精霊使いの伝説   作:テルメン(白)

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アクシデント

side カミト

 

俺たちは現在、ライナの指示通りに戦っている。

 

「求めるは雷鳴>>>・稲光!!」

「うわっ!?」

 

俺の放った魔法は容易く避けられてしまう。

普通なら避けられず気絶しているばすだが・・・・・

 

「ちっ、攻撃が当たらん」

 

どうやらエリスの攻撃も当たらないらしい。

 

「お前らの攻撃など、ヴェルサリア様の地獄の特訓に比べれば・・・・・うん」

「避けるのなんて簡単なことだ・・・・・」

 

なぜか勝手に落ち込んでいる。

 

「私たちは貴様らが神威ぎれになるかヴェルサリア様が来るまで避け続ければいい!」

「それって、自分達では勝てないって言ってるようなもんだぞ」

 

自信満々に言う女子たちにそう言った。

この挑発に乗ってくれれば楽になるんだけどな。

 

「いや、レン様と同じ魔術を使う精霊使いに勝てるわけないでしょ」

 

え、いや、その反応は予測してなかった。

 

「そして学園最強の精霊使いに接近戦も得意な弓兵。さらにレイヴン教室のマスコットーーーーー」

「私、マスコットだったの!?」

 

クレアが今更なことを訊いて驚いている。

 

「だが、回避に専念すれば時間は稼げる」

「いや、情けなくないか、それ」

「ふっ、ならお前もあの地獄の特訓を受けるといい。プライドなんてどうでもよくなる」

 

いや、マジでどんなことをしたんだ!?

 

「どうするカミト?」

「どうするって、言われてもな・・・・・」

 

わざと隙を見せても乗ってこなさそうだしな・・・・・

 

「あ」

「む?なにかいい作戦でも浮かんだか?」

 

エリスは攻撃しながらこちらを向いた。

 

「まあ、一応・・・・・」

 

作戦と言っていいものなのかは微妙だが・・・・・

 

「どんな作戦だ?」

「いや、あいつら攻撃してこないよな。なら、無視してライナの増援に向かえばいいんじゃないか?」

 

敵チームの三人がしまった!?という顔をした。

 

「フ、フフフ、無駄よ。背を見せた瞬間、後ろから精霊魔術が飛んでくることになるわ」

「いや、思いっきりしまった!?って顔してたよな」

 

全員が黙る。

 

「こ、こうなったらもうやるしかない!!」

 

女子生徒の一人が精霊魔装を展開する。

 

「そ、そうよね!!回避できたならその隙をつけばいけるわよね!」

「ああ、そうだな!」

 

三人が精霊魔装を展開する。

 

「どうしたのよ!貴方も早く精霊魔装を・・・・・!?」

 

最後の一人の包帯をしている腕から黒いオーラのような蛇が出てきて、話しかけた女子生徒の腕に噛みつく。

 

「ヴェルサリアに媚びるしかない雑魚め・・・・・」

 

噛まれた女子生徒の精霊魔装が、量子となり、蛇の口に飲み込まれる。

あれはヤバイ!!

俺の直感が告げている。

 

「え?」

「は?」

 

残りの女子生徒二人をも蛇に噛みつかれ、精霊魔装が蛇に飲み込まれる。

 

「ははははは!!力が沸いてくる!!さぁ!!次は貴様らだ!!」

 

どうやらあの腕は精霊を吸収できるようだ。

蛇に噛まれると終わり。

 

「求めるは雷鳴>>>・稲光!!」

「喰らえ!」

 

腕から出てくる蛇が増え、稲光を飲み込もうとしている。

だが、稲光は止まらず包帯をしている腕を襲う。

 

「ちっ、レン・アッシュベルと同じ魔術を使うやつの相手はまだ早いか・・・・・」

 

稲光によって包帯が焼け焦げ、黒い腕があらわになる。

その腕には赤い紋様のようなものが描かれていた。

 

「どうやら私を忘れているようだな!!」

 

エリスが精霊魔装の剣を振るい、暴風を生み出す。

 

「うぐっ!?」

 

黒い腕の女子はライナたちの方へ吹き飛んで行ってしまった。

 

「よし!」

「いや!ライナたちが危ないだろ!!」

 

エリスも気がついたようだ。

 

「腹が減ったな」

「って!なんでだよ!?今、そんなことはどうでもいいだろ!」

 

俺はエリスに突っ込む。

ライナもこんな気持ちだったのかと、体験してわかった。

 

「だからさっさと試合を終わらせてみんなでだんごを食べに行こう」

「エリス・・・・・ああ!」

 

俺たちはライナたちの援護に向かう。

 

side end




はい、呪詛義手がパワーダウンしてましたね。
なんで呪詛義手を女子生徒がつけていたのかは、後々明らかになります。
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