存在がばれてしまうかもしれない!
そう考えつつ部屋の扉を開けると、有田秘書がこっちに走ってきた。
「管理官、一体何が!?」
「さっき管制室から連絡があって全ての人工衛星との通信が途絶したらしい!」
「は、はああああ!?」
「今から私は管制室へ行く。君も来なさい」
「わ、わかりました」
二人で管制室へと急ぐ。
管制室の扉を開けると、怒声が飛び交っていた。
「ダメです。財団管理の衛星だけでなく、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、日本を含めた各国政府の衛星とも通信できません!」
「海外のサイトとの通信はどうなっている!?衛星がなくとも海底ケーブルを用いた有線通信ができるはずだ」
「いえ、有線通信もできません。海底ケーブルにも何らかの影響が及んでいると思われます!」
「対馬のサイト-81XXより受信!並びにI5サイト群、沖縄のサイト-81XX、他の離島サイトとも通信回復!」
「そうか!直ちに離島サイトとの情報を密にせよ!」
「了解しました」
と管制室長である田島がこちらに気づいた。
「あ、管理官!気づかず申し訳ございません」
「いや、気にしなくていい。現状はどんな感じだ?」
「はい、依然として全ての人工衛星と海外サイトとは連絡が出来ません。ですが先ほど離島サイトを含めた国内との全サイトとの通信が回復しました。サイトや人員がどの様な状態なのかは分かりませんが、少しずつ情報が集まりつつあります」
管制室の前方にあるスクリーンには日本地図が映されており、各サイトの情報が逐一更新されている様子が見てわかる。
と新藤の電話が鳴る。画面を見ると柳川内閣総理大臣から連絡が来ていた。
「もしもし」
「もしもし!新藤君!一体何が起こっているのかね!?」
電話から総理の慌てふためいた声が聞こえる。
その慌てふためいた声にこちらが冷静になる。
「落ち着いてください柳川総理。我々にも分からないのです」
「な、なに!?これはSCPとやらのせいではないのか?」
「それは分かりません。仮にSCPによるものだとしたら、我々がまだ把握していない異常性によるものです。もしそうならば、我々ではどうしようもできません」
「うむむ、そうか…今から臨時閣議を行う。よければ君にも出席してほしい」
「…わかりました。直ちに首相官邸に向かいます」
電話を切ると、有田秘書が話しかけてくる。
「管理官、首相官邸に向かうのですか?」
「ああ、臨時閣議を行うらしい。それに出席してほしいと」
「なるほど、わかりました。すぐに車を手配します」
そういうと、有田秘書は電話をかけ始めた。
「管制室長、後は頼んだよ。私は今から首相官邸へ行く。何か分かったらすぐに連絡してくれ」
「お任せください」
「管理官、車手配出来ました」
有田秘書がそう言った。
「よし、急いで官邸に向かうぞ」
今後のパーパルディアは?
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原作通りに敗北
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更に大敗北を喫す
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