精霊使いの伝説   作:テルメン(白)

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エリスはやっぱり理不尽

side ライナ

 

エリスを保健室のベッドに寝かせた後、眠くなったので俺も向かいのベッドで眠った。

 

「・・・・・起きろライナ」

「あと五時間・・・・・」

 

ん?あれ?グレイワースの声じゃないな。

 

「そうか、そんなに寝たいなら私が永遠に寝かしつけてやろう!!」

「って、おおおぉぉぉお!?」

 

目を開けると、剣が迫ってきていたのでそれをなんとか白刃取りする。

 

「あっぶねぇ!?殺す気か!!」

「やっと起きたか、ならとっとと準備しろ」

「・・・・・なんのだよ?」

 

物凄くめんどくさそうなことになるが、訊かなかったらもっとめんどくさくなりそうなので訊いておく。

 

「逃した侵入者を追うんだ」

「拒否権は?」

「あるわけないだろ?」

 

理不尽だ。

 

「少しだけ待ってやる。逃げたりしたら・・・・・判るな?」

 

俺の首筋に精霊魔装の剣を当てられた。

 

「こんなところで精霊魔装なんか使うなよ。神威の無駄だろ」

「問題ない。燃費がいいから半日は持つ」

 

こいつ、昨日そのせいで侵入者を逃がしたこと忘れてるな。

でも指摘したら切られそうなので止めておく。

 

「わかったよ、めんどくせぇ」

 

俺はグレイワースの部屋に向かう。

 

ーーーーー◇ーーーーー◇ーーーーー

 

その途中、リンスレットと会った。

 

「どこに行くんですか?」

「逃がした侵入者を捕まえに行く準備をしにな」

 

リンスレットは少し不思議そうな顔をしたが、すぐに察したようだ。

 

「エリスさんですか・・・・・わかりました、私も行きます」

「え?いいの?」

「はい」

「んじゃ、校門で集合な」

「わかりました」

 

俺は前世の魔法騎士団の戦闘服を模して作った黒い戦闘服を着る。

 

ーーーーー◇ーーーーー◇ーーーーー

 

「来たか遅いぞ」

 

門の前には既に二人と、なぜかカミトたちがいた。

 

「珍しい服装ですね」

「ん?ああ、これか。特殊な加工をしているから性能は保証するぜ」

 

リンスレットが訊いてきたので答える。

 

「それにしても黒いな」

「まあ、目立たない色だからな」

 

まあ、前世で着ていたのが黒だってこともあるがな。

 

「んで、お前らはなんでここにいるんだ?」

「俺たちはグレイワースからの依頼で鉱山都市ガドに行くんだ」

「それで馬か」

 

カミトたちは馬を連れていた。

 

「話は終わったな。行くぞ!」

 

行くぞと言ったのにも関わらず、エリスは剣を俺の首に当てる。

なんでだ?

 

「さっさとグリフォンを召喚しろ!!」

「ああ、なるほどね。ーーーーー来い、グリフォン」

 

俺はグリフォンを召喚する。

 

「大きいっ!!」

 

昨日カミトたちについていった少女が驚愕する。

 

「このサイズなら四人乗せれるな」

 

エリスはグリフォンを撫でている。

待て、四人?

嫌な予感がする。

 

「さあ、行くぞ」

 

グリフォンにエリス、リンスレット、クレアそれに先程の少女、フィアナが乗る。

 

「お前たちは歩いてこい、さらばだー!」

 

グリフォンはエリスに従い、空を駆ける。

 

「「はぁぁぁあ!?」」

 

俺たち、男二人は門の前に残されていた。

 

「はぁー、ーーーーー来い、氷虎」

 

二体目の精霊を召喚する。

 

「乗れよ、カミト」

「ああ・・・・・」

 

俺たち男二人は出発前に疲れてしまった。




エリス・・・・・
そしてあっさり同時使役するライナ・・・・・

グリフォンあっさりエリスに従ってましたね。
ちょっとご主人様をからかいたい年頃(どんな年頃だよ)なんだよ。
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