ちなみにケイ君はエレンが息を荒くして自分に対して何かしそうだったら
「いいよ、好きにして」と言います。
アキエレだけど解釈一致の漫画をTwitter(現:X)で見つけてちょっとテンション上がった。
そろそろ変なことをしたい。
「~♪」
トントントンと包丁や鍋がぐつぐつと仲の具材が茹でられる音をBGMにケイの鼻歌がキッチンに響く。
切ったネギを鍋に入れ、手のひらで豆腐を切りそれも鍋に入れる。最後に味噌を溶かせば味噌汁の完成だ。
グリルで焼いていた魚の半身も焼き上がり、最後に出汁を混ぜ溶いた卵をフライパンに入れ卵焼きを作った。
サンマの半身の焼魚に豆腐とわかめの味噌汁、それにだし巻き卵にご飯。
少し豪華な朝食である。普段ならこんな手間をかけた朝食は作らないけど…。
僕は火を弱めて別室に向かう。軽くノックをしても返事がなかったので部屋に入り。
まだ布団をかぶったままの彼女に声をかける。
「…エレン、朝だよ。ほら、起きて」
「…う…んぅー……おはよ…」
エレンが眠たげな眼をこすりながら布団からのそのそと出てきた。起き上がったのを確認すると洗面所まで誘導してまたもやキッチンへ戻る。
そして二人分の朝食をテーブルに並べて顔を洗ってきたエレンを席へと誘導する。
…別に同衾していたわけじゃないよ?
エレンが昨夜ふらふらした状態で家に訪ねてきたのだ。
なんでもエレンはバイトしているようでそれが深夜になってしまい自宅まで帰る気力がなく近かった僕の家に来たらしい。
…でも寝起きの無防備な姿を見せられると流石に僕としても来るものがある。僕のこと男としてみてないわけじゃないよね? それなら結構ショックかもしれない。
まぁとにかく今日学校がなくてよかったよ。このまま学校に行ったら変な噂が立つかもしれないし。
…ねえ、なんであたしケイの家で朝ごはん食べてるの?
朝もケイが朝優しく起こしてくれたし最初ASMRでも使ってたっけ? ってなった。
あれ、結婚してた? ケイはあたしの旦那だった…?
そこであたしは昨夜の記憶が蘇る。あぁ、そうだ。眠気マックスでふわふわした状態でケイの家に来て…そしてそのまま流されるようにシャワーを浴びて客室に通されてそのまま寝たんだ。
思わず心の中で頭を抱える。
なにしてんだあたし……下手すれば気があるって言っているようなものじゃんこれ…しかもケイも何も考えずに通してくれてるし…え、もしかして私女として見られてない…?
…だったらショック…え、やば…凄いショックかも…。
「あ、エレン」
「んっ」
ケイに醤油を渡しながら表では何事もないように振舞う…。
いや、でもケイはいろいろ気を使ってくれてるしうぅ~~~~…。
その朝食は二人で変な顔をしながら食べることとなった。
気まずそうなエレンが帰宅し家に一人となった僕、何をしようか考えているとふと視界に映画のチラシが入る。
そうだ、『Random Play』に行こうかな。前リンちゃんに行くよと言ってから行ってないしちょうど良いかもしれない。
それに以前聞こうと思ってそのままだった映画を聞かないと、僕は身支度を済ませてリンちゃんにメッセージを飛ばした。
「あ、ケイくんこんにちはー。……そういえばあったよぉー、言ってた映画っ」
Random Playに到着すると同時に店に入ろうとしているリンちゃんに遭遇する。
どうやらどこかに出かけていたようだ。ちょうどいいので一緒に店に入った、カウンターの18号ちゃんに挨拶をするとリンちゃんが一本の映画を持ってくる。
「はい、『レディ・プレイヤー∞』」
「ありがとうリンちゃん、衝撃のクライマックスってありきたりだけど結局見ちゃうよね」
「わかるー!」
借りていくつもりだったが何かリンちゃんの部屋で一緒に映画を見ることになり、女の子の部屋に入るのはちょっと大丈夫か不安になったけど普通に映画は面白くて最終的にはリンちゃんと驚きながら見ていた。何か背筋に冷たいものが走ったが気のせいだと思いたい。
「…飛行船ツアー?」
「そ」
授業も終わり後は帰るだけとなった時、エレンにそう言われ思わず聞き返す。
「クラスの金持ち君」
「ロッド君ね」
ロッド君、僕もあまり交流があるわけではないが所謂お金持ちでどうやらクラスの何人かを誘って新しく出来た飛行船の試験飛行にクラスの何人かを連れて行けるらしく。エレンが誘われてエレンが僕を誘ったって感じらしい。
どこを通るのかルートを見せてもらうと。
「…あれ、ここホロウの上を通るの?」
「そう、危ないって思ったんだけど最新鋭の飛行船だから問題ないって言ってたよ」
…。ふと顎に手を当てる。
これ何かが起こったらみんなが危険に晒されるな…。それなら僕が付いて行っていざという時助けられるように付いていた方がいいかも…。あの辺悪質なホロウレイダー多いし…。
「じゃあ僕も付いていこうかな。実は乗ったことないからちょっと楽しみなんだよね…」
「そう…ならあたしもいこうかな」
「あ、いいの?」
「一人にして置いたら落っこちそうだし」
「ひどいなぁ~」
そう言って二人で笑う。飛行船ツアーは来週の日曜日か、何が起こるか分からないけど楽しみだな…。
お菓子とか作ってこよう。
…モフモフがいる。
クマのシリオンだ。作業服みたいなもの着てる。白祇重工って書いてあるから建設会社の人かな。
傍には肩にジャケットを羽織ったヤンキーみたいな人と黒髪に金色のメッシュみたいなのが入った長めの髪のきっちりと作業服を着ている男性がいる。
今はとてもまずい、何故かと言うといまはブジンソードの姿であり刀を手に持ってるしエーテリアスを倒したのだが吹き飛ばしたエーテリアスが彼らの資源らしきものをなぎ倒したのだ。三人ともホロウで活動しているからか戦闘態勢に入るのが早い。
「ベンさんアンドーさん、あれブジンソードってやつじゃないっすか?」
「みたいなだな…どうする? 吾妻」
「俺がいったん先行します…!」
吾妻と呼ばれた青年が紫色のチェーンソーを地面に刺したかと思うとチェーンソーが回転し高速でこちらへの距離を詰めた。変わった移動方法を使う…!
そのまま流れるように一回転しチェーンソーをこちらへと振り下ろした。刀でそれを防ぐ。
ギャリギャリと火花が散り僕は弾く様に吾妻を吹き飛ばした。
「ぐっ…!」
「やはり結構やるな…」
「あんまり無理に突っ込むんじゃねぇぞ吾妻」
「はいっす…!」
どうしよう…個人的に戦闘したいわけじゃないのになんかシームレスに戦闘に入ってしまった。
どうにかして逃げ出さないと…。
その後、しばらく撃ち合っていたのだが小さな女の子が突然入ってきたのに驚いて大技を出してしまいその隙に逃げた。あの赤髪の子怪我をしていないだろうか…。心配だ…。
しばらくしたらその子がルミナスクエアで歩いているのを見かけてほっと一息ついた。
名前:吾妻 道長
所属:白祇重工(作業員)
武装:チェーンソー
属性/タイプ:雷/支援
チェーンソーを地面に刺して高速で移動することも出来る。
支援タイプだが意外と火力も出る。