最強の幼馴染が弱体化したので今度は俺が守ろうと思う 作:怠惰
「押忍!」
「お、押忍?」
ある日、久々に幼馴染の元へ行くと家の前には学ランの女子高生が立っていた。
「じゃ、じゃあな」
そこを退いて貰い鍵を開け、家に入ろうとすると待ったをかけられた。
「ちょ、ちょっと待つっす!此処は
学ランjkはそう確認してくる。何も間違って無いので頷くと、ますます謎は深まった!みたいな顔をし始めた。
「じゃあ、何でアンタは合鍵を持ってるんすか!」
元最強のアヤナを守れる様になるには、世界一強くならなきゃ行けないと思った俺は武者修行をしていた。色々なバトラーと目があったらバトルって言う感じでひたすら勝負。そのせいで、家には帰らない日々が多くなった。すると、アヤナが寂しいと言って合鍵を渡して来た。
意味が分からないので、人肌に暖めたカイロを渡したら投げ返された。最近変わったと思ったけど、そんなことは全く無くあの頃と変わらない殺意だなと身をもって味わった。
「本人から貰った。じゃ」
「ま、待つっす!それなら、そのカギを賭けてバトルをして欲しいっす!」
「はぁ?」
カギってこの家の鍵だよな、いや、無理だろ。確かにこの……後輩の実力は気になるけど人様の家の鍵だからな。そう易々とは……。
『煩いなぁ、どうしたの?こんな所で』
そう考えていると、主がやって来た。どうやら玄関先で少しうるさくし過ぎたらしい。申し訳ないと思いながらも、ちょうど良いと思った俺は掻い摘んで説明した。
『成程?良いんじゃ無い。私の……んんっ。魑魅魍魎デッキが負けるなんて思えないし』
いつも彼女は俺の実力では無く、デッキの力に信頼を寄せている。やはり、昔から使っていたからなのか。俺とも昔からの付き合いなんだからもう少し信頼して欲しい。まぁ、何はともあれベストを尽くすだけだ。
「じゃあ、俺が勝ったらどうするんだ?」
「なら、もし負けたらアンタの舎弟になるっすよ。もし負けたらの話っすけどね。言っておくっすけど、ジブン自信あるっすよ?そこら辺のバトラーじゃ勝てないと……」
「はいはい、分かった。それじゃあバトルを始めよう。先行後攻どっちが良い?」
「じゃあ自分は先行を。よっぽど自信があるみたいっすね。怪物の中の怪物の前の腕試しに戦わせて貰うっすよ!」
「さぁ、来い!」
「まずは、五枚引いて。ドレッドモンキー、カメレオンヤンキーを一体ずつ出撃、まずは様子見っすね」
「俺は、障子のメアリー。泳ぎ自慢の河平を呼びだして終わりだ」
お互い動き出すのは次だ。さぁ、どうするかな。