週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ?:リボーンディザスター

ヒスイの姿に進化したバクフーンは一旦置いておく事にして、早速調査に乗り出す事にしたラビ。此処から近いとなるとボウルタウン近くにある杭になるので確認に向かうのだが……杞憂であって欲しいという願いは簡単に打ち砕かれる事になった。

 

「杭が、ない……次だ!!アーマーガア!!」

「ガァッ……ガァァ!!」

 

普段は戦闘狂なアーマーガアもラビの様子を感じて素直に指示に従って飛び立つ。徹底的に探索を行うのだが……杭の一つも発見する事が出来なかった。

 

「マジでマズいじゃねぇかこれ……確かここらのはチオンジェンの封印の杭の筈だ……だけどチオンジェンだけとは限らない……如何する今すぐにも調べないとやばい……」

 

杭がない事からバクフーンへの進化が四災の影響である事は決定的、エリアゼロの一件とは別な意味でこれもやばい。彼方もある種時限爆弾的な問題ではあったがあれはバリアがあったお陰で被害は最小限に抑えられた。だが、四災は復活したらそんなことは知らずに自由に暴れまわるだろう。そこに悪意がなくともその力は他者からしたら恐怖の対象にしかならない。そうなると、それによって生まれた感情を受けて更にやばくなるという最悪のサイクルだって容易に想像できてしまう。

 

「……しょうがない、手を借りるとするか……あいつらなら信頼出来るし―――いい機会だ」

 

そう思ってラビはスマホロトムを取り出して、複数の相手に接続を行う。相手は当然弟達である。

 

『あら、お兄ちゃん連絡をくれるなんて私が恋しくなったのかしら?』

『あれま、お兄ちゃんどったん?』

『あっちょっと待って……!!!んんっな、なにお兄ちゃん?』

「何慌ててんだレベ、なんか隠したか?」

『いや別に何も!?』

 

如何にもレベが怪しいが、どうせナンジャモ関連だろうと直ぐに考えない事にした。なんだかんだで彼らの実力は高い、直ぐに動ける人員となると矢張り彼らになる。サトシかレッドに連絡してもいいのだが……今回は弟達にする事にした。

 

「という訳でな、力を借りたいんだ」

『四災……そんな厄ネタがこの地方にあるなんて知らなかったわ』

『なるへそ物語~……ンでお兄ちゃんウチらは何処の災害を相手にすればいい訳?』

『やる気満々かよ、いやまあボクもやる気あるけどさ』

「まずお前ら今どこにいる?」

 

話を聞いてみると如何やらテラスタルの応用テストの為にそれぞれ街に向っている所との事。途中までは一緒だったが、今は既に別れてロルはベイクタウンに向けて移動中でレビとレベは現在カラフシティにいるとの事。

 

『ところでお兄ちゃん、それらのタイプって分かってるの?』

「ああ、全員が悪が入ってる。ンで、氷、地面、草、炎だ」

『エスパータイプはいないなんて冷めてるな~……んじゃウチが炎行くし!!』

「えっロルが?だけど炎だと……北東で北2番エリアの山にある封印だぞ、流石に遠くないか?」

『大丈夫だし!!実はウチもレビにレベと同じで珍しいポケモン持ってて、スピード自慢だし!』

 

同じとなると……まさかブリザポスと同じような伝説か幻のポケモンを持っているという事だろうか……?本当に弟妹達が凄いトレーナーになっているようで頼もしい限りだ……。

 

「本当にいいのか?エスパータイプのお前じゃ辛いだろ」

『ふふん、塩い相手に勝つ為の努力、ウチがしなかったとでも?』

「分かったよ、遠いが頼めるか?」

『OKMR水産!!』

「何だそりゃ……んじゃレビとレベは」

『当然氷の厄災よ』『当然地面の厄災だよ』

 

言うと思ったよ……まあ予想通りだったのでレビはパオジアン、レベはディンルーを担当する事となった。というかレベ、岩じゃないけど良いのか。

 

『地面と岩は切っても切れない物だからね、ボクの領分さ』

 

あっはい、そうですか。

 

「これだけは言っておくぞ、相手は厄災と言われるまでの存在だ。手に負えないと思ったら一目散に逃げろ、こんな事を急に言われて困るとは思うが……頼むぞ」

 

その言葉に弟妹達は力強く頷いてくれた。そして直ぐに動き出してくれた、全く以て頼もしくて泣きそうになる、本当だったらアオハルコンビに対処させるべきなのだろうか生憎ブルーベリー学園にまだ留学中なのでそれは難しい。

 

「兎も角……アーマーガア、今回の相手には遠慮はいらんぞ。全力で叩き潰せ、相手は耐久自慢の厄災だ」

「ガアッ!?ガアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

 

本当に分かりやすい奴だ……と肩を竦めているといよいよ封印場所が見えて来た。だが―――周辺の環境の様子が明らかに可笑しい、草花が……枯れ始めている。封印の祠はまだ閉ざされている、それにも拘らず、草木から生気が失われ始めている。

 

「アーマーガアあそこだ!!」

「ガアア!!」

 

急降下して祠の前へと立つが、周辺は既にポケモン達が移動を始めている。環境が壊れ始めている、それに祠から漏れ出している異様な雰囲気……これは他の封印もマズい事になっている可能性が高い、本当にヒスイバクフーン有難う。

 

「さてと―――準備はいいかアーマーガア」

「ガアァァァッ!!!」

「相手はアンチコメントの化身だ、持久戦上等で来るぞ。ぶっ潰すぞ!!」

「ガァッ?ガアアアアアアアアアア!!!!」

 

一瞬なんじゃそりゃ?と言いたげな顔をするアーマーガアだが直ぐに真面目な顔へとなった。そして、厄災の封印は人とポケモンの絆に反応するという、ラビとアーマーガアの絆故か、最後の封印が自らその蓋を開けた。そこから姿を現したポケモンは枯れ葉の体と白色の蔦でできた目を持ったカタツムリのような姿をしていた、宿として連なった木簡が渦を成していた。

 

 

「此処ね……?成程、これね」

 

レビはブリザポスに乗って祠へと到着した、その途端にラビと同じように封印が解放された。中から現れたのは、2つに折られた剣が牙になった豹のようなポケモン。

 

 

「アイツかっ……!!」

 

レベが見たのは中心から真っ二つに割れた巨大な青銅の器がツノになった牛か鹿のようなポケモン。レベは乗っていたポケモンの肩から降りて戦闘準備をするように言った。

 

 

「うひゃ~あつくてワロエナイ、超ヤバたにえん」

 

洞窟の奥から熱気を感じて進んで先に、それは待っていた。封印の奥から姿を見せたのは炎が魚の形になり命を得たと言える姿のポケモン、太極図のように二個一対の勾玉が瞳を形成していた。

 

「カ…… シ……カキシルス」

「キ…… ル……キル!!キル!!」

「ソ…… ゲ……ソソゲェ!!」

「ミ…… ヨ……ミヨミヨォ」

 

四災が、復活した。だがそれに対するはポケモンとの絆を確かな物とするトレーナー。

 

「アーマーガア、行くぞ!!」「ガアアアアアアアアアア!!!!」

「ブリザポス、仕事よ!!」「バシロォォォオス!!!」

「遂にお前の出番だ―――いけっレジロック!!」「レレジジ、ロックッ」

「行くし、ラティアス!!」「ひゅわわわんん!!!」

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