週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:雪隠怪奇ユキメノコ

「皆さんこんにちは、今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。本日ご紹介するポケモンさんは此方」

「メェコココッ……♪」

「ユキメノコさんです」

 

・キバナ:また氷かよ!?オレ様に対しての嫌がらせか!?

・アイリス:私に対しても辛いよ~

・Mr.M:結婚したい。

・おう好い加減にせえよ

・見境なさ過ぎてドン引きだぞ

・この前記事になってたぞMr.M

・Mr.M:えっ

・あっマジであった、エンジョイポケモン放送局における色物リスナーってなってるwww

・Mr.M:なんでだ!?

 

「ユキメノコさんは氷とゴーストの複合タイプです。見た目は白い着物に赤い帯を纏った女性にも見える姿をしていますが実際にユキメノコさんはメスのみの個体に限られます、そして一見すると人と同じ体形をしているようにも見えますが……」

「メノォッ……///」

「このように胴体という物は存在せず空洞となっています、なので腕も頭から直接伸びているんです。基本的にはオニゴーリさんと構造的には同じなんです」

 

・えっそうなの!?

・普通に人型だと思ってた……

・Mr.M:恥ずかしいのか顔を赤らめている姿、可憐だ……結婚したい。

・まあでも実際なんか妖艶さって奴はあるよな。

・シンオウ勢としてはこいつの怖い話とか知ってるから見た目だけで好きとは言えないなぁ……

・同じく……。

 

「その見た目から雪国は怪談の一つである雪女と呼ばれる事があります。あとよく勘違いされがちですが白いギザギザの部分は口ではなく、マスクに近いです。その下にちゃんと口があります。その口からはマイナス50℃の冷気を吐いて凍らせる力があり、縄張りへ入り込んだ人間やポケモンの内、気に入った者は氷漬けとして棲家へ持ち帰って飾るという、雪女さながらの恐ろしい趣味を持っています。酷い吹雪の晩には好物である魂を狙って人里へ下りて来るという話もあります。貴方が雪国を訪れたとしても、ノックされても決してドアを開けてはいけない……なんて事もあったりします」

 

・ひぇっ……

・怖い面も確りあるのがゴーストらしいなぁ……

・凍らせて持ち帰って飾る……ヤンデレかな?

・ヤンデレにしても尖り過ぎでは……。

・氷柱かな。

 

「さてユキメノコさんの特性は雪隠れ、そして夢特性は呪われボディです。さてこんなユキメノコさんですが中々に素早くてゲンガー並のスピードを発揮します、そのスピードを遺憾なく発揮してドラゴンキラーとしての活躍も期待される一方で氷タイプの弱点である格闘を完全に無効化してくれるゴーストタイプを持っているのでかなりいい複合タイプをしていますね。攻撃面に目を向けてみてもタイプ一致技だけで大半のポケモンに等倍以上を取る事が可能です」

 

・雪で回避アップ、接触攻撃で確率技封じか

・そうか氷とゴーストって攻撃の面だと相当にいい組み合わせなのか。

・キバナ:そう、氷って攻撃に回るとマジでやばいんだよなぁ……

・アイリス:ドラゴンにとって最大の敵だもんねぇ~……

・ナンジャモ:それじゃあ氷とゴーストメインでいいのかな。

 

「と言っても完全なアタッカーを任せるには少し辛い所があるので、此処はゴーストタイプのトリッキーさを加えて戦っていきたいですね。氷タイプとしては鬼火が使えるというメリットもありますからそれもうまく使いましょう。加えてオニゴーリさんと同じく、攻撃と特殊の能力が拮抗しているので特殊も物理も行けてしまいます」

 

・つまり、両刀……!?

・Mr.M:クッやめろ、どれだけ俺を狙い撃ちにする気だ!!

・してねぇだろ

・つうかやっぱりおめぇそっちもいける口か

・ただの変態じゃねぇか。

・まあそもそもポケモンに結婚したいと言ってる時点で大分見境ない

・一種類だけならともかく、色んな奴にいってるもんな。

 

「覚える技は氷の息吹、絶対零度、冷凍ビーム、吹雪、凍える風、トリプルアクセル、氷柱落とし、アイススピナー、冷凍パンチ、氷柱針、雪雪崩、氷の礫、シャドーボール、祟り目、ポルターガイスト、10万ボルト、サイコキネシス、ウェザーボール、草分けなどですね。変化技としては鬼火、電磁波、怪しい光、挑発、金縛り、すり替え、まきびし、道連れ、身代わり、両壁にオーロラベール、嘘泣き、甘える、影分身、守る、痛み分けでゴーストタイプも入っている影響に中々に多彩です」

 

・氷、ゴースト、電気、エスパー、ノーマル、草か

・でも変化技も豊富だなぁ……流石ゴースト込み。

・こりゃ相手を絡めとる系ですなぁ

・確かにこれ相対したらキッツいな、キバナ氏が嫌な顔するのも分かる

・キバナ:いやっつうかな……シンプルに大変なんだよ

・アイリス:後続の管理とか技のリソース管理とかねぇ……

・苦手なタイプ相手だとすげぇはっきり出るもんね。

 

「これはユキメノコさんだけに言える事ではありませんが採用したい場合には他にもゴーストタイプを複合したポケモンも多いですからそれらとちゃんと情報を比べてからにした方がいいですね。火力が欲しいならシャンデラさんが、更なるスピードが欲しいならドラパルトさんが、と言ったようにですね。パーティの方向性は貴方にしか決められませんから」

 

・う~ん確かにそうだな……。

・ゴーストタイプが欲しいなら他でもいいし、氷って結構扱いが難しいもんな。

・使いこなせたらやべぇタイプ筆頭ではあるよな、対抗馬はエスパー、異論は大歓迎。

・エスパーはある種の無法だろ、ジム巡りでエスパータイプがあったら一番警戒するもん

・言えてるwww

・でもさ、これっていいの?

・何がさ。

・だって、ヌシは今までPWCSに出る気なかった訳じゃん?でも出るって決めたらさ自分の手持ちのデータを開示してるようなもんじゃん、自分からフリに突っ込んでるようなもんじゃね?

・シキミ:あ~……確かに、そうですね、完結する前から全部の設定資料集を自分から設定公開してるようなもんですもんね

・ナンジャモ:って事はラビ氏これ止めた方がよくね?

・以前みたいなハラバリーとヤドランのあれみたい奴でもいいんだぞ。

 

「ご心配有難う御座います、しかしこれは私の趣味でやってる訳ですからお気になさらず。というか別に私の戦術を大公開してる訳でもないですし、この程度で勝った気になられるのも癪に障りますね。だってそれ言ったらなんでエキシビションマッチでユウリさんは既に情報開示済みのアーマーガアにレジアイスという伝説で対抗してるのに負けたんですか?って事になるでしょ、そういう事です」

 

・つまり、この程度で俺が負ける訳ねぇだろ舐めんなよ、ってか

・なんだろう、全然腹が立たないんですが

・だって実力が確か過ぎるもんこの人。

・ナンジャモ:ボクだって配信でなんどもバトルしてるのに紹介済みのポケモンにぼこぼこされたりするからなぁ……

・あれ、真にやべぇのってヌシのトレーナーセンスでは?

・今更過ぎひん?

 

「まあという訳ですので皆さんご遠慮なく、存分に楽しんでください。これをもとに対策を練って来るなんて想定済みですしだったらその上を行くか真正面からブチ破ればいいだけですし、というかウチのバ鴉は平然とそれやりますから、あいつそういう奴ですから」

「ガァァッ!?」

「呼んでないから、というかお前はお前でバ鴉を自分を指してることを認めてんじゃねぇよ」

 

・ギャアアアアアーマーガア!?

・まあうん、こいつはそういう奴だよな

・そうか、ヌシと戦う=こいつとも戦わないといけないのか……

・ガラル民にとって地獄の始まりじゃねぇか……

・キバナ:ガラル中の傷になってるもんなあいつ……

・ユウリ:私は勝ちたいですけど?

・アイリス:だからそれが希少だって言われてるんだよ

 

「さて、雪上に佇みながらもその美しさで相手を惑わし冷気で敵を砕くユキメノコさんいかがでしょうか」

 

・個人的に採用したい、キバナ氏に対する圧的な意味で

・メロン:やったりなやったりな

・キバナ:おいばかやめろ、なんてオレ様にそんな当たり強いんだよ

・だってイケメンだし

・トップジムリーダーだし

・打倒は当然だし

・美形はタヒねぇい!!!

・キバナ:うぉい俺に対する妬みじゃねぇかそれ!!

・でもゴーストで幅って広くなるんだなぁって思った。

・個人的にはオニゴーリよりこっちの方が好みかなぁ

・スピードあるもんな

 

 

 

今回はちゃんとこの辺りで配信を切る、流石にお知らせなどはない。ユキメノコは終わるのを確認するとホッと胸を撫で下ろすように息を吐いた。緊張していたのだろうか、オレンの実を手渡すと少しだけ驚いたようにしつつも身なりを正しながら綺麗なお辞儀をしてからオレンの実を手に取って去っていく。

 

「う~んやっぱり動きがジョウトの舞妓さんに似てるよなぁ……」

 

ゲットした時はかなりのイケイケで負けん気も強く、気性も荒かった筈なのだが……進化してからは急激に御淑やかになった。目覚め石をくれた舞妓さんを真似ているのだろうか。

 

 

「メ、メノォッ……?」

 

ラビの前から消えてからこっそりと木の影からラビがもう此方を見ていない事を確認すると一際大きな息を吐いて思わず地面に降りた。そんなユキメノコにアローラキュウコンがお疲れ様、と労うように追加の木の実を持ってきた。他にもチラチーノやサーナイトと言った女子メンバーがユキメノコの頑張りを称えていた。

 

「チィ~ラ」

「コォオン、キュウウン」

「サナ、ナァァナ」

「メキィィィッ……メノ」

 

やっぱり御淑やかにするのって大変だねぇ……とユキメノコは口調を崩して皆の励ましを受け取った。ユキメノコはユキワラシの時は自分が一番強い!!誰にも負けない!!と言いたげな性格で群れのボスでもあったのだが……このままでいいのだろうかと、と思った時に自分の進化形であるユキメノコを連れたジョウトから公演の為に来たという舞妓さんと遭遇。そこで見たユキメノコと舞妓さんに憧れて、彼女らのような御淑やかな仕草をするようになった。

 

「メェェノ……ユッキィ」

 

少しでもあの時のユキメノコと舞妓さんのようになれただろうか……いやきっとまだまだな筈だ、もっともっとも頑張ろう!!そして何時か―――いやいやいやいやいやっわ、私にラビは不釣り合いなんだから!!というか彼は結婚するんだから無理だろうに……という事をしていると此方を見てニヤニヤしているチラチーノ達に気づいて顔を真っ赤にして否定するのだが……暫く彼女たちからこのネタでからかわれる事になってしまってユキメノコはもう勘弁して~!!と半泣きになったとか。

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