異世界に転移したのは日本だけではなかった~SCP財団日本支部召喚~ 作:M6A1(晴嵐)
今週も遅れてしまい申し訳ありません。
皆さんはお盆休みどう過ごされましたか?
私はクーラーの効いた部屋でパソコンとにらめっこしてたら、終わってしまいましたw
知り合いは「お盆休みなんてもともと存在しない(筆者の拡大解釈)」と言ってました…
では本編をどうぞ。
「無事にロウリアとの戦闘、終わりましたね新藤管理官」
「そうだな。まぁ、我々は何もしていないが」
ロウリア戦役~後にロデニウス大陸戦争と呼ばれる~が終戦した翌日、新藤と有田秘書はニュースを見ながら話していた。
「表ではそうですね。情報に弾薬等、色々提供しましたが…ただ諜報部から気になる情報が入りまして、バックに他国がいたと」
「どこかの国が侵攻を促していたというのか?」
新藤は少し頭をかしげる。
「そのようです。その国は…パーパルディア皇国。第3文明圏において最強といわれ、この世界のトップ5である列強に入る国だそうです」
「列強に名を連ねる国が侵攻に加担するとは…」
新藤は眉間をしかめる。
「地球でも
「なんて野蛮な国家だ…」
あまりの傍若無人さに呆れかえってしまう。
「国王を逮捕した警視庁によると、ワイバーンや船など軍事物資を多数支援、ロデニウス大陸を統一した暁には奴隷や物資などをパーパルディア皇国へ渡すなどの約束をしていたようです。また、クワトイネ等からも文明圏外国家にはかなり高圧的な態度をとるとの情報が入っています」
「日本もそのうちパーパルディアと国交を結ぶため、使節団を派遣するのだろう?」
「十中八九そうでしょう。ですが、この様子では…」
「日本の使節団にも高圧的にでる可能性があるな。一波乱ないといいが…パーパルディアに諜報部を潜入させた方がいいかな?」
「何故です?まだ何か起こっているわけではないですよ?」
「私の直感だが何か嫌な予感がするんだ…今諜報部は暇なのだろう?」
「トップ、暇とは聞こえが悪いですよ…確かに周辺の国は問題なさそうですし、ロウリア王国も落ち着いたので問題ないと思います」
「では、諜報部にパーパルディア皇国に潜入し情報を掴んでくるよう命じる」
「了解しました。諜報部に伝えます。それと管理官、先ほどムー国に向けて護衛隊群が外交官を乗せて出発しました。到着はおよそ1週間後の予定です」
現在日本は列強第2位の国家、ムー国へ使節団を派遣している。
ムーはこの世界で珍しい機械国家らしく、他国から列強ということを除いても一目置かれる存在らしい。
また列強の中でも温厚な様で、高圧的な態度もとらないという。
政府はムーが機械国家という事もあり、是非とも国交を結びたいらしい。
「無事に出発出来たか。ムー国は温厚な様だから大丈夫だと思うが。他の列強は…レイフォル、エモール、そして世界一と言われる神聖ミリシアル帝国か」
「あ、レイフォルについてですが…どうも滅亡したようです」
「え?滅亡した?」
想定外の情報に新藤は目を丸くする。
「はい、通称第8帝国、正式な国名はグラ・バルカス帝国により」
「グラ・バルカス…確か以前少しだけ情報が入ってきていたな。確か
「はい、詳しくは分かりませんが情報によると一隻でレイフォルを落としたそうです」
「一隻で国を滅ぼしたというのか!?WW2クラスの技術力を持っているというのは本当の様だな…」
新藤は思案する。
「WW2クラスということは、核兵器を持っている可能性もあるのか…こっちにも諜報部を潜入させるか」
「諜報部を潜入させるのは可能と思われますが、残念ながら未だに本国の位置が分かっていません」
「そうだったな。だが警戒を怠るわけにはいかん。情報も早めに集めなければ…何か打つ手を考えなければ」
「どうしましょうか…あ、偵察衛星で監視すればいいのでは?」
「それが一番簡単だが、まだこの世界では人工衛星を飛ばしていないぞ」
有田が出した案が最善策だが、この世界に人工衛星はない。
新藤が残念そうに答えると、
「いえ、管理官。先ほどI5サイト群から連絡があり、明日には人工衛星を発射する準備が完了すると」
「なに!?思ったより準備が早かったな」
財団の技術力とはいえ、こんなに早く完成すると思ってなかった新藤は目を丸くする。
「工場をフル稼働させた結果、予定よりも2,3週間早く完成したそうです。既に試運転も完了しており、全機異常はないそうです」
「なんとありがたい…よし、人工衛星の発射を許可する。発射日時は明後日とする。今回発射する人工衛星は何機だ?」
「偵察衛星が13機です。偵察衛星の内訳は日本近海に4機、列強5か国に1機ずつ、残りの4機は列強以外の監視とこの星を調べるために配置する予定でしたが…」
「レイフォル分が余ってしまうな…グラ・バルカスの本国の位置の確認、監視へ割くか」
「そのように通達しておきますね」
明後日、I5サイト群から人工衛星が発射され、偵察の任についた。この衛星が後に重要な局面を作り出すとは、このとき知る由もなかった。
余談だが、財団は同時にGPS衛星を制作。これらは同日にJAXAにより種子島宇宙センターから発射され、無事に起動。発射の様子は全国に放送され、国内はお祭り騒ぎだったという。
―ところ変わってパーパルディア皇国
窓にカーテンをかけ、ろうそくを灯した薄暗い部屋の中で2人の男が話していた。
この2人はパーパルディア皇国国家戦略局所属で、ロウリア王国を支援していた張本人達である。
「二ホン国?そんな国聞いたことないぞ」
「ロデニウス大陸の北東約1000kmの位置にある島国の様です」
「それはこの資料を読めば分かる。だがそんな位置に国があったか?」
「あの付近は潮の流れが早く近寄りにくかったため、気づかなかったのでは?」
「いや、流石に気づくだろう。で、その二ホン国にロウリアが負けただと?流石にあり得んぞ」
「現地の諜報員からの情報によると、ロウリアの船団4400隻のうち3000隻以上を撃沈。
陸の戦いでも、強大な爆裂魔法(榴弾砲の爆発などだが、そんなことは知らない為この様に伝わっている)で数十万の大軍が敗れ、ワイバーンも壊滅状態。更に陸上、海上、どちらの戦いでも二ホン国には一人の犠牲も出なかったそうです」
「…そんな事起こり得るわけないだろう。文明圏外国家だぞ」
「ですが、実際ロウリアは敗北しています。二ホン国は最近ロデニウス大陸に接触してきたようです。その上艦船には大砲が設置されていたようです」
「考えられるのは、最近大砲を作れる技術に達したため接触してきた、というのが有力か。それにしても犠牲が出なかったというのもあり得ん話だ。現地の諜報員も疲れているのだろう。休暇を取らせるか」
「そうしますか。まぁ、ようやく大砲を作れる様になった蛮族にパーパルディアが敗れることはないでしょう。」
「それもそうだな、だが大砲を作れるというだけで、少し警戒する必要がある。それにロウリアに提供した武器や資材はかなりの量だ。なんとか隠蔽しなくては…」
この情報は国家戦略局だけで隠蔽されることになった。これが皇国を滅ぼす要因の1つになるとも知らずに…
ようやくパ皇が登場です。来週から本格的に書いていきます。
現在財団の護衛艦(DDG、DDH)や潜水艦、の名前を募集中です。
詳しくは私の活動報告をご参照ください。
というより、ご協力お願いします!!!
このままでは艦名があり得ないものになってしまいます…それはそれで財団っぽいですけど
たまに投稿済みの話を、「ここちょっと分かりにくいな」「これ語弊生まれるかな」という箇所を随時修正しております。
編集済み、となっていますが話自体は全く変わっていないのでご安心ください。
今後のパーパルディアは?
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原作通りに敗北
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更に大敗北を喫す
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