優しい先輩が切れるナイフになるまで   作:回忌

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※グロ(一瞬)注意

特に女性の方は…居ないだろうけど注意


ダンスを踊ろうワントゥスリッ!

愚直なまでに突っ込んで来やがった

目の前で蹴りを繰り出すスカジャンロリを睨みながら悪態をつく

メイド、んで特殊部隊みたいなものと聞いていたからどんなものだろうかと思っていたら普通に脳筋だった

 

いや、もう1人の方は普通に攻めてきているのだが

 

「オラオラァ!」

「愚直な奴だな!」

 

蹴り、銃ぶん回し…なんでもありかよお前!?

攻撃を全ていなしながら悪態をつく

やはりチンピラらしく戦い方がめちゃくちゃな野郎だ

もはや愚直と言っても変わりない程

 

しかし…

 

「オラァさっさと落ちろ!」

「そうかよ!」

 

それを通す圧倒的な程の神秘

このメイド達の中で一番神秘が多い、厄介な奴だ

その量でいえば俺やユメ、ホシノには到底及ばない

 

だからといって油断できる程の量でも無い

 

「そこだ」

「グゥッ!?」

 

ただ、練度はそこまで高いもんでは無い

愚直に突っ込んできた奴の攻撃を軽く避け現れた隙だらけの横腹にFALの弾丸を叩き込む

もちろん神秘も込めてだ、こりゃ痛いだろう

 

奴は俺から少し離れてガラの悪い目で俺を睨む

彼女は俺の顔をよく見て呟くように言った

 

「…テメー、SRTの"大尉"だな?」

「だとしたらどうする」

 

俺は彼女からの質問に質問で返した

俺が元どこの誰かなんてもう知ったことでは無い

口封じをする必要も無いのだ、知ったところで不利がある訳では無い

 

そういった意味合いだ

 

「どちみちにしろ潰す、依頼だからな」

「忠犬がよ」

 

彼女はどちみちにしろ俺を倒すようだ

なんともまぁご主人様に忠実な犬である、はいはい犬畜生が

サブマシンガンを撃ちながら撹乱するような動きで突っ込んでくる

それに対してFALを打ち込み足止めをしようとする

 

「させないよ!」

「…面倒だ」

 

が、引き金を引こうとした瞬間にFALが吹き飛ぶ

文字通りだ、FALは敵の攻撃によってぶっ壊れた

やってきやがったメイドを睨みながらグリップだけのFALをほおり投げ、Vector9を構える

今回は二丁持ってきた、おお弾幕、弾幕isGOD…LMGは持ってきてないんだけどネ

 

「面倒なやっちゃ…」

 

初弾を装填し、攻撃

9パラ弾が目標に向かってばら撒かれる

集弾性は宜しくない、だからこその接近戦だ

敵に弾をばら撒きながら接近して格闘戦を挑み込む

 

相手は特殊部隊モドキ、そこまでの腕は無い

特にあのガキの方は神秘に頼っているフシがある

まだ一年生なのもあるが…そこは追求するべきではないか

 

懐に潜り込み、軽くジャブを叩き込む

それらを彼女は腕で受け反撃の左フックでこちらを攻撃しようとする

 

「甘いな」

「ッ!?…ガアッ!!」

 

左腕を拘束、そのままテコの原理を利用してへし折る

バキリともはや気持ちの良い骨折の音が響き渡る

多分脱臼とかそういうレベルではなく骨から逝った、可哀想に(他人事)

 

「クソ…が!」

「変わります!」

 

悪態をつきながら彼女は後ろに下がる

それに並行するようにFAMASを構えた真面目そうなメイドが突撃してきた

選手交代ってところか、さっきから援護射撃がウザかったところだ

 

「さっさと失せろ」

「やーだねッ!」

 

グレネードを投げる

一般的な時間経過タイプでは無く、何かに触れた瞬間に爆発するタイプだ

本来なら沢山持っていきたいところだがヴォルギン大佐のようにはなりたくないので一個しか持ってきてない

 

…弾帯だっけ?あの人、まぁいいや

 

「危ないなぁー!」

 

彼女は前方にスライディングし、グレネードを回避する

…おかしいな、間違いなく当たった筈なんだが…

 

「ええいこの…!」

「やぁっ!」

「クソッ…!」

 

接近してきたマジメメイドに対してVectorを放つが避けられる

それどころかスライディングからの上方向に向けた蹴りによって帽子が吹っ飛んだ

ついでに付けていたヘッドセットも仲良く吹き飛ぶ

 

(ああクソ、無線が…!…まぁあまり息をしていなかったしいいか)

 

手を伸ばすが届かない

取るか迷ったが、敵の無線が後半死んでいたので良いかと結論付け取らなかった

Vectorのマガジンをリロード、マガジンは後二本しかない

 

「撃ちすぎたね!」

「テメーはどこからマガジン出してんだ!」

 

俺が残弾を見て顔を顰めたのが見られたらしい

マジメちゃんはニィッと笑いながら胸元からマガジンを出してリロードした

…いやマジで何処から出してんだよソレ!?

どうしてそこからマガジンを出そうと思ったよ!?

 

 

キヴォトスには変人しか居ねぇのかよ!?

 

 

内心そう叫びながら銃を放つ

 

 

 

 

 

 

 

そうして、丁度撃ち尽くした所だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「動くな」

「っとぉ」

 

後頭部に何かが当てられている

大きさからして対戦車ライフルだろうか、脅しの道具じゃねぇんだわソレ

流石に撃たれても頭が吹き飛ぶ訳では無いが流石に気絶は免れない

俺はそこから動くことは出来なかった

 

「ゆっくり銃を投げろ、背中の奴と、サイドアームもな」

 

俺はそれに従ってベクターを投げる

背中のイオンライフルとサイドアームもだ、ここは従った方がいい

持っている武器はもうない、あるとしてもグレネード類だ

 

「膝立ちになって手を上げろ」

 

言うことを聞く

こういう状況は慣れている、そういう訓練はあったからな

大人しく言うことを聞いた方が後々楽になる

 

「ようやく捕らえたぞ」

 

物陰から左腕を抑えたチンピラガキが現れた

包帯を巻いて当て木をしているようである、誰がやったんだそれ

最初に気絶させたクラシックメイドも来ているしマジメメイドもFAMASを構えている

 

 

ふむ、絶体絶命?

 

 

「リーダー、仲間らしき者も捕らえました」

「うぅ…捕まっちゃたよぉ…」

 

うえーんと泣きながら拘束されているユメ

その体に砂がついているのを見る限り乱暴されたのか?殺すぞ?

 

 

「砂地でゴロゴロしてました」

 

 

アホかな?

 

 

「まぁ、いいぜ…」

 

俺が失笑しているとチンピラのガキが近づいてくる

帽子を持っている、ヘッドセットもだ

彼女はそれからメイド達の使う無線を取り外した

俺の同期した奴だ、多分クラシックメイドが気付いたんだろうな

 

 

「なかなか舐め他真似してくれてんじゃあねぇか?」

 

 

彼女はそう言うと俺の顔に無線機と帽子を投げつけた

べちりと当たった後、2つとも砂漠に落ちていった

中々痛い、普通に痛い…特に帽子のツバが当たって顔がとても痛い

静止を無視して顔を擦る、あー痛い

 

「お前、ただで済むとは思ってないよなぁ?」

 

彼女は折れた左腕を指さしながら言った

俺はハッと鼻で笑った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この時、俺は殴りかかればよかった

 

そんな過激でもなくても、何か彼女を逸らすようなことをすればよかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「借りは返すぜ…コイツにな!」

「…おぶっ」

 

 

 

 

 

 

 

チンピラのガキは、ユメの腹目掛けてパンチを繰り出した

それをモロに食らった彼女は何かが潰れたような音と声を出して崩れ落ちる

 

 

 

アイツが、あのガキが殴ったのは…彼女が、優しく撫でていた───────

 

 

 

ゴポリと、彼女の股から何か得体の知れない物が流れ出した

 

 

 

赤い、何かの…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おれの、おれたちの、こ……

 

 

 

 

 

 

 

「あ、…うぅ…」

「え、あ…どう、した?」

 

理解が、出来なかった

ただ軽く腹を殴っただけだった、脅しのつもりだった

少し意趣返しみたいなところはあったけれど強く殴ってはいなかった

 

 

それがどうだ?

 

彼女はお腹を抑えながら崩れ、その股から血の海を広げている

 

異常事態に他のメンバーも困惑しており、かける言葉もなかった

 

 

「そ、そこまで強くなぐっ─────────」

 

 

言葉は続かなかった

いつの間にか私は地面に転がされていた

何が起こったのか理解出来ない、一体何が

 

混乱しながら辺りを確認する

 

 

 

 

 

 

「ギャ」

「…」

 

04の首がへし折れていた

そのまま彼は彼女の首をネジ切り、どこかに投げ捨てる

鮮血が舞い散り、それらは彼のコートと顔を汚した

 

 

「…殺してやる」

「ひっ」

 

 

短な宣言、しかしそれと同時に圧倒的な恐怖(テラー)が彼から放たれる

サブマシンガンを拾い上げ照準を向けるがそこに彼の姿は無い

視認出来ぬほどのスピードで移動し、イオンライフルを取った

 

「次はお前」

「ガ──────」

 

 

頭に向けて一発

03の頭が吹き飛び、脳髄を辺りに撒き散らす

簡単に目の前で人の命が潰えていく

 

 

 

頑丈なキヴォトスの人とは思えない程、簡単に

 

 

彼に対して01が発砲するが全く効いた様子は無い

少しも仰け反らず、彼女に近づいて思い切り殴った

01がゴミグズのように吹き飛び、瓦礫に突き刺さる

 

「ッ!!?……」

 

今まで感じたことのない痛みに彼女は短い悲鳴を上げて気絶する

彼女にとって運が良かったのは、命が奪われなかったことだろう

彼は追撃にイオンライフルを放ったようだが外れ、01の右腕が吹き飛んだ

 

興味を無くしたのか、彼はこちらに近付いてきた

 

「最後はお前だ」

「うぅっ!?」

 

ガシリも首を掴み、締め上げてきた

私は何とか動かすことが出来る右手にあるサブマシンガンを放つ

ゼロ距離で全弾をぶち込んだというのに全く怯みもしない

 

 

それを不快に思ったのか更に締める力が強くなる

 

 

「死ね……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やめ…て……」

「……!」

 

誰かの声が響いた

それに反応した彼は私の首を手放した

 

「ゴホッ!……ゴホッゴホッ……!!」

 

朦朧とした意識だ

息を求めて、無意識に喘ぐ

腹を殴った女が、メシドに垂れかかっているようである

彼はそれを優しく受け止めていた

 

しかし、その目は怒りで燃えている

 

「でも、こいつらは……!」

「これ以上……人を、殺さ、ないで……」

 

彼女はそれ以上の言葉は続かなかった

どうやら意識を失ってしまったようである

 

彼の瞳がこちらを向く

 

それを見て私は確信した

次は私だ、あの瞳は間違いない

 

 

 

 

幽鬼の如く立ち上がり、ゆらゆらと近寄る彼

 

思わずサブマシンガンを取り引き金を引くが弾が出ない

ジャムとかでは無く、単純に弾が切れた

 

 

 

それでも引き金を引く、虚しい金属音が響き続ける

 

 

 

勿論何の抑止力にもならない、彼はどんどん近づいてくる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこまでです」

 

 

それを何も出来ずに見ていると、誰かの声が響いた

聞き覚えのある、いやなければおかしい声だ

 

その人物の名前を言おうとした瞬間、首元に何かが打ち込まれる

 

眠気が直ぐに襲いかかってくる、麻酔の類だ

 

 

 

私はそれに抗うことが出来ずに意識を失ってしまった

 

 

 

 

 

 

「……」

 

「人の命を奪うことは、大罪ですよ。大尉さん」

 

 

連邦生徒会長は腕を後ろに組んだ状態で言った

話しかける彼女に対して彼は無視し、落ちている帽子とヘッドセットを拾った

そして辺りを見渡してハンと笑う

 

 

「FOX小隊にWOLF小隊、挙句の果てにEAGLE小隊ときたか…今回は本気らしいな?」

 

 

不敵に笑い、イオンライフルのマガジンを交換した

 

 

「どうでしょう、大罪人を捕らえるには十分だと思いますが」

「そうか、そうかよ……ここが分かった理由に関しては全員をぶちのめした後に聞いてやる」

 

 

会話が成立しない

メシドは完全に我を忘れていた

もはや、彼にとっては全てがどうでもよかった

 

 

 

彼には全員殺すという感情しか無かった

 

 

 

彼なりの、復讐だった

 

 

 

カチリと、イオンライフルを構える

 

 

 

 

 

 

 

 

Come on! Do IT!!!(   来い!    やってみろ!!!)

 

 

 

 

 

 

 
















連邦生徒会極秘文書


            機密

ハウス・オブ・クリーン作戦の概要と結末




この作戦はカイザーインダストリーズに不審な動きをする人物が居ることから始まる
その人物の背景を調べたところ不明な組織との繋がり、横着が明らかになった
なんでもヘイローを破壊武器類を回しているとの報告があり自体を重く見た連邦生徒会長自らが指揮を取り行動した



作戦に参加した者は下記の通りである



Alphaチームメンバー


FOX小隊

コールサインFOX1
立ち位置 小隊長 七度ユキノ

コールサインFOX2
立ち位置 副隊長 ニコ

コールサインFOX3
立ち位置 ポイントマン クルミ

コールサインFOX4
立ち位置 スナイパー オトギ



bravoチームメンバー

COBRA小隊


コールサインCOBRA1
立ち位置 小隊長 影印メシド

コールサインCOBRA2
立ち位置 副隊長 (塗りつぶされ消されている)

コールサインCOBRA3
立ち位置 情報員 (塗りつぶされ消されている)

コールサインCOBRA4
立ち位置 スナイパー (塗りつぶされ消されている)



以上の八名によって行われた作戦であるが、結果から言えば大失敗である
ターゲットの最後の抵抗によりヘイロー破壊爆弾が炸裂
不明な組織によって捕らえられたCOBRA4と3がその場に移行され爆殺された
COBRA2もCOBRA1を庇う為にヘイロー破壊爆弾の爆風を直に受け死亡した

COBRA小隊の生き残りは影印メシドのみであるが、小隊全滅という事実に心が耐えきれずに崩壊
その時、全てに絶望した彼に"アレ"が接触し反転したようである


本人は分からないため、恐らく夢にも出ないものと考える


作戦終了後彼はSRTを無断で離れ、アビドス高等学校へと編入
とはいえ退学届等を出されていない為彼をSRTの者として扱うことにする


定期的な接触をし、監視を怠らないこと


元アビドス生故に地形にも慣れているはず、遭難することは無いだろう


もし彼の遭難届けが出されたとしても無視するように


相手の小隊達

  • 皆殺し(原作キャラ死亡)
  • 生かせ
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