ルーニーと亡霊   作:☀︎

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※ATTENTION⚠︎
・捏造過多。
・時間軸としては、子世代の6年生もしくは7年生くらい。
・口調おかしいかも。
・ヘレナ視点です。
自衛お願いします 


これがいわゆる出会いというものにあたるのだろうか

 

 

 

 

 

 

 

 

私の名はヘレナ。ファミリーネームはかの有名なレイブンクロー。

母の髪飾りを拝借して、気が付けば大嫌いな男に殺され(しかも心中したかのように伝わっている)、どういう訳かホグワーツの幽霊として知られているわ。ええ、大変不本意な事にね。

この外見から「灰色のレディ」と呼ばれ、周りからは距離を置かれているわ。私自身、五月蝿い生徒達に近づかれないで済むからありがたいんだけれどね。

それなのにーーーー、

 

「ねェ、なんでいつも其処にいるの?」

「何故私に話しかけてくるのか理解できないわ」

 

このレイブンクローの生徒が話しかけてくるのだ。今日が初めてなのが、せめてもの救いか。

 

「大体、貴女は私がサー・ニコラスのように生徒と話すようなタチでない事くらい、わかっているでしょう」

「…?」

「とぼけないで。貴女は私のこと、知っている筈よ」

 

彼女は本当にわからないようだった。でも私は知っている。周りからは『ルーニー変人・ラブグッド』などと呼ばれているが、その実彼女に知性は存在するということを。(当たり前だ)

自寮の寮憑きゴーストを知らないはずがないのだ。いかに興味が無かろうと。

やはり、彼女は頷いた。

 

「うン。いつも見てたからね。ところで、名前なんていうの?」

「周りからは灰色のレディと呼ばれているわ。ところで、早く立ち去ってくれないかしら。」

「ふうン、じゃあグレイって呼ぶね。あたしはルーナ・ラブグッドっていうンだ。よろしくね」

 

勝手に自己紹介された。駄目だ、全く話が通じない。向こうのペースに巻き込まれる。早く帰って欲しいのに。

 

「あのねー、グレイがいる周りはね、とっても涼しいし、ちょっとだけ明るいの。だからね、こんな暑い夜だし、グレイの傍にいることにしたの。羽付きインプも見られるし、お得だよね」

「羽付き…なんですって?私にも理解できるように説明して頂戴」

「羽付きインプっていうのは、羽が付いたインプのことだよ」

「そのインプがわからないのだけど」

 

この子は、本当に気狂いなのかもしれない。この時、ヘレナ・レイブンクローは確かに引いていた。割とドン引きである。

 

「インプのことを誰かに教えると、教えた人はインプの呪いに掛かっちゃうんだ。だから教えられない。ごめんね」

「…わかったわ。もういい、そういう事にしておく」

私、疲れたのかしら。

 

「それで、なんでいつも此処にいるの?」

「何故って、此処が一番人通りが少ないからよ」

「てことは、グレイはあたし達とあんまり関わりたくないンだ」

思わず溜息をついた。この子には、デリカシーというものがないの?

 

「貴女達が五月蝿いのが悪いのよ。」

「そっか、ごめんね。」

「もう少し悪びれる様子を見たかったわ」

これでは、伝えた意味が無いじゃない。

今言ったことを、ちゃんと理解しているのかしら。

 

「もう私は疲れたのだけれど。とっとと帰ってくれる?」

じゃああと10分、なんて言う声を聞いて、ヘレナは諦めた。わかったわ、もう好きにして。でもやられっぱなしは嫌だ。ヘレナは負けず嫌いなのだ。

折角の機会だし、こちらからも色々質問してやる。

 

 

「貴女って、レイブンクロー家と繋がりがあったりしない?」

「あたし?わかンない…パパに聞いてみるね。」

「いや、そこまでしてもらわなくてもいい。少し気になっただけだから」

「あたしって、そんなにレイブンクロー家の人と似てるの?」

「内面はそこまで似ていないわ。でも、その」

「なるほどね。ーーねえ、グレイって、レイブンクローの家の人なの?」

「…ええ。でも、とっくに勘当されてるわ」

可笑しい。何故こんな事を一生徒に話すのだろう。

普通なら無神経にこんな事を聞かれたら、腹も立つし、変に探られたくないし、絶対に答えないのに。

それに、もうホグワーツの生徒とは関わらないと決めた筈なのに。あのスリザリン生が頭をかすめる。嗚呼忌々しい。

全て彼女が悪いのだ。彼女が、お母様に似ているから。

 

 

「こんなことまで話しちゃっていいの?」

「貴女なら、誰にも言わないでしょう。」

ルーナ・ラブグッドに友達が大勢いて、いつも楽しそうにしていたら絶対に話さなかったが。

「ふうン、ならいいけど。」

「ちょっと、なんで楽しそうなのよ。」

ルーナは楽しそうだった。まるで、私と話すのが嬉しくて堪らないみたいに。そんな顔されたら、困ってしまう。

 

「じゃあ、あたし達友達だね。よろしく。」

「……ーーヘレナよ。」

「え、」

「ヘレナ・レイブンクロー、それが私の名前。こんなゴーストだけど、仕方ないから友達になってあげる。」

そう満更でもなさそうな顔で、ヘレナは笑った。微笑んだ、と言った方が近いかもしれない。

貴女の笑顔で、簡単に絆されてしまうくらいには。

自分はお母様が好きだったのだろう。

 

 

まだきょとんとしている彼女に問いかける。

 

「ほら、ルーナ。これでいいかしら?」

「……ぇ」

どうしたの。そう優しく声をかけると、彼女は初めて名前を呼んでくれたと嬉しそうに話した。

「…そういえばそうね。」

無意識のうちに言ってしまったようだ。

何故だろう、普段なら有り得ないのに。レイブンクローは常に冷静であらなければいけないのに。

 

 

「ふふっ」

グレイならば、別にいいじゃないか。

この少女は、確かに変人で、結構独特な性格だけれど。

 

少しだけ、仲良くしてみようかと思った。

 

 

 

 

 

 

それもこれも全て、この火照るような暑さのせいだ。

 

 

 

 

 

「なんで私とお話してくれるの?」

「さあ…何故かしらね。」

「あっわかった。グレイもしわしわ角スノーカックを探してるんでしょ。」

「探してない」

 

 

 

ヘレナは知らない。

 

まさか、今から一年もしない間にお母様との呪いの品思い出の品を、修復不可能なまでに彼女らによって壊されるなんて。

 

そして、一千年もの呪縛から解き放たれることを。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 









初投稿ということで、至らぬ点が多々あったと思います(語彙力など)。
もし言いたいことがあれば、お気軽にご連絡下さい。
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