旧ブロリーを(比較的)温厚な性格にしたい! 作:伝説のスーパー
銀河で最も恐れられている最強の戦闘民族“サイヤ人”。
彼らは好戦的で残忍な性格をしており、その残忍さたるや、生物の住める惑星を見つけてはボールのような宇宙船に乗って降り立ち、そこの原住民を皆殺しにする程だ。しかも、それを片手で数えられるほどの少人数で行う。
普通ならば数の利に圧倒され何もできず返り討ちにされるだろうが、そんな間抜けな最後を迎えるような種族が銀河中で恐れられるはずがない。
驚くことに彼ら一人一人が文明もろとも惑星を宇宙の塵にする事が出来るほどのエネルギーを持っており、その平均戦闘力は数千を軽く超えるほどだ。
普通、戦闘力が1000も有れば惑星最強を十分に名乗れる事から、サイヤ人のその異常な戦闘力が分かる。
さらに、たとえサイヤ人を一度戦闘不能にしたとしても、復活した時には戦闘力を大幅に増加させるという特性がある。つまり、サイヤ人を運良く倒せたとしても、何らかの理由で仕留め損なえば、その時点で負けが確定するのだ。
何という理不尽。戦闘種族の名は伊達ではない。しかし、彼らの理不尽さはこれだけではない。
月が見える惑星限定だが、彼らは月を見ると大猿に変身出来る能力を持っている。その体長は6メートル以上にもなり、戦闘力はなんと十倍に跳ね上がる。これによって、ただでさえ手に負えないサイヤ人が破壊の権化と化し、その惑星の民は残り少ない人生を楽しむ事を強要される。
そんな奴らが民族単位で存在するのが、サイヤ人という種族なのだ。
しかし、そんな彼らは今やフリーザ軍という組織に従属している。プライドの高いサイヤ人が誰かに従うなど本来ありえないことだ。
ならば何故彼らは従っているのか。理由は簡単、逆らえないからだ。
―――フリーザ。
その名を聞けば千人中千人が震え上がるだろう。ある日を境に名を上げ始め、瞬く間に全宇宙にその名を轟かせた男。今や彼が恐怖の対象であり、何も知らぬ子供に宇宙の脅威を教えるとしたらまず彼の名が挙がるだろう。
前まではサイヤ人こそ恐るべき邪悪だと言われ続けていたのが嘘のように、フリーザという宇宙人に頂点の座を取って代わられた。
それはサイヤ人にとってあまりに屈辱的で、決して耐えられるものでは無かった。今すぐにその薄ら笑いを消してやりたい。名も無い星の真ん中にあいつの墓を建ててやりたい。そう思わない日はない。
もし彼らに資格があれば、きっと髪の毛が金色に輝いていたことだろう。
しかし、『フリーザの戦闘力は530000』というのは周知の事実。対してこちらは超エリートと呼ばれるサイヤ人でも10000を超える程度で、大猿化しても尚届かない。
それほどまでにフリーザとサイヤ人との差は大きく、恥も承知で彼らはその圧倒的な力に屈服する他なかった。
―――だが、それでも、彼らは完全に諦めたわけではなかった。彼らの目は隠しきれないほど燃えていた。何時の日か必ず、あのチビの頭を地に叩き伏せてやる、と。
―――そして、ある日、そんな彼らの願いを叶えるように、『伝説』は降臨した。
本来よりも何故か1つ数を増やして。
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惑星ベジータにて。
生まれたばかりの赤ん坊が集まるこの場所で、複数人のサイヤ人が集まっていた。
普通、こんな赤ん坊だらけの場所にサイヤ人が集まることはない。修行&戦闘ジャンキーの彼らにとって、戦闘能力のない赤ん坊などに興味は無いからだ。こんなところに来るくらいなら、適当な星を破壊しまわる方が有意義だ。
それに、彼らはここに来たところですることがない。赤ん坊の世話は下級の下級、非戦闘員のサイヤ人の仕事だ。そして、彼らはゴリゴリの戦闘員。ここで出来る事と言ったら、戦闘力の高い未来の戦士を見て舌舐めずりをするくらいである。
実際、彼らはそのために来ていた。
彼らは
「パラガスの倅には驚かされたなぁ。生まれながらにして戦闘力10000とは…」
「そいつだけじゃないぞ。こっちのガキも戦闘力9000と大したもんだ。それに女だ、将来が楽しみだぜ」
「男の方がブロリーで女の方がビーナスだったか?まったくパラガスは不憫よな。我が子が生まれた瞬間に追い抜かれるとは」
そう言って彼らはブロリー、ビーナスと呼ばれた二人の赤ん坊を見た。
凄まじい戦闘力を秘めているが、見た目はただの赤子だ。ブロリーもビーナスも、強大なパワーを持っているようには見えない。ヤンチャな雰囲気を醸し出しているわけでもなく、むしろ温和で虫一匹も殺せなさそうである。
ブロリーは赤ん坊らしくグッスリと眠っていた。しかしビーナスは目をパッチリと開け、近くで談笑しているサイヤ人達を観察するように見据えていた。
まるで、赤ん坊ながら自我があるように。
生まれながらの超エリート戦士の誕生。
その話は惑星ベジータでまたたく間に広がった。
戦闘力10000。それは下級戦士は勿論のこと、エリートの中でも到達出来る者が限られる程の境地。そんな戦闘力を持った赤ん坊が生まれたということは、それだけ成長が期待出来るということ。
つまり、フリーザを倒しうる存在という事なのだ。それにサイヤ人達は歓喜した。やっと奴から解放される!サイヤ人の反撃はもうすぐだ!と。ひょっとしたら彼こそ、彼らこそがあの『伝説の超サイヤ人』なのではないかという憶測まで飛んだ。
しかし、惑星ベジータの王、ベジータ王は面白くなかった。
それは決して、フリーザを倒す事に反対というわけではない。むしろその逆で、今すぐにでも出来ることなら奴を宇宙の塵にしてやりたいと思っている。
だが、彼が危惧しているのはその後だ。
もしそのブロリーとビーナスとやらがフリーザを倒したとして、彼らはそれで表舞台から引っ込むだろうか。―――否、そんなはずはない。サイヤ人は老いるまで戦闘を止めない。それは自らもサイヤ人であるベジータ王がよく知っている。
そして、奴らはいずれ自分に牙を剥くだろう。そうなれば悔しいが勝ち目が無い。そうでなくとも、フリーザを倒した時点で、自身の地位が揺らぐのは確か。
故に彼は、二人の赤子を殺す事に決めた。
しかし表立って殺すわけにはいかない。もう既にこの星は奴らの話題で持ち切りだ。下手に始末してしまえば、それこそ地位が揺らぎかねない。
だからこそ、誰も見ていない時間帯を見計らって、奴らの居る部屋に忍込み、暗殺しようと企てた。
本来、戦闘民族であるサイヤ人は暗殺等といった行為を嫌うのだが、権力に固執する彼に躊躇は無かった。
日頃からサイヤ人のプライドが何たらと口煩く言う彼であったが、権力に固執するあまり肝心のサイヤ人のプライドが消え去っているのは皮肉という他ない。
「我が権威を脅かす者共よ、あの世へ行け…!!」
そう言って彼は二人の赤子にナイフを突き立てた。ついでに偶々居合わせたパラガスを気弾で吹き飛ばした。
そして、彼らが弱りきったところで、親子をゴミのように捨てた。
「………ふん」
ベジータ王はボロ雑巾のような親子を見下ろして、鼻を鳴らした。
これでもう地位を脅かす者は居なくなった。彼らはあのまま野垂れ死ぬだろう。
ベジータ王は彼らに興味を無くしたように背を向けて立ち去った。
ベジータ王は気付けなかった。
パラガスとブロリーが気絶している中、ビーナスだけが立ち去っていく自分の背中を見ている事に。
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俺はさっきまでベジータ王が立っていた場所を呆然と見ていた。
何と言うか、いろいろとショックだったのだ。脳内が数多の感情で埋め尽くされている。
生まれ変わったことに対する衝撃。異性に生まれた困惑。漫画の世界に生まれたことに対する歓喜。ドラゴンボールの世界に生まれたことによる絶望。サイヤ人に生まれたことによる興奮。初っ端から捨てられたことへの憤怒。
それ以外にもまだ多くの感情が渦巻いている。一体こういう時はどうすれば良いのだろう?
その問いに、内なるシンジくんが答える。―――笑えば……いいと思うよ。と。
実際、今のこの状況を受け止めず笑い飛ばしてやりたい。短時間に色々なことが起こりすぎて、おむつを履いているはずの年齢である俺の残念なおつむは既にエラーメッセージを吐いている。
そう、今の俺はおむつを履いていないのだ。これは俺が特別というわけではなく、惑星ベジータには赤ちゃんにおむつを履かせる文化が無いのだろう。おかげで局部が丸出しだ。サイヤ人はみんな
そんなことはさておき、もっと重要なことがある。
それは、俺が『伝説の超サイヤ人』であること。
何故そんなことが分かるのか? 答えは単純だ。他所から聞いたところによると俺の戦闘力は9000あるらしい。戦闘力9000という数字は、インフレしきった今のドラゴンボールを基準に考えるとカスもいいところだが、サイヤ人としてはエリートを名乗る資格があるほどには高いものだ。
それほどの力を赤ん坊の頃から持っている存在は『伝説』と言って良いだろう。
つまり、あの戦闘さえしていれば際限なく強くなり続ける化け物……違う、悪魔だ……のような存在に、俺はなっているのだ。
それも俺だけではない、俺の兄(または弟)も『伝説の超サイヤ人』なのだ。彼の名前は“あの”ブロリーだ。
ブロリーといえば映画『燃え尽きろ‼熱戦・烈戦・超激戦』でボスとして登場した伝説のスーパーサイヤ人だ。破壊と殺戮を好む性格をしており、父親であるパラガスから「ブロリーこそサイヤ人そのもの」と言わしめた人物である。
その戦闘力は伝説の名に恥じぬレベルであり、南の銀河を破壊し周り、悟空含むZ戦士の主力とも言える面々を完膚無きまでに叩きのめすほどの力を持っていた。
それほどの存在が家族に居るだって? 死ぬ未来しか見えない。逃げようにも「何処へ行くんだぁ?」と言って潰されるだろう。頑張って抵抗したって「何なんだぁ今のはぁ?」と言われて終わりだ。
それほどまでに『伝説の超サイヤ人』は圧倒的なのだ。
…………いや、俺も同じ伝説なのだし、結構タメ張れるのでは?
現在の戦闘力はブロリーより弱いが、たったの1000の差だ。俺にも戦い続けている限り戦闘力が上がり続けるという訳分からんチート能力を兼ね備えているため、その程度ならあっという間に埋まる。
なんだろう、イケる気がしてきた。勝ったな、がはは。
突然、空の彼方が輝き出した。
一体何だと見てみると、紫色の超巨大な光球が接近していた。その大きさはつい太陽が急接近してきたと勘違いしてしまうほどだった。
今の俺に気を感じる技術は無いが、あの中には惑星を一瞬で飛ばすエネルギーが詰まっているのを一目で理解した。
俺は叫びたくなった。というか叫んだ。赤ん坊のように金切り声を上げた。
あれはフリーザがサイヤ人に倒されることを恐れて滅ぼすために放った一撃だ。あの一撃が惑星ベジータに衝突することで、サイヤ人の殆どが死に絶える。
ああ、俺の人生はここでおしまいのようだ。
いくら戦闘力が無限に上がり続けると言えど、一撃で消し飛ばされれば関係無い。強くなる前に倒す。それが伝説の超サイヤ人の倒し方だ。
さらばだブロリー、パラガス……そして、まだ見ぬ悟空達よ…………。
………そういえばブロリーとパラガスってどうやってこの状況から生還したんだっけ?
惑星破壊の一撃が今地表に着弾せんとする時、突然俺の隣で気絶していたブロリーが覚醒した。
彼の生存本能が働いたのか、それとも俺の叫び声で起きたのか、どちらにせよそのタイミングはバッチリだ。彼はパラガスを取り囲むようにシールドを張り、彼の手を引いて浮遊した。
あれ!?俺は!?
俺はしれっとハブられた事に焦り、赤ん坊ながら必死に短い腕を伸ばすと、パラガスがそれに気付きすぐさま俺の手を取ってくれた。
ありがとう、パラガス。大人のお姉さんが大好きな変態親父だと笑ってごめんな。
背後で星の爆発が起こり、凄まじい衝撃がバリア中を駆け巡る。目の裏に焼き付くような閃光が俺達を覆い、気がつけば星々が浮かぶ暗闇の海を漂っていた。
俺は自分の命が助かった事に安堵し、それと同時に俺をハブったブロリーに深い悲しみと軽い殺意を抱いた。
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惑星ベジータの爆発から、ブロリーは俺達を救ってくれた。
本来なら命の恩人だと涙を流して感謝しただろう。だが、俺にそれをする気はない。
これは別にブロリーが俺をハブった事に怒っているわけではない。確かにその時は殺意すら湧いたが、すぐに思い直した。
フリーザの攻撃は突然だった。ブロリーは咄嗟に逃げようとしたが、手が届く範囲に俺が居なかった、そういうことだろう。あの時、俺はブロリーの隣に居たのだが、あれは灯台下暗しというやつだろう。
それに彼は赤ちゃんだし、個人を選別してわざと助けないなんて賢い事が出来るとは思えない。ここは偶々だったと納得するのが正解だろう。
ならば感謝の一言ぐらい言っても良いんじゃないかって?
残念ながら俺も赤ちゃんだ。何も話せない。もし話せたとしても、感謝しないだろう。
いや、正しくは感謝する暇がない。
「うおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
ブロリーは赤ちゃんが出すには無理がある叫び声を上げながら標的に向かって突進していた。彼の両手にはそれぞれ彼自身よりもデカい気弾が緑色に輝いていた。
ちなみに彼の標的とは俺のことである。
なぜ?……それが分かれば苦労しない。とにかく、ブロリーは俺を殺す気のようだ。
俺の方はというと、初めて当てられる殺意にビクビクと震える反面、何処かワクワクしている自分に戸惑っていた。
これはきっと戦闘民族サイヤ人としての本能だろう。ブロリーという強敵に身体が反応してしまっているのだ。
だが、俺は元々地球人。人生で一度も拳を交えての喧嘩などしたことがなく、争いごとは嫌いだった。どんな事があろうとも決して怒らず、笑顔を浮かべて穏便に物事を解決してきた。
俺は根っからの平和主義者。おかげであだ名はガンジーだった。
だから、迫りくるブロリーに対して、俺は何もせずボコられるのを待つだけだ―――と思っていたのか?
ブロリーは両手の気弾を融合させて、それを押し付けるように俺の胸元に当てた。
その瞬間大爆発が起こり、俺は全身を焼かれるような痛みに襲われる。その痛みに歯を食いしばりながら、ブロリーの顔面に拳を叩き込んだ。
「だああッ!!」
「っ!!」
ブロリーにとってこの攻撃は予想外だったのか(そもそも予測するほど知能があるのか)目に見えて怯んだ。
生憎、俺は生まれ変わると同時に性格がサイヤ人仕様に変わっている。
考えてみれば当たり前だ。前とは文字通り頭の作りが違うのだから。むしろ、全く違う脳だというのに記憶が引き継がれているほうがおかしいのだ。
言ってしまえば、今の俺は記憶を持っているだけの別人。まぁ、人格は記憶から作られるとも言うし、少しぐらい面影は残っているだろうが。
それはすなわち
おそらく、俺は破壊と殺戮を好む災害そのものである伝説のスーパーサイヤ人の思考に侵されている。
好きな星を壊し、美味い飯を食い、美味い酒に酔う。今の俺はそれが理想的だと感じてしまう。
しかし、それらを自制する理性も確かに存在している。破壊を好む心と争いを避ける心があった。正反対の心は苦しみを生むが、今はそんな自己矛盾にかまっている暇は無かった。
俺は手のひらにエネルギーを集める。すると瞬く間に自分の数倍はある気弾が現れた。
それをブロリーに放つ。彼はそれに同じような気弾で対抗し、お互いが衝突し合うと爆ぜた。
「うおおお!!!」
「!?」
突然、爆発の煙からブロリーが突っ込んでくる。俺はそれに対応できず頭突きを喰らい、追撃のボディブローが腹にめり込んだ。
「カハッ!?」
胃の中のものが押し潰されるような衝撃を喰らい、身体がくの字に曲がりぶっ飛ばされる。
まるで容赦が無い。少しは手加減しろ! そう言ってやりたいが「手加減ってなんだ?」と喋りだしそうだ。
ならば俺も全力でかかるまで!
俺は体勢を立て直し、ブロリーに向かって一発の気弾を放つ。ブロリーは気にせず突進、気弾が命中し爆発する。そして、爆煙から彼の顔が出た瞬間に眉間目掛けて蹴りを叩き込んだ。
彼が怯んだところをスレッジハンマーで追撃。叩き落されたブロリーの先回りをし、ボディブローを喰らわせる。
ブロリーの身体がくの字に曲がり、その隙に思いっきり蹴り飛ばした。
そして俺は吹っ飛んでいくブロリーに速度を上げて急接近し、至近距離で渾身の気弾をブロリーに浴びせた。
過剰なダメージを受けたブロリーは白目を剥き、先程までの活発っぷりが嘘のように動きを止めた。
爆煙で相手の目を眩ませる作戦は大成功だ。無事にブロリーを気絶させることが出来た。
俺がこうもあっさりブロリーを気絶するまで追い込めた理由は、彼はまだか弱い赤ん坊だからだ。いくら戦闘民族のサイヤ人とはいえ、赤ん坊が追撃に追撃を重ねた猛攻を食らえば意識は飛ぶ。
むしろ、そこまでしなければ気絶しないのは流石伝説のサイヤ人だと褒めてやりたいところだ。
しかし、分かっていたとはいえ、それでも予想以上の凶暴性だ。まさか赤ん坊でありながらもう殺意に目覚めているとは。先が思いやられる。
……いや、待てよ。幼いころからしっかりと教育すれば、あのブロリーも少しは丸くなるのでは?
ブロリーとて人だ。倫理観や行動基準は幼少期の教育に影響されるだろう。頑張って教育を施せば、人を殺してはいけないことは教えられないだろうが、無意味に殺す必要はないことぐらいなら分からせてあげられそうである。
人間だってそうだ。誰しも小さいころにアリの行列を潰したことがあるだろう。あれは人に倫理を教えてもらう前だから、そう言ったことを平気で出来るのだ。
ブロリーの凶暴性も似たようなもの、だと思う、多分。
本来、そういった教育は親であるパラガスの役目だが、生憎彼はサイヤ人だ。星を1つや2つ破壊することになんの感情も抱かないだろう。なんなら楽しんでやりそうである。
そんなサイヤ人だからこそ、ブロリーに倫理を教えることは無かったのだろう。
俺もギリ楽しめそうなポテンシャルがあるが、人間の記憶が微量ながらも忌避感を与えてくれているおかげで、その道へ進もうとは今は思っていない。
この場において、俺は唯一地球の価値観を知っている。そして、いざと言う時にはブロリーを止められる力を持っている。
……やってみる価値はある。
目指すは…そうだな、ブロリーMADに出てくるブロリーくらいには丸くなって欲しい。戦闘狂でイラついたらすぐに殺そうとしてくる点は変わらないが、話を聞く姿勢はとってくれる(してくれない場合もあるが)。
目指せ! 実兄(または実弟)のブロリーMAD化!!
そんなことを考えながら、俺は気絶した彼を抱きかかえ(手足が短いのでほぼ張り付く形で)離れたところでバリアに囲まれたまま呆然としているパラガスのもとへ向かった。
パラガス「この子らが居ればベジータへの復讐は簡単だな、腐☆腐」
ビーナス「兄弟をブロリーMADにしたいなぁ」
ブロリー「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
オリ主の名前はナスビから
好評だったら続けます(承認欲求モンスター)
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