めんどくせぇ。
俺、神谷 来那はめんどくさがりだ。
突然飛び出してきた車に轢かれそうになった、それを避けて、無傷ですんだが、車が衝突した場所が工事中の建物だったため、その衝撃で鉄骨が落ちてきて、それに当たらないため、下がろうとしたけど、目の前に動けない少年がいて、俺は思わず突き飛ばした。
結果、俺は鉄骨に突き刺され死んだ。
「起きなさい」
「はぁー、死後の世界ってあるんだな」
真っ白な世界に俺と美人がいた。
「美人だなんて・・・・・」
「はいはい、そういうのどうでもいいから。ってか、声に出していたか?」
おかしいな?
「出してないわ。心を読んだの」
へぇー、じゃあ、喋らなくてもいいな。めんどくさいし。
「どれだけめんどくさがりなのよ」
それより、さっさと地獄に連れてけよ。
「貴方は地獄にいかないわよ。考え方によっては、地獄より酷いけど」
どこだよ、そこ?
「別の世界よ。そこで貴方にはその世界を救ってもらいます」
もう一度生きられるってことか。でも、世界救うか・・・・・
「辛い運命を背負うことになるわ」
そうか。
「強制的に生まれ変わらせるわ。記憶も奪う」
別にいい。
「言い残すこと、ある?」
なんで俺なんだ?
「貴方には運命を壊す力があるからよ。私すら持ち得ない力を持っているから。じゃあね」
ーーーーー◇ーーーーー◇ーーーーー
記憶を奪われた俺は、ライナ・リュートとしてローランドに転生して、数十年後、世界を救うため、外の世界に侵入した。
「ああ・・・・・」
真っ白な世界を見て、すべてを思い出した。
「久しぶりね」
「ああ、久しぶりだな。俺が『寂しがりの悪魔』だったから転生させたんだな」
目の前の美人に聞く。
「いいえ、違うわ。似ているけど違う。貴方の力は『寂しがりの悪魔』より強力な・・・・・」
美人は言葉を止める。
「だから貴方は勇者に狂わなかった」
「ああ、そうだな」
俺は答える。
「でも、親父、リューラも運命を壊しただろ?」
「リューラが壊したのは一部だけ、貴方はすべてを壊せるわ」
「だから、お前を壊せって?」
美人の正体は運命だ。
「そう、私を壊して解放して」
「解放して、どうなるんだ?」
「運命から人間は解放されるかもしれないし、新しい運命が生まれるかもしれない」
「へぇー、それじゃあ壊すのは止める」
「でも、そうしないと世界は救われないわ」
運命はそういう。
「それは困るから、運命を変える。世界を救うためにな」
「いくら貴方でもそれは無理よ」
「やってみないとわからないだろ」
俺は『すべての式を解く者』いや、『運命を解放する者』の力を使って運命を書き換える。
「っぐぉっ!?」
「無茶よ。だから私を壊して」
「嫌だね」
「そのままじゃ、死ぬわよ」
「死ぬつもりは・・・・・ない」
俺の体は消えていく。
「まだ間に合うわ。今の貴方なら、私すらも越える力を持っている。だから・・・・・」
「嫌だ。俺はあんたに礼をいってない」
膝から下が完全に消えた。
「必要ないわ。だから早く壊して」
「俺の自己満足だ。運命の解析、改変。ありがとな。運命」
俺は消える。
「ライナ!」
運命は俺の手を握る。
「私は貴方にお礼を言ってないわ」
俺の言った台詞を言う、運命。
「だから生きなさい!消えるなんて許さないから!」
運命の魔法で俺はどこかへ跳ばされた。
ストブラの九巻の投稿を書き終えてから投稿しようと思ってたものを投稿しました。
というか、なんで伝勇伝のラストを想像して書いたんだろう?
精霊使いの剣舞一切出ていない第一話でした。