週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:ゴールデンサーフゴー

「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。本日ご紹介するポケモンさんは此方」

「サ~フゴッ☆彡」

「サーフゴーです、相変わらずウィンク上手いなアンタは」

「ゴゥッ☆彡」

 

・おっ何だこいつ、金ぴかだ

・ロケット団が欲しがりそうだな。

・あのお笑い三人組が?

・いやそれじゃなくて……

・まあ価値は高そうなのは分かる。

 

「サーフゴーはゴーストと鋼の複合タイプです、この体は1000枚のコインからなっており進化前に入っていた宝箱は腰に移動してポーチのようになっています。金貨に宿っていた思念が1000個繋がった事で進化に繋がったとされています、パルデアにいる方なら見た事はありませんか?こんな感じのポケモンさんを、これがサーフゴーの進化前のコレクレーさんです」

 

・あっ~あいつか!!偶に見るあいつ、コレクレーだったんだ!?

・あっあれか!!思い出したいるいる。箱がないから全然分からんかった。

・生憎イッシュ民の俺はさっぱりだ。

・同じくホウエン勢の俺も……

・ナンジャモ:ボクは見るよ~割と街だけじゃなくて色んな所にいるんだよね。

 

「先程も述べたとおり、身体はコインで構成されていますがそれらは全てサーフゴーの意思で自由自在に操る事が出来て分割や融合もお手の物。水辺ならば足元にコインで作ったサーフボードを出現させて移動する事も可能です。バトルにおいてもそれは同じで、コインは身体のどこからでも発射可能なので事実上の死角が無く、黄金の身体は非常に頑丈な上にそれを貫くダメージだとしてもワザとコインを散らせる事で軽減も可能とかなり器用です」

 

・マジかよ何でもできるじゃん。

・ただの成金だと思ってた……

・キバナ:まあ実際金で出来てるようなもんだしな……正しく成金か

・ナンジャモ:誰が上手い事を言えとwwww

・誰ウマwww

・そんな凄いのかこいつ。

・実際やべぇな。

 

「特性は黄金の身体、これは変化技を受け付けないという物です。なので泣き声だろうが吠えるだろうが通じません」

 

・はぁぁぁぁあああ!!?

・ふざけんななんだその特性!!?

・ナンジャモ:ちょっと散々オーロンゲとかエルフーンで変化技を紹介してきたじゃん!?

・キバナ:それを完全に無にするポケモンが遂に出てきやがった……。

・アイリス:ありゃぁ……こりゃやっばいね。

・ダイゴ:なに大丈夫だよ、何も完全無欠な特性もないさ。ねっラビ

・うわぁっホウエンチャンピオン!!?

 

「まあそうですね。まず言うまでもないかもしれませんが型破りを持っている場合の変化技は普通に効きます、加えてあくまで変化技が通じないだけで攻撃技の追加効果で発動する能力変化などは適用されます。例えば攻撃しつつ相手の攻撃を下げる飛び掛かる、これは普通に攻撃ダウンを受けます。加えてフィールドに変化を齎す技であるまきびしやステルスロックなども無効化出来ません、そして使用するポケモンを対象とする道連れや封印なども防げません」

 

・あ、あ~……思った以上に穴あるな。

・だけど普通に変化技きかないって割と恐怖じゃね?

・キバナ:変化技って奥深いから自分を強化する方面に絞ってもいけるぞ?

・剣舞とか?

・キバナ:そうそう、オレ様なら龍舞だな。

・ダイゴ:意外と隙はあるんだよね、大事なのは思考停止になるんじゃなくて動かす事さ

・チャンピオンが言うと重いなぁ……

 

「こんなサーフゴーですが、ゴーストタイプにも拘らずその性格は極めて陽気で明るく活発な性質をしています。どんな相手とも直ぐに仲良くなれる程のフレンドリーなポケモンさんです」

「ゴゥッ☆彡」

「私のサーフゴーはなんかチャラくてウザいですけど」

「ゴッ?!サ~ゴ、フゴウ~ゴウゥ」

「いやその対応がなんかウザいんだよ」

 

・うんなんだろう何となくわかるわ。

・本人にそんな気はないんだろうけどなんかウザいな。

・やたらめったらウィンクするのも拍車を掛けてるな。

・いいポケモンではあるんだろうけどなんか……。

・いるよな、友達に一人は絶対こういう奴。

・いるいるwww

・……いないなぁ、ハハッ

・よし俺が悪かった。

・今日は俺のおごりだ、飲もうぜ兄弟。

 

「因みにこのサーフゴー……色違いです、が絶対わかりませんよね。通常のサーフゴーは此方、流石に持ってないので友人から貰った写真での紹介となりますが分かります違い?」

 

・えっ色違いなのこいつ!?

・えっ何処が?

・ベルトの色?な訳ないか一緒か。

・ダイゴさん分かる?

・俺達全然だわ。

・キバナ:……駄目だオレ様お手上げ

・アイリス:私も全然……。

・ナンジャモ:……う、う~んなんか目のあたりが違うような色これ光の加減かな?

・ダイゴ:正解だよナンジャモちゃん、目の周りと身体の溝が違うんだ。

・ナンジャモ:えっ嘘!?

 

「はい、この辺りですね……正直言いましょう。分かるかぁ!!私も図鑑に言われて気付きましたよこんなの!!でもね、こういうの居るんですよ分かりにくい色違いって。パルデアのケンタロスさんとかイッカネズミさんとかペルシアンさんとか」

 

・分かるかぁこんなの!!

・マジでわからねぇってこれ……

・というか他にもいるのか。

・実は色違いでしたとかありそうだな。

・イッカネズミ持ってるけど、ええっ何が違うんだろ……。

・あいつはマジでわからねぇだろ。

 

「まあこんなサーフゴーですが能力的にはかなり強いです、特性で変化技は効かないので攻めていくのに適していると言っても良いでしょう。特攻もかなり高いですので、得意技でもある自らのコインを相手へとぶつけるゴールドラッシュの威力は絶大です、使った後は特攻が下がりますが、オーバーヒートよりかは低下が少ないので一度だけならラスターカノン程度の威力で再使用も可能です」

 

・おいこれで強いのは反則だろ。

・特攻お化けかぁ……。

・それ本当に特殊技か?物理じゃねえの?

・たまにあるよな、それ本当に物理なの、特殊なのって奴。

・あるあるwww

 

「印象としては攻撃を他に回した特殊アタッカーですね、特別高い特殊と平均的な体力と防御面を持つのでバトルでは中々に強者です。攻撃技も豊富でゴールドラッシュ、シャドーボール、祟り目、パワージェム、10万ボルトに雷、気合玉、サイキコネシスにサイコショック、マジカルシャインと範囲も優秀です」

 

・うおおおおっ……中々だな。

・ジジーロンが異常だっただけでこれだけでも十分なんだよなぁ

・寧ろこれでも凄いまである。

・凄いのばっかり覚えるな

 

「変化技は特攻をさらに伸ばす悪巧みに相手の動きを縛る電磁波、両壁に置き土産、道具交換のトリック、そして自己再生まで覚えるので耐久しようと思えば出来てしまうスペックがあります」

 

・ふざけんな自己再生はやめろ!!

・硬いのに自己再生もとか最悪だな

・しかも定番の能力下げがきかないとか

・勘弁してくださいよマジで。

・雑に強いのやめてくれ

 

「以前も言いましたタイプ相性の関係でサザンドラがベストパートナーとも言われています。互いが互いを補う事が出来るタイプですので、一匹で強いのもいいですけどパーティでの補完にも優れています。黄金でフレンドリーだけど頼りになるサーフゴーでした」

 

・サザンドラの時のあれか。

・確かにやっべぇな……

・キバナ:対策としてはそこまで速くないから上から炎や悪で攻撃か?

・アイリス:正攻法でガブリアスとかサザンドラで叩くのが楽だと思うよ。

・ダイゴ:ボクはドドゲザンを推したいな、鋼とゴーストを半減できるし

・ナンジャモ:あっ先に言われた、不意打ちあるもんね。まあ気合玉怖いけど。

・ヌメルゴンも良いかもな!!

 

配信を切る。すると先程まで大人しくしていたサーフゴーは更に元気になってポーズを取ったりしながらラビにサムズアップをする。良い配信だったよ!!と言っているつもりなのだろうか……まあ受け取っておこう。恐らく悪意はない……多分。

 

「フリードの為に備えるか……サーフゴー、お前にももしもの時は来て貰うぞ」

「ゴゥ☆彡」

 

 

ラビの言葉にYESで応える、彼のお願いを断るなんて野暮天はしない。無条件とは言わないが快諾するつもりだ。彼とはこのパルデアに来た時からの付き合いで流石にダイケンキらと比べると新入りの部類に入るだろうがそれでもラビの為ならば文字通りに身銭を切る事も厭わない。

 

「ゴゥ……」

 

そっと腰の宝箱を撫でる。この宝箱は自分にとっての宝物、本来は自分の宝箱を持っていたのだがハンターに奪われた上に爆破されてしまった自分の為にラビが自分専用の物を作ってくれた。それにコツコツと自分がコインを集め、時にはラビから貰ったりして集めきったコインを使って自分は進化した。

 

「フ~ゴゥ☆彡」

 

故に決めたのだ、自分は自分らしく堂々と明るく生きていくのだ。誰に何を言われようが構わない、自分を貫き通す事こそが最も輝かしい生き方なのだから。そしてその生き方でラビの力になるのだと。

 

「ラグァ!!?」

「ゴゥッ!!?」

「きゅぅんぬ」

 

突然飛んでいたラグラージを回避する、またアシレーヌとの力比べに負けたのだろう。やれやれしょうがないお嬢さん―――と笑おうとした時にガッシャァアアン!!という音と共にサーフゴーの腰のベルトが壊れて宝箱が地面に落ちた。運が悪い事に石に落ちた為に箱が損傷してしまったらしい。

 

「―――」

「ラ、ラグ?ラ~グラググァ」

「きゅうん?きゅうううぬ」

「―――サァ……フゴガァァァァァァ!!!!??!?

「「っ!!?」」

 

思わずラグラージとアシレーヌが驚いてお互いに抱き合ってしまう程の事が起きた、黄金の身体を持つ筈のサーフゴーの顔が青ざめていき、そして絶叫と共に口から大量のコインを吐き散らして卒倒、そして痙攣し始めた。そう、ラビのサーフゴーは大切にしている宝箱が傷ついたりするとショックで倒れる。これが誰かに傷つけられたらならばそれに対して怒るだけで済むのだが……今回は完全な事故だと思ったのか、やり場のない感情が飽和したのだろう。

 

「お前、如何いうリアクションだよそれ」

「フゴォッ……」

 

この後ラグラージとアシレーヌがラビの元へとサーフゴーを担ぎ込み、宝箱の修復がされると漸くサーフゴーは平常心を取り戻した。

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