精霊使いの伝説   作:テルメン(白)

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エピローグ 二代目団子剣士誕生!?

side ライナ

 

俺が目覚めると、そこは保健室のベッドの上だった。

魔力と神威の使い過ぎで気絶したことを思い出した。

 

「はぁー、まあ、大規模攻撃魔法を元にしたしな」

 

大規模攻撃魔法は数十人単位で発動させる魔法だ。

それを改良したとはいえ一人で使ったのだ。気絶くらい当たり前だろう。

 

「ライナ、起きたか」

「エリス・・・・・」

 

隣を見ると、エリスが椅子に座っていた。

 

「リンスレットに言われて気づいた。あのときお前を残して行くべきではなかった」

「なんだよ、急に・・・・・」

 

いつもの彼女とは少し違う。というか、優しい。

 

「お前を残してなければ、お前は気絶せずに済んだかもしれない」

「今更だろ?ってか、謝るなら俺の方だぜ。なんも考えずあんな魔法を使ったんだし」

 

エリスはそう言ってもしょんぼりしている。

なにそれ、かわいい。

 

「それで、お詫びといってもなんだが、最近近くに団子屋ができたから買ってきた。好物だと訊いたからな」

「そんなこと・・・・・あー、なるほど」

 

確かに自己紹介で言ったな。恐らくそれをリンスレットがエリスに伝えたのだろう。

 

「んじゃ、一緒に食おうぜ」

「いや、私はいい」

「団子はみんなで食べた方が美味しい。前にそれを教えてくれたやつがいたんだ。だからだ」

 

これもフェリスという少女から教えて貰った。

 

「そ、そうか、なら仕方ないな」

 

エリスは団子の包みを広げる。

草団子にみたらし団子、餡団子、三色団子といろんな団子が入っていた。

どれがいいのかわからないから全種類買ったのだろう。

 

「んじゃ、いただきます」

 

俺はとりあえず草団子を頬張る。

 

「ウマイな」

「私も・・・・・」

 

エリスが三色団子を頬張る。瞬間、エリスが目を見開く。

 

「こ、これは!!?」

 

あ、この反応、フェリスと一緒だ。

団子屋巡りに付き合わされたときに見せられた反応だ。

 

「このモチモチとしたした弾力にほどよい甘味が絶妙にマッチしーーーーー」

 

俺はエリスの解説を無視して団子を食べる。

 

「あ、そういや緑茶がないな」

「緑茶だと?なんだそれは?」

「緑茶ってのは・・・・・団子に合う飲み物だ。多分、団子屋にも一応売っていると思うぞ、って、もういねぇ・・・・・」

 

エリスに説明するとエリスは説明の途中に走りだし、外に出ていってしまった。

 

「やっぱりウマイな。団子」

 

俺は残りの団子を食べて、保健室から出る。

 

「ライナ、もう大丈夫なのですか?」

 

少し歩くと、リンスレットに出くわした。

 

「ま、神威も回復したし大丈夫だ。んで、忘却欠片はどうしたんだ?」

「あの短剣と鎌なら、学園長が責任を持って保管するらしいです」

「なら、一応は安全だな。んじゃ、俺はこれで」

 

グレイワースに元気なことを見せるのと、忘却欠片についての説明をするために、執務室に向かう。




はい、エリスがかわいかったり、更にフェリス化したりした回でした。

エリスが反省したのはライナが気絶したのと、リンスレットがそのことで説教したのが原因です。
よかったな、ライナ。

というわけど、フィアナが登場回から空気化してましたね。
覚醒もいつの間にか覚醒していたり(笑)
大丈夫。出番はあるよ。多分。
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