ヴィクトリア家政の女装メイド   作:ゆうぐれ

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ヒューゴ……やっぱ諦めるしかないんかな……盤岳と瞬光欲しいしなぁ……。



39 目指すは最上階

兵士の供述とビリーの現状から経緯を要約するとこうだ。

 

まずは依頼を装ってレインを拉致して、バレエツインズに拘束。

 

次に治安官に扮した工作員が飛行船へ潜入し、乗客の無力化とコックピットの制圧を行う。

 

そしてレインのハッキング能力で飛行船の操作権を奪取。

 

あとは裁判の重要人物たちが乗った飛行船をホロウの中で墜落させ、全員を始末する。

 

——という流れとのこと。

 

何故飛行船を直に操作して墜落させないのか、または乗客を始末しないのか。

 

その理由についてはおそらく『事故』または『ハッカーによるテロ』と治安局に誤認させる為。

 

もし治安局がレインの仕業と分かっても、彼女が見つからなければ反乱軍に辿り着かない。

 

更には彼らを雇った『後ろの存在』にも。

 

つまりは……。

 

「救出目標が危ないです。急ぎましょう。」

 

スズツキ達は捕虜を解放すると、上階に繋がる業務用のエレベーターへ向かった。

 

ボタンを押し、籠が来るまで待つ。

 

「プロキシ様、飛行船の到着までの時間は?」

 

[あと20分くらい!マズいよ!]

 

状況に焦るリンだったが、ライカンは落ち着いた様子で懐から懐中時計を取り出す。

 

「問題ありません。我々にとっては十分すぎるくらいです。」

 

その時、短いブザーの音と共に扉が開く。

 

全員が乗ると、エレベーターはゆっくりと上昇を始めた。

 

ライカンはスズツキの方へと振り返ってくる。

 

「スズツキ、煙幕弾は持っていますね?」

 

「はい、もちろんです。」

 

スズツキは膨らんだポーチを開ける。

 

そこには発煙手榴弾がみっちりと詰まっていた。

 

「では各員、準備を。プロキシ様は端に隠れていてください。ここからは更に激しくなるので。」

 

ライカンはそう言うと、目元に熱赤外線式のゴーグルを下ろす。

 

スズツキやエレン達もゴーグルを装備すると、それぞれの得物を構え直した。

 

兵士から聞き出した、レインの居る階が迫ってくる。

 

そして到着の直前、スズツキは発煙手榴弾のピンを抜いた。

 

 

 

 

 

 

 

⬛︎

 

無言の緊張感がそこに漂っていた。

 

エレベーターの扉を囲むように展開した反乱軍の兵士達。

 

何丁ものライフルが向けられたまま、静寂の時が過ぎていく。

 

だが遂にエレベーターが目の前で停まり、ブザーの音と共に扉が開き始める。

 

すると空いた隙間から白煙が漏れ出してきた。

 

扉が完全に開く前に兵士の1人が声を張り上げる。

 

「撃て!」

 

彼の号令と共に構えられたライフルが一斉に火を吹いた。

 

耳をつんざく破裂音と共に、眩いマズルフラッシュが連続して発生し、過剰なまでの弾幕がエレベーターを穴だらけにする。

 

扉が開き、モクモクと吐き出される煙の中へ鉛玉が撃ち込まれていく。

 

床に大量の空薬莢が転がり、ライフルの銃身の熱が小さく陽炎を作り出す。

 

そして弾倉から弾が無くなると、反乱軍の兵士達はすぐに再装填を行おうとした。

 

だがここで別の銃声が響き、兵士の何人かが崩れ落ちる。

 

同時にエレベーターの中から発煙手榴弾が追加で放り出されてきた。

 

「なっ!?」

 

「まだ居るぞ!」

 

次の瞬間、白い煙に混ざって複数の黒い影が現れた。

 

それは巨体に見合わぬ素早さで兵士の集団に突っ込むと、巨大な義足での蹴りをお見舞いする。

 

大質量によるその打撃は、兵士を玩具のように吹っ飛ばした。

 

他の兵士は慌ててライフルを向けようとしたが、今度は横合いから現れた2つの影に斬り伏せられていく。

 

「ぎゃあっ!?」

 

「おごっ!?」

 

「煙から離れろ!同士討ちになるぞ!」

 

「距離を取れ!」

 

残った兵士達は白煙から離れ、どうにかライフルの間合いで戦おうとする。

 

しかし今度はジジ……と何かの音が聞こえたかと思えば、彼らの頬に冷ややかな風が吹く。

 

気付けば背後へひとつの人影が降り立っていた。

 

「う、後ろ……あばばばば!!?」

 

反応する間もなく、バリバリッ!!っと轟音が響くと共に、青白い閃光が周囲を照らし、空気そのものが震えた。

 

兵士達の身体に火花が散り、周囲にオゾン臭が立ち込める。

 

もはや彼らに意識は無かった。

 

力が抜けたようにバタバタと次々に倒れ、1人だけが残される。

 

「へっ……えっ……ぜ、全滅……?1分と経たずに……?」

 

「ええ、残るは貴方様のみです。」

 

「ひいっ!?」

 

最後の兵士を見下ろす大きな影。

 

暗視ゴーグルが上げられ、ライカンの赤い隻眼が覗く。

 

更に彼の後ろから3つの影、スズツキとエレン、カリンが現れる。

 

「へ、へへ……。」

 

兵士はもはや戦意を喪失すると、ライフルを捨てて両手を上げた。

 

ライカンは彼に近付き、ジッと覗き込む。

 

「レインという名前に覚えは?」

 

「こ、この先だ。隊長たちと一緒に居るはず……。」

 

「なるほど……リナ。」

 

「たっ、たすけ……でででで!」

 

兵士はビクビクと身体を痙攣させながら倒れた。

 

「安心してくださいまし。峰打ちですわ。」

 

「峰打ちってレベルか……?」

 

生きの良い魚の如く、ビクビクと床で跳ねる兵士を眺めながらスズツキはそう呟く。

 

しかし直後にリナのニッコリとした笑顔が自身へ向けられていることに気付くと、慌ててエレンの後ろに隠れた。

 

「先輩……パンケーキが出てきた時はよろしくお願いします……!」

 

「見返りは?」

 

「黒鉢豚骨ラーメン。」

 

「今度上映されるホラー映画を追加で。」

 

「Lサイズのポップコーンとコーラ付きでどうでしょうか。」

 

「ん、了解。ちなみにアンタも行くんだからね。」

 

「……分かりました。」

 

まあリナの料理を食べる羽目にならない限り大丈夫だろうとスズツキは高を括る。

 

ライカンのように逃げれば問題ないのだ。

 

そう思っていると、遅れて着いてきたイアスが背中に飛びついてきた。

 

[あと15分!急ごう!]

 

「あっ、そ、そうだった!」

 

スズツキ達はフロアの中を制圧していく。

 

窓から見えたのは共生ホロウの藍色の輪郭と、その奥に広がる新エリー都の夜景。

 

いつの間にかホロウを抜けていたらしい。

 

どうやらここから仲間と連絡を取っていたようで、室内には通信機や武器、弾薬などが置かれた簡易的な拠点があった。

 

そしてその一角に横たわるひとつの影。

 

口にはガムテープが貼られ、手足は縛られている。

 

もしかしなくともレインだろう。

 

「ボス!こっちです!大丈夫ですか!?」

 

スズツキは急いで駆け寄り、拘束具を全て外していく。

 

その顔がハッキリと見えてくると、スズツキは驚愕から思わず固まった。

 

「レインさん……ですよね?」

 

「ぷはっ……意外だった?私が女だったってこと。というか君も中々に若いね。」

 

起き上がった人物、レインはピンク髪にレモン色の目が特徴の少女だった。

 

「あのっ……飛行船をどうにかしたいんです!解除の方法は!?」

 

スズツキの詰問にレインは顔に影を落とす。

 

「ごめん……あれはもう私じゃどうにも出来ない。PCが使えればどうにかなったかもしれないけど……。」

 

レインの視線の先には画面を撃ち抜かれた1台のノートパソコンがあった。

 

だがすかさずライカンが代案を挙げる。

 

「ならば直に操作するというのはどうでしょうか?」

 

「直にって……まさか乗り込む気?まあ、単純にオートパイロットを切ってマニュアル操作に変えれば行けると思うけど……。」

 

「分かりました。では残敵を掃討し、飛行船を目指しましょう。」

 

「えっ……本気!?」

 

その時、屋上から発進したのか、窓の上から1機のタンデムローター式のヘリコプターが現れた。

 

それはバレエツインズから離れていく。

 

「どうやら反乱軍は逃げたようですね。都合が良かったです。」

 

ライカンの言った通り、反乱軍の姿は屋上に無かった。

 

冷たい風が吹く中、朝焼けの空に大きな飛行船が見える。

 

そしてキャビン側面の通路には見覚えのある赤い人影が。

 

[ビリーだ!ビリーが居る!]

 

「プロキシ様、飛行船のニアミスまであと何秒ですか。」

 

[えっと……2分!ここの真上を通過する感じ!]

 

「ふむ、少し高さが足りませんね……。」

 

ライカンは顎に手を当てながら考え込むと、スズツキを呼ぶ。

 

「はい、何ですか?」

 

「スズツキ、ライフルと他の装備類を置いてください。」

 

「?分かりました。」

 

「リナ、失敗した時のリカバリーを頼みます。」

 

「承知しましたわ。」

 

ライカンは身軽になったスズツキに近付くと、ひょいと軽く持ち上げた。

 

「えっ、ぼ、ボス?」

 

[ライカンさん!?何する気なの!?]

 

困惑した様子のスズツキ達に対し、ライカンは一言だけ返した。

 

「『ロケット』です。」

 

そして前方から斜めに張り出しているビルの天辺を駆け上がり始め、リナも後ろから続く。

 

あっという間にバレエツインズの頂上に辿り着くと、ライカンはグッと屈み込んだ。

 

義足の出力が上がり、冷却システムの範疇を超えたのか、脚部の装甲が開く。

 

吐き出される熱風はライカンの肩に乗ったスズツキも感じることが出来た。

 

「ボス……その……ロケットってことは……。」

 

「はい、飛行船が真上に来たら飛んで貴方を投げます。」

 

「え”っ……そ、それが可能ならボスが直に飛んだ方がいいんじゃ……。」

 

「私の義足は最高出力を出すと、オーバーヒートして少しの間、動けなくなります。よってスズツキに行ってもらう必要があるのです。」

 

「うぅ……ちゃんと投げてくださいね?」

 

「大丈夫です。失敗してもリナが受け止めるので。」

 

スズツキは不安を覚えながらもライカンを信じることにした。

 

遂に飛行船が頭上に迫ってくると、覚悟を決める。

 

[ライカンさん!あと10秒!]

 

「……行きますよ!」

 

「はい!」

 

次の瞬間、ライカンは義足に込めた力の全てを用いて、地面を蹴った。

 

ボゴッッ!!っと、反動で足元のコンクリートに大きなヒビが入る。

 

「おああああ……!!!!」

 

ライカンの跳躍力はスズツキが思っていた以上に高いものだった。

 

グングンと飛行船が迫り、ビリーの姿が大きくなっていく。

 

そして直後、腰を掴まれたかと思えば、更に加速がかかった。

 

「わぁ……。」

 

「ホントに投げちゃったよ……。」

 

その様子はエレンとカリンからもよく見えていた。

 

スズツキが再加速した一方、ライカンは失速して落ちていく。

 

だが彼の跳躍と投擲によって、スズツキは正確に飛行船の方向へ飛んでいった。

 

そしてキャビンに迫り……。

 

「……っっとお!掴んたぜ!」

 

ビリーの手がスズツキの腕をガッチリと掴んだ。

 

ぷらぷらと揺れながらスズツキは安堵の息を吐く。

 

「あぁ……ナイス……。」

 

「ようこそ。あいにくと機内サービスは無いがな。」

 

「すぐに降りるから大丈夫……っと!」

 

スズツキはビリーに引き上げてもらい、通路に乗り込む。

 

するとその時、飛行船が傾き、急に降下を始めた。

 

巨大な共生ホロウが目の前に迫る。

 

「や、ヤバッ!ゆっくりしているヒマねえんだった!」

 

「運転室は!?」

 

「こっちだ!」

 

ビリーの案内で操縦席に到着すると、眠るパイロットを押し除けて席に座る。

 

「ボス!ここからどうすれば!?」

 

[オートパイロットの解除スイッチがあるはずです!それを押してください!]

 

「えっと……分かりません!」

 

「ああ、ちくしょう……見つからねえ!」

 

正面から側面、天井に至るまでビッシリと張り巡らされた計器とスイッチ、パネルにスズツキとビリーは目を回す。

 

[それなら操縦桿を引いてください!強制操作が一定時間加われば、マニュアルに切り替わる筈です!]

 

「わ、分かりました!ビリー!手伝って!」

 

「おうよ!」

 

スズツキは重い操縦桿を握り、めいいっぱい引く。

 

ビリーもそれを掴み、必死に引っ張った。

 

「うぅ……上がれぇ……!」

 

すぐ目の前にホロウが迫ってくる。

 

だが直後、計器からオートパイロットの文字が消え、代わりにマニュアルへ切り替わったことを示してきた。

 

すると飛行船の下降が止まり、傾いていた船体も水平へ戻り始める。

 

「ぬおおぉ……!」

 

ホロウの端に船底が接触し、操縦席前のガラスにエーテルによる藍色の流れが発生する。

 

飛行船は水を掻き分けるようにホロウの上を進むと、今度は上昇に転じた。

 

「……はぁ。」

 

スズツキはぐったりと席に座り込む。

 

危機が去ったことに胸を撫で下ろしていると、背後からビリーの機械の拳が突き出されてきた。

 

「やったな、相棒。これで二度目だぜ。」

 

「間一髪だったね……三度目が無いことを祈ってるよ。」

 

コンと、スズツキは握り拳を当てる。

 

窓越しに眩しい朝日が彼らを照らしていた。

 

 

 

 

 

 

 

⬛︎

 

すっかり明るくなった空の下、バレエツインズの屋上には飛行船が停まっていた。

 

ライカンやリナ達が眠った乗客を連れ出しているのを横目に、スズツキは疲れたようにドカリと地面へ座り込む。

 

あれからもライカンの指示に従いながらどうにか飛行船を旋回させ、ここに係留させたのだ。

 

「あぁ……づかれた……。」

 

丸くうずくまっていると、目の前に1つの人影が現れる。

 

「あらあら、夜勤明けでお疲れかしら?」

 

「んぇ?あっ……。」

 

見上げると、記憶に新しいネズミの耳と尻尾が目に入ってきた。

 

治安局の婦警の制服を身に纏った彼女、ジェーン・ドゥは隣へ腰を下ろしてくる。

 

「レインは無事助けられたのね。良かったわ。」

 

「あ、あの……もしかして治安局はもう……?」

 

恐る恐るそう聞くと、ジェーンはニコリと笑う。

 

「大丈夫、ここまではあと15分かかるわ。」

 

「ありがとうございます……あの……あとすみません……。」

 

「どうして謝るの?」

 

「だって……反乱軍を逃がしちゃいましたし……。」

 

スズツキは朱鳶とジェーンが反乱軍を追っていたことを思い出し、同時にその反乱軍を仕留め切れなかったことを詫びた。

 

しかしすぐに長い尻尾が首元に張ってくると、クイと顎を持ち上げられる。

 

「いいの。どちらにせよ治安局は今日中に動けなかったし、事件にも対応出来なかった。ずっと大騒ぎだったのよ?飛行船が暴走してるって、庁舎が阿鼻叫喚の嵐だったんだから。」

 

「だったら良いんですけど……。」

 

「むしろ私にとっても手間が省けたわ。ほら、これ。」

 

ジェーンは指に引っ掛けた鍵をクルクルと回す。

 

そして懐から手錠を取って見せた。

 

「生きてるのだけでも10人ゲットしてる。手土産としては十分ね。」

 

「あぁ……あの兵士、全員捕まえたんですか。」

 

「ええ、ちょうど無力化されてたから助かったわ。下に居た3人もね。」

 

満足そうに笑みを浮かべるジェーンだったが、サディスティックな雰囲気を感じたのは気のせいだと思いたい。

 

おそらくというか絶対に彼ら兵士は今後、色々とオハナシする羽目になるのだろう。

 

無論、ジェーンのような美人おねーさんとのSMプレイではなく、ガチムチ強面おにーさんとの二者面談だろうが。

 

そんなことを思い浮かべていると、隣から伸びてきた手に頬を撫でられる。

 

「でも……本当はスズツキちゃんにこの手錠をつけたいなぁ……なんて……。」

 

「ぼ、僕は犯罪者じゃないですよ。」

 

「そうかしら?こんなものを持ってるのに?」

 

気付けばジェーンの尻尾がスズツキの拳銃を保持していた。

 

尻尾だけで器用にスライドを後退させると、廃莢口から弾丸の金色の輝きがチラリと見える。

 

それを眺めながら彼女はニタリと口角を上げる。

 

「実弾入りの違法な銃の所持……これだけで5年は檻に入ることになっちゃうわねぇ。可愛いスズツキちゃんが男だらけの刑務所なんか行ったら、スゴく人気者になっちゃうかも……。」

 

「……何が望みですか?」

 

「ふふ……じゃあ……。」

 

ジェーンの手がまたもやスズツキの身体に伸びていく。

 

しかし今回はすぐに引っ込まれた。

 

「やっぱり話はまた今度にしましょ。今は怖いおシャメちゃん達が居るみたいだし。」

 

「えっ。」

 

正面を向くと、不満げな様子のエレンとカリン、イアスの姿が。

 

もちろんジェーンは毎度の如く、いつの間にか煙のように姿を消していた。

 

残されたスズツキに2人と1体が迫る。

 

しかし彼にもはや逃げるだけの気力と体力は残っていなかった。

 

「スズツキ。」

 

「あの、言いたいこと……。」

 

[分かるよね?]

 

「……はいぃ。」

 

その後、諸々の情報開示と賠償をさせられるスズツキだった。

 

 

 

 

 

 

 

⬛︎

 

「では、貴方は知能機械人だったおかげで昏倒せず、敵が居なくなったのを見計らって飛行船を止めたというわけですね。」

 

「そういうこと!いやー、我ながらまさにヒーローって感じだったぜ。」

 

「なるほど……スズツキ君は無事でしたか?」

 

「そりゃもちろ……えっ、いや……な、何のことかな……?」

 

「はぁ……別にいいですよ。これが初めてではないので。それでパールマンは?」

 

「ああ、そこに縛り付けて……って居ねえ!?」

 

「あれ?飛行船が動いてませんか?」

 

「だ、誰が動かしてやがる!?おい、待ちやがれ!おーい!」

 





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