週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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インディゴ:トレジャーゼロ

ゼロの大洞窟を進む一行。その途中でテラスタイプ:ステラのキョジオーンをアオイとハルトが協力して蹴散らして更に奥へ進む、そして―――その猛攻はさらに激しくなる。

 

「ダイケンキ、ガブリアスを投げ飛ばせ!!」

「ガブリアス上手く合わせて、ドラゴンダイブ!!」

「ケェェンッ!!」「ガァァァブァァ!!」

 

壁を突き破るかのように姿を見せたのはパラドックスポケモンのスナノケガワとテツノイバラ、そしてガブリアスであった。漏れなく全員がステラの輝きを纏っていた。それに対応する為にラビがシロナと共に前へ、今度はステラの実力を把握する為に二人で三匹と戦っている。

 

「ガブリアス、ドラゴンダイブが来るわよ!!全力で向かいなさい!!!」

「ガァアアアアアアアア!!!」

 

真っ向から迫ってくる野生のステラガブリアス、シロナのガブリアスを真っ向からドラゴンダイブで迎え撃ちに掛かった。ステラの力を全開にしたドラゴンダイブと激突、それはとんでもないエネルギーのぶつかり合いとなり大爆発を引き起こして周囲にそれをまき散らした。

 

「切り裂け!!」

「ケェェエンッ!!!」

 

その指示を受けてダイケンキはシェルブレードで迫り来る爆風にその場で高速回転して真空の渦を作り出してぶつけた、それは爆風を切り裂いて後ろの皆を守る。と言ってもこの爆風に煽られているのはアオイとハルト、そしてサトシの頭の上に居たピカチュウ、そして―――

 

「ブブブブブッ!!?」

「ガガガガガ!!!」

 

デスカーンが完全にワザと蓋を開けているが為に爆風を諸に受けているブライア位だろう。それが収まるとしれっと蓋を半分ほど閉めるのだから本当にいい性格をしている。

 

「ガアアアアブァアアア!!」

 

ガブリアスの叫び声と共に爆炎からステラのガブリアスが放り投げられて岩肌へと叩きつけられ、輝きは四散する。流石に格が違い過ぎている、だがシロナのガブリアスの息は完全に上がっており疲労の色も見えている。

 

「ダイケンキ―――シェルブレード、一刀両断!!」

「ケェエエエエンッ―――キァァァァァアアア!!!」

 

その言葉と共にダイケンキが手にしていたアシガタナへと水タイプのエネルギーが収束されていく。そして生まれた刃は普段のシェルブレードよりも大きく大太刀のような巨大さ、それを握りながらも一気に駆け出していく。

 

「ジババババッバッ!!!」

「バァシャアアア!!!」

 

スナノケガワ、テツノイバラはその危険性を理解しているのかあらん限りの電撃を放ってきた。しかしその大太刀は地形すら容易に溶断して岩壁を畳返しのようにしながら二匹へと放った。それを見て回避するが、それを予測したかのように移動したダイケンキはその大太刀で二匹へと斬りかかった。炸裂と共に水の刃が四散、水滴が血のように地面に落ちるとともに二匹は崩れ落ちた。

 

「さてと、それじゃあそれ」

 

パラドックスポケモン二匹へとボールを投げてゲットするラビ、ガブリアスは如何するかと思ったが折角なので先程キョジオーンをゲットしたアオイに倣ってハルトがゲットして貰う事にした。

 

「ケンッ……」

「疲れたか?」

「ケェン」

「そう言うなよ、まあお疲れさん」

 

そんな言葉を掛けながらもボールへと戻すラビ、ダイケンキに大したダメージはないがいざという時に動けるようにして貰わないと困る。だから今は休んでもらおう。

 

「今のダイケンキのシェルブレード、如何やったんです!?俺のミジュマルもあんなの出来ます?」

「出来ます出来ます、だってあれはシェルブレードにパワーを収束させただけの物にすぎませんから。ある時、ランドロスと戦う事になってしまった時にダイケンキの激流シェルブレードで切り抜けた時が始まりでしたから」

「ア、アハハハ……すいません……」

 

先へと進みながら先程のシェルブレードについて質問されたので答える。簡単に言ってしまえばシェルブレードの溜め技のような物で超大型のポケモンや伝説や幻のポケモン対策に使えないかと自分のポケモン相手に練習した物だ。主にアーマーガアが実験体だった。

 

「ってうわぁなにこれ!?すっごい!!」

「本当に凄い!!結晶のトンネルだ!!」

 

そんな言葉を聞いた視線の先には本当に結晶のトンネルがあった。この先に何かがある、全員に不思議とそう思わせた。念の為にサトシとピカチュウが先頭、レッドとピカチュウが後衛について進む。

 

「待ってくれ閉めないでくれ見えないんだが!?」

「狭いんだからしょうがないでしょ、我慢してください」

 

そこまでひどい訳ではないほぼ強制的にブライアを棺へと押し込んでデスカーンも影の手を使って移動する。幻想的なトンネルを越えた先には超巨大な結晶があった、光の反射によって虹色の輝きを放つそれらは不思議な存在感を放っていた。

 

「ラボがあった所も凄かったけどこれはまた違うわ~……」

「だな」

「でっけぇ……んっ?」

 

そんな時だった、サトシが巨大な結晶に何かを発見した。それは六角形の黄色いが透明で、虹色に輝く不思議な石だった。ピカチュウも近くから見て不思議そうに触る。

 

「これだけなんか違う感じがする……なんていうか、不思議な波動みたいなのを感じる」

「波動って……なんか凄い事言ってませんかサトシさん?」

「いや俺分かるんだよ、ルカリオとかの波動も俺分かるんだ」

「えっすご!?でも何で!?」

 

それに関しては何とも言えないが……デスカーンの中に居たブライアが激しくその石を見たいと言い出したのでデスカーンが四本の手で厳重に確保しながらも見せる事にした。すると目を輝かせながらも叫んだ。

 

「まっ間違いないそれこそれがゼロの秘宝テラパゴスだ!!」

「えっこれが!?」

「これがポケモンなんですか!?」

「博士達のレポートにあっただろう!?テラパゴスは眠りについていると、つまりその姿こそが休眠を行う形態なんだ!!」

「……ジラーチの繭みたいなもんかな?」

 

そんな事を言い合いながらもサトシは記憶にあるジラーチを引き合いに出しながらもそっと触れてみると石は自らゴトリと大型結晶から剥がれ落ちるかの如く落ちた。それを慌ててサトシがキャッチする。

 

「あ、危なかったぁ……でも、何で急に―――皆離れてください、こいつ、起きます!!」

『っ!?』

 

その言葉に全員が驚いたがレッドを除いた全員が念のために出していたパートナーポケモンに抱えられて後ろへと下がる。レッドはピカチュウを抱えながら自ら後ろへと跳ぶ。それは一瞬、光を吸収するかのような仕草を見せると浮き上がり、その正体を明らかにする。

 

「パァ~ゴッ!!パゴッ?」

「こ、これがテラパゴス……!?」

「ピカチュ……!?」

「パゴッ?」

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