精霊使いの伝説   作:テルメン(白)

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お嬢様の午後

side ライナ

 

昼寝でもしようとしたのがリンスレットに昼食に誘われた。

まあ、行くけどさ。腹減ったしな。

 

「さすがリンスレット。今日も美味しい」

「ありがとう、クレア」

「カミト、あーん」

「はい、あーん」

 

なんか楽しそうだな。

 

「確かにうまいな」

「ありがとうございます」

 

リンスレットがいきなりお礼を言ってきた。

 

「どういたしまして?」

 

よくわからないがそう返しておいた。

 

「なあ、ライナとリンスレット、お前たちも俺たちのチームに入らないか?」

「今はダメだ。お前サボってたし、甘えるだろ?」

「うぐっ!」

「ま、予選最終日に入ってやるよ。不甲斐なかったら他のやつと組むからな」

 

カミトは落ち込んだ。

 

「サボっていた?あの動きで!?」

 

クレアが驚いている。

 

「あー、なんというか、カミトはレンと一緒に修行してたんだや。魔法は俺、剣はグレイワースが教えた」

「ってことは姉弟弟子ってこと!?」

「ま、まあ、そういうことになるな」

 

カミトは冷や汗を滴ながら頷きながら答えた。

 

「だからレン様と似た動きをしていたのね」

 

クレアが頷く。

 

「そ、そうか・・・・・」

 

カミトの正体がバレないように怪しまれないようにするため嘘を吐く。

少しだけ真実を交えて。

ジェルメに教えてもらった方法だ。

 

「ライナ、私のチームに入れ、さもなければ首をズバッとやってしまうぞ」

 

いきなり背後から剣を首へ突きつけられた。

 

「い、いきなりなんだよ」

「要件は言ったはずだぞ、ライナ」

 

エリスはぐいっと剣を首に突きつけたまま、体を近づける。

 

「あー、まあ俺はいいんだけどね・・・・・」

 

俺はリンスレットの方を見る。

 

「ライナがいいのでしたら」

 

リンスレットは渋々といった表情で頷く。

 

「ふむ、そうか」

 

エリスは剣を収める。

 

「よし!チームエリスと愉快な仲間たち結成だ」

「もっとかっこいい名前にしようぜ。昼寝王国とかさぁ」

「それもどうかと思うぞ・・・・・」

 

チーム名で争う。

 

「あー、じゃあワイルドカードで」

「それならジョーカーの方がいいですね」

「ジョーカーか、採用だ」

 

チーム・ジョーカーが結成された。

 

「あ、そうだカゼハヤ・カミト、グレイワースが貴様を呼んでいたぞ」

「ライナじゃなくて、俺?」

 

俺もカミトも首を傾げる。

 

「なんでも転入生に関係があるらしい」

「ってか、それを先に言えよ。俺を脅・・・・・勧誘する前にさ」

「まあ、とりあえず行ってくるわ」

 

カミトは立ち上がり、歩いて校舎へ向かう。

 

「食べ終わったか?食べ終わったな、なら私の部屋に来い。作戦会議だ」

「いや、まだ食べ終わって・・・・・」

「ならさっさと食べろ」

「食事くらいゆっくりさせろよ」

 

クレアはカミトに着いて行った。

 

「手が止まっているぞ!!」

「おわっ!?一々剣を突きつけるな!!」

 

寸前で障壁を張ったので今度は首を跳ねられることはない。

大振りじゃないので絶対に・・・・・多分

 

「ならさっさと食べろ」

「わかったよ・・・・・」

 

俺は急いで食事を終わらせる。

食事くらいゆっくりさせてほしい。

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