週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:ノーガードゴルーグ

改めてイダイナキバとテツノワダチについてのデータを纏めてみたが、矢張り種族値的に優れている二匹だ。これで気性が荒く敵には全く容赦がない性格なのだからそりゃ極めて危険な訳だと納得の息が漏れる。相変わらずテツノワダチは自分に攻撃を仕掛けて来る、がその度に叩き潰している為か最近では態度が軟化してきた。言う事を聞かないサトシのリザードン位にはなってきている。これで進歩していると言えてしまうのだから困ってしまう。

 

「だけどこれじゃあバトルに出すのは厳しいな……と言っても普通のバトルじゃ出せないんだけど……如何したもんかな……」

 

パラドックスポケモンをゲットしたかったという思いに素直になってボールを投げたはいい物のこれからには悩んでばかり。使えるとしたらパルデアの大穴位だし、そもそも自分はそこに呼ばれるのだろうか……個人的には呼んで欲しい。

 

「子供達だけで危険地帯へ行かせるなんて狂気の沙汰だしな」

 

この点に関してはフトゥーとオーリム両博士に文句を言ってやりたい、まあしょうがない理由もあるのだが……マフィティフが大怪我をした所でもあるのだし……と自分がこんな所で文句を言った所で意味なんてない。自分が出来る事と言えば……

 

『ラビさんバトルしませんか!?』

「いいでしょう、今は少しバトルしたい気分ですから乗ってあげましょう」

『ホ、ホントですか!?やったぁ~!!』

 

大穴に行った時の一助になる為にネモのバトル要請に出来るだけ応えてあげる事位だろうか……

 

「今日は6対6のフルバトルしませんか!?」

「しませんよ」

「え~!?」

「3対3の公式戦ルールならしても良いですよ」

「やった~!!」

 

コサジタウンの彼女の家、裏庭のバトルコートでネモとバトルするのであった。

 

「いよいよ公式戦ルールでのバトル!!絶対に負けませんからね!!」

「さて、それは如何でしょうね?」

 

 

「今回紹介するポケモンさんは……少し顔出せます?」

「ゴグ」

「あっ有難う御座います、此方のゴルーグさんです」

 

・おおっ!?

・庭からでっけぇのがぁ!!?

・ロボだこれー!!?

・いやゴーレムだ!!

・ゴルーグだ!!

 

「ゴルーグさんは地面とゴーストの複合タイプのポケモンさんなんですが……現在も研究が続けられており、それでも中々に難解なポケモンさんとして研究者さんの頭を悩ませているポケモンさんです。その理由としては進化前のゴビットさんを古代人が粘土を使って作ったとされていて、進化系のゴルーグさんも同様なのですが……ぶっちゃけましょう、ロボだよこいつ」

 

・言っちゃったよ!?

・ロボって言っちまった!!?

・いやまあ内部に永久機関があるって話だし……

・見た目からしてもロボだよな……。

・これでロボじゃないは無理でしょ

 

「ひび割れを抑えている絆創膏のような封印を解くと力が暴走してしまうらしいという話もあるので興味があっても触らないで上げてくださいね。こんなゴルーグさんですが人間やポケモンさんには極めて友好的で指示にもよく従う上に力持ちなので様々な場で活躍しています。そんなゴルーグさんの最大の特徴と言えばやっぱりこれですよね、ゴルーグさん少し浮けます?」

「ゴル、ルグ!!」

 

・脚が引っ込んだぁ!!?

・そっからすっげぇ噴射してるぅ!!?

・ジェット噴射だこれぇ!!?

・こんなのポケモンじゃないわ、唯のロボットアニメの主人公機よ!!

・だったら操ればいいだろ!!

・うわ拳も引っ込んだ!?

・すげぇそこで方向転換できんの!!?

・うわ今度は脚引っ込めたまま逆立ちみてぇになった!?

 

「はい、こんな風にゴルーグさんは空を飛ぶことが出来るんです。加えて脚を収納した状態を腕で支える事で砲台形態にもなれます。古代の城塞にはゴルーグが砲台となってビームを放っていたという記録まで残っている程です。なんというか色んな意味でポケモンさんって奥が深いなってなりますよねぇ……あっゴルーグさん長い間有難う御座いました」

「ルグ」

 

・あっ元に戻って一礼した

・すっげぇ礼儀正しいな。

・ゴルーグさんマジ紳士。

・というかビーム出んの!!?

・もう何が出来ねぇんだよこいつ。

 

「昔、ダブルバトルでギルガルドというポケモンさんと一緒に戦った事があったんですが、その時は相手がカイリュー(マルスケ持ち)とマンムーだったんですが、咄嗟にゴルーグさんにギルガルドさんを握らせてバトルしました。ギルガルドさんもノリノリだったのをよく覚えてます」

 

・最早マジでただのロボじゃねぇか!!?

・ガチのロボアニメをやる奴があるか!?

・ギルガルドもギルガルドだろそれ

・振るわれたかったのかね

・同じゴーストだし気兼ねなく触れるとかあったんかね?

 

「さてこんなゴルーグさんですが、先程も話した通りにビームを打てるためにチャージビームや冷凍ビームにソーラービーム、ラスターカノンにシグナルビームまで完備なのですがご立派な拳を持っている事からパンチ技も数多く覚えます。特性としてはケケンカニさんと同じ鉄の拳に不器用という道具が使えなくなるもの、そして夢特性はノーガードという物です」

 

・流石ロボだ、ビームに隙がねぇぞ。

・もうこいつ大好き。

・嫌いな奴おらんやろ。

・だけどノーガードってなんだ?

・なんかワンリキー系が持ってなかったっけ?

 

「はい、ノーガードはその名の通りに正しくノーガード戦法を行う特性です。この特性は相手の技が必ず当たってしまいますが、逆に自分の攻撃も必ず相手に当てることが出来ます。なので命中が低い技を遠慮なく叩きこめます。高威力でありますが命中させることが難しい爆裂パンチなんて必ず当たる上に確実に相手を混乱させるというコンボが出来ます」

 

・いや強いなおい!?

・爆裂パンチ確実命中か……そりゃメリットの方がデカいな。

・かなり相手の技が当たっちゃうのは怖いけど、いや一考の余地あるな。

・個人的には鉄の拳も捨てがたい

・パンチの名手にしても面白いな

・パンチの鬼「⁉」

 

「鉄の拳でもいいでしょうね、ドレインパンチや三色パンチでお馴染みの炎、冷凍、雷パンチで攻め立てるのもありですし相手に確実に命中させる事が出来るシャドーパンチでノーガード分を補うという考え方が出来ますので育てる人の好みによって頼もしさを変えてくれるポケモンさんです」

 

・ノーガードも捨てがたいが、俺は鉄の拳がいいなぁ!!

・俺はノーガード!!ゴーストだしハサミギロチンやつのドリルにだって強く出られるじゃん

・地割れや絶対零度は確実に当たるんだぞ?

・―――そうじゃん!?

・そこがノーガードの難しい所かぁ……。

 

「高火力を遠慮なく叩き込めるゴルーグさん、しかし弱点タイプも多いのでその辺りを上手くカバーしてあげる事も重要ですね。ですが主人であるトレーナーには極めて忠実ですので育成の難易度自体は低めで恐ろし気な生態の多いゴーストタイプとしてスタートにもいいかもしれません、私は偶にゴルーグさんの肩に乗せて貰って空を飛んで貰ってます。気分はロボアニメの主人公ですよ、偶にパンチだロボ!!って言っちゃいますもん」

「ルグ?ゴルルル……?」

「あっごめんなさいゴルーグさん、つい言っちゃいました。パンチするものなんてないから困っちゃいますよね。すみません」

 

・探してるwwww

・これは確かに忠実ですわwww

・でもそこらあたり殴らないのは頭いいんだなwww

・困ってる仕草も可愛いww

・気は優しくて力持ちかwww

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