風輝とハヤテくん全然似てないやんって思った人は、その言葉は心の中に閉まっておいてください。
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たった今稽古をしているが、なかなか上手く行かない。
風輝になりきったまま、周りを見れるようにはなってきたのだが……。
「ハヤテくん、ここはもっと自信過剰な感じを出して行っていい」
「はい…!」
僕は風輝になりきっていると思うのだが、そのままセリフを読もうとすると違和感があって、感情をうまく乗せることができない…。
何度もリテイクとなってしまった…。
「うーん……」
「苦労してるな…」
「…アクア、少し違和感があってさ」
「お前もか」
考えながら歩いているとアクアに話しかけられ、答えるとそう言われた。
「ハヤテくんも?私もなんだよねー。鞘姫の私の解釈と脚本の解釈がうまく合わなくて…」
そう言うことだったのか…。
あかねが言うには、舞台でやるから原作通りの動きに合わせてやるのは無理であり、時間の関係もありストーリーの進行がかなり駆け足になることは少なくないらしい。
そのため、鞘姫は原作よりも戦いに前のめりであり、風輝も自信過剰な面を出すことでブレイドの闘争心をすぐに芽生えさせる設定にすることで戦闘シーンまですぐ持っていけるようにしている、とのこと。
「だから、うまく感情が乗らなかったのか…」
「少ししか稽古してないのに、それほどまでに役に没入できるだけですごすぎるけどね…!」
「没入の深さだけならあかねや姫川さんにも負けてないかもな…」
「いや、そんなことないよ…僕がここまで役に没入できるのは、作者のアビ子先生が僕を忠実に原作で再現しているからであって、他の役なら役に入り込むなんて果てしない努力しなきゃ無理…」
そう、ここまで役になりきれると言うことは、アビ子先生の僕に関する解像度はかなり高いからこそだと思う。
そのおかげで風輝の過去を辿ることを切り替えの鍵として、役に入り込むことができる。
「じゃあ、原作の風輝を忠実に再現してしまうからいまいち演りきれないってことか…」
アクアが考えるようにあごを触る。
「私は演技力でカバーできるけどハヤテくんには難しいよね…」
ガチャ…!
“すいませーん原作者の鮫島アビ子さんがいらっしゃいましたー!!”
扉が開き声が聞こえ、そちらに視線が集中する。
そこには以前お会いした、鮫島アビ子先生と彼女の師匠である吉祥寺先生がいらっしゃった。
一通り挨拶を終え、僕たちは先生方の方へと行く。
かなちゃんやアクア、メルトら…通称“鏑木組”の多くは“今日あま”のドラマ化でお世話になっている人が多いし、僕も以前、何度も風輝のお話をさせていただいたことがあるので皆接点があるのだ。
「あ、ハヤテくん…!」
僕に気づき、駆け寄ってくるアビ子先生。
「どーもアビ子先生」
「うぅ、、眩しい…イケメンや美女ばっかり……」
そう呟いて目を細める先生。
そうか、、アビ子先生僕としか面識ないし…人と関わるの苦手だから……。
「アビ子先生も十分眩しいと思いますけど……」
「えぇ…!?////私なんか、そんな……!」
アタフタとする面は子供らしく幼い顔もあり、思わず可愛いと思ってしまう。
「うわ、出た……。この天然たらしスケコマシ男……」
「あの、、かなちゃん……?全部聞こえてるからね……」
そんな男になってたまるか……。
「あ、あと、、役…引き受けてくれて、ありがとうございます…!」
「いえ、アビ子先生のおかげで僕も新しいことに挑戦できているので…!まあ、今は壁にぶつかってますが……」
「この子、意外とこの日楽しみにしてたのよ」
横から吉祥寺先生がそう言ってくる。
「まあ、稽古ゆっくり見て行ってください」
そして稽古が再スタートし、一通り終えた後に事件は起きた…。
「脚本、、今から直してもらえませんか??全部…」
そこからは止める雷田さんや脚本家のGOAさんの声も届かず、一歩も引かないアビ子先生はできないなら私が脚本作りますとまで言っている。
原作のキャラクター1人1人への愛が強いからこそ、譲れないものがあるのだろう。
そして、今までの台本は白紙となり稽古も一時中断となってしまったのだった。
「はー、暇だな…」
「どーしたの?そんな顔して」
体育の授業中、いまいちやる気が出なくて休憩してるふりしてサボってたら横にフリルが来た。
あの天下の“不知火フリル”様を呼び捨てにできるなんて、僕は前世で何をしてしまったんだろうか…。
「…いや、、最近暇でさー」
「確かに、配信時間や本数も少ないし、動画の投稿頻度も少ないとは思ってた…。でも、稽古があるんじゃないの?」
隅々まで把握済みとは、ハヤハヤ呼びはダテじゃないな。
ちょっと怖いまである。
「それが一悶着あって稽古は一時中断してるんですよ…」
「そう……」ソッ……
「……ん?あっ…!仮面取ろうとすんな!」
死角から手が迫ってきていたのに気づき、仮面を押さえてのけぞる。
隙なんて見せたら大事故待ったなしだな。
イマイチまだフリルの人物像は掴めてないしな〜……。
「バレちゃった…。まあ、あそこにいる子よりかは仕事あるじゃない」
視線を誘導された先には……。
“はーい、こっちこっちー!!パスパース……!”
ルビーの事かい……。
「ルビーもああ見えて、仕事増えてきてるんだからそんなこと言わないであげてよ…(苦笑)」
「まあ、こうやってハヤハヤと会えるのは貴重な時間だから私的には嬉しい」
「はは……」
思わず乾いた笑いが漏れてしまう。
「僕は演技力はまだまだだからこの期間に、そこ磨いておこうかな」
監督のとこで細かい技法とか教わってくるか。
「ハヤハヤはスポーツは苦手なの?」
「ハヤハヤっていうのやめてよ…恥ずかしいんだから!」
(´・ω・`)とした顔をするフリル…。
なかなか心が痛い。
「ったく…まあ運動は大抵できちゃうから楽しくない」
「……どこの漫画の主人公??」
「どちらかというとこういうタイプって、最後に立ちはだかる敵役の方多くない??」
「確かに…」
僕たちは体育の授業そっちのけで、なんて会話をしているのだろうか…。
「はぁ…僕も混ぜてもらお」
「それじゃあ私も」
すっと立ち上がると、フリルも立ち上がってついてくる。
兄離れできてない妹かお前は…。
「ルビー?ボール1個ちょうだい」
「ん…?あっ!ハヤくんもやるの!?バスケ!」
「まあ、久々に?」
僕にできない競技など………卓球だけできないわ。
卓球だけに限らず、ラケット使う系だと空振りするかラケットが手からすっぽ抜けるかの二択だからね。
「はい、ハヤくん!」ダンッ!
ルビーから放られたボールは、僕の前で一度はずんで手の中に収まる。
それを難なく、キャッチした僕は前に人がいると想定してドライブをすぐ仕掛けると思いきや、レッグスルーで足の間を通してバックステップで一歩下がり、スリーポイントラインの外側に立つ。
「…よっ!」シュッ!
膝を曲げ、力を溜めてからジャンプし手首のスナップを効かせてボールをリングに向けてシュートする。
ボールは綺麗な弧を描いてバックボードの奥へと消えていった。
「あ、力加減ミスった…」
『(だ…ダサい……)』
その場にいた、ルビーとみなみ、フリルは心の中でそう呟くのだった…。
「中2以来だから、間に成長期挟んでたの忘れてた…」
中2の時の感覚で打ったら、フツーにボールが手から射出されたっていう表現が正しいくらい飛んでった。
「……どんな力でシュート打ってんのハヤくん」
「いや、中2の成長期前の感覚で打ったらボールが手から吹っ飛んでいった」
「それは、運動して無さすぎとちゃうか…?」
球技大会の時に恥かくとこだった。
「まあ今ので感覚は掴んだかな…」
僕は飛んでったボールを拾って呟く。
「え…?何してんのハヤくん?」
「まあ見ときなって…よっ!!」シュンッ!!
さっきの感覚で思ったことがひとつだけ……。
僕はフリースローラインに立ち、近くのゴール…ではなく遠くの反対側のゴールに向かってシュートを放つ…。
「え?」
「嘘やろ…?」
飛んでいったボールは…。
ザシュッ!!
リングに掠ることなく中央を射抜いた。
「成長期ってすげえ!!」
『いや!そんなことあるかあ!?』
ルビーとみなみにそう突っ込まれるのであった。
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