週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:アンガーファイヤー

「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。それでは本日の紹介ポケモンは改めての此方」

「ギャアアアアアアアアアアッ!!!!」

「ガラルファイヤーです」

 

・オーキド:待っておったぞ!!

・ウツギ:いやぁ本当に楽しみにしてたよこの時を。

・オダマキ:さあ教えてくれファイヤーについて!!

・ナナカマド:ぜひ語ってくれたまえ

・アララギ:貴方なら色んな事を知ってそうだものね!!

・いきなりの博士ラッシュで草枯れた

・キバナ:これにはオレ様も失笑。

・アイリス:いや本当に凄いね……。

・ナンジャモ:やっぱりラビ氏ってやべぇわ。

 

「このファイヤーはガラル地方のリージョンフォームであり、この姿のファイヤーは悪と飛行の複合タイプとなります。何十年かに一度、ガラル地方のカンムリ雪原に出現すると言われている渡り鳥ポケモンの内の一匹です。ただし最近では従来のファイヤーと同種であるという定説が覆りかけています、噂話にしかすぎませんがこの姿のファイヤーの色違いが原種のファイヤーの色合いがそっくりだった為に近縁種と思われたのでは?という話もあります」

 

・へ~カンムリ雪原

・なんだっけ、噂だと化石ポケモンが生きてるとか聞いたことある

・行ってみてぇ……。

・でも寒いのやだぁ……。

・色違いが先に見つかったって事か?

・それはそれで激レア案件では……。

 

「基本的に傲岸不遜な性格で振る舞いは本能が赴くままに悠然としている、と聞いてます。このファイヤーはかなり経験を積んでいる為か、頭の回転も速いです。何せ私のアーマーガアと互角以上にやりあってましたからね」

 

・はぁっ!!?

・あの鴉と!?

・うそでしょ!!?

・どうなってんだよあのファイヤー……!?

・すっげぇ流石伝説……!!

・あ、あのなんかおかしくね?

 

「いやぁビックリしましたよ。相性上不利でありながら果敢に攻め続けていくのは見応えありました、挑発で的確にアーマーガアの鉄壁やビルドアップ、羽休め、嫌な音なんかを封じながらもうまく立ち回ってましたから」

 

・マジかよレベル相当高いじゃん……

・いや可笑しい可笑しい!!アーマーガアがファイヤーと互角以上ならわかるよ!!?

・逆じゃないの⁉

・なんだお前さんら新人か?

・ヌシのアーマーガアはやべぇんだぞ?

・チャンピオンと四天王が公認でやべー奴認定する戦闘狂やぞ?

・デカヌチャンを逆に狩る怪物やぞ?

 

「そんなファイヤーの特性は逆上です。体力が減ると特攻が上がる特性で痛み分けなども覚えるのでそれらとのコンボで特殊技の威力を上げつつも相手の体力を削る戦術も可能です」

 

・アップなのか。

・へ~いいなぁ

・そして地味にエグい戦術を……。

・ホントこの人の頭どうなってんだよ

・やっぱ悪タイプって怖いなぁ……。

 

「戦術とは突き詰めれば嫌がらせの究極形です、相手に苦手や不得意を押し付けつつ自分は得意を発揮するのが戦術です。エグくて結構、卑怯で結構、決められたルール内でそれらを最大に生かして何が悪いんでしょうね、私にはそれを非難する方が理解出来ません。それに対応出来ずに敗北する方に問題があるのでは?」

 

・レッド:正論。

・うおわぁレジェンドチャンピオンマスタぁ!?

・シロナ:極論ではあるけど私も同意見ね。私だってやった事あるわよ?

・ダイゴ:ああ、トゲキッスで電磁波からのエアスラッシュ連打だね。

・ナンジャモ:天の恵みで怯み易い状態でそれって……

・エグwww

 

「そんなガラルファイヤーの得意技は燃え上がる怒り、これは分かりやすく言えば広範囲に放つ威力の高い悪の波動と思ってください。しかもこの技は精神攻撃の側面を持つのか、この技を受けると精魂が燃え尽きたかのような疲労感を覚えるそうです」

 

・何それ怖い。

・シンプルに怖いんですけど。

・広範囲にそんなのばらまくってMAP兵器か何か?

・というかサラッと精神攻撃しないでください。

・流石伝説。

 

「アーマーガアにも撃ってましたけど、多少動きが鈍った程度で直ぐに元通りでしたよ」

 

・あいつマジでなんなん?

・バーサー鴉。

・ホントにそうとしか言いようがないから困るわ。

・仮にも伝説の必殺技みたいなもんだろそれ。

・キバナ:まああいつだしなぁ……

・アイリス:あの子だからねぇ……

・ナンジャモ:だもんね……

・ジムリーダーとチャンピオンが完全にあきれてるよ……。

 

「燃え上がる怒りに悪の波動とバークアウト、暴風にエアスラッシュ、ハイパーボイス、シャドーボール、原始の力……正直言うと技範囲が狭いんです。物理技としてはイカサマに不意打ち、アクロバット、蜻蛉返りぐらいです」

 

・悪飛行ノーマル岩虫……

・確かにこれは狭い……

・ファイヤーなのに炎技覚えないの⁉名前負けやん!!

・そりゃ別種じゃね?とか言われるよね。

・えっこれでアーマーガアと互角に渡り合ったの?

・何それ怖い。

 

「悪巧み、高速移動、痛み分け、追い風、挑発、身代わり、置き土産などを使えるので戦うのならこの辺りを上手く活用するしかないと思ってます。挑発されたらそりゃきついですけど、伝説の鳥ポケモンですから単純に強いので何とかできると言えばできるんですけどね」

 

・身も蓋もねぇ……

・じゃあなんで一般鳥ポケモンに渡り合われてるんですかね

・それはその一般が可笑しい定期。

・ほんそれ。

・オーキド:それよりももっと見せてくれい!

 

「オーキド博士からのリクエストも入りましたし、それじゃあ……ルカリオ」

「クオンヌ!!!」

「……妙に身体に傷が―――」

「ガアアアアアアアアアアアッ!!!」

「……やっぱり戦ってやがった……」

 

・出たwww

・ヌシのダブル戦闘狂wwww

・これが噂のアーマーガア……って色違いじゃないの!!?

・ああそうか言われればそうだったな

・なんかもう馴染みすぎてどうでもよくなってたわ。

・わ、私がおかしいの⁉

・しいて言うならこのアーマーガアがおかしい。

 

「ルカリオ、ファイヤーと戦って見せてあげてください」

「クオンヌッ!!」

「メガシンカはなしで」

「……クオンッ!!」

「おい地味にテンション下がるのやめろ」

 

そのまま、ファイヤーはルカリオとのバトルに入ってその戦闘スタイルや動き、技の発動などなどを見せ……博士にとってはこの上なく貴重な時間となった模様。

 

 

「ギャアアアアアアアッ!!!」

「グ、オォォオッ……クオオオオヌッ!!!」

「ギャアアア……」

 

お前もかよ……と思わずファイヤーは溜息をつきたくなった。なんでこの技を受けてダメージだけで済んでいるんだ、今までそんな事はなかったし動けるにしても逃げるのが精いっぱいな感じだったのだが……だがこれはこれで面白い、まだ自分は高みに行けるという証明だ。お前らを完全に屈服させることが―――今の目標だ。

 

「嬉しそうだなファイヤー」

「ギャアアアアアアアアッ!!!!」

 

ああ嬉しい、嬉しいとも!!今、幸せだと胸を張って言えるほどに!!

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