週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:天邪鬼王ジャローダ

「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。本日のゲストは此方」

「どうも~ブルーベリー学園のレベで今はパルデアに留学中で~す、今回はお兄ちゃんとバトルしながら配信しますね~」

 

・おおっ弟君じゃないか!!

・ナンジャモ:レベ氏だ~!!という事は、レビ氏やロル氏もいる?

・マジかあの美人姉妹が見れるのか!?

・ウヒ~ヒヒヒヒッ……ショタが二人……

・尚、片方は合法

・もう三十路になるっていってるもんな。

・私は一向にかまわん!!

 

「まあという訳で今回は弟とバトルをしながらになります」

「よろしく~」

「はいどうも、そして今回私が使うのは此方……!!」

「ジャロァァァ!!!!」

「ジャローダです」

 

・うおジャローダ!!?

・やっぱ持ってたかイッシュ御三家の草担当

・この人なら持ってるだろうなって信頼あるよな。

・いや立派だなぁ……

・艶もあって身体もキレイ……良く育てられてる

・ナンジャモ:気のせいかな、なんかラビ氏に巻き付いてる?

 

「ジャローダ、これやるのやめてくれません?」

「ロダ」

「ああはいいやですかそうですか……まあいいや、ジャローダは草単タイプのポケモンさんです。知ってる方も多いでしょうが私の出身地であるイッシュ地方では初心者向けポケモンとしてアララギ博士が渡すポケモンの一角である草ポケモンです。が進化前のツタージャさんは初心者には辛いと思うんですよね何時も」

「あ~トレーナーのレベルが低いと見限っちゃうんだよね、だから何時までも成長しないトレーナーがツタージャから見放されるって事も多いって聞いたよ」

 

・えっそうなの?

・誰だよこれを初心者用にしたのは。

・成長さえすればいいんだよ、出来ない奴が悪い。

・シビアだけどそういう世界だからなぁ……。

・ある意味、成長を促す為のポケモンか

・スパルタコースだけどな。

 

「そのクールさと誇り高さは進化しても変わらず、ロイヤルポケモンという分類をされる程の高貴さを纏っています。特徴的なのはその瞳です、周囲を睥睨するように冷たく鋭い気高い瞳で見諫めるだけで動けなくなってしまう程、そしてその威圧に屈しない相手にだけ本気を出して戦うという姿とその眼光から森の君主とも呼ばれています」

「ジャァロ……」

「パァァァァァ……!!」

 

・蛇睨みみたいなもんなのかな……?

・常時蛇睨みとか勘弁してくださいよ

・森の君主……密林の王者も居たしそういうの多いな御三家。

・ラムパルドは屈してないぞ!!戦う気満々だ!!

・よし頑張れ!!

 

「ジャローダになって手は無くなっているように見えますが此処、襟にも見えるヒレの根元の此処がジャローダの手になっています。と言っても使う機会はそれ程ありませんが―――だからなんで私に巻き付くんですか」

「ジャロロロロ♪」

 

・手あったのか……

・完全に無い物だとばかり……

・同じく……。

・ナンジャモ:そして安定の懐きっぷり。

・キバナ:羨ましいねぇ

・アイリス:ジャローダって本当に気難しい子多いのに凄いなぁ

 

「さて、やるかレベ」

「負けないよ今度は!!行くぜラムパルド!!」

「パァアアアアアアアド!!!!」

 

・おおっおおっ元気いいなぁ!

・脚で地面を蹴ってやる気満々だな。

・アイリス:相性だけで言ったらジャローダの方が有利だけど……

・シロナ:いえ、ラムパルドの突破力は相性なんて覆してしまうわ。

・ダイゴ:あの破壊力はとんでもないからね……。

・キバナ:この相性をどうやって乗り越えて行くか、それが課題だな。

・ナンジャモ:レベ氏頑張れ~

 

「まずは手堅く、草分け!!」

「ワイドブレイカー!!」

 

勢いに乗るラムパルド、徐々に加速しながら突撃するのをジャローダは長い尾を振り回して受け止めて見せる。僅かに押し込まれるが逆に押し返すどころか吹き飛ばす、宙を舞うラムパルドは何とか着地するがその身体からは光が漏れる。

 

・いきなり加速取った!!

・それを簡単に受け止めたよジャローダ!!

・シロナ:素早さ上がったけどワイドブレイカーで攻撃も下がった

・キバナ:パワー自慢のラムパルドのパワーを封じに来やがったか。

・いきなり能力変化のラッシュかよ……。

 

「この位ならまだ大丈夫!!ラムパルド、剣の舞!!」

「パルルルルウラァ!!」

「リフレクター」

「ロルウァ」

 

・お、お互いに備えて来た。

・これでラムパルドは竜舞したのと同じ事か

・対してジャローダはリフレクターのみ

・これ、どっちが有利?

・強いて言えば素早さも上がってるからラムパルド?

 

「それならスケイルショット!!」

「ラムパルド、冷凍ビームで迎撃!!」

 

無数の鱗を弾丸のように発射するジャローダ、嵐のような弾幕を上がった素早さで避けつつも冷凍ビームで迎撃する。そして鱗の雨が止んだ時にラムパルドは深く深く踏み込んだ。

 

「其処だぁっ!!炎のパンチ!!」

「パラアアルドッ!!!」

「アクアテール!!」

「ロルッダァ!!」

 

懐まで入り込み、腕を燃え上がらせながらも放つ炎のパンチを水を纏った尾で受け止めるジャローダ。ラムパルドはパワーで無理矢理押し切るように拳を振り抜いて、アクアテールを越えてジャローダの身体へと炸裂させて吹き飛ばす。

 

・ナンジャモ:おおっジャローダにいったぁ!!

・これは効いたか!?

・これは良い感じに―――

・あ、あれ?

・ピ、ピンピンしてる!!?

・アイリス:こ、これってまさか……

 

「やっぱりかぁ……天邪鬼のジャローダなんてどこで見つけたのさ」

「さてどこでしょう、まだまだ行くぜリーフストーム!!」

「ジャァァアロアアアアアアアア!!!」

「やっばい草分けでスピード上げながら回避ぃ!!」

 

高貴なる森の君主の叫びと共に放たれたリーフストーム、文字通りの嵐にレベとラムパルドは顔を曇らせる。草分けでなんとかスピードを上げて回避するがレベの顔色は益々悪くなる、天邪鬼という特性の凶悪さはこれから加速度的に増していくのだから。

 

・うっわぁラムパルド、回避成功!!

・なんとか上手くいったかってなんかジャローダ光ってる!?

・新緑、いやんな訳ないよな全然ダメージない筈だし……

・ナンジャモ:もしかしてあのジャローダの特性って……天邪鬼!?

・アイリス:天邪鬼ならそれならスケショで防御上がって今ので特攻アガッてる!!

・キバナ:って事は……撃てば撃つほどに火力上がるのかリフスト。

・なにそれ怖い。

 

「決着は早めにしないとマズいな……ラムパルド、いっちょ賭けに出るとしますか!!」

「―――ルドァ!!!」

「シャァッ行くぞ、これがボクのテラスタルデビュー!!顕現しろ、大地の結晶!!ウオリャ!!!」

「パァアアアアアアアアアルドオオオオ!!!!」

 

・おおっテラスタル!?

・テラスタルデビュー!!?

・ナンジャモ:何になるかな、なんのタイプになるかな!?

・ナモ公のテンションが高いです!!

・なんか露骨に高いな。

・おおっこれは!!?

・ナンジャモ:電気だぁ!!!

 

「テラスタイプ:電気!!いよっしゃぁこれなら蛇睨みも怖くない!!」

「ちっいいのを引きやがった……そう思った所が大間違いだぞレベ!!染め上げろ、自らを、世界をっジャローダ!!!」

「ロオアアアアアアア!!!」

 

・おおっ主もテラスタル!?

・何気に初じゃね!?

・何が来るって嘘だろ!?

・うわ地面だよ!!?

・最悪だぁ!!マジで最悪だぁ!!!

 

テラスタルを発現させたジャローダのタイプは地面、テラス電気タイプになったラムパルドにとっては最悪の相性となっているがレベは全くそれを苦とも思っていない。

 

「ボク的には炎か電気、岩が良かったからね!!寧ろ大当たりさ、行くぞラムパルド!!もう悩む事はない、ジャローダの眼光もお前には無意味だ!!さあかますぞ穿つぞぶち抜くぞ!!諸ぉ刃の頭突きぃ!!いっけぇぇ!!!」

「パアアアアアルルルドオオオオオオ!!!」

 

巨大な雄叫びを上げるラムパルドはそのまま駆け出していく、そのまま青黒い光を纏うと頭をジャローダに向けて突進を開始。これがラムパルド最強火力の必殺技、諸刃の頭突き。自らのダメージすら厭わない文字通りの捨て身の一撃、それ故にそのダメージは計り知れない―――だがジャローダは一切慌てない。高貴なる者は慌ててはいけないと言わんばかりに。

 

「大地を味方にするのはお前だけじゃない、テラバースト!!」

「ジャァァァ……ロウダァ!!!」

 

尾をしならせながらも地面へと叩きつける、テラスタルのエネルギーが地面へと伝播しラムパルドが次に踏み出そうとしていた地面へと収束する。そしてそれはまるで火山の噴火のように噴出し、爆発しラムパルドを吹き飛ばしてしまった。

 

「ラ、ラムパルド!!」

「パ、パァァァァ……」

 

・ああ~……

・いやでも、一撃でか!?いやまえにもダメージ受けてただろうけどさ

・シロナ:リーフストームで特攻が上がった影響ね。

・キバナ:レベも何度もそれをされるのを警戒して速攻しようとしたのは正しい。

・アイリス:電気になるんだったら蛇睨みも気にならなくなるしね。

・ナンジャモ:リーフストームも効果抜群じゃなくなるから突っ込んだのに……

 

「そちらから見たらジャローダのテラスタイプなんて分からないから、草技の抜群を消す為のテラスタル、結果的にタイプは電気、麻痺による行動阻害と素早さの低下を警戒は無くなって突撃を敢行……いい判断だったよレベ」

「お兄ちゃんに褒められるのは嬉しいけど、勝ちたかったなぁ……なぁラムパルド」

「ドォォ……」

 

・ラムパルドも強かったんだけどなぁ……

・ジャローダがそれを一蹴した感じだったな。

・これがチャンピオンがゾクゾク来る人の力か

・関係あるかそれ。

・ナンジャモ:実際ラビ氏凄いし。レベ氏も強いし。

・それに尽きる。

 

 

「あ~あ!!最初から天邪鬼だって分かってればぁ……」

「変えてたか?戦術」

「心持を変えただけだね」

 

配信を切りながらもレベは悔しそうにする、負けるつもりで勝負などはしない。今回も勝つつもりだったのだが……やっぱり兄は強かった。

 

「でも凄かったですよレベさん!!ボクもあんな風になれます!?」

「なれると思うよ、取り合えずコルサさんとのバトルに備えるのが良いと思う。ンでお兄ちゃん、ボクの研修の内容は?」

「俺としては合格だな、コルさんには話を通しておく。まあ俺がOKっていうんだからコルさんも認めてくれるはずだ、一応バトルの映像は見せるけどな」

「よし!!」

 

 

 

見所はある、少々突撃思考な所はあるがそれが長所となって仲間との信頼関係を強く構築する手助けをしている……悪くない、寧ろよい。奴にはそれが一番いいのだろう、精進せよ。

 

「わわっ何ジャローダ?」

「このまま頑張れだとさ、相変わらず偉そうな奴だよお前」

 

何を言う、我は実際偉いのだ。と言わんばかりに上から目線を発揮するジャローダ、そしてラビは自らの家臣、いやそんな野暮な物ではない、肩を並べる事を許した友である。森の君主とも言われるに相応しい高貴さを纏るジャローダ、ラビを見るその視線は何処か温かく優しさのある王のそれであった。

 

「後、お前出て来る度に俺を中心に蜷局を巻くのやめろ」

「ジャロン」

 

この位良いだろう、硬い事を言うな。

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