ヴィクトリア家政の女装メイド   作:ゆうぐれ

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へぇ……4話の時点でお気に入り登録数が1000ねぇ……1000!?えっ!?

というわけで軽い気持ちで書いた筈の作品が想像以上に読まれていることに驚きと嬉しみが止まらない作者であります。登録や高評価、感想に誤字脱字の訂正など、色々とありがとうございました。



05 初めてのホロウ

ビデオ屋を出た後はいつもの拠点に向かった。

 

そこでライカンから伝えられたのは次の新たな任務の要項について。

 

内容を要約すると、先方が指定したとある物品を近日新たに発生したホロウより回収するとのこと。

 

つまりは今度の主な相手はまだ意思疎通が可能な人間ではなく、『エーテリアス』という得体の知れない化け物だ。

 

だから前回エレンがしていたような、相手の無力化はほとんど期待出来ない。

 

奴等に対する選択肢は何らかの方法で『破壊』して撃破するか、敵の視界から完全に消えるまで尻尾巻いて逃げ出すのみである。

 

スズツキはリナからの細かい説明を聞きながらゴクリと息を呑んだ。

 

「依頼開始はホロウの活性率とキャロットの精度を考慮して明日13時からとしますわ。ホロウ内での推奨活動時間はエーテルの濃度を加味して200分、最大でも360分といったところでしょう。」

 

「ふーん……今回は長めなんだね。」

 

「ええ、この間、突破的に発生したばかりのホロウだから侵食速度も低いの。スズツキちゃんの初陣にも丁度良いわ。」

 

ふふ、と笑みを浮かべるリナだったが、スズツキの方は安心出来なかった。

 

ブリーフィングが終わると、自分に割り当てられた個室へと行き、机の引き出しに入れてあった一七式拳銃を手に取る。

 

それを少し見つめたのち、席に座って分解整備を始めた。

 

備えは万端にしておいて損は無い。

 

というより武器を触ることで、どうにか気を紛らわせようとしていた。

 

クリーニングマットの上、銃を構成するネジの1本まで……は流石にまだ技術的に困難な為、あまり工具を使わない簡易分解のみを進めていく。

 

ライカンから教えてもらった通り、部品ひとつひとつをゆっくりと、調度品を扱うかの如く丁寧な手付きで本体から分離させ、向きを揃えながら並べていく。

 

スライド、バレル、リコイルスプリング、ファイアリングピン……。

 

ある程度まで分解を終えると、今度はクリーニングロッドやガンオイルを手に整備を始める。

 

しかし前回の射撃訓練後に既に済ませていたようで、煤や鉛などの汚れは一切無かった。

 

それでも作業を続けようとブラシを銃身に当てる。

 

が、上手くいかない。

 

何故か手が震えるのだ。

 

「……くそっ。」

 

厨二病患者のように反対の手で掴んでも止まらない腕の震え。

 

今更ながらに怖がっていることを自覚する。

 

「スズツキ、帰らないの?」

 

恐怖と心配に苛まれていると、ここで背後より聞き慣れた声がした。

 

視界の端にサメの尻尾を捉えながら、慌てて両手を脚の間に隠す。

 

「あ……も、もう少ししたら帰ります。この整備が終わったら……。」

 

「なら待ってる。」

 

「い、いえ……まだかかりそうなので先に帰っててください。」

 

「今何時か分かってる?アンタはかよわい女の子を独り夜の街に帰させる気?」

 

「……先輩がそれ言いますか。」

 

「は?誰がメスゴリラだって?」

 

「言ってないです。言ってないですから。」

 

エレンはツカツカと室内に入ってくると、スズツキがあからさまに隠していた腕を掴み上げる。

 

そして彼女はその僅かな震えを感知した。

 

「……ただの武者震いですよ。」

 

「本当にそうなら口調まで震えないでしょ。何、怖いの?」

 

「怖がっちゃいけませんか……?」

 

「なわけないじゃん。正常だよ。誰だって最初はそう……私だって同じだったし……。」

 

語尾へ行くにつれて蚊の鳴くような小さな声になっていったが、静かな部屋の中ではハッキリと聞こえた。

 

もちろんアニメのボケ主人公のようにスルーはしない。

 

らしくもない発言に対して素直にポカンとしていると、彼女の顔が赤くなっていくのが分かった。

 

「と、とにかく!アンタは今回もついてくるだけでいいの!前衛は私とボスとカリンちゃんがやるから、リナのスカートにでも隠れてなさい!」

 

「先輩……。」

 

ツンデレ翻訳を介するとこうだ。

 

前は守ってやるから安心して後ろからついてこい。

 

何とも分かりにくい励ましだが、少しだけ、いや、随分と気分がマシになった。

 

「へへ……明日は槍でも降ってきますかね。」

 

「あ?やっぱり言わなきゃ良かった。このやろ……。」

 

「いででででで……!」

 

青筋を立てたエレンにほっぺを左右に引っ張られるスズツキ。

 

そんな仲睦まじい2人の様子を部屋の入り口から見守る6つの影があった。

 

「ふぅ……青い顔をしていたので心配に思っていましたが……。」

 

「あの雰囲気なら問題ありませんね。良いコンビになりそうです。」

 

「エレンさんもあんなことするんだ……。」

 

「ナカヨシ!」

 

「フウフマンザイ!」

 

「ンナンナ……。」

 

その直後、視線に気付いたエレンが振り向き、白い尻尾の先端と刃のついたスカートの裾、燕尾服を着たボンプの半身が一瞬だけ視界に入る。

 

これに対して更に顔を赤くする彼女。

 

結局、スズツキがとばっちりを食らい、帰りに夕食として黒鉢豚骨ラーメン(一番高いラーメン)を奢る羽目になった。

 

彼の持ち金の大半が消し飛ばされたことは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

⬛︎

 

放置された自動車が並び、紙屑やゴミが散乱した交差点のど真ん中。

 

道路を寸断するようにそびえ立っているのは内側に少しずつ傾斜した紺色の壁。

 

そこの一部に小さな波紋が発生したかと思えば、向こう側からメイド服に身を包んだスズツキとエレンが姿を現した。

 

「フッ……っと、あれ?特に何もありませんね。」

 

「それはアンタがエーテル適性値が高いからでしょ。普通は何かこう……グッと変な感じが来るってのに……。」

 

あれから1日が経ち、遂にスズツキは初のホロウ内へと足を踏み入れていた。

 

息を深く吸ってみると、雰囲気的な何かが外界とは違うことに気付く。

 

だが自身の特性によって、気分の変化は全くと言っていいほど無い。

 

初めてエーテル適性が役立ったことに喜んでいると、背後よりエレンに続いてライカン達3人とボンプ3体もホロウ内に入ってきた。

 

「スズツキ、気分に変化は?」

 

「いえ、特に問題ありません。外と同じです。」

 

「ふむ……やはり凄まじいですね。軽い嘔吐感や倦怠感は来ると思っていましたが……まさか影響無しとは。」

 

「えへへ。」

 

「ほら、調子乗んない。早く行くよ。」

 

「はーい。」

 

燕尾服を着たバトラーボンプに搭載されたホロウ内の地図。

 

世間一般的には『キャロット』と呼ばれているそれを元に街の中を進んでいく。

 

しかし意外にも空の色が少しおかしいこと、時折りエーテルの結晶が地面や建物にへばり付いていることを除いて街並みに異変は無かった。

 

「今いる場所って都心西区の近くですよね?僕ここ知ってます。」

 

「ええ、私もです。しかし現在地はあくまで表層、下にはまだまだ他の階層があります。もし外界と同じ感覚で勝手に動き、少しでもキャロットから外れた道に進むと……。」

 

ライカンは腰を屈めると地面に落ちていた石ころを拾い、それを今しがた曲がったばかりの交差点の反対側に投擲した。

 

すると投げた方向に突如として空間の裂け目が発生し、石はどこかへと消えてしまう。

 

「……このようになります。あの向こう側に行けば地図の無い山で遭難することと同義です。」

 

「しかも時間経過でエーテリアスになっちゃう死のタイムアタック付き。」

 

「うへぇ……ちゃんと着いていきますよ、ハイ。」

 

スズツキは他のメンバーとはぐれないように、より一層注意しながら足を動かす。

 

だが幸運にもライカンが言ったようなことは起きず、エーテリアスとも会敵しなかった。

 

ビルが並んだ通りを抜けて住宅街に入り、目的地である大きな豪邸に到着する。

 

その部屋のひとつで回収したのは金細工の調度品だった。

 

それも同じような純金製の物が3つ。

 

ディニーに換算すればウン千万は下らないだろう。

 

「スズツキ、頼みました。」

 

「ひゃい……。」

 

「落とさないでよ。これ3つで家が建つんだから。」

 

「そっ、そういうこと言わないでください……!」

 

ブツをそれぞれ緩衝材付きの箱に入れ、更にジュラルミンケースへと押し込む。

 

一番戦闘経験の無い自分が輸送役に回ることは理解出来るが、流石に肝が冷えた。

 

家と同じ価値があるケースを背負うと帰路につく。

 

「あとは帰るだけですね。」

 

「そうね。でも油断はいけないわよ?」

 

「もちろんです。」

 

それからは特に異変は起こらず、無事にビル街へ到着した。

 

あとはこの大きな国道に沿って進んでいけばホロウの外縁部だ。

 

スズツキは少し安堵の息を吐く。

 

だがその時だった。

 

「……ライカン。」

 

「はい、分かっています。」

 

前の方を歩いていたリナとライカンが足を止める。

 

どこか2人の雰囲気が変わった気がした。

 

「ぼ、ボス?」

 

「全員、準備してください。奴らです。」

 

「っ……!?」

 

目を見開くスズツキだったが、既に両隣では大型鋏と丸鋸が構えられていた。

 

2人に遅れてチェストリグのホルスターから拳銃を、前回とは違ってサイレンサーやフラッシュライト、拡張マガジンなどゴテゴテにカスタムされたそれを取り出す。

 

薬室に初弾が入っていることを確認したところで、遂に敵が姿を現した。

 

「ひいぃ……こんなにたくさん……!」

 

「あらあら……待ち伏せされていたのですね。」

 

「どうやら少しは頭の効く個体が居たようです。それにしても……多いですね。」

 

前方と後方の交差点に沢山のエーテリアスが展開していく。

 

これに対してライカンが取った行動は……。

 

「全員、右のマンションに走ってください!」

 

「あー……だる……。」

 

「あっ、はい……!」

 

敵の数があまりにも多すぎるため、一行は逃走を選択した。

 

もちろんエーテリアスの集団が背後から追いかけてくる。

 

「カリン!ドアを!」

 

「は、はいぃ!」

 

モダンチックなドアの隙間にカリンの丸鋸が押し当てられ、バチバチィ!と火花が散る。

 

ロックを切断するとライカンが蹴りを入れ、扉が向こう側へ勢いよく開いた。

 

「早く!裂け目が裏口にあります!」

 

「は、入って大丈夫なんですか?」

 

「あらかじめ選定しておいた裏ルートです。問題ありません。」

 

広いエントランスを抜け、郵便受けが並んだ場所に入れば、行きに見たのと同じ空間の裂け目があった。

 

勇気を出して飛び込むと、ぐるりと視界が暗転する。

 

平衡感覚が失われ、どっちが上なのか分からない。

 

次に視界が回復した時には、何故か尻から落ちていた。

 

「ふおっ!?」

 

「……っと、危ないなぁ。」

 

「あ……ありがとうございます……。」

 

下に居たエレンがキャッチしてくれたおかげで何とか臀部の強打は免れる。

 

遅れてお姫様抱っこをされていることを理解し、降りようとするが、何故か彼女はこちらを見つめたまま動かない。

 

「せ、先輩……?」

 

「……何でもない。」

 

地面に降り、周囲を見渡せば、先ほどとは全く違う場所に出ていた。

 

しかもエーテルの侵食がより進んでおり、深い階層に来ているのだと分かる。

 

「急ぎましょう。敵が来るかもしれません。」

 

「次の裂け目までは1km……少し歩きますわね。」

 

「まじー……?」

 

休む暇もなく移動を再開する。

 

時折り数体のエーテリアスと出くわすが、ライカンが得意の足技で制圧していく。

 

しかしいくら倒せども回り道をしようとも、会敵の頻度は減るどころか、むしろどんどん上がっていった。

 

「リナ、別ルートはありますか?」

 

「いいえ、あいにくとキャロットにはこの1本道しか残ってないみたい。」

 

「迂回は不可能……ならば力づくで行くのみです。」

 

ここからは遂に総力戦となった。

 

前衛のリナとライカンのみでは捌き切れないと、輸送役のスズツキの直掩についていたエレンとカリンまでが戦闘に参加し始める。

 

スズツキ本人も背中のブツに気を配りながら、銃を敵へと向けた。

 

「スズツキ、後方から2体!」

 

「はい!」

 

両手で保持した拳銃を近付いてくるエーテリアスに向ける。

 

ドットサイトの点と敵の姿が合わさると、連続で指を引き絞った。

 

装薬による破裂音と共にスライドが後退し、銃口より弾丸が飛び出す。

 

鉄より比重の重いタングステンとエーテル結晶で出来たそれは敵に着弾すると、身体を構成する固形物質を破砕しながら反対側へと突き進んでいく。

 

2発も当たれば自重を支えきれなくなった胴体がぼきりと折れ、残った下半身も力無く倒れた。

 

「あーもう……ウザいっ……!」

 

一方、エレンはスズツキの何倍もの敵を相手取っていた。

 

氷結を纏わせた刃が振りかざされ、相手を凍らせると同時に両断していく。

 

切断はしなくても凍った箇所を蹴り飛ばせば、その部位がバラバラになって吹っ飛ぶ。

 

いつもの彼女からは考えられないほどの、電光石火の如く俊敏な動きだった。

 

「目的地まであと少しです!」

 

「ふぅ……流石に骨が折れるわね……!」

 

少しずつではあるが、確実に敵の数を減らしていく。

 

しかしここで敵は新たな個体を投入してきた。

 

「で、でかっ!」

 

「ファールバウティです!気をつけて!」

 

今までのティルヴィングやアルペカのような、いわゆる数の多い雑魚キャラとは明らかに違うエーテリアスが立ち塞がってくる。

 

その大きさはライカンが小さく見えるほどだった。

 

スズツキはすぐさま発砲するが、表面に小さな破口を空けるのみで、効いた様子はない。

 

「っ……貫通しない……!」

 

「エレン!スズツキを連れて先に裂け目へ!」

 

「了解!ほら、行くよ!」

 

「は、はい!」

 

2人が先行するとライカン達は目の前の、ゴリラのような太い腕を持った敵に向かっていく。

 

リナが電撃を繰り出し、怯んだところでライカンが加速をつけた蹴りをお見舞いする。

 

バランスを崩して頭部が低い位置に来ると、トドメにカリンが丸鋸を叩きつけた。

 

その頭に凄まじい火花が散り、少しの痙攣の後に動かなくなる敵。

 

見事な連携プレイだった。

 

「すげぇ……。」

 

「馬鹿!余所見するな!」

 

「わあっ!?」

 

ガギィン!と音を立てながら隣のエレンが敵の、また別の特異な個体からの斬撃を受け止めた。

 

スズツキは我に返ると、鍔迫り合いをするエーテリアスの頭部に弾倉の残弾全てを叩き込む。

 

流石に耐えられなかったようで、相手は糸の切れた人形のように倒れ込んだ。

 

「な、ナイスです……。」

 

「まったく……って後ろ!」

 

「おわっ……!?」

 

慌てて銃を向けようとするが、スライドが後退したままのそれが目に入ってくる。

 

すると敵の動きが非常に遅く見えた。

 

だからといって何か出来るわけでもないのだが。

 

「チッ……!」

 

しかしスズツキに打撃が炸裂することはなかった。

 

次の瞬間、視界に捉えたのは大型鋏を左右に開き、敵を挟み込んだエレンの姿だった。

 

彼女が両腕に力を込めれば、大きな刃がメシメシミキミキと相手を武器ごと絶っていく。

 

最終的にはガキン!と2つの刃が完全に合わさり、泣き別れになった骸が地面に落ちた。

 

「あ、ありがとうござ……せっ、先輩!?」

 

「うぅ……。」

 

だが同時にエレンまで倒れてしまう。

 

急いで後ろから抱き留め、その場に寝かせた。

 

「先輩、先輩!大丈夫ですか!?」

 

「はぁ……今の動きは……ちょっとやり過ぎたな……。」

 

「どこかやられたんですか!?待っててください!今救急セットを……!」

 

リグのポーチから応急キットを出そうとするが、その腕を掴まれる。

 

下を見れば膝の上でうっすらと瞼を開けているエレンの姿があった。

 

「いらない……ちょっと……エネルギーを使い過ぎた……だけ……。」

 

「……先輩?」

 

目を閉じ、すぅすぅと寝息を立て始める彼女。

 

特に怪我がなかったことに安堵したが、ここは未だ戦場であることを思い出す。

 

急いで弾倉を挿し直し、向かってくるエーテリアスへ銃撃を再開した。

 

「このっ!こっちくるな!」

 

他の仲間を探すが、先程の場所からあまり移動出来ていないようだった。

 

援護を求めようにも立ち塞がってくる敵が多い。

 

「どうしようどうしよう……!」

 

ちらりと、目的地である空間の裂け目が横目に見える。

 

自分1人ならあそこまで何とか走り抜けて行けるだろう。

 

だがエレンを置いていく気には到底なれなかった。

 

じわじわと退路が塞がれていくと、彼女の首根っこを掴んで後ろへ引き摺る。

 

「うぅ……重っ……!」

 

デリカシーゼロの発言をしながら、いよいよ壁際まで来てしまう。

 

だがここで運良くスズツキの背後にまた別の裂け目が現れた。

 

「スズツキ!」

 

「ボス!ここです!エレン先輩が!」

 

「待っていてください!もう少しで……!」

 

ライカンの姿がエーテリアスの向こう側に見えたが、まだ少し遠かった。

 

もう間に合わないとスズツキは覚悟を決める。

 

背中のケースを下ろし、敵の股下に向かって思いっきり蹴った。

 

「お願いだから変なところには繋がってないでくれよ……!」

 

大型鋏を手に持ち、エレンの胴体に腕を回すと、両足で踏ん張る。

 

そして背後の裂け目へと倒れ込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⬛︎

 

「ふふん、今日は問題なく依頼が終わったわね。」

 

「いや〜、ここまでエーテリアスの数が少ないとはな〜。不思議なこともあるもんだぜ。」

 

「正直拍子抜け。物足りない。」

 

[いいじゃん、戦わないことに越したことはないんだからさー。]

 

「そうよ。装備代だって馬鹿にはならないんだし……ってあれ?あそこ、誰か居る?」

 

「ん?ああ、えっと……女の子か?何か2人くらい居るぞ?」

 

[もしかして迷ったとか……あっ!?]

 

「どうしたのプロキシ、知り合い?」

 

[いや……知り合いというか、ライバルというか……まあとにかく行ってみよ!]

 

「おうよ!」

 

 





エレンのハサミを見て、ちょっと違うけどブレイクブレイドとか鉄血のオルフェンズを思い出した作者です。

まあ、あっちはペンチとかニッパーの類いかな?





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