平行世界で恐らく一番誰にとっても幸せな世界
死人が生き返るというだけでこの世界の全てはひっくり返る
そう、彼が生きているのならば
連邦生徒会長は世界のためとか言って人を殺して(しかも自分の手じゃなく他人の手)尚も自分のせいでは無いという
しかも作中心情で書いてないけどなんならユメも消そうとしてました
メシドと一番繋がりがありしかも肉体関係もある、その上神秘もかなりあるってヤバいわよ?
一番色彩が乗り移りそうなのに色彩はこの世界を放置していきました()
因みに色彩はその後プレ先の世界に行って散々やってます
……この責任と罰を全てアロナにあげますされた先生はキレていい
それと可能性の世界線はダイジェストです、ご了承ください
(時間軸としてはホシノ救出の所です)
「攻撃…!」
「怯むな撃て!」
悲痛な声が響く
散々とした銃声が響き地面に弾丸が何発も着弾する
馬鹿みたいに撃っているのに彼らの声は恐怖を抑えられない
「ガァッ」
「なんなんだアイツ……!?」
「……」
猟犬の如く地面を駆け回り、空を飛び、敵を引き潰す
文字に起こすならば彼女の動きはこんなものだろう
相手を倒すことに無駄玉を使わずに攻撃している
慣れた手つき、というより鬼気迫る攻撃の仕方である
そんなんが軍隊を蹂躙していく
「……凄い」
『強い、ですね』
その様子を呆然とした様子で見ているアビドス生達
勿論ユメの戦闘を見たことがない訳では無いが、ここまで凄まじいものは見たことがない
「私達も負けてられないわよ!」
「私達も頑張っちゃいましょ〜☆」
それぞれが愛銃を構えて攻撃する
ノノミのリトルマシンガンがキュリキュリと音を立てて回転し、銃弾を撒き散らす
それに怯んだオートマタ達をシロコが撃ち抜き、セリカが撃ち逃しを正確に撃つ
シロコは走りながらオートマタの装備していたグレネードを撃ち抜く
装備していたオートマタは悲鳴をあげることも出来ずに爆発四散していった
「こっちの方が数じゃ上だろう!?」
「なんで押されて…ギャ」
数的有利だと言うのに押されているカイザー
その現状がありえないと言わんばかりの声を張り上げる
すると意識外からエネルギー弾が接近し、兵士の頭を吹き飛ばした
「…」
「ば、化け物め…!」
アサルトライフルを構え発砲するが体を捻るだけの動きで全て避けられる
そこから滑らかに動きオートマタの首を手刀で撥ねた
「敵はもういないか?」
「"居ないよ、見たところはね"」
タブレットを弄った先生はそう言うと、そのまま移動する
先生を護衛する為にアビドス生達はそれについて行く
「ホシノ先輩は本当にこの先にいるの?」
「"居る筈だよ、黒幕さんから聞いた情報が本当ならね"」
先生は珍しく焦った顔をしたシロコにそう言いながら、砂漠を進んで行った
〇
ホシノを、地下から連れ出す
あんな辛気臭く、ハッピーエンドの終わりには向かない場所から出ていく
外に出てみれば、彼女を祝福するかのように空は雲一つなく晴れていた
「うへへ、空が綺麗だねぇ」
「…こういう時に、言わなきゃ行けないことがあるよな、ホシノ」
ユメははにかんでいるホシノに言う
そうだ、こういう時にこそ彼女は言う言葉がある
あるべき場所に帰ってきた時に言う言葉
自身の…居場所に戻ってきた時に言う言葉
「それを言わせちゃうの?仕方ないなぁ先輩は…」
ホシノは笑いながら言った
しかしその心には影がある
自分には仲間が居た、私はそれを再確認させられた
連邦生徒会から送られてきた大人風情によって…いや、先生か
確かに私には仲間がいる、シロコちゃんやノノミちゃん、セリカちゃんだって
あぁ、何故貴方はそこに居ないんでしょうか、メシド先輩
貴方が、連邦生徒会の無駄な犠牲になる必要なんて無かったのに
「みんな、ただい─────────」
ホシノがその言葉を言おうとした瞬間、レーザーが付近に着弾する
そのままそれは地面ごとホシノを焼き尽くそうとするがその前に彼女は飛びのけて回避した
「ん…!」
「何!?」
「一体何が…!?」
セリカとシロコがすかさず銃を構え、遅れてノノミがガトリングを回転させる
突然の襲撃、今この場においてこの空気を邪魔するなんてカイザーくらいしかないだろう
それは確かにカイザーだった
『……』
空に、それは浮いていた
体はインナーのような服で覆い、あらゆる兵装を装備した兵士が飛んでいたのである
「カイザーの新手か」
その肩にあるエンブレムを見てユメは呟いた
全くもって空気の読めない奴だと彼女は腹を立てる
『…嘘だ、どうして生きているんですか……?』
「"?…アロナ?どうかした?"」
先生はシッテムの箱内で何かを呟いたアロナに気がつく
見てみれば彼女は今まで見たことの無いような顔をして彼を見ていた
まるで彼を知っているかのようである
『…先生、油断しないでください。あれは──────』
「"ッ来るよみんな!"」
アロナが言い切る前にやつは接近、そのままエネルギー状のブレードで切り払う
それを全員回避してそこから攻撃に転ずる
「"回避後直ぐに攻撃!相手の攻撃は受けないようにね!"」
「分かった!」
セリカはそう叫びながらライフルを撃つが奴に効く様子は無い
バイザーが赤い光をにぶく放ったかと思えばバズーカが構えられる
それだけじゃない、ほぼ全ての兵装が向けられていた
『…フォーゲット、ミー、ノット』
無機質な、機械的な感情の無い声が響く
「え」
「"ッ!!!避け────────"」
瞬間、全てが爆ぜた
凄まじい勢いで爆風が迫りアビドスの全員と先生はそれに巻き込まれる
グルグルと景色が回転していき、やがて止まっていく
「ッ…」
イオンライフルを構え直し、銃口を向ける
奴はゆったりとした格好で大型のマガジンを交換する
「立ってるのは」
「ユメ先輩と私、後は誰も」
後ろを見てみれば二人以外誰も立っていない
他の奴らは全員地面と熱いキスをしている
全くもって根性の無い奴らだな…!
ユメは舌打ちしながら奴を睨め付けた
『………』
体系的に男だろうか、インナーから浮かび上がる骨格はそんな気がする
バイタルエリアには厚いとは言えない装甲が装着されている
「ッ…」
「……」
睨み合い
方や緊迫した空気、方や緩やかな空気
余裕の多さはどう見ても敵の方が多い
──────────タァン
『……!』
ガキン
その時、銃声が響いた
乾いた気の抜ける、キヴォトスでは普通の音
「この、野郎…!」
セリカはそう言いながら立ち上がる
それに続くように地面に倒れ伏していた全員が立ち上がる
先程の爆風の衝撃から目が覚めたようである
「"皆、大丈夫?"」
「先生の言えた事じゃない」
砂まみれで頬に擦り傷をおった先生が全員を確認する
それに対してシロコは先生の方を心配した
「兎も角!アイツを倒さないと…!」
セリカがそう叫び、奴に目を向けた時だった
「うそだ」
呟くような声が響く
一瞬聞き間違えかと思えるほどの小さな声
「…うそだ、そんなはず、ない」
しかし続くように彼女の声が漏れる
いつも男のような、……誰かの"真似を"しているかのような先輩の声
今までに聞いた事のないようなかわいた声
それもそうだろう
ユメがそんな声になるのも驚くことはない
何せホシノは目の前の光景に声を出すことすら忘れている
セリカの放った弾丸は、彼のバイザーに命中していた
壊れたバイザーの隙間から、忘れかけた目がこちらを覗いている
その目にはハイライトが宿っておらずまるで死人のような目付きをしていた
『バイザー、損傷、廃棄します』
やがて無機質な声と共にガタンと地面に彼のつけていたバイザーが地面に落ちる
彼の素顔が、晒された
「メシド、先輩…?」
ホシノは、ようやく口を開けた
〇
メシド先輩という人物を、私は何回か聞いた
何でもユメ先輩の同期で転校してきた男の人らしい
とても強い人で、ホシノ先輩でも勝てないくらい強いそうだ
その人のことは柴関ラーメンの大将からも聞いた
アビドスに居た頃は何回も来ていた常連さんらしい
とても美味しそうに食べるそうである、見てみたい
しかし、そんな人に会うことは無かった
柴関ラーメンでバイトをしていても、普通に学校生活をしていても会うことは無い
あまりにも気になりすぎてホシノ先輩やユメさんに話を聞いたりしたが答えは返ってこなかった
返ってくるのは強かった人だとか、大切な人だったとか…
そんなものだった
私達は、初めて彼に出会った
『カイザー理事からのメッセージを再生』
無機質な、元は気さくな声だったと思える声を口から出して彼は言う
感情の無い機械のような…既に死んでいるような声で言う
『お前らに、コイツを殺せるか?』
『…メッセージ終了、戦闘を開始します』
私は、初めて先輩と出会った
敵として
〇
「止まって……!」
『損傷、かくだ、い……』
深く、サバイバルナイフが突き刺さる
トロリとメシドの腹から血がぽたぽたと垂れていく
『損傷、かくだい、しゅうふく、ふか……』
ボロリボロリとメシドの装備していた兵装が外れ大きな音を立てて地面に落ちる
やがてインナー姿のメシドだけが残り、地面に倒れようとしていた
「メシド君!!!」
ユメが叫び、彼を抱きとめた
大粒の涙を流しながら彼女が叫ぶ
「起きて!!!メシド君!死んじゃ嫌……!!」
「ユメ先輩!彼にはもうヘイローが…!」
「邪魔ッ!!」
後ろからシロコが肩を叩く
それを煩わしそうにユメは振りほどいた
強く感情的に振り払われたせいか少しだけシロコは吹き飛ばされる
「嫌だよ……どうして、君が…連邦生徒会長なんかに……」
『………』
彼の腹から血が垂れ、赤い池を作る
少しだけ人のものとは思えない色が滲んだ、血の池
確実に彼から最後の命を奪おうとする死の池
「生きてよ、メシド君」
ポタリと彼の瞳に涙がこぼれた
"瞬間、彼の目に色彩が宿る"
「あ」
一瞬見えたそれは直ぐに消えて無くなり、また彼の暗い瞳を写していた
筈だった
「クハッ、ゴホホッ…!」
「う、え…?」
ユメの抱えていた体から、血が出る
それは先程から大地を濡らしていた人間とは思えない血とは違う
紅く、鮮明な光沢を持った鮮血
生きている、証
「メシド君!」
「うげげ…頭が、イテェ……」
瞳にハイライトが戻る
思わずユメは彼の名前を呼んだ
この二年、二度と言うとは思わなかった名前を
メシドは、彼女を見る
「ゆ、め…か?」
「メシド君…!メシド君!!」
名前を呼ばれた彼女は、思い切りメシドを抱きしめた
キヴォトス人の強い力によって抱きしめられたメシドは潰れた声を漏らした
「ヌエッ」
「あ、ご、ごめん…い、痛い?」
あわててユメは力を緩める
メシドはナイフの刺さった腹に手を当て、血に濡れた手のひらを眺めた
「俺の血…俺の血だぁ……ドバっと俺の血……ハハハ……」
「あ、ちょ!?大丈夫!?誰か!?献血…救急車ァ!?」
「……ハッ!はい!今行きます!」
乾いた笑い声、緊迫した声、今平常を取り戻した声
それがアビドスの砂漠に木霊する
慌てた声があるものの、そこに深い絶望は無い
伽藍堂な無機質なやるせない声もどこにもない
そこには、希望があった
この時、アビドスの神々は……己の守護者を死から取り戻したのだった
『…貴方は、戻ってきたんですね』
『砂漠で、衰弱死して……埋葬もされたのに』
『死に損ない、えぇ貴方には一番似合っている言葉です』
『イレギュラー、貴方は存在するべきじゃ無い』
『梔子ユメ、貴女も本来の物語では生きていなかった』
『…あぁ、この世界は、そういう世界なのですか』
『……SRTに、取り込むべきじゃ、無かった……』
〇
外を見る
冷たい冷房の風が俺の肌を撫でる
外には未だに働き続ける社畜と月の明かりがアビドスを照らしている
そして、この俺もまた月光に照らされている
「…」
端的に言えば俺は生き返った、足の動かぬ木偶の坊として
感覚はあるものの、何をどうしてもこの足うんともすんとも言わない
不本意ではあるが車椅子を使うことにしている、今度ミレニアムのエンジニア共に義足を作ってもらおう
まぁ存外悪くない、車椅子というのも。
ベッドの上で横になりながら俺はそう思った
「起きてたんだね、メシド君」
「…夜遅いぜ、ユメ」
そんな思いにふけっていると、ガラリと扉が開いた
ユメだ、少しだけ髪が伸びている
最初見た時はかなり驚いたなぁ…あのユメがショートヘアとか
言い忘れていたが俺の部屋は個室だ、他に人は居ない
いるのは、俺とユメだけ
「もう時計の針は12を回ってるぜ、お前は悪い子ってな」
「あはは…どうしても眠れなくて」
彼女はそう言うと俺の横に座ってきた
あれから香水を付けていないのか、彼女自身の匂いがする
…いや、少しだけしているな……意識し始めたか……
今更か?
「…こうして、一緒に居れるなんて信じられない」
「そうだな、俺もそう思っていた」
俺もこうして現世に呼び戻されるとは思わなかった
アビドスの砂漠で果てた後に俺はまるで視点のような存在とかしていた…気がする
気の遠くなる文字列、四角、ガラスの奥に存在する俺達
そんな記憶がある気がする、あっても知った事では無いが
兎も角、戻れたことを感謝しよう
「…お前は、アビドスを守ってくれてたんだよな」
「君の死後の安泰は守れなかったけどね」
「オシリスは死者の安眠を守れなかった訳だ」
「ご、ごめん…私が、悪かった…よ」
「…攻めているわけじゃないから泣かないでくれ」
そして、この小さな幸福に感謝を
正史(A1)では蘇ってスグ死ぬ上ホシユメが更に曇る
……ここでメシドの意思を曲解するとまた別のプレ先ルートになる
影印メシド(車椅子の姿)
かつてキヴォトスの天敵と言われた男
今現在はアビドスの3年生として在学している様子
足が動かないので本格的な戦闘はしないものの
後方から放たれる正確なイオンライフルの狙撃は確実に敵を仕留める
普段は対策委員会の部屋で銃の整備をしている
元SRTというのもありその腕は好評な様子
ちなみにずっと横にユメが居る
服装は全盛期に着ていたコート類を全てユメから返してもらっている
彼女の匂いが染み付いているが彼はそんなに気にしていない様子
少し生臭い気がするが…気の所為だろう、彼はスグ洗った
カフェにも寄ることがあるが専用モーションが本を読むこと
…因みにこれがヒヨリと被っているので二人が同時にいるとヒヨリが少し離れたところでうわぁーん!している
たまにチラッと見るがメシドの横にいるユメに睨まれてうわぁーん!する
可哀想だね、なんで泣いてるんだろうね
居る要素に入れよ
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晴らせコラ!
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色彩の先導者
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アビドス編
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色彩「コイツやだ!小生やだ!」
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全部書いて♡かけ(豹変)