「パァゴ」
「可愛いっ~!!この子がエリアゼロで見つけたって子なのね!!」
「そっテラパゴスだ。俺が面倒見る事になってな、一応この学園にも研究データを渡す事になってるからその為の写真も撮ってくれるか?」
「もっちろん!!こんないい被写体中々無いよ!!」
テラパゴスをゲットしエリアゼロでテラスタルの結晶を採取するという結果と共にブルーベリー学園へと帰還したラビ達。一先ず報告をオモダカとチリにあげると絶句し、暫くは何も話さず後日に詳しい報告を聞くという流れになった。そしてテラパゴスを最も研究したがっていたブライアだが……テラパゴスのトレーナーになったラビがまずは信頼関係を築くのが先だとそれを拒否、一先ずは結晶の解析とテラスタイプ:ステラの研究をする事で了承を得た。今は学園に提出する為の写真をサザレに撮って貰っている所である。
「テラァ~?パゴッ」
「可愛いな~♪ハ~イこっち向いて~」
「パァ~ゴ」
「う~ん素直で良い子~」
初めて見るカメラに興味津々はテラパゴスはサザレが動けば其方を向きつつカメラを凝視、これは一体何なのか、如何いった物なのか、食べられるのかな?と言いたげな風に首を傾げ、その愛くるしさにサザレの笑顔は絶えなかった。
「この子の事を考えると好い加減にパルデアに戻るべきだろうな、環境的にもパルデアの方が合うだろうし」
「って事は特別講師辞めるの?」
「というかもう十分だろ、他にやる事ねぇし。お前は?」
「私も紹介用の写真はもう十分に撮ったからもうお役御免かな」
「んじゃそろそろでいいか」
好い加減この古巣にも居すぎたとは思っていたしテラパゴスは良い機会になるだろう、これを機にパルデアに帰って本業のイラストレーターに戻るとしよう。偶に驚かれるがイラストレーターが本業である、なんだったら収益化も一切していない完全趣味なのである配信は。
「収益化しても良いんじゃない?」
「やだよ趣味を仕事にするの」
「でも絵を描くのは好きなんだよね?」
「好きを仕事にする事と趣味でやる事は違うの、趣味は何時でもやめられるから趣味なんだよ。収益化なんてしたらノルマになっちまうじゃねえか」
「そういうもんか~分かるけどさ」
久しぶりにメープルとじっくりと絵を描き続ける日々も良いだろう、アグからも絵の依頼を受けてそれに集中するのも悪くない。
「さて、それじゃあ一発置き土産の配信を行きますか」
「あっするんだ」
「そりゃな、レベから鋼タイプでいい奴いないかって言われててな」
「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。ブルーベリー学園から特別講師としてお送り致します。と言いたい所ですが、ブルーベリー学園出張編は今回がラストとなります、次回からは再びパルデアでの配信となりますので、と言っても見ている皆さんからすればどうでもいい情報ですかね」
| ・あっそうなんだ。 ・って事は妹さん弟さんとは会えないのかぁ…… ・それはそれで寂しいなぁ…… ・つっても主にも仕事あるだろうしな ・あれ、配信者じゃなかったっけ? ・収益化もスパチャもねぇけどなここ ・マジじゃん!? ・おっせぇ!!? |
|---|
「今回紹介するポケモンは此方です」
「ァアアアンッ!!?」
「カメラに向かって威嚇しない威嚇しない……はい、アイアントさんです」
| ・すっげぇ柄悪いぞこいつ ・言葉一つで制止する分、サザンドラより柄悪いぞ ・サザンより柄悪いとかどうなってんだよ。 ・虫タイプ、か?虫でいいんだよな ・虫タイプ詐欺が多かったから懐疑的になって奴いて笑う。 |
|---|
「アイアントさんは虫と鋼の複合タイプ、アイアントさんは基本的に群れを作って生活をしており役割分担を的確に行って群れを維持するポケモンさんです。自慢の大顎は岩石すら砕く程でこの大顎と抜群のチームワークで天敵である炎タイプのクイタランさんに立ち向かいます」
| ・へ~虫系だから群れが基本なんだな ・にしても炎タイプのクイタランと良く戦えるな。 ・虫と鋼で4倍だろお前 ・スゲェガッツだな ・そりゃこんな柄悪い訳だ、苦手な相手と戦うんだから迫力で負ける訳にはいかないもんな。 |
|---|
「天敵には食欲旺盛なサダイジャさんもいます、彼らに対抗する為にチームワークを日々磨いていると言っても過言ではありません。葉っぱが好物で葉を丸めて団子状にして巣に持ち帰ります」
| ・どっちもつれぇ相手だよな ・頑張るなぁ…… ・守りと攻撃の役割分担もしてるんだろうな。 ・なんか健気だ…… ・尚気性。 ・ここだけかもしれんだろ、アーマーガア見てみろアーマーガア ・此処のマスコット出すのはNG ・えっあれがマスコットなの……? |
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「私としてもあれがマスコットなのは如何にも……アイアントさんの特性は張り切りと虫の知らせ、そして夢特性が怠けです」
| ・な、怠け!? ・夢特性がそれかよ!? ・ええっ……俺、夢特性って強いのばっかりと思ってた ・こればっかりは張り切りか虫の知らせ一択じゃね? ・DJボチもそう思います。 ・キバナ:まあ待てよ、なんか活用法があるのがポケモンだぜ。 ・アイリス:同感~ ・ナンジャモ:ボクも、なんかあるんでしょラビ氏 |
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「怠けと聞いてナマケロやケッキングを思い浮かべてしまうのは致し方ないですね。ですがこれにも活用方法はあるんです。それが仲間作りという技とのコンボです、これはアイアントも覚える技で相手の特性を自分と同じものにしてしまうという物です。つまり相手も怠けにしてしまうのです。これによる起点作成を行えるのが怠けアイアントです」
| ・ナンジャモ:思ってた以上にえぐかった。 ・キバナ:こ、これは交代がマジで強制されるぜぇ……? ・アイリス:交代すれば確か特性は戻るから確実に交代させられるねこれ。 ・高速ポケモンからすると悪夢だな……。 ・大急ぎで交代しないとやべぇ |
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「そこで夢特性のゴチルゼルさんや砂地獄ダグトリオさんといった相手の交代を制限するポケモンさんを繰り出し、守るなどを併用して積み技を重ねていくという戦法があります。特にゴチルゼルさんなんてコスモパワーと瞑想、そしてアシストパワーを覚えてしまうからさあ大変です」
| ・か、考えたくねぇ!? ・逃げられねぇわ積まれるわかてぇわ火力やべぇわで悪夢やん!!? ・こわっ!?怠けアイアントこわ!!? ・技一つで此処まで化けるのかよ……。 ・後続の活躍前提だけど凄いやばかった。 |
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「因みに張り切りアイアントさんもやべぇですからね?張り切りは技の命中が下がりますが、爪研ぎで攻撃と命中を同時にあげてそれらをカバーすれば気にすることなく運用可能ですしパワーアップして圧を掛ける事も可能です。ストーンエッジでクイタランさんを逆に狩る事も可能です、私はこのコンボの馬鹿力で相手のナットレイさんを一撃で沈めた事がありますよ。素で速いですからこのアリさん」
| ・こっちもこっわっ!!? ・落とすなよナットレイを!!? ・やべぇ、やべぇよこのアリ……。 ・なんでこうも虫タイプにはちょくちょくやべぇ火力持ちがいるんだよ ・オニシズクモやらハッサムやらな |
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「仲間作りだけではなく電磁波もいけるのでサポート役としてもいけますし、爪研ぎと高速移動をバトンタッチで後続に繋ぐ事も出来ますのでかなり小回りが利きます。あっ、後ハサミギロチンもありますから気を付けてください」
| ・結構器用だなお前!? ・電磁波も行けるのかよ、ってギロチンあるの!? ・お前怖すぎるだろ!? ・マジで虫タイプってなんでちょいちょいやべぇの居るのだよ。 ・ホントそれな。 |
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「漲ったやる気で相手を屠る、相手を自分と同じにしてしまい後続に繋ぐ、結構テクニシャンな虫ポケモンのアイアントさん。いかがでしょうか」
| ・キバナ:う~ん、張り切りの隙を突きてぇな、ドラパルトが良いか? ・アイリス:ギロチンも平気だし上も取れるし良いかも。 ・ナンジャモ:ボクはロトムかな、でもノーマルロトムは滅多に使わないからなぁ……ヒートかな。 ・キバナ:まあオレ様ならダイマックスで押すのもありか。 ・でも仲間作りされたら怖くね? ・それは何とかしないと…… |
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その辺りで配信を切る。これでブルーベリー学園での配信も終わりと思うと少しだけ寂しさがあるのだが、まあ致し方ないだろうと思って後ろを向いたらそこにはラバイ、レビ、レベ、ロルが此方を見ていた。
「兄さん、ただじゃ帰さないぜ?」
「私達とバトルしてからにして貰うわよ」
「今日こそお兄ちゃんに勝たせて貰うからね!!」
「マジでガチで行くっしょ!!」
「―――良いだろう、相手してやるよ掛かって来い!!」
長を守るは我が務め。群れの主軸たる長を守るのは自分の務め。そう自分に言い聞かせているアイアント、必要であれば自分は喜んで相手に突撃し散る事も辞さない。それが群れ全体の利益になるのであるならば本望だ。合理的に考えればそれが正しい、だが長はそれを望まない、自分が帰って来る事も望む、欲張りな長で困る、長は群れを守る事だけを考えていればいいのだ。全く以て不合理的、全く以て度し難い……が。
「行くぜ先ずは俺からだ!!リーグ部顧問の力見せてやるぜ、行けナットレイ!!」
「ナァァァットォ!!」
「まずはアイアントさん、お前からだ!!」
「アイアァァァアアアアアアアン!!!!」
長が望むのならば自分はそれを全うするだけだ!!全力で張り切って相手を粉砕してみせようぞ!!