週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:万能要塞罠フォレトス

「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう」

 

・いやサラッと始めてんじゃねぇ!!?

・おい主!!ガラル、ガラルのチャンピオンと何バトッてんの!?

・しかも何あの強さ!!?

・何アーマーガアだけでユウリの手持ちを全壊一歩手前まで追い込んでるんだよ!!?

・しかもなんでレジアイスゲットしてんのあの子!?

・マジで何があったんだよ!!?

 

「何があったと言われたら、答えて上げるのが世の情けなんて事はないです。禁則事項に抵触しますので黙秘します。まあ勝った事については私の方が強かったからですけど、何か?」

 

・サラッと言ってんじゃねええええええ!!!??

・よくもぬけぬけとそんな事言えるなぁ!!?

・相手、あのダンデさんに勝った超天才少女だぞ!!?

・キバナ:いやぁ楽しそうなバトルで見てて楽しかったぞ

・ルリナ:そうね、あんなに楽しそうなユウリ久しぶりに見たわ

・よかったですねガラルの方々、じゃねえだろ!!?

・アンタの大将ぶっ潰されたようなもんなんですけどぉ!?

・ナンジャモ:だってラビ氏だし

・ナモ公がいます!!

・納得できそうになったわ!!?

 

「まあそれについてはシンプルに私の方が強かっただけですね、まあ彼女もあの時点であの強さですからそのうちに追い抜かれるのは確実ですね。数年後が楽しみです」

 

・サラッと言いやがったぞ……

・あのガラル無敵のチャンピオンダンデより強いユウリより強いとか言いやがりましたよこの人

・どこの世界にイラストレーターで趣味配信者な一般トレーナーがいるんだよ!!?

・ダイゴ:此処に居るじゃないか?

・ダイゴさん何当たり前の事言ってるのみたいな反応しないでもらえます!!?

・アイリス:ユウリちゃん天才肌なせいで経験が浅いから反応が遅かったりするのもあったね

・シロナ:それは同意ね。経験がまだ浅いから対応出来ない場面も多いのが弱点ね。

・ワタル:そこを突かれたな、特にアーマーガアの不屈の戦闘意欲を甘く見積もっていた

・オーバ:あいつはマジで意識刈り取る前提で技をぶち込み続けないとダメだぞ

・マジであの鴉なんなん?

 

「んじゃ取り敢えず言っときます、どうせオーバ辺りが言いだしそうなので。ガラルに行くこともなければ今度のPWCSに出場する事も無いですから。推薦状とか要りませんので」

 

・うわ地味に気になってたことを言いやがった

・まあこれまでも推薦状出そうか?とか言われたけど即答で断ってたしな

・オーバ:なんでだよ出ろよ!!?

・そして予想通りにオーバさんが反応した……

・というか、ヌシオーバさんに地味に辛辣じゃね?

・気持ち当たり強いもんな

 

「んじゃまあ本題へと移りましょうか、今回ご紹介するのはこちら」

「フォゥ」

「フォレトスさんです」

 

・えっまだなんかあんの?

・ああそうか、そっちかwww

・完全に忘れてたwww

・おおっフォレトスだぁぁぁぁ!!俺の大好きなポケモン!!

・そういえばポケモン紹介チャンネルだった

・えっ……えっ何タイプ?

・まあ分かり難いのは分かるwwww

 

「フォレトスさんは鋼と虫の複合タイプ、全身を覆っているのは鋼鉄の殻で基本的にここからは目だけが見えている状態となっています。普段は太い木の幹にくっついており、危険を感じると反射的に剥がれた殻の破片を飛ばし追い払います」

 

・これで虫なの!?全然見えない……

・カスミ:やっぱり虫タイプに見えないわよね、私もこの子平気。

・サトシ:そういえば進化前のクヌギダマも平気だったっけ?

・タケシ:俺のフォレトスは元気だぞ、手伝いで大活躍だ。

・おう、地味にすげぇ情報を出すのやめろや

・そっち聞きたくなるやろがい。

 

「負けじとこちらもどんどん行きましょう。フォレトスさんの特徴はその殻の硬さから来る圧倒的な防御力の高さです、殻を上手く噛み合わせる事で完全な防御形態となった際には防御力を利用した攻撃で相手を吹き飛ばすことが出来、得意技の高速スピンやジャイロボールを繰り出す戦法を得意としています」

 

・へぇ~防御が優秀なんだ。

・鋼鉄の殻で体当たりするだけでもダメージエグそう……

・鋼タイプ全般に言えそうなことだけどな

・まあそれは岩タイプにも言える事だし

・更に回転したら削り取られそうだ……。

 

「特性は頑丈、夢特性は防塵です。こんな防御力が自慢なフォレトスさんですが、タイプを加味すると更に優秀です。タイプの鋼と虫ですが、これらの弱点となるのは炎の4倍のみです。半減は鋼、虫、フェアリー、ドラゴン、氷、エスパー、ノーマルの8種。草タイプは4分の1、そして毒タイプは無効と優秀な耐性を保有しています」

 

・絶対的防御と粉無効か。

・えっそんなに強かったんだ鋼と虫って

・そりゃハッサムが馬鹿強い訳だよ……。

・改めてみるとやっべ

・というか鋼タイプが強すぎる。

・そりゃ鋼ジムが鬼門扱いされるわけだ

 

「そしてフォレトスさんはその防御を活かしたりするのが主流ですが……それもいいですが、フォレトスさんのサポート能力は凄いです。まきびし、ステロ、毒びし、両壁、電磁波、重力、これらをたった一人でやってのけます」

 

・えっフィールド整備一人でできるレベルやん!?

・ダメージに状態異常、命中上昇……すっげぇなこれ。

・タケシ:此処まで出来るのか……電磁波が出来るのは聞いた事があるけど本当だったのか

・おい元ジムリーダーが知らん言い出したぞ。

・マジでこの人の知識はどっから出て来たんだ

・どっか

・んじゃサポート特化なん?

 

「それじゃそれ以外を言いましょうか?更に体力管理も活用可能な痛み分けに頑丈を利用したカウンター、フィールド整備が終わったら相手にダメージを与えつつ引っ込むボルトチェンジ、相手のエレキフィールドなどを破壊するアイススピナー、此方に撒かれたステロや毒びしなどを排除しつつ加速出来る高速スピン、相手の攻撃を下げる飛び掛かる、鉄壁とそれによって威力が上がるボディプレス、相手の素早さを下げる地均しに岩石封じに飛び付く、相手の交代を封じる砂地獄やとおせんぼう、素早さを下げてジャイロボールの火力を確保しつつ防御も上げられる鈍い……まだ言います?」

 

・いやもういい!!もうわかったから!!

・キバナ:やっべぇ想像以上にやべぇぞこいつ。

・シロナ:出来る仕事の範囲が異常の一言ね……。

・アイリス:単純にこっちの能力を下げられるだけでも辛いね……

・ナンジャモ:虫タイプならではって感じだね……。

・んで、どうせこれ全部主のフォレトスは出来んだろ?

 

「そりゃ出来ますよ」

「フォッフォッフォッフォッフォッフォ」

 

・やっぱりかぁ……

・た、戦いたくねぇ……

・汚いな、流石フォレトス汚い。

・なんか地味に笑い方が腹立つ……

・なんだろう、どや顔しているように見える……。

 

「鉄壁の仕事人、フォレトスさん。いかがでしょうか」

 

・いやこれはマジで採用する価値あるぞ。

・出来る事の範囲が広すぎる……。

・でもこれ、キラフロルがライバルとかになるのかな?

・ナンジャモ:あっちは毒化粧あるからねぇ……特攻も高いしそこらは好みじゃない?

・キバナ:オレ様的にはフォレトスの方が好みに合うな。

・シロナ:痛み分けやカウンターも出来るのは魅力よね……。

・オーバ:炎には弱いがそこさえ補強出来りゃ相当に厄介だもんな。

 

 

 

そんな所で配信を切る。フォレトスはお礼を言われると回転しながら地面に埋まっていく。一般的なフォレトスは木の幹などにくっつくのだが……自分のフォレトスは何故か地面に埋まるのが大好きで探すのが一苦労な時がある。まあ本人がそうしたがっている訳だから重視するのがトレーナーというものなのだろう……たぶん。

 

「さてと……」

 

 

 

「フォッフォッフォッフォッフォッフォ……」

 

漸く覚悟を決めたか、あいつも結構な慎重派だからなぁ……と何処か生暖かい視線をラビへと向けるフォレトス。そう思いながらも地面から抜け出して技のチェックをしていく、罠部門のサブリーダーとして一切の手を抜かない、自分が地面に埋まっているのは意図的に薄い部分を作り、警備班の警戒網を突破した輩を大爆発で一網打尽にする為だ。ついでに爆発と同時に周囲にまきびしと毒びし、ステルスロックをまき散らす自慢の大爆発だ。これでラビと番の夜の平穏を守っている、と言っても大爆発までする事は稀なのだが……。

 

「ゴウガ……ゴウゥガァ」

「フオォゥッ、フォッフォッフォッフォッフォッフォ」

「コウガァァッ……」

 

隣にやって来たゲッコウガが新しく罠を仕掛けて欲しいルートを見付けたとの事なので向かう事にした。特に今日は念入りに罠のチェックをしなければ……森の忍者とも言われた自分のプライドに懸けて完璧な罠を強いてやる。だからゲッコウガ、お前は気が早い、何爺や気取ってんだとツッコむと煩いと舌で叩かれた、痛い。

 

尚、翌日、ラビが珍しく昼に目を覚ますと不機嫌そうなヘルガーといつも以上にズタボロになっている侵入者を搬送するジュンサーさん達に流石にやり過ぎだと注意されるゲッコウガ達の姿を見る事になった。

 

「ラビどうしたの……?」

「分からん……取り敢えずお前はまだ寝てろ」

「うん……ごめん……お休みぃ……」

「そしてアブソル、痛いからやめて、噛まないで」

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