偶にこれまでの旅を振り返ってみる事がある。様々な地方を廻ってポケモンをゲットして、ジムリーダーと戦ったりリーグに出場したり、伝説のポケモン捜索隊に混ぜて貰ったりと楽しい日々を思い返すばかりだ。イラストレーターとしての仕事に不満はないが、偶に創作意欲を高める為にプチ旅行に行きたいなぁ……と思う事がある。
「今行きたいとすれば……ホウエン地方かなぁ」
カロス地方もいいなぁと思う一方で今行けるならといわれたらやっぱりホウエン地方。一番ポケモンをゲットしたのがホウエン地方というのもあるが、ホウエンでは色々と刺激的な出会いがあり過ぎて記憶に焼き付いている。
「何が一番覚えてるって怠けないケッキングだよな……」
ホウエン地方のノーマルタイプのジムリーダーであるセンリが使うケッキング。ケッキングと言えばその高い能力と引き換えと言わんばかりの特性、怠けによって連続行動が出来ない事でも有名なのにセンリのケッキングは平然とメガトンキックからメガトンパンチに繋げて来た時はもう驚き過ぎて変な声が出た位だった。最早あれはケッキングではない何かだった。
「ポケスペじゃねえんだぞって声に出そうになったよなぁ……いやまあポケスペ時空でも怠けてた記憶あるけど……あれ、あれはパッチールのスキルスワップだっけ?」
色々と記憶が混同しているがその位にはケッキングの印象がぶっちぎりでやばかった、他にもダイゴの採掘に付き合ったり、カラクリ大王の仕掛けで泣きを見たり……兎に角記憶に焼き付いている事があるのだが……矢張り一番はキーストーンとメガストーンの入手だった。机の上に置いている指輪こそ、キーストーンが嵌めこまれている自分のメガリング。
「こいつのお陰で色んな世界が見れるようになったんだよなぁ……一応パルデアでも使っても良いんだけど如何するかなぁ……いやその内ネモから使って欲しいってせがまれるかなぁ……せがまれるよなぁ……ヘルガーさんにメガストーン付けてるし」
テラスタル対メガシンカ。それはそれで見たい自分がいるので溜息が出そうになる、ネモの事を言えない程度には自分だってバトルは好きなのだ。だが一番のメガシンカは余りしたくはない。メガシンカがポケモンによっては負荷を大きく掛けてしまうがそれ以上にそのポケモンがメガシンカをしたがらないのもある。
「折角だから、そうするかな……?」
「今回紹介するのは此方」
「ソルゥ!!」
「アブソルさんですってはいはい」
「ルルゥ♪」
| ・おっ~アブソルだぁ!! ・ふ、ふつくしい……。 ・か、可憐だ……。 ・髪飾りを付けたアブソル―――尊い。 ・そして撫でられたいアブソル。 ・クッソ可愛いんだがwwww |
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「アブソルさんは悪タイプのポケモンです。長生きでも有名で100年に達するとも言われていますがアブソルさん最大の特徴と言えばその極めて高い危機察知能力です。少し失礼しますね、アブソルさんのこの角は環境の変化を敏感に察知する事で自然災害を察知する力がありますっとはいはいアブソルさん、いい子いい子」
「ルルゥ~ルル~」
「はいはい、本当に甘えん坊さんですね」
| ・長生きなのかってそれ以上に甘えるアブソル可愛すぎんか? ・マジで主のポケモンの懐き方が羨ましい……。 ・直ぐに懐き進化しそう。 ・イーブイとか速攻でエーフィかブラッキーになりそうww ・でもアブソルって……その、ちょっと怖いイメージもあったんだけどなぁ |
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「そのイメージは人間社会が抱いた文字通りの悪評です。アブソルさんは自然災害を察知すると普段住んでいる山岳地帯から降りてきて麓の人間やポケモンに警告を発します。ポケモン達はそれを有難がっていますが……昔の方々はアブソルさんが姿を見せると災害が起きる為に災害を呼ぶ存在だと誤解されてしまったのです、故に災いポケモンという分類がされてしまっています。加えてこの角は極めて美しく高値で取引されるという話もあり、角目当てに追いかけられたために山岳地帯へと移り住んだとも言われています」
| ・なんてこった…… ・アブソルからしたらとばっちりだな……。 ・それでも、人間の為に危険を知らせに来てくれるのか…… ・嫌われてもいいから助かって欲しいって思ってくれてるのかな ・うおおおおっ俺悪タイプを誤解してたかもしれねぇ…… ・そもそも悪タイプって呼び方自体が悪いよな。 |
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「はい、悪タイプ全てにいえる事ではありませんが彼らの本質は理性的な物です。我々人間の勝手なイメージで悪タイプ=不利益になる、怖い存在だと思っているのです。無知は罪とは言いませんが確りと理解し、彼らの行動に理解を示してあげて下さい。アブソルさんの気性は穏やかで争いを嫌います、人間とも共存は出来ますし田畑を守ってくれる程に人間との距離は近いんです」
| ・穏やかじゃなきゃ危険を教えてくれるわけないもんな ・寧ろある意味神の使いみたいな神々しさあるよな。 ・純白のもふもふに紺色の爪やつの……マジでしゅき ・俺達は此処で勉強しよう。 ・もっとアブソルさんについて教えてくれ~!! |
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「勿論。昨今では研究も進んでおり、生態についても周知される機会が増えた為に先程のような事は減ってきています。特に自然環境に極めて敏感なのでポケモンレンジャーなどには極めて重宝されているんです。彼らは自然とポケモン、そして人間間の調停者みたいなものですからね」
| ・良かったぁ ・ちょっと安心した。 ・でもまだあるんだろうなぁ…… ・排他的で閉鎖的な田舎とかまだまだあるもんなぁ……。 |
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「それでは明るい話題―――ちょっちょっとアブソルさんくすぐったいですって、もういいでしょうぺろぺろは、ちょっとんもう分かりました分かりましたから!!今日はベッドに入っていいですから!!今度からキュウコンさんとばかり昼寝するのは控えますから!!?」
「ルル~ソル♪」
| ・なんか前のキュウコンよりも好き好きな感じだなwww ・すげぇ顔舐められてて草タイプ生えるwww ・なんか頬辺りを重点的だったなwwww ・これはマーキングかな? ・あらぁ~いいわぁwwww ・というか、なんかアブソルが付けてるアクセサリーになんかついてる? ・あれって……メガストーンじゃん!? |
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「んもうオニシズクモさんの時みたいになっちゃったよ……ああはい、私のアブソルさんはメガストーン持ちです。というか私の初メガシンカポケモンが此方のアブソルさんです。と言ってもアブソルさんはメガシンカをしたがりませんが」
| ・あり、そうなの? ・メガシンカするポケモンって逆にしたがるイメージあったが ・ポケモンによるんじゃね? |
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「ポケモンさんによってはメガシンカは大きな負担になってしまい、痛みなどを伴う場合がありますから嫌うという事はあります。基本、アブソルさんは争いを好まず、戦闘へ特化したメガシンカであるメガアブソルさんへの変化はとても嫌っているそうです。なのでメガシンカしてくれるのは単純にバトルが好きなアブソルさんか、それ程の絆をアブソルさんと結べているトレーナーという証拠―――あのアブソルさん、もうよくないですかペロペロ」
「ソォル、ルル♪」
「私はキョジオーンさんじゃないんですが」
| ・へ~そうなんだ。 ・という事は主のアブソルは余程強い絆が…… ・最早絆じゃなくて愛情じゃね? ・すげぇ舐めてる。 ・どんだけ懐いとるんじゃ |
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「ええっと、アブソルさんの特性はプレッシャーと強運、そして夢特性が正義の心となっております。私のアブソルさんは強運です、この特性は相手の急所に当たりやすくなるという物です。これと組み合わせてサイコカッターや辻斬り、切り裂くにストーンエッジと言った急所に当たりやすい技とシナジーがあるので常に大ダメージが狙えます。凄いですよ、一回福引をお願いしたら特賞の温泉旅行が当たりましたので一緒に行きました」
| ・そういう方面でも活躍すんの!? ・ガチの強運じゃねえか!? ・いやでも急所当たりやすいって面白いな常に相手に圧力掛けられるし。 ・急所に当たりやすくする道具持たせて特化も面白いかも。 ・常に急所とか考えたくねぇwww ・でもそれならそのアブソルさんもそっちの方を持たせた方が良いんじゃないの? ・そうだよな、メガシンカ嫌なんだろ? |
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「そうなんですが、私のアブソルさんはメガストーンを私との絆と捉えているみたいで外したがらないんですよ。あっ分かりましたそう言う事ですか、私がメガリングしてなかったからその抗議だったんですね?」
「ソゥ!!」
「これはすみません……よいしょっと、これでいいですか?」
「ソル♪」
「あっでもペロペロは継続ですかそうですか」
| ・仲いいなぁwww ・もういっそのこと清々しいわwww ・あと舐めたいだけじゃねえか!! ・主はキョジオーンだった……? ・塩分ミネラル補給扱いで草www |
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「え~っと……ニドキングさんは技のデパートと呼ばれることもありますが、アブソルさんも隠れた技のデパートとして様々な技を覚えることが出来ます。仲良くなれればこんな風にアブソルさんと仲良く出来ますので皆さん頑張りましょう。取り合えず今回は此処まで、私はアブソルさんのご機嫌取ってきます」
| ・いてら~www ・頑張ってな~www ・もう我儘彼女に振り回される彼氏やんwww ・そういえばアブソルさんの性別によっては意味合いが変わるペロペロなのでは……? ・お前天才か!? ・童顔イケメンをペロペロするアブソル……よし次のネタ決まった、書くわ |
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配信を切って、一先ずアブソルの相手をする事を決めたラビ。このアブソルこそが自分にとっての最強のメガシンカポケモン。自分は嫌がるので基本的にメガシンカはさせない、但し、もしもさせなければいけない場合になった場合、バトル後はとことんアブソルの我儘を聞く事にしている。
「あのもういい加減にペロペロは……っておわぁっ!?ああもう分かった分かったから!!」
アブソルは執拗にラビに身体を擦りつけ、顔を舐める。何故そうするか?それはネモの匂いを感じ取っているからである。この前のバトルでネモと話をしたときは隣同士で座った、その際に付いた匂いを上書きしているのである。
「……取り合えず風呂入らんとな……」
「ソル!!」
「……当然のように一緒に入ると?」
「ルル、アブソ」
「はいはい分かりましたよ、お背中お流ししますよ」
この後、一緒に風呂に入った後は共に食事をし、一緒にベッドに入った。その時のアブソルは酷くご満悦だった。
アブソルがヒロインだった時期があったので……その内、後書きにアブソルさんが此処まで懐いた理由書いときます。