異世界に転移したのは日本だけではなかった~SCP財団日本支部召喚~   作:M6A1(晴嵐)

9 / 76
どうもM6A1 晴嵐です。

まさかのムー国 中編です。
3部構成になるとは想像してませんでした。
本編が進まないー!

ってことでどうぞ。


閑話 ムー国~中編~

「ここアイナンク空軍基地は民間機も利用可能となっており、ムーの民間の飛行機だけでなく、神聖ミリシアル帝国なども利用しています」

 

マイラスは二ホン国の使者2人にアイナンク空軍基地の説明をしながら代替滑走路の横を歩いていると、滑走路にマリンが駐機されていた。

(二ホン国の方々に見せるため、わざわざここに置いたな)

そう思いながら2人にマリンを見せる。

 

「こちらはムーの戦闘機 マリンです。分かりやすく言うと鉄竜でしょうか。最大速度は380km/hであのワイバーンやワイバーンロードより早く飛行することが可能です。前方に機銃がついており、空戦能力ではあのワイバーンロードを凌ぎます」

「これがマリンですか。ヘリコプターの中から見ましたが、改めて近くで見れるとやはりかっこいいですね」

「星型エンジンを使っているのですね。複葉機なのもレトロでいいですね」

 

よしよしいい感じだな、と思ったマイラスはふと発言に違和感を感じる。

(今レトロと言わなかったか?これはムーの最新戦闘機だぞ…?)

マイラスは2人に尋ねる。

 

「二ホンにも先ほどの飛行機とは別の飛行機があるのですか?」

「ええ、ありますよ」

「戦闘機などもあるんですか?」

「はい、現在F-2、F-15といった戦闘機が全国各地に約300以上配備されています」

「なるほど…ちなみに速度はどれくらい出るんでしょうか?」

「およそマッハ2.5ですね」

「マッハ…?」

「ええと、音速の2.5倍ですね」

「!!!!!」

 

マイラスは驚愕する。

音速越えなど夢のまた夢、一体何十年先の技術なのだろうか。

 

「エンジンは何を積んでるんですか?マリンはレシプロエンジンを搭載してますが」

「今の戦闘機はジェットエンジンというものが主流ですね」

 

やはり日本には想像を遥かに超える高性能エンジンがあるらしい。

 

「技術士官としてエンジンの構造を知りたいものですね」

「簡易的な設計図や原理などは日本と国交を結べば、書店などで購入できると思いますよ。高出力化や構成素材などはお教えできないと思いますが」

 

それを聞いたマイラスは絶対に日本と国交を結ぶために、上に掛け合う事を心に決めた。

 

基地の説明を終えた後、2人をホテルまで連れていくためにムーの誇る自動車へ案内する。

外国から来たミリシアル以外の人達は驚くのだが、二ホンの使者は動じる様子もなく乗り込む。

その様子を見てマイラスは確信する。

 

「二ホンにも自動車があるのですか?」

「はい、2年前の情報ですが乗用車は約6215万台が走っています」

「そ、そんなに走っていると道が車で溢れかえってしましますね」

「我が国の信号システムは世界トップクラスでしたから。国交が樹立したら、是非信号システムも輸出したいものですね」

 

そんな話をしているとホテルに着いたようだ。

 

「ではまた明日の朝、お迎えに上がります」

「分かりました、明日もお願いします」

 

マイラスは2人をホテルに送り届けた後、上司に簡単に報告するとすぐに帰宅し、風呂を浴びた後、布団へ入った。

精神的に疲れてしまったのだ。

 

「明日が不安だ…」

 

そう呟くマイラスだった。

 

 

次の日、2人をムー歴史資料館へ案内する。

マイラスは2人に説明を始める。

 

「では、我が国の歴史について簡単に説明します。まず、なかなか信じて貰えませんが我々の先祖はこの星の住人ではありません」

「えっ!?」

 

2人は驚きのあまりポカンとしている。

(いいリアクションだ)

そう思いながらマイラスは説明を続ける。

 

「時は1万2千年前、大陸転移と呼ばれる現象が起こりました。これにより、ムー大陸のほぼ全てがこの世界に転移しました。これは、当時王政だったムーの正式な記録もあります。こちらの模型は、文献を元に転移前の惑星を再現したものです」

 

マイラスが指さした先には、見覚えのある地理配置の模型があった。

 

「「こ、これは…」」

 

星が丸いことを知らなかったんだろう、そうマイラスが思っていると、

 

「「地球だ!!」」

「…はい?」

「地軸が若干違うようだが、間違いなく地球だ!」

「これがユーラシア、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア…南極が今より赤道に寄っている。ということは、南極は最初氷に覆われていなかったのか」

 

何やら興奮気味に話している2人にマイラスは話しかける。

 

「今お2人が指差されているのはアトランティス大陸といって、アトランティスというムーと同レベルの技術を持った国でした。ムーが転移した後、世界は彼らが支配したでしょう。ちなみに、このムー大陸の隣にある4つの島は当時ヤムートという国家が統一しており、唯一の友好国だったそうです」

「あの、ちょっとよろしいですか?」

 

御園が発言する。

 

「日本を説明する1番いい方法が出来ました」

「はい?」

 

そう言うと御園が何やら地図を出してくる。

 

「日本も転移してきました。同一次元かは分かりませんが、おそらくあなた方の昔いた星から転移してきたと思います。そしてこれが、我々が転移してくる前の世界地図です」

 

その地図を見て、マイラスは驚く。

そこにはムー大陸が書かれていない世界地図が広がっていた。

御園が話しを続ける。

 

「我々の元いた世界でも、1万2千年前に突如として海に沈んだ超技術を持った大陸があるとの伝説がありました。アトランティスという大陸は現在南極大陸になっていますが」

「…まさかの歴史的発見ですね。あなた方二ホン国とは、個人的には友好国になってほしいです。まさかこんなことが…後で上に報告します」

 

その後ムーの歴史を詳しく説明する。

転移後の混乱、周辺国との軋轢、魔法文明への劣勢、機械文明としての再出発、そして現在の世界第2位の国家へ。

独力で車や飛行機を生み出して列強としての地位を築いていったということに、御園と佐伯は驚いた。

 

説明が終わると、次はムーの誇る海軍基地へ案内する。

飛行機や歴史資料館ではこちらが驚かされることが多かったが、今度こそ列強第2位としての実力を見せつけなければならない。

 

以前ロウリアとの戦いでクワ・トイネにて撮影されたと言われる二ホン国の軍艦を思い出す。

主砲は12~13cm程で砲身はラ・カサミより長いものの、たった1門の砲しか存在していなかった。

主砲で撃ちあえば、ラ・カサミのほうが圧倒的に優位だ。

今度こそ二ホン国を驚かすぞ、そう意気込むマイラスであった。




衝撃の事実発覚!ムー国は伝説のムー大陸だった!…って皆さん知ってますよねw

現在台風10号がノロノロ接近中です。
勢力もかなり強いそうなので、皆さんもお気を付けて。

また日曜日に後編を投稿予定です。製作がかなり難航してますが頑張ります。

今後のパーパルディアは?

  • 原作通りに敗北
  • 更に大敗北を喫す
  • 地図から消す
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。