ウマ娘ヤンデレ短編集   作:日本さん

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pixivでも上げている作品です。
ハーメルンにも投稿してみたいと思ってここにも投稿しました。
指摘部分がございましたら、作者にすぐ指摘部分を伝えていただけると助かります。



ドリームジャーニーの愛が怖い件。

トレセンからの帰り道。俺は明日のトレーニングメニューを考えながら帰っていた。しかし、その道中で背後からの視線を感じて後ろに振り返る。

(何か視線を感じる...)

(誰もいない......この感覚は何なんだ?..)

俺はただの勘違いか何かだと考え、また歩みを進める。

すると、また背後から視線を感じ始める。今度は振り返らずにそのまま小走りで家に帰った。

--

 翌日、出勤してトレーナー室に入る。しかし、先にドリームジャーニーがソファーに座っていた。

何故自分より早く居るのか、少々恐怖を感じたが、彼女らしいので、あまり気にはしないことにする。

「おはようございます、トレーナーさん」

「あ、おはよう...」

「...どうしたのですか?動揺されていますが」

「いや、なんでもないよ...じゃあ、少ししたらトレーニングを始めるから、準備しておいてね」

「そうですか...分かりました」

正直、彼女の目は明らかに何か分かってる目だった...

やはり...動揺していることを誤魔化しきれてないのだろう。ジャーニーは察知能力が本当に鋭い...

 

夕方になり、午後トレーニングも終了する時刻。

今日のミーティングも終わり、彼女とも解散する。

「今日もお疲れ様。ジャーニー」

と解散時に彼女に声を掛ける。

それに対して、彼女は

「ありがとうございました、有意義な時間でした」

と言って部屋から退出し、部屋には俺一人になった。

彼女が退出した後は残りの書類の処理作業。これをした後にようやく帰路につくことが出来る。

 

数時間の書類の処理作業を行った後、俺はグラウンドに一人で出る。そして、いつも座るベンチに腰掛け、それから電子タバコを取り出して吸う。これが平日唯一の俺の娯楽。電子タバコを吸いながら俺は明日のこと等、様々なことを考える。

(今日も疲れたなぁ...あ、明日飲み会じゃん...)

そんなことを考えていると...

「あ、あのすいません!」

「うわっと...どうしたの?」

急に後ろからウマ娘に話し掛けられ、思わずベンチから飛び上がりそうになる。

「えっと、私のフォームをジャーニーさんのトレーナーさんに見てもらいたくて...」

「あぁ、うん。全然いいよ」

本当は精神的な疲労が激しいからやりたくはない...でも、家族の為にとか...故郷の為とか...そういった理由でこの中央トレセン学園に来ている彼女達を見ると...疲れていようがおかまいなしに手伝って欲しいと言われたら手伝いたくなる。

 

それから、話しかけてきたウマ娘に少しだけ教えるだけのつもりが気付けば夜の9時に差し掛かっていた。

そのウマ娘は...

「私のトレーニングを見てくれて、あ、ありがとうございました!」

とお礼を言ってくれたが

「トレーナーだから、これくらい当たり前さ。気をつけてね」

と、トレーナーだから当たり前さ的なことを言って別れる。そういえば、色々教えている時に背後から、あの時の視線と似たような視線を感じた。やはり、この視線は勘違いではないということに気付き、鳥肌が立つ。

--

すっかり遅くなってしまった為、俺はタクシーを捕まえて自宅に帰ることにした。そうして、タクシーに乗って数十分で自宅に到着。

「やっと帰ってこれたぁ...」

そんな事を呟きながら、急いで家に入る。

しかし、入ってすぐに玄関に異変があるのに気付いた。

何処かで見たことあるような靴が玄関の靴箱に入っているのだ。

「この靴...まさか...」 

俺はゆっくりとリビングへと向かう。リビングへと向かうにつれてあの香水の匂いが強まっていく。そして、恐る恐るリビングへの扉を開ける。

「やっと帰ってきましたか、トレーナーさん」

香水の匂い通り、ジャーニーがリビングの椅子に座っていた。そして、こちらを見つめる彼女の目には光が無い。

「な、何でここに居るんだい?...ジャーニー...どうやって入っte」

「ピッキングですが?」

(嘘だろ...?)

何故居るのか、どうやって入ったのか聞こうとすると、彼女は平然とピッキングと返答してくる。そんな、彼女に俺はかなりの恐怖感を覚え、体が無意識に震え出す。

「どうしてそんなに怯えているのですか?トレーナーさん」

「ど、どうしてって...そりゃ、勝手に入られたら...」

「....」

彼女は急に黙り込み、俺の目を見つめ始める。

俺は彼女の目の威圧感...のような何かに押され何も喋れない。そして、少しの沈黙の後に彼女は急に俺を押し倒して馬乗りになる。

「じゃ、ジャーニー?...」

「私はもう我慢出来ません...トレーナーさんが他のコバエと話しているのを見ていると...」

「今日までは...コバエを『掃除』するだけで済ませていましたが...あまりにもトレーナーさんに接近するコバエが湧くもので...」

それから、彼女は自分の首筋当たりに顔を近づける。

そして、耳元でこう呟く。

「なので、トレーナーさんに...『印』をつけさせていただきます」

その瞬間に首筋に痛みが走る。

彼女の犬歯が皮膚に刺さり、血が少しだけ出始める。

そして、この時...俺はこう思った。

『ウマ娘の愛は恐ろしい...』

と...

 

END

 

 

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