異世界に転移したのは日本だけではなかった~SCP財団日本支部召喚~   作:M6A1(晴嵐)

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どうもM6A1 晴嵐です。

自分はミリタリーに疎いので、「いや、現実的にそれは無理やろ」という乗り物や武器が今後出てくると思いますが、そこは財団の圧倒的技術力の賜物、ということでめちゃくちゃだなぁとスルーしてもらえると嬉しいです。

今後、物語が進んでいくと様々な兵器が出てくると思うので、そのうち設定集も作ろうかなと思います。
設定集作るのはパ皇戦ぐらいの予定ですので、まだ先になりそうです。

では、本編へどうぞ。


偵察

「新藤管理官、お疲れ様でした」

 

首相官邸の地下に秘密裏に作られた駐車場(財団等表舞台に決して出ない者たちが出入りする際や、国の主要人物が裏で会合する際に用いられる)、そこで有田秘書が運転席に座り待っていた。

 

「待たせたね。何か続報はあるか?」

「いえ、今のところはないですね…朝一にP-010哨戒機*1を偵察に出すんですか?」

「ああ、何か分かるといいが」

 

そして空が明るくなったころ、P-010哨戒機が周辺探索の為に発進した。その様子を新藤達は管制室から見守る。

 

「東西南北に各2機、計8機か…田島管制室長、もう少し多く導入しても良かったんじゃないか?」

「いえ、現状どの様な危険があるのか、それが分からない以上流石に多くは投入は出来ませんし、燃料も今は余裕がありますが使いすぎてなくなってしまえば運用も出来ません」

「確かにそうだな…彼らからの報告を待つしかないか」

「はい、信じましょう」

 

―そして離陸から40分後、遂に待望の報告がくる。

 

「こちら6番機、管制室応答求む」

「こちら管制室どうぞ」

「前方に飛行生物を確認。あれは…!?そんな馬鹿な!?」

「こちら管制室。6番機どうした?何が見えた?」

「前方の飛行生物は竜です!異世界小説に出てくる竜です!いや、ワイバーンと言った方が正しいのか?…あ、人が乗っています!」

 

竜―今後ワイバーンと呼ぶ―に人が乗っている。つまり発見した近くに人が住んでいる島か大陸か何かあるはずだ!管制室は静かに盛り上がる。

 

「こちら管制室。6番機、そのまま周囲を探索せよ」

「了解…ん?あれは…前方に陸地を確認!侵入する…畑が見えます、どうも農村のようです。風車も確認しました」

「6番機、映像を送ってくれ」

「了解」

 

管制室前方のスクリーンに6番機からの映像が映る。そこには大規模な畑が広がっていた。管制室から歓声があがる。

 

「それにしてもすごい穀倉地帯だ、見渡す限り畑が広がってるな。…おっと、前方にワイバーン多数。もしかして…口もあけてらぁ。ありゃこちらを撃ち落とす気満々だ」

「こちら管制室。6番機、撃墜するなよ」

「言われんでもわかっとるよ。高度を上げて回避する。撃ち落としたら国際問題だからな…どうもやっこさん、高度4000ぐらいが限界らしい。高度5000を維持しながら探索を続行する」

「管制室、了解」

 

穀倉地帯があるということは、食料難を逃れられる可能性が高まった。管制室が湧き上がる中、新藤達は話し合っていた。

 

「相手が迎撃に上がってきているということは、相手に領空という考えがあるということであり、これでは明確な領空侵犯です。相手が近代国家であれば撃ち落とされる可能性もあります。直ちに離脱させましょう」

「いや、既に遅いだろう。相手に話が通じるのであれば、謝罪して誠意を見せれば許してくれるかもしれんしな」

「明らかに撃墜しようとしてきていたのに、よくそのようなのんきなことを…」

「こちら6番機、都市を発見した!」

 

その報告に驚き急いでスクリーンを見る。そこにはレンガで作られた中世ヨーロッパの様な都市が映っていた。ただ、煌びやかさはなく、郊外の都市といった感じだ。

 

「これが首都かな?」

「それにしては国会議事堂や首相官邸の様な大きな建物が見当たりませんね…経済都市の様なところではないでしょうか」

 

田島管制室長が答える。そしてこの予測が正解だったことが後に分かる。この都市はクワ・トイネ公国の経済都市「マイハーク」であった。

そんなことはともかく、5分ほど都市を偵察したP-01哨戒機は帰路に就いた。大規模な穀倉地帯がある、という情報を持って。

この情報はすぐに政府へ通達された。

この連絡に総理は小躍りしたらしい(逆に外務大臣は領空侵犯という問題に頭を抱えてしまった)。

直ちに外交官を乗せた海上自衛隊第1護衛隊群(本来こんなに派遣しなくてもいいのだが、相手がどの様な国か分からない為多く派遣することにした)が連絡を受けたエリアへ急行したのだった。

 

 

 

*1
P-010哨戒機:海上自衛隊の持つP-1対潜哨戒機のベースとなった哨戒機。様々な面でP-1哨戒機より優れている。

潜水艦も補足可能だが、元は海中や海底のSCPを捕捉するために作られた。

あまりの補足能力の高さを買われて、海底の地形調査にも使われている。

 

対潜補足能力:最大深度(約1200M)の原潜も補足可能(海中、海底のSCPを補足するために作られたのだから当然だが)

航続距離:20000km

巡航速度:1100km/h

最大速度:1220km/h

武装積載重量:15000kg




今後、護衛艦なども登場させる予定ですがなかなか命名出来ず、行き詰っております。
ということで、名前を募集しようと思います。
命名規則は実際の海自と同じで、海保と被らないようにお願いします。
活動報告欄にて募集しようと思います。
ご協力お願いします。

今後のパーパルディアは?

  • 原作通りに敗北
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