優しい先輩が切れるナイフになるまで   作:回忌

9 / 22
原作ルート行けないねぇ
どうしようかこれ(頭痛)

一応完結後にもしもルート沢山書いておきますよい

後皆様のお陰で原作キャラ死亡タグが追加されました、あなた方のせいです、あーあ


そういや最近アンチャーテッド3やったんですよね
これで砂漠の演出は完璧〜ですよ!()


汝一切の希望を捨てよ

「ぐギャ」

 

発砲

イオンライフルから電子的な音が響く共にWOLF2が頭を貫かれ死亡する

仲間の死に少し動揺が広がったようであるが連邦生徒会長の声1つだけでそれが収まる

 

「小隊、攻撃を」

「「「「了解」」」」

 

攻撃が始まる

スナイパーやガトリングによる援護射撃、前衛による熾烈な攻撃が始まる

身に当たるが少し痛い程度だ、この程度耐える必要も無い

 

 

 

「全員、ぶっ殺してやる」

 

 

残り、11人

 

行動を開始する

スライディングし、まずアサルトライフルをもって突っ込んで来ているWOLF1の足を蹴り飛ばす

足からすっ転び宙に浮かんだ彼女に対してイオンライフルを発砲

 

胸元に綺麗な風穴を開けて絶命、ぐしゃりと死体から酷い音が鳴り響く

 

残り、10人

 

「隊長!?そんな……」

「怯むな撃て!」

 

その光景を見たFOX3が泣きそうな顔でこちらを睨む

しかし俺からすればどうでもいい事だ

さっさと、死んでしまえばいい

 

WOLF小隊に残っているのはグレネードランチャーとサブマシンガンだけだ

 

かの小隊の特徴としてはその攻撃性であり

SRT最強と名高いEAGLE小隊程では無いものの並の勢力では太刀打ち出来ないほどだ

流石に軍隊相手だと無理ではあるが、それでも三分の一を壊滅に追い込む程だとか

 

 

んまぁ、死の力の前じゃ関係ない

 

 

俺が、彼女の前に立ちはだかる者を打ち倒す

 

 

 

「うぉおおおおお!!!」

「邪魔をするな…!」

 

グレネードランチャーを乱射しながら突っ込んでくるWOLF4を捉えた

イオンライフルを放つが右に逸れてしまう

そもそもあれじゃ片足片腕失っても突っ込んで来そうである

確殺しないと止まらないだろう

 

なら

 

「来いよ」

 

スナイパー達の援護射撃を受け流しながら近接格闘に移行する

彼はグレネードランチャーを持ち直すと技術もクソもなくストックで殴り込んできた

 

「WOLF4戻れ!そいつは格闘戦を持ち込んでいい相手じゃ…」

「黙れェ!!コイツは仲間を殺した!ぶっ殺してやる!」

 

FOX4が叫ぶがそれをWOLF4の激情がかき消す

怒りに我を忘れた彼はもはや連邦生徒会長の声すら届かない

 

 

いいな、我を忘れるってのはいい

 

 

 

なにせ、制しやすい

 

 

「ふん」

「ぐっ」

 

ストックを受け流しそのまま左肘を顔面に叩き込む

少し怯んだところすかさず顎と腰に手を置いてやり、押してやる

後は簡単なものである、奴はそのまま地面に倒れた

 

グレネードランチャーが虚しく地面を転がっていく

 

目をぱちくりしていた彼が現状に気付いた時にはもう遅い

懐からナイフを抜く

 

「あ、待」

 

声が続くことは無い

恐怖をたっぷり仕込んだナイフの一撃が喉元を貫いた

もちろん常人が恐怖に耐え切れるはずも無くカエルが潰れたような声を上げて彼は死亡する

 

残り、9人

 

「そんな……!?」

 

WOLF3が絶句した様子でこちらを見た

彼女は戦意喪失しており、もはや立てなくなっていた

その股間が濡れている……どうやら失禁してしまったようである

 

仕方ないことである、人の死なんてここじゃ異常なのだから

 

 

それこそ、失禁してしまうくらいには

 

 

「別れは……あぁ、今から会えるか」

「待って!いや!いや!私は……私は死にたくない!」

 

イオンライフルを向ける

彼女は涙やヨダレを流しながら嫌なものを振り払うように手を振るう

無論それは彼女が目の前で腕を振っているだけでそれが消える筈もない

 

 

「いや、いや!……いやぁぁぁあ───────」

 

悲鳴が続くことは無い

ただ虚しく銃声が響き渡るだけである

 

「…幻覚でも見てるのか私らは!?」

「EAGLE2!これは現実だしっかりしろ!」

「あのWOLF小隊が……!?」

 

 

 

WOLF小隊、全滅

 

 

 

残り、8人

 

 

 

 

 

「…こうなる前に、始末しておくべきだった」

 

目の前の惨状を見て、彼女は呟く

目の前のタブレット端末から警告音が響き止まらない

この端末……"シッテムの箱"が多大な警告を放つほど危険な状態だった

戦闘が始まって一分もしないうちにWOLF小隊は全滅

 

なんなら、いつの間にかEAGLE小隊の1人もやられていた

どうやらスナイパーでピュンピュンしている所を煩わしそうにぶち抜かれたようである

 

その惨状を見て思わず言葉がこぼれる

 

「……勝てない」

 

自分の指揮を持ってしても

SRTでかなり優秀な者を達を集めたとしても

 

……勝てない、どう足掻いても

 

どうする?どうする?

 

 

これ以上は無駄な犠牲が増えるだけだ……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「仕方ない……!」

 

苦肉の策……基プライド破壊であるが致し方無しとした

このキヴォトスで人命が危険ならば救わなければならない

彼女はそう確信して無線を繋げた

 

 

 

「小隊各位!今から言う命令に従ってください……!」

 

 

 

動きが変わった

俺は彼女達の動きを見て思った

先程から熾烈に攻めてきたというのに引く動きに変わっている

どうやら今からは退却戦のようである

 

「そうくるか」

 

スナイパーの狙撃が更に苛烈に、ロケットランチャーも忙しなく飛んでくる

俺をどうしてもそちらに行かせたくないようだ

 

とはいえ

 

「そんなに体を晒したらいかんだろうが」

「ガァ──────」

 

ミサイルをバカスカ撃っていたEAGLE3は高台に立っていた

無論それは大量のミサイルをここに通す為なのだが逆説的に言えばこちらからも通る

特に俺は繊細な射撃をするタイプなので尚更である

 

 

そんな訳で彼女はイオンライフルに貫かれて死んだ

 

 

残り、六人

 

最強とも呼べるEAGLE小隊もこの程度である、拍子抜けだ

 

俺がそろそろ廃墟から出ようとしているとコツリと何かが足に当たる

 

「……あぁ」

 

見てみればWOLF1の死体が転がっていた

金属音の為ワイヤートラップか何かと勘違いしていたが、彼女の鉄帽だったようである

WOLF小隊の装備は基本速度を意識しており軽い物が多い

銃器は取り回しやすいようにストックが無かったり銃身が切り詰められていたりする

プレートアーマーも速度の為に耐久性を犠牲にしており、致命的なダメージを一度しか受けられない

 

装備類を確認する

M4を短くカスタムした物にマシンピストル、スタングレネード

アーマー類は頭以外無事だ、頭には素晴らしい風穴が空いている

殆ど使えないが偵察用の双眼鏡を持っていたので借り受ける事にした

安心しろ死んだら返すから

 

して

 

「無線はどうだろう」

 

無線機器を取り上げ確認するが砂嵐のような音が聞こえるだけだ

どうやら前回の傍受を学んでやられたヤツらの無線は遮断しているようである

傍受しようにもそもそも繋がらないのだから意味が無い

 

 

一人くらい生かせば良かったか

 

 

愚痴を吐きながら廃墟に登り匍匐、双眼鏡を覗く

瓦礫に貫かれていたメイドとチンピラガキが居なくなっている

少し視界を逸らしてみると2人を保護するように退却する小隊が見えた

攻撃が少し抑え目になったのはそのせいか、まぁ戦いやすかったしいいだろう

 

連邦生徒会長の姿は……見えない

ここには居ないようだ、恐らく連邦生徒会長室のエアコンガンガンな部屋でコーラでも飲みながら指揮をしているのだろう

もしくはオートか?どうでもいいか

 

…にしても狙撃が来ないものだ

双眼鏡から目を外し、辺りを見やる

割と堂々と観察しているつもりなのだが、意外と見えないものなのか

 

それともまだ一年生だから未熟だというのか?FOX4

 

そう思っていると、砂漠の中に僅かな違和感を発見する

見逃さずに観察してみるとゆっくり何かが動いている

 

よく見てみればソレは銃身であり、辿ってみれば砂漠迷彩柄のシートに隠れたFOX4のようであった

 

 

「確か…」

 

俺は辺りを見渡す。すると壁際に息絶えたEAGLE小隊のスナイパーが居た

戦っている時に狙撃をピュンピュン飛ばすものだからうざったるしくて殺してしまった

まぁ、悪いのは遠くから撃って気持ちよくなっていたそっちだし関係ない関係ない

 

装備を確認、SRT最強部隊なだけあり装備が充実している

その全てを使う前に死んでしまったようであるが気にする程でもない

 

「よこせ」

 

彼女が大事そうに抱えていたスナイパーライフルを引き剥がし、スコープをひっぺがす

弾速落下などを気にする実弾銃よりもイオンライフルの方が格段的に楽だ

過去に適正チェックも兼ねてスカウトスナイパートレーニングをしたこともあるがあれはやりたくない

あんな面倒なことをするくらいなら普通の銃を持っていた方が良い

 

用済みとなったスナイパーライフルを捨てる

一応このイオンライフルにはレールを取り付けてある

使う機会はほとんど無かった、というより今回が初めてだ

そう思いながらスナイパースコープを取り付けて伏せ撃ちの体制に移行する

 

 

 

スコープを覗く

 

怒りは……収まらない

連邦生徒会長が居ないから仕方ないが、恨まないでくれよ

 

 

 

 

 

……FOX1

 

 

『敵を見失った、直ぐに見つける!』

「了解FOX4、直ぐに見つけてくれ…彼が何をするか分からない」

 

辺りを警戒しながら移動する

廃墟から離れたお陰で遮蔽物は全くない

狙撃は彼の得意分野では無かった筈だ

そう思いながらユキノは無線機を取る

 

「WOLF小隊、生き残りは居るか?」

『……』

「WOLF小隊、生き残りは居るか!」

『……』

「…クソッ」

 

無線機からは砂嵐の音しか返ってこない

つまるところかの小隊全滅したってことである

 

「ユキノ……」

「任務に集中しろFOX1、いつお前がその仲間入りをするか分からんぞ」

 

EAGLE1が50口径アサルトライフルを構えながら言った

SRTの中でも最強とも呼ばれるEAGLE小隊のリーダー。

性格は厳粛で誇り高い、手本として他にない人である

 

しかし、そんな彼女でさえ少し手が震えているように見えた

 

 

 

それを見ないようにしてクルミは盾を構える

 

 

 

 

 

その時、無線に声が響く

 

その声はFOX4のものであり、かなり焦っている声だった

 

 

 

 

 

『奴を見つけた、廃墟の────────』

 

 

 

警告する声は聞こえることは無い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BANG!!!

 

 

 

 

 

 

 

凄まじい音が、響いた

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。