週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:奇術師マスカーニャ

「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。本日ご紹介するポケモンさんは此方」

「ゥゥナァァ」

「マスカーニャです」

 

・Mr.M:結婚したい。

・Mr.Mかい?早い、早いよ!!?

・冗談抜きで爆速で笑う。

・誰よりも早かったぞ今の。

・ナンジャモ:まあそういう意味でも人気だからなぁマスカーニャ

・ナモ公がいます!!×80

・キバナ:ビジュアルいいもんな。

・アイリス:それキバナさんが絶対言えないセリフだよね。

・いやアンタもだよぃ

 

「タイプは草と悪の複合タイプ、名前は仮面舞踏会を意味するマスカレードから来ているとされており、その由来通りに仮面をつけているからという説が強いです。背中にはマントのような体毛が伸びており首元には花弁のように開いた全てを含めると分類で言われているようにマジシャンのように見えますね」

「ウゥゥニャァァァアン……」

「はいはい」

「ニャアアアアンッ♡」

 

・倒れるように抱き着いた……

・そしてすげぇ甘え切った声を出しおる……。

・相変わらずクッソ懐いてて笑う。

・Mr.M:うらやましい

・ナンジャモ:君は君で孫を見せられるようにするべきでは?

・Mr.M:ぐはぁぁぁぁ!!?

・急所に当たった!!効果は抜群だ!!

 

「マスカーニャの行動一つ一つはどこか優雅で立ち振る舞いも芝居がかったようなものになっていまして、エンターテイナーな所があります。それは酷く徹底されており、バトルでダウンする時にも大袈裟にお辞儀をするようにします、逆に言うとこれをする事が無いというのは全く余裕がないガチモードです」

「ンニャ?」

「はいはいはい」

 

・今は唯甘え切ってる猫だけど……

・そんなこだわりがあるようには見えん……

・ギャップ萌えって奴か

・いやこの子が単純にヌシ大好きなだけだろ

・まあここのヌシやし

 

「因みにマスカーニャの周囲に浮いているこれ、これはマスカーニャの超能力マジック……なんてことはありません。実はこのマントの裏側の体毛が光学迷彩のように光を乱反射させており、それで身体から伸びている蔦を見えないように工夫している訳です。なのでその気になればワイヤーアクションのような事も出来ちゃいます」

 

・えっそうなの!?

・し、知らんかった……

・でもこれ、ある種マスカーニャのネタ晴らしみたいなもんなんじゃ……

・だったら新しいのを開発しようか。

・鬼や……。

 

「マスカーニャの特性は新緑、夢特性は変幻自在です。ゲッコウガと同じ感じですが、他と一線を画しているのは得意技であるトリックフラワーという技です。これは花粉の詰まった花束爆弾を相手に送り付けて爆発させるという技なんですが……これが冗談抜きでやばいです」

 

・変幻自在なんだ、えっじゃあくそつよじゃん

・初心者向けと称して渡すなよんなの

・トリック、フラワー?

・うわ出た……

・マジ勘弁……

・やめてくれよ……

・えっどしたの?

・ナンジャモ:あ~……トリックフラワーはなぁ……。

・キバナ:なんだなんだどういう事だ?

 

「皆さんご存じの通り、ポケモンの技には様々な性質があります。相手の能力を下げたりだったり急所に当たりやすいとかのあれです、トリックフラワーも唯一無二の性質があるんです、それが……必中と言い換えていい程に極めて当たりやすく命中さえすれば必ず急所に当たるという性質です、もう一度言いましょう、滅茶苦茶当たりやすくて当たったら確定急所です」

「ニャゥンッ!!」

 

・は?

・は?

・おま、ふざけんな!!?

・燕返しにシャドークローとかの完全上位互換!?

・キバナ:そりゃ頭痛覚える奴も多いわな……

・アイリス:ドわっちゃぁ……こりゃ大抵の相手と戦えちゃうんだ

・ナンジャモ:そう、躓き易いスピードタイプとか超防御型にも強く出れる

 

「変幻自在なのもあって技のレパートリーも豊富です。トリックフラワーのほかに花吹雪と種マシンガンとリーフストームと草結び、叩き落とすにイカサマ、不意打ちに地獄突きと悪の波動、トリプルアクセル、じゃれつく、蜻蛉返りに花粉団子、ローキックとけたぐり、波動弾に瓦割、パワージェム、雷パンチ、アクロバット、冷や水、シャドーボール、アイアンテールと取れる手段が豊富にあります。勿論私のマスカーニャは全部覚えてます」

「ウンニャ」

 

・おい、何タイプあるのよこれ

・えっと……13タイプ?

・何の冗談だよ

・キバナ:炎が出来ねぇだけマシだろ

・アイリス:でも氷もあるのかぁ……

・ナンジャモ:シンプルにすっごいねこれ

 

「変化技は宿木の種、挑発、トリック、毒びし、まきびし、身代わり、爪研ぎ、悪巧み、スキルスワップ、トリックルーム、影分身などがあります。とれる手札は極めて多いです」

 

・うわぁ変化技も厄介のばっかやん

・この上であんだけの手札を相手にしないといけない?

・何それ辛い。

・ナンジャモ:ボクも結構苦労したなぁ……。

・キバナ:地面技なくてよかったな。

・アイリス:それ以外豊富だけどね。

 

「マスカーニャはジュカインさんほどではありませんがかなりのスピードを誇ります、それと多彩な技で相手を幻惑し、手品のような技で相手の急所を突くというのは基本です。トリプルアクセルで回転しながらまきびしや毒びしを撒いたりもしますね、テラスタルを踏まえたテラバーストを含めるとそれこそ対応出来ないタイプはないですね」

 

・サラッと悪質なコンボいうのやめてくれませんか

・何それ怖い。

・キバナ:サラッというが、トリプルアクセルにその技組み込むのって難易度高いぞ

・アイリス:うん、しかも回転中だから集中切らしたら凄い隙になるし

・ナンジャモ:ラビ氏の戦術って基本的にやべぇのばっかりだよね。

・オーバ:あいつの育成能力と指揮能力やべぇからこそだな。なぁやっぱり

 

「いい加減に諦めろ赤アフロ出ねぇっつってんだろ、という訳で変幻自在と数多くの手札によって相手に圧を掛けつつも幻惑する奇術師マスカーニャ如何でしょうか」

 

そんな所で配信を終了する。リコ達は目の前で配信を見られて興奮気味で特にニャローテは自分の進化先であるマスカーニャを興味深そうに見ている。するとマスカーニャはリコの前まで行くと……思わせぶりに拳を作ってみせた。

 

「ど、如何したの⁉」

「ンニャァァァァァ……!!」

 

何やら苦し気に手を押さえつけるようにするマスカーニャに困惑するが、直後それは破顔した。ポンという音と共にそこには小さなピンクの花が生まれた。マスカーニャはウィンクしながらそれをリコへと手渡す。

 

「あ、有難う……可愛い花」

「ンニャウ、ミャオ」

「ニャァァアッニャゥ!!」

「ニャ、ニャローテ!?」

「その辺りにしとけよマスカーニャ、あんまりニャローテをからかうな」

 

 

ヌフフフッだって可愛いからつい、ね。ニャローテが自分を酷く観察しているのは分かっていた、自分の未来の姿を見て自分もあんなふうになれるのかという期待となれたらどんなことが出来るのかという不安が同居している顔を敢てからかうのが楽しくてしょうがない。

 

「その辺りにしとけっつの」

「ンニャァアウン……」

 

ラビが言うならそうするけどさぁ……まあいいさ、今度は進化した時にからかってあげるだけの事。どうせ同じ姿になれば負けないと思っているのだろう、そうなりたければせめて……アーマーガアを相手に出来る程度には強くなる事ね小娘。そんな意図を込めてウィンクをするとニャローテは威嚇してくる、そんな姿も可愛いらしい。

 

「ったくお前は煽り屋だな」

 

いいじゃないこの位、それに何か勘違いしているのも面白い。生憎―――はお前さんとは違うんだよ。相手を弄る為に努力しているだけに過ぎないんだよ。まあラビには通じないのがつまらないけどな……童顔めぇっ!!?

 

「ラビさん!?なんで今マスカーニャ殴ったの!?」

「なんかすげぇ腹立ったから」

「ンンニャァァァァ……」

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