週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:稲妻駿馬ゼブライカ

「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。本日ご紹介するポケモンさんは此方」

「ラァイイイカッ!!」

「ゼブライカです」

 

・おっ?カッコいい!!

・えっ可愛いじゃない?

・どっちともとれる絶妙な顔立ちしてやがる……

・ナンジャモ:ボクは可愛い派

・キバナ:オレ様カッコいい派

・アイリス:私どっちも派

・カミツレ:私美麗派

・ナモ公が―――って遂にカミツレ様が来たぁぁぁああ!!?

・もうナモ公とかどうでもいい!!

・ナンジャモ:えっちょ酷くね!?

 

「ゼブライカは電気単タイプのポケモンさんです。進化前のシママさんをそのまま大きく凛々しくしたと言えば伝わってしまう程に分かりやすいです。たてがみ部分が背中まで生え、稲妻のような形をした尻尾と繋がったりもしています」

「ラィィィイ?」

 

・ヌシの脇の間に頭突っ込んでみてる、可愛い……

・可愛くもあってカッコ良くてきれいとかズルい……

・どれか一つぐらいくれよ

・主にカッコよさをくれよ

・なんか悲痛だな……。

 

「ゼブライカはシママさんと同じく心臓の鼓動で発電を行う事が出来て、心拍数の上昇に伴って電圧も上昇していきます。これ以外ですと自然の雷や静電気で起きる電気を取り込む事で電気エネルギーを確保する為か乾燥して落雷の多い土地に多く生息しています、雨雲が空を覆うと大量のシママの姿が見られるのはイッシュでは風物詩に近いものとして見られてます」

 

・へぇ~そういう感じなんだ。

・外部からも確保できるのは面白いな。

・いざって時は他の電気タイプから分けて貰ったりしてるのかな。

・電気タイプは電気をコミュニケーションツールにするからなぁ

・ウチの腎臓はピカチュウとよく電気で喋ってるわ

・腎臓……?

・デデンネが腎臓に似てるコメントなんてもう覚えてる人いねぇだろwwww

 

「ゼブライカの最大の特徴はその電力ではなく瞬発力です、それは稲妻のようで加速力ではポケモン界でも上から数えた方が早い程です。あと、整っている顔立ちをしているので気性は大人しい方だと思っている人は多いでしょうけど気性はかなり荒い方です。怒らせると四方八方に電撃を放つので気を付けてください。モデルのカミツレは背中に乗ってる?あれは確りとした信頼関係を築いているからこそ出来るんです、有名人が出来るなら自分も出来るなんて世迷言を宣うのだけはやめてくださいね」

 

・そんなに速いの!?

・カミツレ:速いわね、トップスピードという意味だとゼブライカより上のポケモンは数多いけど加速力という意味合いではゼブライカはトップ層の中でも確実に上位に入るわよ。

・それって一般的には最上位と言っていいと思うんですけど

・ナンジャモ:そんなに凄いんだ……ゲットしたいけどパルデアに居ないからなぁ……

・何ナモ公、カミツレ様の人気に肖ろうとしてるの?

・芸人として恥ずかしくないのか!!

・ナンジャモ:ラビ氏が紹介してくれてる電気タイプは極力ゲットして研究したいんだよねぇ

 

「ゼブライカの特性は避雷針、電気エンジン、夢特性が草食です。この子は避雷針です」

 

・電気引き寄せ、電気で素早さアップ、草で攻撃アップか。

・なんというかダブル向きな印象のある特性だな。

・ブルベリ学園では活躍できそうだな。

・というかイッシュはトリプルとかいう魔境があるからなぁ……

・ホントそれな。

 

「トリプルとかローテーションは私としてはもう懲り懲りなんですよね……考える要素があり過ぎて、まだローテーションバトルはなんとかなりますけどトリプルバトルはキッツいです」

 

・流石の主でもキッツいのか……

・ダブルでもやべぇのにその上だもんなぁ……

・絶対俺無理な自信あるわ

・カミツレ:あら、あなたトリプルバトル大会で優勝してなかった?

・アイリス:してたね、というか相手はアデクさんじゃなかったっけ?

・えっ!?

・何、まだチャンピオンに勝ってたの!?

・アイリス:いやその時はもうチャンピオンじゃなかったよ。

・ああそう、それでもやべぇよ!?

 

「あんなのただのシングルバトル戦術ですよ、バトルフィールドを三分割してその領域に入って来たポケモンを迎撃してただけです。アデクさんにはユニークな戦術だな、とか言われましたけど、トリプルバトル専門トレーナーからしたら邪道極まりないとか言われましたよあれ」

 

・あ~成程!!此処に来たらこれ、あっちはそれで分担したんだ

・頭良くねこれ?普通にいい戦術だと思うけど

・カミツレ:トリプル勢は呼吸の暇も無い位に目まぐるしくて激しいバトルこそがトリプルバトルの醍醐味にして最大の魅力って言うのがいるのよ。まあ分からなくもないんだけどね

・あ~……まあ、一定の領域って決めてかかられたら真逆なことされたようなもんだからか

・でも、専門じゃないトレーナーにそれ言うのも可笑しくね?

 

「まあそれは置いておくとしましょうか。ゼブライカは矢張りその加速力が魅力、私のゼブライカはその加速力を生かした緩急をつけた戦いを得意としまして、影分身からの高速移動を使って、敵に移動させない、照準を定めさせない、技を使わせない戦いを得意とします」

 

・つまり……相手に何もさせない?

・何それエグい

・カミツレ:あら出来るのね。スピード勝負電気タイプにとって至上の戦術よ

・ナンジャモ:電気タイプってスピード出る子多いからね、ボクも考えた事あるけどいまいちあわなかったんだよね、出来ると言えばできるんだけど

・出来るのかよ!?

・まあ腐ってもジムリーダーやし

・ナンジャモ:腐ってか、熟成して美味しくなるって意味なら喜んで受け取るよ

・ナモ公の対応スキルが上がってます!!

・ナンジャモ:そりゃあんだけ言われりゃいやでも覚えるっつの。

 

「技としてはサンダーダイブ、ワイルドボルト、雷、10万ボルト、ボルトチェンジ、エレキボール、エレキネット、けたぐり、10万馬力、地均し、ニトロチャージ、オーバーヒート、草分け、電光石火、フェイント、我武者羅、スマートホーン、シグナルビームなどがあります」

 

・あっ思ったよりラインナップいいじゃん。

・結構範囲も広いし……役割も果たせそうだな。

・電気が挫け気味な岩にも有利取れるしな

・なんか電気に対して岩出す奴多いよな。

・まあ地面が無効属性持ちやし、近しい岩がそう思われても可笑しくはない。

・ヒョウタ:だとしてもラムパルドを出したらもう負けた気持ちになるのは違うと思うけどね

・それ、絶対タイプ相性じゃなくてラムパルドパワーに対する絶望っす

・俺もそう思います

 

「変化技としては挑発、充電、電磁波、電磁浮遊、怪電波、身代わり、吠える、バトンタッチ、光の壁、サイドチェンジ、堪えるなどですね。個人的にはサイドチェンジがお勧めです」

 

・中々なラインナップ、自己強化系が少ないのが残念だけど

・まあ高速移動と影分身あるし良い部類じゃない?

・身代わりバトンタッチできるのは良いなぁ……吠えるあるのもいい。

・でもサイドチェンジ?

・どんな技だっけ、そして何でおすすめ?

 

「サイドチェンジは基本的にダブルバトルに用いる技ですね、自分と味方の位置を入れ替えるという物です。これは先制技でもあり、疑似的なテレポートとしても機能します。ダブルバトルで相方が素早さの遅いポケモンで……ダイオウドウさんだったと仮定しますね、ゼブライカが加速力を生かして突進、相手の目の前まで来たところでダイオウドウさんにアイアンヘッドを指示し、すかさずサイドチェンジをしたら―――どうなります?」

 

・キバナ:そういう事かよ、ダイオウドウが突然目の前に現れてアイアンヘッドをぶち込む、機動力がないダイオウドウにとっては相手を射程距離に入れるまでが勝負だからな、一気にブチ抜けるって訳か

・ナンジャモ:あれ、じゃあさ、後方でわざと気合パンチを溜めさせてからサイドチェンジもあり?

・カミツレ:普通にありね、気合パンチは当てられば大きいけど代わりに溜めが必要。それを補うには十分有効な戦術ね。

・待って!!じゃあさ、仮にこれゼブライカが地面技受ける時にサイドチェンジして土食のミミズズに代わりに受けさせるのって言うのもありな訳!?

・カミツレ:いいカバーの考え方ね、弱点を逆転させて体力を回復する、良い発想よ

 

「技一つ、特性一つ、習性一つでポケモンの価値は大きく変貌します。ポケモンバトルに勝つ為には勝敗の分析も大切ですがトレーナーの努力は決して欠かしてはいけません、時には好きなポケモンではなく勝てるポケモンを選択せざるをえない時もあるでしょう。だからこそ私達もポケモンと共に歩み、成長して、考えてください、そしてその時は胸を張っていってください。自分はポケモンと、一緒に歩んでいると―――すいませんゼブライカの事から随分と脱線してしまいましたね、失礼致しました」

 

・……いやすげぇ感動した。

・うん、なんかこう、嬉しかった。

・そうだよな……トレーナーも努力しないとダメだよなぁ……

・ポケモンに新しい技を覚える為の特訓ばっかりさせたかも……

・俺、久しぶりにスクールの教本引っ張り出すわ

・俺も!!久しぶりに教えTVからやり直す!!

・すげぇ懐かしい名前が聞こえた気がするwww

・あったあった教えTVwww今もやってんのかなwww

・キバナ:なんだ良い顔の奴らが増えたな、見えねぇけどな

・アイリス:ホントだねwww

・カミツレ:何を言ってるの?見えるじゃない、ネオンのように輝く表情が

・ナンジャモ:流石ラビ氏、人の心の動かし方を分かってらっしゃるwww

 

「私は何もしていませんよ。大地を稲妻が如く疾走し支配する駿馬ゼブライカ、如何でしょう」

 

 

 

そこで配信を切る、そして顔が赤くなっているのを隠せていたかをロトムに確認するとなんとか顔の紅潮は隠せていたらしい。恥ずかしい、自分が何を説教しているんだか……自分で自分に呆れてしまう。そう思っているとゼブライカが頬を舐めた、その顔は少しだけ煽りとからかいがあるが、カッコ良かったぞと言いたげだ。

 

「……相変わらず不敵な奴だ」

 

背中へと乗る、そのまま駆け出していくゼブライカ。速い、だが自分を気遣ってくれている加速で風が心地よくて良い。ペンドラーばかりだった事への当てつけなのか、ワザとらしくペンドラーの隣を駆け抜けてドヤ顔をかました。

 

「おいペンドラーに喧嘩売るなよ、追いかけられ―――「ペドオオオオオオ!!!」言わんこっちゃねぇ……」

「ラッラララララ♪」

「良い性格してるよホント、そぉら、稲妻が如く駆けろゼブライカァ!!」

 

 

 

私の背中に深く跨り掴まり直したラビ、本当に難しく考える奴だ。お前は直感が鋭いくせに様々な事を考える、それでより深く知れているともいえるがそれでは疲れるだけだ。偶には短絡的に動け、私のようにな。

 

『シマママママァ!!!!』

『あれは、さっきのシママか!?』

 

彼との出会いはイッシュ地方、私が不意を突かれてガマガルに襲われて怪我をした時だった。何とか追い返す事は出来たがダメージで動けなかった所をラビは救ってくれた。その礼に、奴が森で縄張り争いに巻き込まれた所を救ってやったのだ。

 

『助けてくれようとしてくれたのは有難いけどさ、もうちょっと自分の実力というか相手の事も確りと見ような?』

『マァ……』

 

す、救った事に変わりはない!!ウムッ救ったのだ!!そして私はそこでラビの仲間となった。以来、彼の仲間として頑張っている。どうやら私は侮られやすいのか馬鹿にされる事も多い、それをラビと何度も蹴散らしてやった、ムーランドと一緒になって馬鹿にされた時は一緒になって怒った物だ。懐かしい日々だ……。

 

「ペドオオオオオ!!!」

「流石に最高速じゃ負けるか、ならコーナリングだゼブライカ!!」

 

応ともよ、私はお前の指示であるならばどこまででも駆け抜けよう!!ってあらぁ!!?

 

「……地面はちゃんと見ような」

「ブ、ブラァ……」

 

お前が小回りを生かせと言ったせいだろうが……たわけ。

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