推しの子の幼馴染は有名Vtuber   作:疾風“はやて”

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今回はリアリティーショーのお話を書きました。


 5話 女は難しい

某ホロライブプロダクションのレッスン場にて…

 

彗星のような青い髪を背中まで伸ばした少女とピンク色の髪をした少女がレッスンに勤しんでいた。

 

「ちょっと休憩しよーよすいちゃん…」

 

「んー?分かったー」

 

2人は一旦休憩しようということで自分のペットボトルを取りに行く。

 

「よーいしょっと…。暇だしショートでも見よーっと」

 

「すいちゃん、みこもう疲れたよぉ〜…なんでそんな元気なのぉ…?」

 

「普段からレッスンは人一倍頑張ってるからね〜っと…お?新しいのあがってるじゃん」

 

「みこも見たぁーい…」

 

みこさんは引きずるように体を動かして横から顔をのぞかせる。

 

“初めて顔を合わせたホロメンは誰ですかぁ?”

“実はさくらみこさんなんです”

 

「……」

 

「えっ!?ハヤテくん出てる!!みこのこと話してるし!!」

 

「ねぇ、この話ほんと?みこち……」

 

「うん、ほんとだよ!あの時は急いで外でたらぶつかっちゃったんだよにぇ。その後無理やり事務所に連れ込んで…懐かしいな〜あの頃は仲悪かったんだけどなぁ〜…」

 

嬉しそうに話し始めるみこさん。

 

「…よし!みこちレッスン再開しよっか!!」

 

「え゛え゛!まだ1分くらいしか経ってないよ!?!?」

 

「ハヤテくんの初めてを奪った罪は大きいよ……」

 

いつもの笑顔のはずなのに鳥肌がたったのはなぜなのだろうか…?それはみこさんにしか分からない……。

 

「来てたなんて分からなかったなー。今度は絶対ハヤテくんに会おっと…」

 

「みこも会うー!」

 

「みこちが生きていられたらね…」

 

「えっ?みこしんじゃうの……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり苺プロの事務所…

 

こちらにも疲れ果てた様子の女の子が二人…。

 

「はぁ〜しんどかったー!!」

 

事務所に帰ってくるなり、ぐでーんとソファーに突っ伏すルビー。

 

「どうだったよ?ぴえよんさんとのコラボは…」

 

「見たらわかるでしょーハヤくん……」

 

いつもの元気な様子は見られず、言葉もへなへなしてるルビー。

 

「あの無尽蔵なルビーでも疲れるんだね」

 

「私のことも労りなさいよ!」

 

かなちゃんが横から入ってくる。

 

「かなちゃんなら大丈夫でしょー。努力家だし…」

 

「ぐぐぐ…、なんでこんなにコイツらは先輩を敬う気持ちが感じられないのかしら!」

 

「なんなら僕も慣れない学生の相手して疲れてるし…」

 

横にいたアクアもうんうん頷いている。

 

「あんたら何歳なのよ…」

 

社長に突っ込まれてしまった…。

 

確かに色々あったな…。

 

 

それは今ガチの撮影の時まで遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週の撮影の様子…

 

「はぁ〜、なんでこんなことになってるんだろ…」

 

「まぁ仕方ないだろ。鏑木さんの目に止まっちまったんだから」

 

「アクアの方こそ、こんな番組嫌だって言いそうなのになんでいんの?」

 

「あ、あぁ…まぁ、やりたいことがあるからな…」

 

「…そうか」

 

俺は視線をアクアの横顔から他のものに移す。

 

普通の人であれば、こいつ恋愛に興味あるのかってなるかもしれないけど、長年の付き合いである僕にはわかる。

 

こいつはそんなこと興味ない…と思う。

 

全く関心がないってことは無いと思うが、関心が薄れている。

例えるならば、特に結婚願望のないアラサーの男性みたいな?恋愛よりも他のことしたいとかそんな感じ。

 

自分から追うことはなく来るものは拒まずって感じか。

いや、拒みそうだなアクアなら…。

 

「ねぇねぇハヤテくん!」

 

「あ、はい!」

 

「そんなにかしこまんなくていいよ〜」

 

突然声をかけられびっくりした…!

てか、本物のメムちょだ…すげぇ

 

「うん、突然でびっくりしちゃって」

 

「いやーまさかこんなところであのVTuberのハヤテくんと会うなんてねぇ〜」

 

「いやいや…僕はメムさんのこと知ってて似たような人がいるなら話も合うかなって思ってここ来たんだよね」

 

「えーっ!メムのこと知ってたのぉ!?嬉しいなー♪」

 

あれ、気づいたら隣にいたアクアもあっちで話してる…。

俺を1人にしないでくれアクア…。

 

「ていうか、シンプルにファンとして来たまであるよ」

 

「メムね、ゲーム実況とかもしてみたいなーと思っててぇ〜…、あ!その前になんて呼べばいい?」

 

「えぇ?好きに呼んでもらっていいけど…」

 

「んーじゃあ“ハヤたん”で決定!」

 

「う、うん。分かった」

 

こんな感じで2人で話してて時間が過ぎていった。

 

僕たち2人の話は高校生の会話って言うよりかはYouTuber同士の会話になってしまった。

 

でも何よりも普通に話せて良かった…!

 

マジで緊張したかんね…、今度の雑談ライブの話のネタが増えたわ。

 

可愛すぎるしかっこいいし、全員…

 

「はい、これで一通り撮影は終了ということで各自解散してください」

 

『はい』

 

「はあー緊張した…」

 

「俺は疲れたの方が大きいな」

 

隣のアクアが答えてくれる。

 

「私もすごい緊張してたんだよねぇ」

 

「メムさんと僕は引きこもり代表みたいなとこあるもんね」

 

「ほんとにそうだよぉ!」

 

「じゃまた今度の撮影でね」

 

「うん!お疲れぇー!」

 

手を振って離れていくメムさん。

 

恋愛感情は今は特にないけど、でも良いYouTuber仲間になりそうでホッとした。

 

「随分と仲良くなったんだな」

 

「あ、うん。このまま行けば今度コラボとかするかもね」

 

「おーそれは良かったな」

 

「うん、でもやっぱり恋愛とかは今の僕には考えられないな」

 

「…その心は?」

 

「忙しい…あとムズい」

 

「後者の方は大分共感できるな」

 

僕とアクアの関係はこんな感じでサッパリしてる。

 

何となくお互いのことは分かるし、相手が何を考えているかわかる時もある。

 

アクアは相手の意図を汲み取るのが上手で、僕の言葉足らずな喋りでも意味を分かってくれるから本当に居心地がいい。

 

コイツは多分だが道を間違えたら女を誑かす悪いやつになってたかもしれない…。

 

あとなんとなくだけど、かなちゃん…

 

 

 

 

 

コイツ悪いやつの肩書きに片足突っ込んでるかも…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして今週の撮影…。

 

 

「私…この番組辞めたいっ…!」

 

鷲見ゆき…モデルの高校1年生の子でこの間アクアと少し話していた。

 

彼女の話はこうだ。

 

今ガチに出たのはいいが、周りからの風当たりが少し強くなったとのこと。

 

周りはもちろん引き止める。

 

僕も何か言った方がいいのかな……?

えー、でもどうしよ…なんか入りずらいしなぁ〜…!

 

頭の中で頭を抱えてしまっているこの状況。

うん、意味が分からない。

 

なんか言って励まそう。

 

「大丈夫だよゆきちゃん!ちょっとくらい風当たりが強くなったからってファンのみんなが消えちゃう訳じゃないし!ファンはもちろんだけど僕も…皆もゆきちゃんの味方だよ!」

 

「ハヤテ…!」

 

「辛かったら僕の配信見に来なよ!僕の視聴者のとこに行けばきっと応援してくれるよ!」

 

「ありがとうっ…ハヤテにそう言われるとすごい心強いよ」

 

んあ?

なんかすげー長文で早口で喋ってしまった気がする。

 

やべぇこれ雑談配信の時いじられるわ。終わった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

撮影終了後……

 

「なるほど、そういう事ね」

 

「そう!少しだけ感情を膨らませて話しただけ!でもドキッとさせられちゃった…」

 

僕の頷きにゆきちゃんはさっきの話の説明をする。

ブツブツ言ってたのは聞き取れなかったけど

 

「なーんだびっくりした…」

 

熊野ノブユキくんはホッとしたように一息つく。

ほかのみんなもそんな感じだ。

 

こうやって撮影続けていくとみんなのキャラが見えてくるな。

 

番組で上手く立ち回る人と立ち回れない人、他には素で面白い人。

 

僕は番組ウケ悪そうだな…。

 

「ハーヤテ!番組終わったら飯行こーぜ!」

 

「え?んーどうしよ…アクア行く?」

 

「もぉ、ま〜たハヤテはアクアに頼る…」

 

僕の返答にまたかと頭を悩ますゆきちゃん…。

 

「もうハヤたんとアクたんが出来ちゃってるんじゃないのぉ?」

 

うんメムさん。なんだかんだ今1番可能性があるカップリングだな。悪くない…。

 

「出来てねーよ。それに俺は行かない…」

 

「え〜、行こーよ!」

 

そんなハッキリ言われると少しだけ傷つくでアクたん…。

少ししょんぼりした僕をガン無視でゆきちゃんは一緒に行こうと言い張る。

 

そこにダメ押しの一手…。

 

「ここだけの話メッさんが焼肉奢ってくれるってよ…!」

 

『行こう』

 

僕とアクアの声が重なってしまった。

これはアクハヤカップリングに世間が騒がしくなるな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねぇねぇ、これから行くお店って個室??」

 

「うん、そーだけどぉ?」

「それならさ!ハヤテの素顔見せてもらおーよ!」

 

女子の会話に身の危険を感じた僕は、すぐに回れ右をして帰路についた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、つこうと思ったが正しいね。

 

「逃がすわけないでしょ?ハヤテくん」

 

「離せノブ!?離してみろ!離せばわかるんだ!!」

 

「はいはい個室でいっぱい話しましょうねー!」

 

「そっちの“はなす”じゃなーい!!!」

 

 

 

そして焼肉屋に到着。

 

「あ、アクアくん…」

 

「ん?どうした?」

 

「たすけてくれい」

 

「すまないが無理だ」

 

アクアに見捨てられた。

でもなぁ、なんだかんだいずれは顔出すかもしれないしな〜…。

 

予定は無いけど。

 

バチくそにメイクで顔加工してなら全然いいな。

 

 

 

 

7人のため僕はお誕生日席になってしまった。

 

入口から1番遠いところ…。あぁ、入口が恋しい……

 

「さぁー!存分に食えーガキどもぉ!!」

 

『いただきまーす!!』

 

 

 

「ねぇねぇ素顔見せてよー!」

 

「早く見せろよー!」

 

「分かったからそんなに2人して寄ってくるな!」

 

ノブとゆきちゃんが僕の方に近寄ってくる。

ノブは僕の左側でゆきちゃんは右側…。

 

ノブならまだしもゆきちゃんに寄られると緊張しちゃうんですが…?

 

「ここなら個室だし、一応?恋愛関係になるかもだから…見せるよ」

 

みんなから期待の視線が集まる。

 

アクアは僕には特に興味が無さそうだが周りの反応は少し気になるようだ。

 

「取るね…」

 

カパッ……

 

『お…』

 

「お…?」

 

『おぉ……!』

 

「えっ?なんなのその反応…!?どっちなんだ…」

 

なんかカッコよくない時の反応じゃないですかこれ…?

 

「かっこいい!」

 

「まじ?」

 

ゆきちゃんがそう言ってくれる。

 

「なんかYouTubeで見た絵のまんまって感じだわ!」

 

「むしろなんでそんなかっこいいのに素顔で配信活動してないのぉ!!」

 

ノブとメムさんもそう言ってくれた。

 

「あ、ありがとう…///」

 

「うわハヤテが照れてる〜」

 

「あ、肉焦げた」

 

「あぁ!?本当だぁ!」

 

よし誤魔化せた…!

 

その後はみんな美味しく無料でお肉を頂きました。

たらふく食べてやりました♪

 

「ウチの財布が軽くなったぁ…」

 

「やべ、仮面つけなきゃ!」

 

「てか、ウチより稼いでる人ここにいるじゃん!!」

 

ピーピー喚くな…!俺の秘技を見せてやろう。

 

「( ˙-˙ )」

 

「いやどんな感情の顔ー!?」

 

メムさんそんなに騒ぐなや。

よいしょっと。よし、仮面も付けたし帰ろうか。

 

 

この後はアクアと一緒に帰りました。




ハーレムって難しいね…?
もうちょい文字数多い方がいいかな…?
今は4000文字くらいなんだけど…。
評価https://syosetu.org/?mode=rating_input&nid=349562
感想https://syosetu.org/?mode=review&nid=349562

4期生でハヤテくんとのお話を見てみたいのは?

  • いやアナタが悪い!“角巻わため”
  • 悪魔?いや天使です“常闇トワ”
  • わがままなお嬢様“姫森ルーナ”
  • 天使?あぁ大天使ね…“天音かなた”
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