週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:ラビVSシンジ

・あれ?

・配信始まった?

・でもなんか画面が……?

・なんか前にもこんなのあったな

・というか何これ、何の文字列だ?

・ナンジャモ:何々……あっこれ古代アンノーン文字列だね

・ナモ公がいます!!×140

・えっ古代言語なん⁉

・あの主マジで何が出来ないんだ……

・キバナ:いや古代アンノーン文字は割とメジャーで分かる人は多いぞ

・アイリス:私も少しなら分かるよ、ドラゴンの伝承は古いのも多いからね

・シロナ:だけど綺麗な字体ね、書き慣れてるのかしら?えっと……今回は趣向を変えてとある方とのバトルを配信させて頂きます。

・ナンジャモ:なお、アンノーン文字にしたのはただの趣味です、趣味かよ!?イラストレーターの趣味じゃぬぇ!!?

・いいツッコミだ。

・シロナ:いい趣味ね

 

「さて、それではルールは如何しましょうかねぇ」

「公式戦のルールで行きましょう。互いにポケモンは3匹、交代は自由」

「いいでしょう」

 

・サトシ:あれ、シンジじゃん!!

・えっあのシンジ!?

・ハイパーボール帯でも特に安定してるあの!?

・シンオウリーグだとすげぇバトルした……

・またすげぇのが来たって言いたいんだけどさ……

・うん、これまでがこれまでだからホント驚きにくい

・不憫だ……

 

「それじゃあ、GOフォレトス!!」

「フォゥ」

「フォレトス、ならばファイアローバトルスタンバイ!!」

「ファアアアアアイア!!!」

 

・フォレトスとファイアローって……

・相性ゲロヤバヤンケ!!?

・サトシ:的確に苦手なのをぶつけて来たなぁ……

・シンジの十八番だな……的確に得意をぶつける

・ある意味基本に忠実だよな……

・一番勝率高いからなこれが

 

「ニトロチャージ!!」

 

一気に燃え上がりながらも加速していくファイアローの体当たり、それをフォレトスはじっと動かずに見つめていた。そして間合いに入った段階でそれを発動させる。

 

「高速スピン!!」

「フォフォフォフォフォフォ!!!」

 

高速回転を始めるフォレトスだが、その回転速度は尋常な物ではない。空気の渦を作り出して小さな竜巻を生み出してしまう程の物だった。ファイアローはそのまま突撃するが、空気の渦に阻まれて奥へと届く事は一切なかった。

 

「流石に手堅い、ならば炎の渦!!」

 

素早く指示を変更、炎を吐き出して竜巻を火炎の竜巻へと変貌させようとした。だがフォレトスは即座に回転方向を反転させると炎の渦を打ち消してしまった。

 

「回転に合わせての炎の渦、悪くはない―――だけど技を止めてしまうのは頂けないな、まきびし!!」

「フォフォフォフォフォフォフォフォ~!!!」

「ファイイイイイッ……!?」

「なんだと!?」

 

回転の中から無数に飛び出してきたまきびし、それは本来フィールドに向けて撃ち込まれる物でそれが主流。だが高速スピンの回転力のままに打ち出されるそれは最早対空砲と遜色なく、ファイアローの身体へと突き刺さっていく。だがシンジはそれだけに驚いている訳ではない。

 

「毒だと!?まさか毒びしまで混ぜて、いやこれは……!?」

 

ファイアローの身体が毒々しい色に一部染まっていくのを見て、自分もよく使う毒びしが撒かれていたことに気づいた。高速スピンに此処まで複数の技を組み込んでコンビネーションとして成立させる、矢張りこの人はトレーナーとして超一級品であることを自覚せずにはいられないが、シンジは思考を続ける。

 

「ファイアロー、高速スピンを打ち破れ!!ブレイブバード!!!」

「ファアアアアアアアアアアアイアアアアアア!!!」

 

紅蓮の炎を青く染めながら、ニトロチャージで得た加速力を利用して一気に突撃していくファイアロー。まだまだ続く高速スピンに突撃、激しい激突音と空気を切り裂く音が響き渡る。だが遂にブレイブバードは高速スピンが生み出す竜巻を突破してフォレトスを吹き飛ばす事に成功した。

 

「フォォ~……」

「まだだ、フレアドライブ!!」

「重力」

「フオオオオオ!!フォッ!!」

「ファ、ファイッ!?ファアアアアッ……!!」

「光優先で両壁」

 

・ファイアローが技を出せてない!?

・シロナ:重力の影響ね、重力は飛行タイプを地面に落とす、これは比喩的な表現じゃなくて直接地面に落として地面タイプの技も通用するようにするって言う意味がある。

・ナンジャモ:慣れてないと飛行タイプのポケモンは動けなくなっちゃうんだよなぁ……

・サトシ:飛べたとしてもかなり超低空で地面から少し浮いてる程度になっちゃうんだよなぁ……

・ああそうか、高高度を得意としていればいる程にキツいのか!!

・エッグ……

 

「くっ、ファイアロー、火炎放射!!」

「耐えてからボルトチェンジ」

 

・だけどここで火炎放射……

・動けないならそれでも打てる技をか

・サトシ:さすがシンジ、頭の回転が速い。だけど

・耐え、てる!?仮にも4倍を!?

・こりゃ光の壁を最初に張ったか……

・そしてそこからボルトチェンジ!?何この美しい流れ……

・ダイゴ:流石に隙が無いね

・アイリス:ああっファイアローが……!!

 

「ファイアロー、戦闘不能です……戻れファイアロー、悪くないバトルだったぞ」

「さて、ボルトチェンジの効果処理です。お次は……GOアシレーヌ!!」

「きゅううんぬ」

 

シンジは自分はこの人を舐めていたのかと内心で汗をかいた、そんなつもりは毛頭なかった。だが自分とて各地のリーグを回り、ジムリーダーとしての推薦を受けたりしてハイパーボール帯に座する一人として実力がある自負があった。フォレトスに対するファイアロー、普通に考えれば大正解の筈……だがファイアローはほぼ何も出来ずに敗北した。それどころか盤面をほぼ完璧に整えられてしまった上にフォレトスを持っていく事すらできなかった。

 

「(まきびしに毒びし、更にこれは……ちっステルスロックまで撒かれているだと?そうか、ステルスロックを竜巻に乗せて高速スピンが終了すると同時に設置されるようにタイムラグを付けていたのか……更に光の壁とリフレクター、そして重力……たった一匹に此処まで翻弄された事は初めてだ……面白い、それすらも力にしてやる)メタグロス、バトルスタンバイ!!」

 

・次はメタグロスか!?

・ああっステルスロックが!!そして重力でまきびしが!!

・シロナ:鋼タイプだから毒にはならないけどこれは厄介ね……

・キバナ:これ、実質的に交代を封じられたようなもんだぞ

・アイリス:毒びしも厄介ね、多分猛毒になるレベルに撒いてるだろうし……

・サトシ:出来るだけ長引かせて重力が消えないと飛行系も出せない

・ウっわぁ……想像以上にエグいわぁ……

・オーバ:どんだけ出たくねぇんだよあいつ

 

「交渉したきゃせめてテメェで来い赤アフロ」

「メタグロス、コメットパンチ!!」

「メタアアアア!!!」

「受け止めてから一本背負い!!」

「きゅうううんぬぅんっ!!!」

「メ、メッタァァァァッ!!?」

「何ぃっ!?」

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