ヴィクトリア家政の女装メイド   作:ゆうぐれ

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日間ランキング7位、めっちゃ嬉しいです。ありがとうございます。



10 決戦!デッドエンドブッチャー

新しい武器である九八式を手に持ち、弾倉と擲弾、手榴弾をしこたま詰めたプレートキャリアを着て。

 

更には念の為にとバトラーボンプに予備の弾薬とその他備品を持たせて。

 

そしてさあ行こうとホロウへ突入したのが約半時間前ほどの話。

 

しかし前回のような激しい戦闘は一切起こらず、弾を1発も撃たないまま目的地付近まで辿り着くことが出来ていた。

 

理由としてリンの存在が非常に大きい。

 

流石は伝説のプロキシと言うだけあって、彼女の案内は非常に的確で、その精度とタイミングにはライカンとリナも舌を巻くほどだった。

 

[よしよし……ここまでは会敵してないね……。]

 

「スゴい……!リンさんには全てが見えているんですか?」

 

[えへへ、流石に全部じゃないよ〜。例えばスズツキ君が履いているスカートの裏が……もがっ。]

 

スズツキに手を伸ばそうとするイアスだったが、横合いから伸びて来た別の手に掴まれて、ひょいと持ち上げられてしまう。

 

同期したリンの視界に映ったのはキレ気味のエレンの顔だった。

 

「無駄口叩くな。大金払ってんだから黙って案内して。」

 

[はいはい、ウチの平均総月収6ヶ月分はちゃんと働きますよーだ。というか別にエレンが支払ったわけじゃないでしょ。]

 

「うっさい、雇い主には変わりないし。あとスズツキにくっつき過ぎ。最低5mくらいは離れて。」

 

[うわー、出た。独占欲。付き合ったらガチガチに束縛して、毎日鬼電と鬼メールするタイプだよ。もはや自走地雷だね。]

 

「未成年を付け狙う現在進行形の犯罪者に言われたくない。」

 

スズツキに聞こえない程度の声量で言い争いを続ける2人。

 

しかしそれは前方を歩いていたライカンが片手を上げて止まったことで、中断を余儀なくさせられた。

 

彼に倣い、ピタリと全員がその場で動かなくなる。

 

「ライカン、どうしたの?」

 

「エーテル値が急激に上がりました。奴が居ます。」

 

「っ……!」

 

その時、地面を通して僅かな揺れを感じた。

 

ズン、ズン、と等間隔で伝わってくるそれ。

 

何が、誰が出しているかは言うまでもない。

 

スズツキはトリガーガードに乗せていた人さし指を引き金に添え、銃身を反対の手でしっかりと握った。

 

「こ、交戦するんですか?」

 

「デッドエンドブッチャーはその姿くらいしか情報がありません。奴がどんな攻撃をしてくるかは手探りに等しいです。」

 

「じゃあ、やるんだね、ボス。」

 

「ええ、時間も限られています。まずは軽く一当てと行きましょう。」

 

それからも敵要警戒型の反応を辿りながら街の中を抜けていくと、視界が開け、片側四車線の非常に広い幹線道路に出た。

 

ホロウ災害の時のままになっていたようで、そこには沢山の乗用車やバス、中には治安局のトラックやパトカーまでが放置されている。

 

余り自由には動けないが、遮蔽の数は十分以上だろう。

 

そして通りの先に位置するのは巨大で禍々しい何かの構造物。

 

……かと思えば、モゾリとそれは動き出し、太い腕と脚を振って道路上を闊歩していく。

 

薙刀のような手製の武器を持った大型のエーテリアス『デッドエンドブッチャー』だった。

 

「リナ、スズツキを連れてあの雑居ビルの屋上へ。カリンとエレンはこのままついて来てください。プロキシ様は我々のボンプと離れた場所で待機を。」

 

「分かったわ。」

 

「はい!」

 

[はーい。]

 

指示通りにスズツキとリナが別れると、ライカン達3人は目標へと接近していく。

 

相手は鼻が良いのか、こちらが姿を見せていないというのに異変を感じ取ったようで、肩に担いでいた武器を両手に持ち替えた。

 

[ライカン、屋上に着いたわ。敵個体を斜め下方15mの位置に視認。警戒はしているみたいだけど、今なら動きを止めているわ。]

 

「分かりました。スズツキ、擲弾発射器の準備を。弾種はHEAT(成形炸薬)弾、敵の頭頂部を狙ってください。」

 

[りょ、了解……!]

 

ライカンとエレン、カリンはそれぞれ車やバスの影に身を潜めた。

 

一方、近くの雑居ビルの屋上に登ったスズツキは給水タンクに半身を隠しながらそっと銃だけを覗かせる。

 

下部に備え付けられた二つ目の銃身を前方へとスライドさせると、それが途中から分離する。

 

内部へ擲弾を押し込み、元の位置へ銃身を戻す。

 

安全装置を解除すれば準備完了だ。

 

「お願いだから動かないでくれよ……!」

 

スズツキはごくりと唾を飲み込む。

 

今装填した弾は種類からして自動で爆発は起こらず、対象物に接触して初めて信管が作動するような仕組みとなっている。

 

よって効力を期待するなら直撃が必須だ。

 

[スズツキ、こちらは配置に着きました。貴方の判断でいつでも撃ってください。]

 

「はい……!」

 

息を吸い込み、口を閉じると、銃身の横から伸びた細長い照準器を元に敵へ狙いを定める。

 

そして照星がデッドエンドブッチャーの首の無い頭部に合わさると、引き金に添えた指を一杯に絞った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⬛︎

 

ポンッ!と、丸めたポスター同士を叩いたような軽い音が通りに響く。

 

デッドエンドブッチャーはそれが何から発せられたのか瞬時に判断することが不可能だったようで、動きは止まったままだった。

 

コンマ1秒以下の時間が経過する。

 

次に起こったのはバァン!という爆竹を爆発させたような軽い破裂音と小さな爆煙。

 

弾頭内のライナーが液状化し、敵エーテリアスの体表を超高速の金属噴流が穿った。

 

『グオオォォォォ!!!?』

 

「うわっ!?」

 

[み、耳が……!]

 

次の瞬間、爆発音よりも遥かに勝る、ビリビリと空気を揺さぶるほどの凄まじい咆哮が周囲に響き渡る。

 

直線距離で一番近い位置に居たスズツキだったが、着けていた軍用ヘッドセットが瞬時に爆音を遮断してくれたようで、どうにかダメージは食らわなかった。

 

尻餅をついた状態から起き上がると、恐る恐る下を覗いてみる。

 

『グウゥゥゥ……!!!!』

 

「あ……やべ。」

 

目が、合った。

 

首の辺りに開いたバイザーのような一つ眼と。

 

同時にあることに気づく。

 

人間で言うならおでこの辺りに、『肉』と書きたくなるような場所にぽっかりと小さな穴が空いていたのだ。

 

どうやら擲弾はクリーンヒットしたらしい。

 

まあ、ピンピンしている様子からして額に穴ぼこを開けられた程度では効力は無かったみたいだが。

 

こちらが固まっていると、奴は近くにあったワンボックス型の軽自動車のルーフを片手で鷲掴みにする。

 

「スズツキ!」

 

「わあっ!?」

 

直後、胴体に腕を回されて、ひょいと持ち上げられたかと思えば空中を飛んでいた。

 

ほぼ同時に今まで居た給水タンクへ轟音と共に軽自動車が激突し、支柱が折れて屋上に倒れてしまう。

 

幸いにもガソリンは既に腐っていたようで、映画のワンシーンのように気化したそれが静電気で大爆発、なんてことにはならなかったが、タンクも車も原型を留めないほどにグチャグチャになっていた。

 

自分が死にかけたことを理解し、肝を冷やす。

 

我に返った時には隣のビルの屋上でへたりと座り込んでいた。

 

「り、リナさん……ありがとう……ございます……。」

 

「大丈夫?怪我は無い?怖かったわね……よしよし。」

 

「おうふっ……!?」

 

次に感じたのはふよんと顔いっぱいに広がる柔らかさと良い香り。

 

頭も撫でられて、その抱擁感と気持ち良さに身を任せていると、ヘッドセットからイラついたような声が聞こえてくる。

 

[ねえ……今、戦闘中だって分かってる?]

 

[スズツキくーん、お姉さん、ちょーっとピキっちゃったかなー?]

 

「……はいっ!」

 

「あらあら、もういいの?」

 

[リナ、その馬鹿はいいから早く援護して。奴が動き出した。]

 

スズツキは抱擁という名の楽園から抜け出すと、小銃を手に取り、建物の端から眼下を覗き込む。

 

そこでは今まさにライカン達がデッドエンドブッチャーとの死闘を繰り広げていた。

 

敵が手に持った武器を振り回し、周囲の車が跳ね飛ばされ、道路の真ん中に円形のアリーナのようなものが出来上がっていた。

 

「やあぁっ!!」

 

その中でエレンは飛んでくるトラックを避けつつ、薄氷を纏わせた大型鋏を手に敵の懐へと潜り込もうとする。

 

しかし相手はその巨躯に似合わない俊敏さで反応すると、薙刀のような武器を振りかざして来た。

 

「エレン!」

 

直後、彼女の前に大きな影が割って入り込み、ガァン!と金属同士がぶつかり合う甲高い音が響く。

 

敵の斬撃を義足で受け止めたライカンはそのまま刃の部分を足で踏みつけて拘束した。

 

「ボス、ありがと!」

 

敵が武器を引き戻すのに僅かな隙が発生すると、その間にエレンは一気に距離を詰める。

 

目指すは脚部の根元、一番細い足首。

 

それが目の前に迫ると、大型鋏を左右へ大きく開く。

 

出力を最大まで上げれば、空気中の水分が凍り、パキパキと2つの刃を白く覆っていく。

 

「食らえっ!」

 

エレンが開いた刃を勢いよく閉じ、ガギィンッッ!!と鈍い音が鼓膜を叩く。

 

いつも相手にしているエーテリアスなら真っ二つに切れているところだが、エレンの視界に映ったのは半端まで鋏が食い込んだ敵の足首だった。

 

温度を急速に奪われて体表が黒から白に変色しつつあり、もう少し時間をかければ切断は可能だろう。

 

しかしもちろん敵は悠長に待ってはくれない。

 

「……ちっ、硬い!」

 

刃を引き抜き、後ろへ飛びずさると、先ほどまで居た場所に薙刀の先端が突き刺さる。

 

怪我をさせられて怒っているのか、敵は続けてエレンへ攻撃を仕掛けて来た。

 

「先輩!」

 

が、相手が足を踏み出した瞬間、ドドドドド!!とエーテルのエネルギーからなる紫色の細い槍が頭上から降り注ぎ、デッドエンドブッチャーに突き刺さる。

 

見上げると小銃を構えたスズツキがビルの屋上に見えた。

 

エーテル弾の掃射は続き、致命傷にはならなくとも小さなダメージが敵へ蓄積していく。

 

全員が十分に距離を取ると、今度は火薬マシマシの榴弾が飛んできて、敵の頭上で爆発する。

 

[リロード!]

 

[ライカン、私が交代するわ!]

 

「頼みます!」

 

爆煙が晴れると次はリナのボンプ達からの青い閃電が継続して敵へ損害を与えていく。

 

その間にライカンは再び距離を詰め、スラスターを吹かせた義足で何度も高速の蹴りを入れた。

 

以降も休ませる暇すら与えない勢いで、ひたすら銃撃、斬撃、打撃を加え続けると、段々と目に見えて敵の動きが鈍くなっていく。

 

遂にはフラフラとよろめき、ズシンと武器を杖代わりに身体を支える敵エーテリアス。

 

「カリン!」

 

「はいぃ!」

 

喜ぶ前に間髪を入れず、更なる攻撃を繰り出す。

 

こっそりと相手の背後に回り込んでいたカリンが回転鋸を振りかざし、先ほどエレンが凍らせた部位に刃をぶつけた。

 

バチバチと赤い火花が噴出する。

 

凍結した影響で剛性と弾性を失ったその部位はカリンの斬撃を防ぎきることは出来なかった。

 

パキリと小さな亀裂が入り、エーテリアス自身の重さがそれを更に押し広げていく。

 

そして遂にはべキン!と音を立てて敵の足首がへし折れた。

 

「よし!足をやった!」

 

ガクンとバランスを崩し、膝から崩れ落ちるデッドエンドブッチャー。

 

千載一遇のチャンスだとライカンとエレン、カリンの3人は一斉にそれぞれの得物で攻撃を加え始めた。

 

頭部を集中的に蹴り飛ばし、腕や足を凍らせながら切り刻み、手から離れた武器を破壊して無力化する。

 

上に居たスズツキとリナは何も出来ずに滅多撃ちにされていく敵をただ眺めていた。

 

「僕達の出番はもう無さそうですね。」

 

「ええ、そうだと良いのだけれど……。」

 

スズツキは九八式のピカティニーレールに乗せていた可変倍率スコープを、エーテル値も測ることが可能なそれを覗き込む。

 

3人にボコボコにされて遂には地に伏せたデッドエンドブッチャーを見ると、サーモグラフィーのように極彩色で表示されたエーテル値がどんどん低くなっているのが分かった。

 

主に攻撃を受けている部分が青く染まっていき、胴体中央の赤い箇所も徐々に黄色、水色と変化していく。

 

最終的には全身が周りの構造物と同じ色になった。

 

「ふむ……意外と呆気ないものでしたね。」

 

「耐久が多い変異型って感じ?動きも確かに速かったけど、言うほどじゃなかったかな。」

 

ライカンは少し乱れた服を直すと、倒れ伏した敵に近付き、死んでいるかどうか確認をする。

 

計器に反応は無く、活動を停止していることは確かだ。

 

「スズツキ、高性能エーテル炸薬弾を準備してください。念には念を入れましょう。」

 

[了解、焼夷弾はいりますか?]

 

「散らばった死骸の中で大きなものがあれば使ってください。レイダーに拾われるのも厄介なので、徹底的に処分してしまいましょう。」

 

[分かりました。]

 

スズツキはポーチベルトから指定の擲弾を引き抜き、先ほどと同じように発射器へ込めようとする。

 

だがその時、視界の端に何かがちらりと映った。

 

眼下の道路をちょこちょこと走る小さな影。

 

白い頭とそこから生えている2つの耳、口元に巻かれたオレンジ色のスカーフ。

 

何故かイアスが切羽詰まった様子でブンブンと両手を振りながらこちらへ全力疾走して来ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⬛︎

 

時は遡って5分ほど前。

 

イアスことリンはバトラーボンプと共に離れた位置から戦いを見守っていた。

 

いや、厳密にはスズツキが必死に頑張っているところをコーヒー片手に鑑賞していた。

 

「フェアリー、録画はー?」

 

[撮っています。問題ありません。]

 

「んふふ〜、ならばよろしい。」

 

イアスの視界にはビルの屋上から射撃を行うスズツキが映っており、時折りリナに抱えられながら建物間を移動すると、また別の射点から攻撃を繰り返す。

 

リンは18号が持って来てくれたトーストを齧りながらその様子を眺めていると、フェアリーが画面に何かのウィンドウを割り込ませて来た。

 

「……スズツキ君が見えないんだけど。」

 

[興味深い通信を傍受しました。交換機を介さないトランシーバーによるものです。]

 

「ふーん……え?今?」

 

[はい、2分ほど前です。]

 

「つまり近くに誰か居るってこと?共生ホロウとはいえ、今はエーテル資源を扱う会社までも退去命令が下されたのに?」

 

[そういうことです。録音を再生しますか?]

 

「うん。」

 

画面の一部に表示された音の波がカクカクと動き出す。

 

それは完全に明瞭に聞こえるわけではなかったが、会話の内容はハッキリと分かった。

 

[……起爆装置の準……来ました。いつ……けます。]

 

[要警戒型エー………の反応が完ぜ……消えるまで待……爆破現場の周囲と地下の人員は退避……よな?]

 

[我々と奴等を除……径200m以内には誰も……。]

 

[……い収部隊も…………おけよ。]

 

傍受した内容を聞いたリンの双眸が見開かれていき、手に持っていたトーストを落とした。

 

慌てて6号がそれをキャッチするが、彼女は気にせずに再びモニターに向かうと、イアスとの同期を再開する。

 

「フェアリー!どうにかならない!?」

 

[確実に言えることは敵の目的がデッドエンドブッチャーの死骸ということです。ヴィクトリア家政へ死骸から離れるように言うことが現時点で最善かと。]

 

「分かった!」

 

バトラーボンプを置いて独り駆け出すイアス。

 

「スズツキ君!スズツキ君!?」

 

[ジャミングのようです。H.D.Dシステムそのものに問題はありませんが、回線が繋がりません。]

 

「ああもう!」

 

応答の無い通信に歯噛みしながらリンはイアスを走らせ続け、やっとのことで現場に辿り着いた。

 

「こっちこっち!早く気付いてよー!」

 

全力で身振り手振りをする。

 

しかし気付いてくれる前に異変が起こった。

 

「きゃっ!?」

 

ドゴン!と突き上げるような地響きがあったかと思えば、地面のあちこちにヒビが発生していく。

 

そして形成された大穴にたちまち周囲のもの全てが次々と飲み込まれていった。

 

デッドエンドブッチャーはもちろん、近くに居たライカンやエレン、スズツキは登っていたビルごと。

 

イアス自身も例外ではなく、気付けば足場が無くなっていた。

 

 

 

 

 

 

⬛︎

 

「パールマン社長!現状の説明を求めます!」

 

「施工の開始はまだ先の話ではなかったのですか?」

 

「治安局が現場に居るということはやはり事故が?」

 

「まあまあ、記者の皆さん落ち着いて。心配しなくてもこれから話しますから。まず、先程の爆発は事故ではありません。我が社が意図的に発生させたものです。」

 

「「「えっ……。」」」

 

「ふふ……我々は長い間、試行錯誤を重ねながら秘密裏に準備をしてきました。そして先程、要警戒型エーテリアス『デッドエンドブッチャー』の駆除に成功したのです!」

 

「要警戒型というと……あの大型種を?」

 

「ええ!現在、治安局の協力を得て確認作業を行っているところでしてね、あと半日もすれば奴の死骸が運ばれてくることでしょう!これでホロウの安全性が確保され、工事もより早く……!」

 

 

 

 

 

 

 

⬛︎

 

「……ん?何だぁ?」

 

「スゴい地響き。何かが爆発したみたい。」

 

「ヴィジョンの工事……はまだ先の筈だったわよね。猫又、これも赤牙組と何か関係あるのかしら?」

 

「んにゃ?私はそんなの知らないぞ。まず組にはわざわざ爆破処分するような物なんて……。」

 

「もしかしてあったとか?今から行こうとした拠点に。」

 

「え"っ!?それは困るわ!早く現場に行くわよ!」

 

「おう!」

 

「分かった。」

 

「うぇっ!?ちょっ、待つにゃー!」

 





いずれはR18版も書いてみたい作者です。ちなみに誰が攻めで誰が受けなのかは言わずもがな。


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