週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:アシストタッチアブリボン

「そんな事を態々私に相談しなくても……学校の先生とかにご相談するのがいいのでは、お二人とも学生な訳ですしそういった事はアカデミーならよくあるでしょう」

『誰かに聞かれたくないんですよぉ!!』

 

仕事をしている最中にスマホロトムがまた鳴った、案件かなぁと思ったが掛けて来たのはアオイだった。もしかしてもう次のヌシとかに挑むのかな、と思ったのだが如何やら違ったらしい。相談したいのはペパーに関する事だった。マフィティフも元気になってきてペパーも明るくなってきたのだが、如何にもペパーと上手く接することが出来ないと相談を受けてしまった。

 

『そ、それで一番信頼が出来るのがラビさんだと思って……!!』

「そう言われて悪い気はしないんですけど、もう直ぐ29で三十路手前のおっさんに少年少女の青春の相談役になれというのはハードルが高いですよ。高いので潜っていいですか?」

『いやちゃんと跳んでくださいよ!?さり気無く断らないでくださいお願いですから!!』

「それこそ同性のネモさんとかで良くないですか?」

『ネモに相談していい答えが貰えると思えるんですか!?貰えるのはバトル関連だけですよ!!』

「なんという物いい……」

 

と思う一方で確りと的を射ているので何とも言えなくなった。確かにネモが恋愛相談でいい感じの答えを出してくれるとは思えない……それは自分も同意見、だからって自分に相談する事も無いだろうに……。

 

「自慢じゃないですけど私は女性との交友関係は全然ありません、あったとしても仕事だけです」

『ええっ嘘だぁ!!?』

「こんな事で嘘なんてつきませんって……親からもなんか見合い写真が来てうんざりしてる位ですよ、まあ親にはアブソルとかが切り刻んだ見合い写真(それ)を見せて黙らせてますけど」

『怖い!?』

 

アブソルは何故か見合い写真の意図を完全に理解している、故にか見合い写真を見つけ次第に満面の笑みで切り刻んだり爪とぎなどに使っている。

 

「というか今のペパーさんはマフィティフさんの事が最優先でしょうし、遊びに行くとかはマフィティフさんに気が引けてしまうでしょう。でしたらマフィティフさんにも関係する事で誘うというのが一番の妥協案ですかね……」

『と、問ういうますよ!?』

「何語ですかそれ。調理器具ですよ、秘伝スパイスを調理するのですからそれなりの調理器具やらも必要でしょうし外で調理をする訳ですから屋内で使う物に比べたら消耗も早いと思います。ですからそれを見に行くという口実で誘うのは如何ですか?……あれ、もしもしもしもしもし、アオイさん?あれ、電波悪い?」

 

と、スマホロトムを確認しても電波は問題ない。するとハルトの声が聞こえてきた。

 

『あれ、アオイの奴スマホロトム忘れてんじゃん』

「ハルトさんですか?」

『んっラビさん?あれなんでラビさんと電話?』

「ああ、アオイさんがペパーさんとの青春を謳歌したいという相談を何故かおっさんにしてきたんですよ」

『あ~……納得です。なんかあいつどっかに飛び出していきましたよ、それだぁぁぁ!!とか叫びなから。あとラビさんはおっさんには見えないですよ』

 

 

 

 

「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。本日ご紹介するポケモンさんは此方」

「リィッ」

「アブリボンさんです、虫ポケモン好きって言われることが多いので思い切って虫ポケモンにしました」

 

・おっ~妖精感満載な

・というかまんまフェアリーだしな。

・おとぎ話の妖精役ちっすちっす。

 

「アブリボンさんは虫とフェアリーの複合タイプです。進化前のアブリーさんは人やポケモン、植物などのオーラを感じ取る事が出来るそうでそのオーラの色や明るさを頼りに花を探し、蜜や花粉を集めているんですが、このアブリボンさんも同じように様々な花の花粉や蜜を集める習性があります」

 

・ザ・ポケモンって生態だな。

・うんうんこういうのでいいんだよって安心感。

・でも見た目は可愛いから平気。

・愛嬌あるもんな。

・普通に可愛い

 

 

「これらを纏めて作る花粉団子はアブリボンさん達の食料になるだけではなく、眩暈や麻痺の効果を持ったものをバトルの時には投げつけたりもします。しかしリラックス効果のある花粉団子もありまして、それらは高価なサプリメントにもなってたりします。そしてアブリボンさん達は雨が降ると飛ばないので、アローラではアブリボンさんが空を飛んでいる間は晴天が続くと言われています」

 

・利用価値高いなぁ。

・思いの他、人間にも関わりがあるポケモンだ。

・人の生活に根付いてるなぁ

 

「そんなアブリボンさんですが、虫とフェアリーというタイプはお互いはカバーしていないのでやや弱点が多めではありますが無効タイプが一つと4分の1に抑えられるタイプが一つありますので意外とやれるタイプです。特性は蜜集め、鱗粉、夢特性がスイートベールです。蜜集めはバトル後に甘い蜜というポケモンさんも人間にとっても大好きなアイテムを持って来てくれます」

 

 

・意外とやれると思いきや蜜集めかwww

・まあ生態を思えば……

・納得がいくか……

 

「鱗粉は技の追加効果を受け付けない、アイアンヘッドによる怯みやほっぺすりすりによる麻痺も無効化出来るという中々な特性。しかしこれはあくまで追加効果、催眠術や鬼火と言った直接相手に影響を与える技には効果を発揮しないのでご注意を。スイートベールは眠り状態にならないという物で、あくびや催眠術を完全に封じられます。因みにこの特性はフィールドに出ている味方全体に影響するのでダブルバトルなどでは活躍が見込めますね」

 

・鱗粉つよ!?

・えっ不確定要素が無くなるって嬉しくね!?

・てんめぐメブキジカ、頭突き、怯み、ループ……

・てんめぐキッス、電磁波、エアスラ、怯み……

・それ以上いけない。

 

「そんなアブリボンさんの技ですが、最強クラスの変化技である蝶の舞を習得できます。蝶の舞は特攻、特防、素早さを纏めてあげるという破格な技。これによって火力と防御を確保しつつ、相手を攻撃しながら回復できるドレインキッスで耐久を維持、更に蝶の舞を、技を喰らえばドレインキッスで回復、という回復技の恐ろしさと積み技の恐ろしさを良い所取り出来てしまいます。ドレインキッスはドレインパンチやギガドレインと言った吸収技の中でも回復量が多いのも特徴です」

 

・いや強いなおい!?

・何その反則級の戦術。

・えっこの子だけでよくない?

・蝶の舞でドレインキッスの威力も上がんだろ?いや怖いな!?

・フェアリーじゃなくてデビルじゃねえか!?

 

「蝶の舞で上がるのは特防であって特殊技には強くなりますが物理技に強くなるわけではありません。なので強力な物理アタッカーには強く出られないという欠点もあります。ですが、そこは立ち回りとこの技を使ってみても良いかもしれません、それがバトンタッチとアシストパワーです」

 

・うわでた

・積み技覚える奴の定番コンボ

・というか蝶舞アシストパワーはダメだろ!!?

・威力どうなんだよ!?

・????

・アシストパワー is 何

 

「アシストパワーは自分の能力変化に応じて威力が上がる技なのです。なので蝶の舞を使ったら一気にアシストパワーの威力も跳ね上がりますね、アシストパワー自体も特殊技ですから余計に。蝶の舞とドレインキッスで威力と回復を両立し、大火力が欲しくなったらアシストパワー、そして上がった能力を更に生かしたいなら更なるエースにバトンタッチで繋ぐ事も出来ます」

 

・じゃあ例えばシャンデラがその先になったら?

・焦 熱 地 獄

・知らないのか、火力お化けが更に火力お化けになる。

・脚が遅い奴に繋いでも良いしな。

・敢えて耐久ポケモンに繋いでも面白いかもな。

 

「可愛い妖精さんかと思ったらとんでもねぇ火力を発揮する小悪魔系、それこそがアブリボンさんです。あっすみません小悪魔とかいってマジですんませんでしただから無言で蝶の舞をするのはやめてくださいお願いします」

 

・ヒェッ

・ニッコリ笑顔で蝶舞するアブリボン

・何も考えずに見たら普通に微笑ましい光景なのに……

・さっきの話を聞いてしまったから

・もう恐ろしさしか感じなくなってきたわ。

・アシストパワーコースかな

 

尚、配信を終わらせた後にアブリボンの無言圧力に負けて花屋さんでアブリボン好みの花を買う事になってしまった。

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