週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ?:後始末

「全くラビさん今回ばかりはやり過ぎですからちゃんと言い含めてくださいね」

「そう言われましても……こいつらの装備も踏まえたら妥当じゃないです?」

「それは……まあ、うん……はい」

 

その日、昼頃起きて来たラビが目にしたのは家の近くでまるで野戦病院のように並べられている庭への侵入を図った愚か者たち。それらのポケモンと一緒に応急処置をするジョーイさんと現場検証を行っているジュンサーさん達の姿だった。今回はまた大規模な侵入が起こったらしい、庭の有様を見ると……どうやらフォレトスが大爆発を行ったらしい。

 

「確保したポケモンを閉じ込める特別合金製の檻を積んだトラック3台に電磁鞭……そして命中したポケモンの身体を包んで動きを封じる特殊弾頭……明らかにポケモンハンターが使用する装備ばかりですからね……正当防衛は確実に適用されるでしょう、だけど本当に注意はしておいてくださいね……?」

「分かってますって、ご苦労お掛けします。それらの処分はお任せします」

 

ラビがゲッコウガ達を労いに行く姿を見てジュンサーはこの人はやっぱり恐ろしい……と冷や汗を流した。今回侵入した輩を完全に人としては見ていない、彼にとってそれらは敵なのだろう……。彼にとっての敵とは一切の容赦なく叩きのめす存在なのだというのがよく分かる。

 

「本当に、あの人がこちら側の人で良かったわ……」

 

その言葉に部下の警察官たちは揃って首を縦にふるのであった。これがもしも最近指名手配が検討されているエクスプローラーズの一員だったらと思うと……ゾッとする。

 

 

 

「ったく懲りねぇ馬鹿共が多いなぁ……お前らもお疲れ様だったな」

「ゴウガァ……ゴウ、コウガゴゥ」

 

感謝の言葉を受け取りつつもゲッコウガは指示を飛ばして環境整備の手伝いをし始めた、今回は少々派手に戦ったので庭が荒れてしまっている、特に大爆発の影響でその周辺が酷い事になっているので確りと謝って手伝わなければ……と向かっていく。

 

「あ~あ……もう夕暮れになっちまいそうだよ……だから悪かったって……噛まないで痛い」

「ルガァ!!」「ソルゥゥ!!!」

 

左右から別々に噛まれるラビ、左は散歩に行けなくてご機嫌斜めなヘルガーとサザレの匂いがかなり強くする為にご機嫌斜めなアブソル。甘噛みが少し強い程度だから怪我するほどではないが、痛い物は痛いのだ。

 

「だから後で夜の散歩に連れてってやるって言ってんだろ」

「ルガガガァァ!!!」

「今行きたい!!と言っておるぞラビ」

「警察に対応した直後に行かせる気かテメェ」

 

お散歩!!とせがむヘルガーの言葉を通訳するバドレックス、因みに真夜中の警備班に参加しているらしく、逃亡しようとした侵入者をヨノワールやミミッキュと共に捕縛したとの事。その時に相手がメタグロス、ワルビアル、ギャラドスを繰り出してきたが叩きのめしたらしい。

 

「普通にすげぇ奴ら相手に戦ってたんだな……」

「いや大したことなかったであるぞ、お主の仲間達に比べたら歯応えの歯の字もなかったである。進化させるだけさせて大した鍛錬もさせてなかったのであろう、全く愚かしい……」

「バクロォォス」

「レイスポスもそう言っておるぞ、あいつら弱くてガッカリしたと」

 

レイスポスもレイスポスで割と物騒な思考回路をしているらしく、力を信奉している節がある。アーマーガアと比べたら数段マシな感じではあるが……此処に移住して随分と満喫しており、好きな時にバトルをしたり木の実を分けて貰ったり、レースをして速さを競ったりしているとの事。

 

「ソルルルルッ!!!ブソラァ!!!」

「因みにアブソルはなんて言ってる?」

「やめておいた方がいいであるぞ」

「マジで何言ってんだよ」

 

端的に言えば……ラビへの愛を囁き続けている、私の方が想ってるとか相応しいとか愛してるとかずっと言い続けている。バドレックスの統治時代もそう言う事はあったが、今の時代でもここまでの愛を唱え続けられるのは中々居ない。

 

「いひゃいであるぞアブショル殿……」

「なんでお前が噛まれてんだよ」

「ひゃんと伝えなひゃいといっひぇおりゃれりゅ」

 

バドレックスは現在通訳としてラビとポケモン間の意思疎通の手伝いをしている、現在はヒスイゾロアークも手伝いをしているが……彼方は要らない事を付け加えたり、茶目っ気を出したりするので翻訳という意味ではバドレックスの方が優れている。

 

「ンで、パラドックス連中との意思疎通は可能か?」

「ウム……」

 

本題としては今も暴れ続けているパラドックスポケモン達。古来組は力を見せつける事で此方を格上として認めさせる事に成功したのだが問題なのは未来のパラドックスポケモン、テツノワダチを筆頭に未だに自分を認める事なく挑み続けてくる。まずは何とか意思疎通をしようとバドレックスに通訳をお願いしてみたのだが……

 

「出来ると言えばできるである。古来組は訛りが強いといった感じであるが話は通じる、だが問題は未来組であるな、彼方は妙に聞き取りづらい上に一匹一匹ごとに喋り方が違って翻訳するのも一苦労である。よくもラビは翻訳なしで触れ合えていたであるな」

「大体殴り合ってたような気もするけどな……力を示せば認めてくれる古来種がどれだけ楽だった事か……」

 

一先ず現在も意思疎通の努力は継続されているのだが……未来組とちゃんとしたコミュニケーションが取れるのはまだまだ先になると思われる。

 

「まあこれからも頑張ってくれ」

「余としても出来ぬ事を出来ぬままにするのはプライドが許せぬ、続ける所存であるぞ。まあ見ておくであるぞ、何時か奴らを余の配下に加えて―――レイスポス何故噛むのであるか……?」

 

一先ず其方は其方で任せておくとしよう。さてと……ヘルガーの散歩に行ってくるとしよう……いい加減痛くなってきた。

 

 

 

「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう、今回紹介するのは此方」

「ブロオオオオオオタァァァ!!!」

「ブロスターさんです」

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